気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
まずはこれ。
ブロードの話は来年へ持ち越すことに。
すっかり忘れてました。
なのに、まったく掃除しなかった。
もう、あれよこれよであと数日を残す事になりました。 兄は家に入る。ブロードが持っているランプに話しかけると家中に明かりがついた。 「明るい!」 アプリが驚く。家は明るくなったが、その分、埃も塵も痛みも見えてくる。 「どのくらい経った?」 ブロードに尋ねた。 「二十年くらいかな」 「そうか、そんなに長く」 「ごめん」 「気にすんなよ。あの時、俺自ら仮死になったんだから」 そうならなければなかった。自ら仮死になることで死ぬ事を免れた。ただ、少しばかり暴走させたため、解き方のない魔法が出来上がった。
ので、続きを。 「へえ、どおりで妖精が嫌がるわけか」 その声は突然降って来た。キュプラだった。 「今晩は、皆さんお揃いでよかった。キュプラ=アクロです」 ブロードの兄は無視して殴った。いい音がした。 「バイバイ」 その笑みはとてつもなく酷かったという。一瞬にしてキュプラ=アクロはその場からいなくなった。 「今のが例のか?」 「うん、そうだよ」 とナイロ。半ばあっけにとられている。 「なるほどね。条件は?」 「条件?」 「まさか、只でってわけじゃないよな。人を無理矢理起こしておいて」 「もちろん、それなりの報酬を用意しておくよ」 「じゃあ、その辺の話はおいおい。久しぶりに世に出る事だしハメでも外すか」
なんか昨日日本放送協会でちらっと見たんですが、スペインでは三賢者がプレゼントを持ってくるそうです。確か、生まれたばかりのキリストに贈り物した人たちですよね?
毎年、うちの父がケーキ買う。(付き合いで)今年はレアチーズ系でした。
職場の。
します!
寒いって、なんなんだろ? 「まずは、清楚なお姉さんから! 自己紹介」 と、兄。当然ながら、シルクは戸惑った。 「わ、私、あの......シルクです」 「うんうん、シルクちゃんか。その匂い、ホリエステ家だね」 「どうしてわかったの? 私臭うかしら?」 更に戸惑うシルクにブロードは説明した。 「兄さんには魔力が計れるんだよ」 「で、そこのお嬢ちゃんはベロア家。そこのおっさんはリネン家。ずいぶん物入りじゃね?」 「物入りなんだ。君の弟くんもね、どうもタチの悪い人に狙われているらしい」 ナイロが説明する。が、無視してブロードはナイロをまじまじと見つめる。 「アンタは全然魔力がないな。そこの黒いのは妖精使いか? 妖精の魔力がまとわりついているし......。ああ、悪い。どうしてもそっちに目がいってしまうんだ。俺、人の魔力を吸っているから」
優しい。 ぼんやりと輝く明かりの妖精が現れた。とても小さくかわいらしい顔をしていた。アプリが「かわいい」と小声で呟く。シルクも物珍しげにまじまじと見つめてた。 「主様、私に名前をつけてください」 妖精が言うが、アセテイトは首を振った。 「お前の主はこれだ。これに宿り、これに付けてもらえ」 「わかりました。さようなら、主様」 妖精はやや表情を強張らせたが、すぐにブロードの兄の身体の中へすっと入っていった。 ややして、男は起き上がった。最初はぞろぞろと雁首揃えて何やっているんだ、と思った。人の寝顔がそんなに珍しいものなのだろうか? その中に親しい顔があった。 「......ブロード!」 「おはよ、兄さん」 「な、なんで俺は? ああ、えーと、そうか......」 宿した妖精が説明しているらしい、状況を理解する。 「なるほど、ジョウロフェンツァか......。かわいいお嬢ちゃんから、むさいおっさんまで勢揃いだな」 ブロードの兄は一人一人の顔を眺める。
P4をクリアする。
普段着るためのコート。思いがけず三割引きになって購入。 「ブロードくんそっくり」 アプリが思わず口に出した。 「まあ、兄弟だからね。本当にやるんだよね?」 ブロードはナイロに確認する。ナイロは頷いてアセテイトが前に出て来た。棺の前で妖精を呼び出す。 「アセテイトは近くの小妖精を呼び寄せる事が出来る」 妖精使いはなろうと思って慣れるものではない。妖精に好かれる事が前提だった。妖精使いの中には百も二百もの妖精を使えるものからただ一人の妖精に好かれているものもいる。 「小妖精の力で目覚めさせる事ができればいいね」 「小妖精でも妖精にかわりないよ」 ナイロの言葉にブロードは答えた。
地球温暖化なんか嘘じゃないかって思う。 「ただいま、兄さん」 ブロードが棺に手をかける。 「ちょっと待って! なんで死んでないのに棺に入っているの?」 アプリが止める。 「兄さんの悪戯というか、趣味? それに万が一人が入って来ても棺は開けないと思う」 「でも、開けたら骨になってるってこと、ないよね?」 「多分」 「多分って......」 アプリが言いかけているが彼は棺を開けた。 そこには、青白いが肉付きのしっかりした顔をした男が横たわっていた。ブロードにそっくりだった。
どっかり降り積もってしまいました。
続きはまた十年後ですか?
