気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
父から貰ったパソコン(仕事で使っていたもの。Macで10.39)が動かなくなった。無論、原因は私です。いろいろ調べたら、起動ディスクでどうにかなりそう。 「そんなに大事?」 あられもない姿のララさん。「眠いんだから寝かせて」 おうちに入る時間なのに、眠くて飼育員さんに運んでもらうユキヒョウの赤ちゃん。 ぷっちょと娘のニコ。ぷっちょはおしっこするとそれをおでこにこすりつける為(マーキングするため?)、おでこの毛がぬれてるのです。
一日目、ビアパーチーなるもの。某人気歌手が歌ってくれる。 エランド(牛の仲間)のぷっちょ(父)と飼育員さん。 おでこのところが濡れているのは......。それはまた今度。エランドは日本ではもちろんメジャーではないのですが、アフリカでは普通に家畜として飼われ、エランド乳、エランドジャーキーなどが売られているそうです。 昨夜はもう遅かったの。更新しなくてごめんなさい。
おかあさんといっしょ♡ 双子のわんこ.....じゃなくて仔オオカミちゃん。見分けは難しい。 今日からというより、今夜から三日間、夜家にいないという夜遊び企画です。 (いや、夜遊びじゃない) 飲み過ぎないように気を付けます。 村は家を十軒くらい集めて広い畑を敷いて出来たような小さい村だった。役場よりも、デグラへ向かう旅人が泊まるための宿屋の方が大きい。 エクレが言っていた心配もないようで、村人の人当たりも普通だった。 八郎たちは早速宿を取った。ドッツェが村の散策がしたいというので、三人でその辺を回る事にした。 「おや、みかけない顔だね」 農夫の一人が声をかけた。 「こんにちは!」 ドッツェが声をかけると農夫も挨拶を返した。 「今、休憩にはいるんだ。お茶でもどうだい?」 そう言って農夫はこちらに向かって来た。 やかんに入ったお茶を三人に勧めた。小川の水で冷やされたお茶は冷たく喉を潤した。 「ありがとうございます」 「兄ちゃんは固いな」 農夫は八郎を見て笑う。 「この辺は平和そうですね」 「まあ、隣りの国の領地となっても今までと同じよ。なんかピンとこないな」 「そうですか」 「兄ちゃんたちはウルラからデグラへ? ご苦労なこった。でも、とりあえず、今は入国出来るが、国門が封鎖されれば自由に行き来できなるかるからな、気をつけるこった」 そりよりも、と農夫は畑へ戻り、畑になった赤い実を三つもいで来た。 「トマトだあ」 農夫はドッツェからトマトを一つ渡していった。 「これはサービスだ。食ってけ」
お母さんの頭欠けちゃっていた。キリン赤ちゃん君。縮小コピーバージョンですね。当然、お父さんはもっと大きいです。 最近、また光にしろという電話が来る。N○Tの代理店だかで、まるで電話回線がなくなるがごとくの説明の仕方でこちらの話など聞かない。 ましてや、『後で損する事になる』などという言葉も出していた。なんか強引な人で嫌だなとは思ってましたが、母ついに切れてました。こまかい点は省きましたが、電話勧誘下手クソ過ぎてあとで家族で笑いましたよ。大体、遅くていいから安くしていると言うのに(笑) 使っていて不便するくらいはたまにはありますが、そんくらいなんとかなりますし。 もう少し、下手に出て『僕もノルマあって大変なんですよ』みたいなことを言ったら、仕方がないってなって変えるかもしれないのに(笑)
実際はさけんだりはしてません。こんな顔してますがお母さんに遊んでもらって喜んでいるよう。 失敗やらかしてしまいました。 卵焼き、なんでか砂糖と塩間違えました。昔の漫画かよっ! 卵四つと『カニちゃいまっせ』(商品名)無駄にしちゃったよ......。 森を抜けるまでは商隊と一緒に行動した。そのため野宿は楽だった。開けた街道に出れば商隊は馬車に乗り込む為、先に行った。 「ごめんな、君たちを乗せて行きたいけれど、狭くてね」 ファルジはそう言って八郎たちに別れを告げた。 「良い人たちでよかったですね」 「ああ、そうだな」 何気なくアレクは言った。アレクが占い師だと聞いて、商隊の何人かが占いを頼んでいた。お金もちょっと稼いだらしく彼は満足げだった。 三人はまた街道を歩き続け、夕方近くに村が見えた。 「ハチさん、村」 エクレが言っていたことを思い出す。 「やばかったら即逃げよう」
