気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
ジャンプアニメツアーのDVD。2005年の銀魂は持ってるけど、去年やったのはもってないもん。 ブロードが起きて来た。 「おはよう」 と、言ってアプリの隣りに座る。彼はそれほど遅くは起きなかったが、アプリは朝食を終えてレイヨンと雑談をしていた。 「おっす」 レイヨンがさっそく牛乳を注いでブロードの目の前に置いた。 「ブロード君遅い」 「君が早すぎるんだよ。昨夜も遅かったし」 「レイヨンさんは早いわよ」 「レイヨンは昼間寝ているんだよ」 「ま、そういうわけさお嬢ちゃん。この歳になってこの仕事をやってるとな、昼にどうしても休憩が必要なんだ。まあ、一人で切り盛りしている分、泊まり客がいないのは楽なんだよ。どうせ、このボロ宿にゃあ、客は来ないしな」 「ふーん。でもお料理はおいしいよね?」 「まあ、そのお陰で夜に客はくるようなもんだがな」 レイヨンは苦笑いして言う。
長く見て分かる事ってありますよね。 あきた......。 また、明日。
とりあえず、やる事やったので今日は家で大人しくしております。
まあ、昨日の占い結果を辿って
昨夜はなんか占いサイトを回っていた次第です。
昨日よりは凹んでません。 「おしゃべりじゃないわよ」 アプリがつらっとした顔で言った。 「嘘つけ」 レイヨンはすかさず言い返した。 「やっぱダメだ。そういや嬢ちゃんが何者かも俺はよく知らなかったしな」 「昨日、言ったわよ。あたしはアプリ=ベロアって」 「ああ、そうさ。名前だけな。だけど、何処から来たんだ?」 「ジョウロフェンツァよ。これでも王城で働いているの」 「へえ、ジョウロフェンツァのねえ。アイツ、それ分かってて?」 「そうよ。だって、川に流されたところを助けたのはあたしだもの」 「そうか、そうか」 レイヨンはオーブンを開ける。こんがりと焼けたパンが載った天板を引っ張りだした。 「美味しそう」 「だろ? レイヨン様は酒場の店主だけじゃねー、宿の主人でもあるんだよ。ここで泊まって行くヤツはブロードくらいしかいねー」 パンを一つアプリに渡す。 「ありがとう」
辞めてやろうかってくらい凹んでます。
今日の愚痴:早く欲しかったら、自分で買ってこい。 アプリがレイヨンの店に入るとパンが焼ける匂いが充満していた。 「よう、嬢ちゃん。早いじゃねーか?」 「おはようございます。もうパンを焼いてるの?」 「ああ。夜のうちに仕込んでおいて、涼しいところでゆっくり発酵させれば、朝起きてすぐに焼きに入れる」 実は、『涼しいところ』というのは魔剣の一つに霜妖精が憑いているものがあり、それを箱に入れておくだけで箱の中が涼しい状態を保つことが出来る。アプリはもちろんこの事は知らない。 「朝食までまだ時間がある。少し話をしようか?」 「じゃあ、ブロード君を起こして......」 「いや、アイツはちょうど寝てるからいい」 「どういうこと?」 「まずは。嬢ちゃんは口が堅いか?」
ニラとか水菜とかが好きです。
相変わらず、画面酔いします。
多忙なためお休みです。
多忙のため、営業を休ませていただきます。
持ち帰りたくない代物 お仕事 商人と思われた男は旅の傭兵だった。傭兵兼商人という肩書きらしい。 「傭兵もまあ、商売の一部だ」 男は礼を言って店を出た。他に宿をとっているらしい。 「さてと、お前の話をしたいところだが、もう夜も遅い。明日の朝にでも話そうか」 「わかった」 「そうね。おやすみなさい」 二人は席を立ち、二階へ上がって行った。二人を見送りレイヨンはそっとため息をついた。 「なあ、どう思う?」 などと赤い刀身の剣に語りかける。剣は何も言わない。 翌朝早く起きたのはアプリだった。レイヨンもまだ起きてない。朝の散歩をと思い、サンディアの街を歩く。街は静かで小鳥のさえずりだけが響いてた。開店している店はなく、パン屋すら開いていない。ただ朝の日差しがまぶしい。歩いている人もいなかった。 彼女は散歩を続ける。年老いた女が歩いていたので挨拶をした。 「お嬢さん、旅のものかえ?」 老女はにこやかに挨拶を返して言った。 「はい」 「そうかえ。こんなところによく来たね」 「こんなところ?」 「ここはジョウロフェンツァから離れているからね、治安も悪いんだよ。それに気味の悪い話も聞くし」 「気味の悪い話?」 「そうだよ。あそこの宿があるだろ?」 レイヨンの宿を指す。 「あそこに通っている青年がいつまでたっても歳を取らないんだよ。あたしゃ過去に何度も見たが、まったく変らんのだよ。ありゃあ、人間じゃないのかもね」 「......そうなんだ」 それから老女と別れてレイヨンの店に戻った。