が、お休みって良くね?
わんこの誕生日。
二年くらい前は腕と肩、一年くらい前は太ももと胸、今は背中とプツプツが移っている。
忙しくなりつつあります。 夜、ブロードの家の前。かなり古い屋敷だが建物自体はしっかりとしていて外見からは直す必要はない。 ナイロとアセテイト、ヘンプにアプリとシルク。六人という大所帯でブロードは帰宅した。もう二十年以上経っただろうか? そのくらい家に戻っていない。屋敷にはアプリの家と同じように魔法がかけておいている。ブロードだけが開けられるようにするという魔法だが単純なだけに効果は持続して強い。彼はノブに手をかけて扉を開ける。軽く押せば簡単に扉は開いた。 屋敷の中はやはり埃だらけだったが掃除さえすれば快適に住める状態だった。 「こっち」 ブロードは皆を連れて中庭に向かった。屋敷は四角型で中央は小さな中庭になっている。その中庭の真ん中に棺が置かれてあった。
おみやげに貰ったたこ焼きまんじゅうが美味いです。 「本気で言ってるの?」 ブロードが思わず尋ねた。 「もちろん、本気だよ。でないと、そのキュプラに敵わない気がする」 「まあ、いいけれど。どうなっても知らないよ」 「それなりの覚悟はしているから大丈夫だよ」 「それなりじゃダメだ、何かを犠牲にするとか」 「君のお兄さんは、妖魔かなにかかい?」 「いや魔法使いだ。多分、本物の」 「そうかい。それは会うのが楽しみだね」 ナイロはもうその気だった。 「アセテイトがすでに準備している。夜中だけど早速行こう」 どうやら、ナイロの好奇心に火がついたらしい。 「おいおい、ナイロさんよ。こんな夜中に行く事はないだろ? お嬢さんがたもいるし」 「大丈夫さ。君も行くだろ? それにアプリだって。シルクさんはどうする?」 「行きます」 シルクも興味あるようだ。ブロードはもう勝手にしろと言わんばかりの顔をして黙っていた。
アンブロ面白い。良かった、グッドラックまで読み返しておいて。
図書館行ったら貸し出し中だった。 「それで、妖精使いっていうのは?」 と、ブロード。 「アセテイトだよ。それで、君に頼みというか強制なのだけど......」 ナイロの言葉を遮ってブロードは驚いた。 「あの人が? 妖精使い? 見えなかった!」 「ああ見えて、妖精たちにモテるんだ」 「それが、まあ、妖精たるところだね。で、何? 何か言いかけた?」 「君の家にいるのだろう? 君のお兄さんが。君のお兄さんに妖精を宿らせる」
やっと、明日休みだわ。 「で、ここは何時で何処で、私は誰なの?」 彼女は尋ねる。 『ここは約二十年前の日本、君は学生だ』 尋ねたことは直接彼女の頭の中に響いてくる。 「いつものことだけど、本当に曖昧なんだから」 彼女にしてみれば、ここが日本の何処なのか、自分は何歳なのかまで知りたい。しかし、相手はそこまで答えてくれない。 「それで、私は何をすればいいの?」 『今から五分後に会う少年にぶつかるんだ。そして適当に仲良くなってくれ』 「それって、よくあるアレ? 残念、トーストをくわえてくるべきだった?」 『トースト? 出せない事はないが』 「いらない。冗談よ」 彼女は腕時計を見る。革製のベルトで文字盤はアラビア数字。八時二十五分を指している。 『これから会う少年、ターゲットが自殺しないようにするんだ』 「わかったわ。彼の死がアレの引き金になっているのね」 『そうだ。健闘を祈る』 「了解」 もう一度腕時計を見る。八時二十六分。 未来から来た彼女の世界は崩壊し始めていた。そのために家族や友人を亡くしていた。それを思い出すとじわりと目が潤んだ。 「さてと、世界の崩壊でも止めてみるか」 パンパンと手を叩き、彼女は駆け出した。
二週間交換のコンタクトレンズを使用しているのですが、昨日左目に入っていたコンタクトが欠けていた。それはたまにあることなんですが、ちょうど購入するところだったので家の在庫なし、入荷するのが病院なのでもちろん開いていない。
最近、酒に弱くなったのか、雰囲気に負けたのか、飲んだビールが合わなかったのか?
なんですが、明日仕事だし、
12月入ってました。
に、なりそうです。
ついでにDVD借りてアニメ見た。 ヘンプはつまらなそうに続けた。 「もう解団したっていうのによ、この肉体強化魔法があと四、五代先まで続くんだとよ。コレの所為で俺は実力と限界というもんがわからねえんだ。お前、聞いたところによれば解呪ができるそうじゃねーか? コレも呪いみたいなもんなのか? 解けるか?」 ブロードは目を細めた。呪いなら見える時があるが何も見えなかった。 「おそらく、あんたの先祖が命を掛けて作り上げた魔法だ。呪いじゃないし、解けそうにもない。大事にしたほうがいい」 「......そんなこと、分かってんだよ。悪いな、無理言って」 そう言いながらもヘンプはため息をついた。
草うららか
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