「みーーーーーーっ!」て鳴いとりました。ユキヒョウの赤ちゃん。名前はまだない。 今週の一言:またホストやってます。変なホストです。実は、変なおじさんの元ネタは志村けんではない。 歩きだと、十日はかかると聞いた。確かに道は長そうだった。それでもドッツェだけは楽しそうにしている。森の中の野宿ですら少女は楽しげにしていた。同じくデグラへ向かうという商隊が森で野宿するというので一緒に混ぜて貰った。彼らの商品、主に食料をいくつか買う事で交渉は成立。更に、八郎たちが別の世界から来たということを知ると、いろいろ話が聞きたいと言って見張り番を免除してくれた。それでも夜行性なドッツェは一晩中おきていたが。 「君たちの話、面白かったよ」 と、商隊の一人が言った。八郎やアレクの話を興味深く聞いていた一人で、若く商人らしくないような風貌だった。 「この話をいつか書物にしたいな」 「こいつは小説家になりたんだとよ」 「旅の話を書いているんだよ。小説家みたいな大それた者にはなれないさ」 仲間と笑いながら青年は言った。 「それなら、エッセイストだな」 「エッセイスト?」 「日常生活で感じた事や考えた事を綴っていくものかな? うまく説明は出来ないけれど、君の旅をそのまま書いたらノンフィクションだ」 「ノンフィクション?」 「ありのまま、事実を書いた話のことさ。逆に創造の物語はフィクションって言うんだけど」 「じゃあ、ファルジはノンフィクション作家になれや」 「そうするよ。君たちの世界にはいろいろな本があるんだね」 ちなみにこの国の本も八郎に通じる字で書かれている。ドッツェもアレクも読んでわかるらしい。本当にご都合主義なんだな、と八郎は思う。
と、いえばハリーポッター。
利用している銀行のATM、土日祝日有料だった。前にもなんかそうだったっていう気がする。ゆうちょ銀は無料なのに......自分のお金引き落とすのにお金が掛かるって何?と聞きたいところだが、そうも言ってられない時代なんだろう。 門をくぐれば街道が続いている。同じように国を出る人が何人かいた。そのうち、三台の馬車で今、出ようとしている人々がいた。皆同じ服を来ている。 「君たちはこれからどこへ?」 八郎も会ったことがある青年だった。荷物や手紙を特定の者に送るいわば郵便屋だった。 「ああ、俺たち、デグラへ向かうんだ」 「そうか、デグラか。近くまで乗っけて言ってやりたいけど、仕事上禁止されているんだ」 「ありがとう。仕事だから仕方がないよ」 青年はそう言って馬車に乗った。まだ出発しないところを見ると、仕事仲間を待っているように見える。 ここから街道を北へまっすぐ行くとデグラがあるとエクレから聞いた。途中、いくつかの村があるが、それまではこの国の領地だったらしい。今は隣りの国のものだと彼女は言った。なので、村人がどのような態度で接するか、気をつけるようにと言っていた。 三人は歩き始めた。街道は古いがよく踏み固められた道でしっかりしている。途中森の中に入るが、道に迷う事はなかった。
以前の話になりますが、ここでも書いたような書かなかったようなだったので、書かせていただきます。 役所にて手続きを取る。受付は以前国王謁見の時にも説明をしてくれた女性だった。案内人であった女性は周りにはいなかった。 書類には氏名、住所、連絡先、目的を記入する欄があった。それを提出すると「しばらくお待ちください」と女性は待ち合い席を指した。 言われた通り、待つ事十五分。「柴山様、お待たせしました」とカウンターから呼ばれた。女性は腕輪を三つ差し出した。 「これを身につけて行ってください。紛失された場合、再入国出来ない恐れがあります。ただいま、隣国の都市デグラは今不安定な状態です。お気を付けて」 「ありがとう」 役所を出て、北側へいけば国門がある。そこからデグラへ向かう事が出来る。役所へ行く前にエクレからおそわり必要なものは大体揃えている。 「じゃあ、出発」