もう、好きにしてください。
そんな自分も我侭な一人です。 アプリがひっそりと胸を撫で下ろしていた。 「あーあ、怒らせちゃったみたいだ。これはあなたのものにはなれないね」 ブロードは剣をカウンターから抜いた。 「ごめんね。あの人も悪気はないんだよ」 一言言ってレイヨンに渡す。彼は剣を受け取ってもとの位置に戻した。 「あなたには、あの水妖精が宿った剣がいいようです。どうやら妖精に気に入られているようだし」 「そんなことが何故分かる?」 「何となく、ね」 「こいつの言う事は間違っちゃないぜ」 「では、それを貰おう。いくらだ?」 「只でいい。妖精が気にいっちまったんなら俺はもう使えねえんだ。持っていても魔力を発揮しないんだからな。妖精と言うのは、そういうんなんだ。レイノもたまにミディアムかウェルダンに仕上げてくれるしな」 赤い刀身の剣を指して言った。 「妖精ってなのは気まぐれなんだよ。ただ、人間を好くという行為はあまりしないらしい。それは人間にとっての幸運らしいからな、運がいいんだアンタは」 レイヨンは青い刀身の剣を商人に渡した。 「では、有り難くちょうだいする」 「それはあんたが使ってください。妖精が必ず守ってくれます」 「わかった。そのつもりだ」 商人は頷いた。
タイミングが悪いアタクシですが 店が閉まる時間になり、飲み客たちは自動的にお開きとなった。レイヨンはてきぱきと後片付けを済ませる。そして、最後まで残っている商人に話しかけた。 「商談の時間だ。こっちも宿と食堂だけじゃやっていけないんでね、高く買ってもらりゃあありがてえよ」 商人は嬉しそうに笑った。 「なら、アレだ。赤い剣が欲しい」 「却下。あれだけはダメだ。ブロードにも言われている。また魔剣となりうる可能性もあるらしいからな」 「わかった。俺も魔剣など手にしたくない。ただ、その緑の剣などは苔が生えるというだけだろ? それはいらん。苔など生えても面白くない」 商人がそう言ってレイヨンが青ざめた。 ドスッ! 剣が商人の前に突き刺さった。カウンターに突き刺さり、その亀裂から苔が生す。 「ひっ!」 「口には気を付けろ。その剣に憑いている妖精は気性が激しいらしい」 レイヨンはしみじみと言った。
お腹はややいっぱいな感じ。
最近、仕事の終わり時間になると眠い。
いつ終わるか分からん状態です。 「そいつを売ってくれないか?」 後ろから声がした。 「ここが魔剣が売られるという有名な店なんだと聞いた。是非、売って欲しい。金なら言い値を出す。頼む」 商人風の男が言った。 「これはレイヨンのものだから」 「君がその剣をこの店の主人に売っていることも知ってる。もし、今持っている剣があれば私が買いたい」 「残念だけど、俺、レイヨンにしか売らないことにしている。もし欲しかったらレイヨンに直接言ってくれ」 「わかった。では、主人の手が空いたら伺おう」 商人の男はブロードの隣り一つ席を空けて座った。 「何か飲むか?」 レイヨンがすかさず声をかける。 「ブランデーを。あとつまみを数品」 「はいよ」 すぐに作ってつまみとともに出す。 「で、ブロード君。あの剣は何?」 「ああ、あれには苔妖精が憑いている。斬ったらそこから苔が生える」 「へえ......」 へんなの、と言い出しそうになりアプリは口を噤んだ。当人を目の前にして言うのは失礼だと思った。
怖い話が出てくる季節かと。 ブロードは赤い刀身の剣を指差した。 「あれには火の妖精が憑いているんだ。妖精が取り憑く剣は呪われてるとされているけれど違う、妖精は剣に取り込まれてしまって迷走してしまう。または人間に悪さしようとするために剣に入る妖精もいる」 「妖精もいろいろなのね」 「そう、性格があるんだ。あの剣は手に触れると燃やされる」 「燃やされるって、それって焼け死ぬってこと?」 「そうした被害があって、その剣は湖に沈められていたんだ」 「それは、それで可哀想」 「でもそのお陰で簡単に解呪出来たんだよ。その湖には主の妖精がいたから剣に憑いた妖精は力を出せなかった」 「でも、まだあれには妖精が憑いているんでしょ? どうなったの?」 「うん、斬ったものを焼いてくれるよ。レアステーキを作るのにちょうどいいらしい」 「それはそれでどうなの?」 「ああ、まあ、妖精がレイヨンに惚れているからいいんだよ」 「何、それ?」 「妖精っていうのは、基本我侭なんだ。だけど、惚れっぽいところもあって自分さえ良ければいいんだ。相手につくすのも妖精なんだよ」 「......じゃあ、あの剣は?」 アプリは緑の刀身の剣を指差す。