捨てられない何か。 「へえ、隣りの国にねえ」 と、世話焼きなエクレが言った。 「まずは許可を取らなきゃダメよ。役所でね」 「でも、隣りの国ってこっちにせめて来てるんだろ? 必要あるのか?」 「ありますとも。この国に再び入る為にね」 ああ、なるほどと八郎は思う。ドッツェは話を聞くなり「旅行だ!」と喜んだ。そして、アレクに話すと、自分も行きたいと言った。アレクももちろん探偵事務所の一員なので、連れていいくつもりだった。 問題は路銀だ。 八郎には僅かばかりの貯金しかない。 「ハチさん、これ使おう」 ドッツェが自分の貯金箱を差し出した。 「いいのか?」 「いいんだよ。だって、あたし、旅行したたっかんだもん。そのために貯めていたんだ。もちろんハチさんも一緒に連れて行こって」 アレクもまた、小袋に貯めたお金があった。 「いやあ、意外にも占いが繁盛していて。安い、丁寧、確実ってところがいいらしく。道中でも占いしますから」 「ありがとう、みんな。じゃあ、まずは」 役所で許可を取る事だった。
メモを取る事を習慣にしたい。
連続夜に家にいない件。 ある時、事務所に依頼が来た。それも大きな依頼だった。 「.....と、いうわけで、この荷物を届けて欲しい」 八郎がいままで見かけなかった老人だった。とある人物に荷物を届ける。しかし、そのとある人物なるものがやっかいなことに何処にいるのかわからない、と言ったものだった。名前は、ブラッグさんというらしい。 「そのブラッグさんという方は、あなたの事、カルテンさんを知っているのですね?」 「ああ、もちろんだ。ブラッグはわしの孫だ」 「そっか、お孫さんなのですね。どの辺りに住んでいるか、わかりますか?」 「三年前、西の都、デグラから手紙が来ておった。ほれ、この手紙だ」 「西の都?」 「おお、八郎さんは異世界の方だったなあ。西の都は三大都市の一つだよ」 「じゃあ、大きな街なんですね」 「ただし、気をつける事は、西の都は隣りの国の管轄だ。今、この国を脅かしておる国だ」 「ああ、そうなんですか」 こんな危険な仕事を......と思いつつも八郎は黙った。報酬がいい。それに、他の街も見てみたかった。 「わかりました、ブラッグさんにこの荷物を届けましょう」
とりあえず、まずはゲーム報告。
だらーん 北海道フリーパスなるものを購入しました。 今、数々の不祥事で旅もなんかスリリングなんですが、そうそう火災は起こる事故ではないと信じて......。今は楽しみの方が強いので。 今週の一言:鯱だ! 鯱来た! しかも漫画家なろうとしてるしっ! 殺人犯(で掴まってるんだけど)ほんとはいい人なんじゃ......。まさか、こんなかたちで再登場とは......。 .
とうとうチビララの愛称を投票開始しています。 国王に別れの言葉を告げて謁見の間から出た。案内役の女性に「終わりましたね」と声を掛けられて、エレベーターに乗るように言われる。 それから地上へ戻り、八郎は礼を告げて、役所を出た。 『土竜』と書いてモグラと読むっけ、と思いながら、緊張からほぐれて深呼吸をした。 「いやはや、この世界の国王とはすばらしいですね」 アレクは感心して言った。ドッツェも緊張のためかほとんど口を出さなかったが、今は「すごかったね」と興奮していた。 この後、二人はまたアイスクリームを食べ、八郎はお茶を飲んで帰った。 その夜は疲れたためかドッツェは家にいた。 「ねえ、ハチさんはこの世界にずっといるの?」 「ああ、まあ。きっと元の世界に戻れる方法がわかっても、ここにいたいだろうな」 「あたしも一緒にいていい?」 八郎はドッツェを見る。テーブルに向かい合って座っている少女の瞳は澄んでいる。 「いいけれど、後悔はしないか?」 「しないしない、しないよ! あたし、ハチさんと一緒がいいもん」 「なら、そうしようか。当面はこの世界で暮らすしかないんだからな。仲良くやってこうぜ」 「うん。あたし、もう疲れちゃったよ。おやすみ」 「ああ、おやすみ」
「ばっかじゃないの?」と目で言うクジャク。 ええと、どんだけ道内を知らないんだよ? ということで道内半周くらいすることにしました。 道内動物園ツアー組みます。そうすると、偉大なる母ララ様のお子様たち、ツヨシとピリカとイコロとチビララ(名前未決定)に会えるという夢のツアー。残念ながらキロルはちょっと遠くにいるので会えませんが。更に、あのココアさんやタツオさん、トン子様のお子様たち、マース様のお子様たちにも会えます。なんと贅沢プラン。 体力消耗上等、赤字覚悟のつもりですというバカがここにいます。
いや、もうきっと本州は並じゃないのはわかりますが。 ちょっと、ズレてない? カンガルーたちが気になるものが左にあるようだ。 国王が言うには、侵略する隣国からこの地を守る為になんらかの力を使っている。そのために八郎たちは別世界からひっぱり込まれて、そして動物に変化する能力を持ったらしい。 「我の部下の一部の研究員が原因を追求している。何かわかり次第、主等に知らせる」 「よろしくお願いします」 「以上かな?」 「え? あ、はい。今日はお会い出来て良かったです。この国の方々には良くしていただいて、感謝しています」 「そうか、それはよかった。無理矢理連れて来て、何もせんのも礼儀に欠けると思って、法を出しているが、残念ながらその旨が届かない者もいる。さて、もう別れの時間だ。我は忙しい身であるが故。しかし、また主等に会いたいと思うぞ」 「そうですか。ありがとうございます。また会いに来ます。その時まで、ごきげんよう」
誰からも好かれるというよりは、名前が好きだったのでここからもじりました。 扉を開けてその先には、大きなものがあった。まさに、後ろの扉を全開にしなければ通られないだろうと思われる。 昔アニメで見た昔話のOPに出て来そうな竜、表現的には龍が合いそうだ。西洋的な恐竜のような竜ではなく、長い身体をした龍がそこにいた。 「多忙故、長い事待たせたようだ。さて、主等が言いたい事はわかるが、我が言って良いか?」 龍であり国王が言った。八郎が頷くと、すかさず言った。 「主等は元の世界に帰りたいのだな。しかしながら、それはもうわかったのではないか?」 「確かに、俺......私が猪熊という男に噛み付いた時に『帰れ』と念じた、いや、呪ったのかもしれない。そうしたら消えてしまったんです。でも、それが本当にもとの世界に帰ったかどうかはわかりません」 「なるほど」 「そして、私たちは何故この世界に来たのか、わかりません」 「それを知ってどうする?」 「もし、自分に利があり、害がなければここに永住したい」 「ハチさん?」 ここでドッツェが口を開いた。 「国王なら知っているかと思い、お会いしたのです」 「理由は、我にもわからん。主等が来たのは偶然であり、動物になるという付加は我も予測だにしなかったこと。だが、原因は我にある。そこは許してほしい」 「何故、こんなことが?」 「この地を守るための力、その力が行き過ぎたのだ」
なんつーか、予告1ヶ月前とかにしてくれよといいたい。 「まだ開かないの?」と態度で示す。いや、居住スペースが掃除中だったので出入り口から水が漏れていたりしていたので、気になっただけだったかも。 そして、三週間後再び役所へ向かう。 「八郎様一行ですね。お待ちしていました。どうぞこちらへ」 係の女性が案内をする。建物内の奥のエレベータへ通した。 「これは乗り物ですか?」 と、アレク。 「ああ、下にさがる為のな。エレベータだ」 八郎の知るエレベータと違うのは、手動式で乗るところも箱形のカゴのようなものだった。映画や物の本などで見た事はある。 「私が案内するのは王の扉の前までです」 エレベータで地下深く下がり、その前で案内係の女性は立ち止まった。周りは火ではない明かりが灯されているため、明るかった。 「電気?」 「ええ、よくご存知ですね。以前いた異世界の方がこれを作ってくれたのです」 電球を指して言った。 「ただ、エネルギーが不十分のため、ここでしか使ってません」 そうして、女性は大きな扉を指した。八郎が『戦車三台くらい余裕で入れるだろう』と思う。間近で戦車は見た事はないが。 「ここが、王の扉です。私はここで待ちますので」 大きな扉の前に三人は並ぶ。女性は目で合図する。『覚悟はできたか?』と言っているようだった。三人が頷くと、ノックした。 「国王様、謁見希望の柴山八郎、アレク=マイク、ドゥルツェ=ジェニー=エニーの三名、いずれも異世界の民です」 本名が並ぶ。日本名が似合わない気がした。 「入れ」 中から撓れた声がする。女性は無言で入るように促す。