いろいろ衝撃的でした。 店が閉まるのは真夜中だった。それまでブロードとアプリはカウンターで食事をしていた。しかし、腹が満たされればもうする事もなくなる。ブロードはある程度食事を終えると、水差しの水を飲みつつ、酒のつまみである木の実を少しつづ食べていた。 「剣がいっぱいあるのね」 カウンター奥の壁には酒瓶の棚があり、その上には無数の剣が飾られている。 「あれはみんな魔剣だよ」 「魔剣? 呪われているの?」 「うん。呪われている剣だったんだ」 「呪われる剣......大丈夫なの? それって?」 「ここにある剣は大丈夫だよ。俺が全部解呪しているから」 「解呪って?」 「呪いを解くこと。俺、どういうわけかこの魔法なら触るだけで出来るんだよね」
「川に流されただあ? おい、ブロード、冗談にもほどがあるぜ」 「本当なのよ、レイヨンさん」 「だから、こうして俺がどうしてそんな宿に行ったのか、知ってる?」 「知るかぁっ! 全く、たまに顔見せりゃそんな話だ。とりあえず、今は飯食ってろ! 店閉めたら話してやる」 レイヨンは他の注文を受けて厨房の奥へ引っ込んだ。カウンターにはパンやクラッカーが置かれている。好きなだけ食えと言ってレイヨンが置いたものだった。 「なんで怒ってるの?」 「うん。心配してたんだよ。レイヨンの家族は本当に俺のこと大事にしてくれて、感謝してる」 「そう、ブロード君にもそんな人たちがいるのね」
今週の一言:つい先月まで歯医者通っていた私にとって、とっても共感できる話でした。今更ながら、ほんと神経とるって何?ってなもんです。だから、もう歯医者こえええっ!
ついに日本語も満足に打てなくなりました。
アレです。
明日はいないので、携帯から更新しますだ。 そんなアプリにレイヨンは話しかけた。 「お、嬢ちゃん。俺からレシピを聞こうなんざ十年早いぜ」 「レイヨンはよっぽどの常連じゃないと教えてくれないよ」 と、ブロード。多少呆れている。 「そんなっ!? 十年も待てないわ」 「冗談だ。常連中の常連。ブロードが連れて来たお客だからな、特別に教えてやろう」 レイヨンは笑って出来たての料理を差し出した。 「エイカスのムニエルだ」 「エイカスって?」 「魚だよ。今時期この辺で獲れるここでしか食べられない魚で油がのって美味しいんだ」 「うん、確かにいいにおいがする」 「うんと食えよ。ところでブロード、どうやって帰って来た?」 「ああ、まあ、あんま覚えてないけれど......川に流された」 その言葉にレイヨンはあんぐりと口を開けた。
何に会いたいって、動物に会いたいんですよ。 ブロードは勝手に二階に上がり、奥の部屋のドアを開けた。狭くベッドしか置いていないがよく掃除され、ベッドカバーもきちんと敷かれている。そこに荷物をぼんと置いた。 「アプリさんも、隣りの部屋にそれ置いて」 「いいの?」 「いいの」 そうしてアプリは言う通りとなりの部屋に荷物を置いた。彼はその後また下の食堂に戻り、レイヨンの側のカウンター席に着いた。 「よう、ブロード。まずは何がいい?」 「アプリさん、何がいい?」 「好き嫌いはないわよ」 「OK、嬢ちゃん。じゃあ、俺のお薦めだ。お酒は?」 「私は未成年よ」 「そうかい。こいつはとっくに成年でも酒は飲めねえヤツなんだよ。まあ、今日は初めましてのお祝いってことでまずはこれでも食ってな。今いいもん焼いてやるから」 レイヨンは薄切りのパンを焼いたものをバターを添えて渡した。香ばしくカリカリとした食感に手作りのバターがよく合っている。飲み物は果実を絞ったものに冷たい茶を入れたもので、軽く甘みを付けていた。後味がすっきりしている。 「おいしい」 「気に入った? レイヨンはああ見えて器用なんだ。この宿も一人でまかなってる」 「作り方聞かなきゃ」
サンディアの街に着く頃にはほとんどの店が閉まっていた。街灯がぽつらぽつらと灯り、闇を少しだけ照らしている。 「ねえ、宿はちゃんとあるのよね」 「うん。ここには友人がいるんだ」 ブロードが指差したのは一件の宿だった。食堂と宿を兼ねた二階建ての古い建物である。扉に近づいて開ければ、気の早い連中がすでに一杯始めていた。 「お、ブロードじゃねーか、ちゃんと帰って来れて良かったな」 中年の男がカウンター越しに手を振った。 「レイヨン、部屋開いてる? 二部屋」 「ああ、いつもの通り、宿の方はさっぱりだからよ」 「荷物置いてくるから席つくってて」 「そーいや、女の子連れてるな? どうした?」 「ああ、あとでね」
タネがいっぱいあり過ぎて体調がよろしくないのか、なんなのかわかりません。
とっぱじめはすっごい飛ばします。
草うららか
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