特装版のヘタリア4巻を買ってしまいました。だって、本屋いったらあったんだもの。先日行ったアニメイトは売り切れだった。 顔が隠れてしまっている弟路郎さん。近くで見るととても大きいです。 今週の一言:坂本の出番、終わりですか? 「え? 三週間後?」 役所にて、国王謁見日の申請を出したところ、三週間後と言われた。 「早い方だと、ご理解いただきたいです。国王もお忙しい身、できるだけ負担の少ない日を設定していますので」 受付の女性が言う。これに対してドッツェは不満そうな顔だったが、八郎は軽く受け流した。 「三週間後の午後だな。この日にここに来たら案内してくれるんだな」 「はい。お待ちしています」 役所を出る。役所がある地区は八郎たちが住んでいる地区から離れているので、ついでに見て回った。膨れっ面だったドッツェはエクレから聞いたカフェ店のアイスクリームで機嫌を直した。 「まあ、偉い人に会うんだ。それくらいの期間を取ってもおかしくないよ」 それどころか、会ってくれるだけでも良いと考える。 「楽しみですね。どんな方だろう」 アレクもまた、アイスクリームを食べている。彼の世界にはないものらしく、もの珍しそうにドッツェのアイスをみつめていたので、八郎はたまらずもう一つ注文した。冷たく甘い、そして口の中で溶けるという触感が気に入ったらしくアレクは楽しみながら食べていた。
熱中症っぽいものになりました。
半年ぶりにホームページ更新しました。 本日のアップロード。もこもこなキナコさん。まだ冬毛っぽい。 「いえ、それはありません」 とやけにきっぱり否定する。 「王様は、この地を三百年は支配しています。異世界の方がこの世界に訪れるようになったのは今の王様がここを......」 エクレは口を閉ざした。言いかけて気づいたようだった。もちろん、それに気づかない八郎じゃない。 「とにかく、王様が異世界の方とはありえません」 「そうか。どうすれば会える?」 「役所で手続きをとってください。それで謁見日が指定されます。その日に役所へ行けば案内されるはずです」 「ありがとう、エレクさん」 それをアレクとドッツェに報告した。王様がモグラということは伏せといた。驚くのは会ってからでもいい。そして、どうやら、王様が異世界に関わっている気がするがそれも伏せておく。 「そうですか。なるほど。こうして地をお守りしているから、この地の王様なのですね」 アレクは妙に納得していた。やはり、こんなファンタジーな世界には、ファンタジーな世界から来たアレクには通じるものがあるのだろう。一方ドッツェは王様に会える事を楽しみにしているようだった。そうとなれば、役所へ向かうのだけだ。
だからと言ってなんてこたァないのです。毎年の事なんで。 「で、この国の王様はどこにいるんだ?」 「もしかして、ハチさんに教えたこと、なかった?」 エクレは声を潜める。 「ああ、俺も気にしなかったというか、気づかなかったというか」 よくよく考えたら、おかしい。 「ちょっと、ハチさん、うちへ入って!」 「ああ」 エクレにひっぱり込まれるように家に入った。 「いい、ハチさん。決して大声を出さないでね。きっとあなたの世界では驚く事だろうけれど、私たちには命取りになるかもしれないから」 「あ? ああ......」 「あのね、王様はこの地下に住まわれているんだよ」 「地下?」 「地を統治するものは、地にいるのは当然の事だからね」 じゃあ、空を支配する者は、空にいるのか? などと考える。 「それでね、王様には私たちとは違うところが一つあるの」 まさか、ロバの耳をしているなどとは言わないだろう。エクレは更に声を潜める。 「王様はね、モグラなのよ」 「モ......!?」 「しっ! 国王直属の部下に聞こえたら大変だわ」 八郎も声を潜める。 「モグラって、もしかしたら俺たちと同じ異世界のヤツじゃねーのか?」
誰かに似てる? ボルネオオラウータンの赤ちゃん(1歳)のハヤト。くりくりの目がたまらない。 ちょっと用があるので今日はここまで。
まで、あと一週間って、なんじゃそりゃー! じゃれじゃれ。 今週の一言:みんな、露出狂だったの? 今までお色気キャラというか、最近の漫画にフミ子さんのようなキャラがいないような気がして、なんだか懐かしさを覚えました。 旅行と言うだけなら簡単だ。しかし、現実はそう簡単なものではない。八郎は次の日にエクレに相談を持ちかけた。 「まあ、旅行ですか?」 「隣りの国がどういう国かも俺たち良く知らないからね。もしかしたら、元の世界に帰れる方法があるかもしれないって思ったんだ」 「でも、隣りの国は......正直に言えばここほど治安がよくありません。実はこの街はだいぶ大きいので心配はないかと思いますが、小さな村や町は攻め入られて隣りの国の領土になっているのです。ですから、やめた方がいいです」 「そうか......」 「そう言えば、八郎さんたちはまだ王様にお会いしていなかったですね」 確かに、役場では住民登録をしたが、王様には会っていない。 「いよいよゲームっぽいな」 「何か?」 「いや、なんでもない。王様か」 国を治める者なら、何か知っているかもしれない。
モリモリ...。結局一度も見なかった。 と、とれないっ! 「多分、地球には魔法使いはいない」 「いいえ、これは魔法ではなくて、誰にでも使えるようなものです」 「使えないよ、こんな傷まですぐ消えちゃうようなの」 「そうですか。世界が違うとそうなんですね」 「ああ、すごく助かったよ、アレク」 痛みも消えて身体は楽になった。身体は猪熊が消えた時にはもう人間に戻っていたらしい。多分、犬の姿よりも人間の姿の方が傷に耐えうると判断して無意識に戻ったようだった。 「でも、どうしてこんな怪我を?」 「そうだ、アレク。それについて話がある」 場所を事務所に移して、八郎はアレクに話した。猪熊という自分と同じ世界から来た人間のこと、それに噛み付いたら消えてしまったこと。 「では、その人は元の世界に戻ったのですか?」 「多分、な」 「痛い方法で戻るのは嫌ですね」 「ああ、それに......」 変身能力を悪用していることが問題だった。 「でも、この世界から出れることは確かみたいですね。なんとかなりそうな気がします」 と、アレク。 「俺も、居心地が良くてこの街から出た事はなかったけど、もしかして、この街から出たら何かわかるかもしれないな」 「じゃあ、ちょっと行ってみようよ」 ドッツェが言った。 「旅行しようよ、旅行」
の説明を昨日まったくせず、デナリさんだけで済ませてしまっていた。ちなみにデナリさんは、ツヨシ、ピリカ、イコロ、キロル、ちびララ(仮名)のお父さんです。
デナリさん。ぐわあああああ......。 思いつく事は一つ。 「元の世界に戻ったのか?」 「わかんない。でも、消えちゃった」 「うーん......、まあ考えても仕方がないか」 「そうだね。でもランチ、ダメだね」 「そうだな......イチチチ」 相手は消えてしまったが、背中の傷は当然残っている。 「大丈夫!? 酷い怪我だよ」 「ああ、大丈夫......」 「早く手当てしないと」 そこにアレクが現れた。 「わっ! 八郎さん、どうしたんですか!?」 「クマと格闘して......」 「ちょっと動かないでください」 アレクは手を八郎の背にかざした。柔らかい光が現れ、そして傷がみるみる塞がった。 「すっご!」 「すっげー! アレク、あんた、すっげーな!」 「魔法? 魔法だよね?」 「さっすが、遥かなる......なんだっけ? その世界から来ただけあるな」 アレクが真っ赤な顔をする。 「あの、皆さんは、使えないのですか?」
明日公開です! 「おっさん!」 猪熊が呼んだ。おっさんと呼ばれて少しむっとなったが仕方がない。八郎は答えた。 「なんだ?」 「おっさんもなんか動物になるのか? ここに来てから変身出来てほんと、強盗楽っすよ。女や年寄りだけじゃない、大の男だって逃げ出してくれるからな」 「ドッツェ、逃げろよ」 八郎は叫んだ。 「おう」 ドッツェはそそくさと逃げ出そうとしている。 「俺は、柴山八郎、なんになるか想像できるだろっ!」 八郎も姿を変え、犬となる。その方が、小回りが利き鋭い犬歯は武器となる。そして、ジャンプ力もすごい。早速、大ジャンプ、その鼻面に噛み付いた。因みに顎も強い。 「ぎゃ、ぎゃああああ!」 叫んでも放さない。懸命に噛み付いて力を緩めない。 「や、やめろ!」 猪熊が鋭い爪で背を引っ掻く。それでも八郎は放さなかった。 (出て行け、この世界から出て行け! お前のようなヤツはこの世界には要らない!) 呪詛のように心で怒鳴った。突然八郎は空を噛んだ。一瞬、猪熊がどうにかして逃れて離れたのかと思ったが、猪熊の姿は何処にもなかった。 「???」 「ハチさん、クマきえちゃったよ」 ドッツェも信じられないと言った顔で八郎に言った。
草うららか
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