気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
友人から借りました。
なんか、皆そうだよね? 「妖精が?」 「うん、まあ、ボディガードみたいなもの?」 「じゃあ、ケガとかしないの?」 「いや、さすがに石につまずいて転ぶってことはあるけど。それに妖精だって人間に敵わないことがあるし、気まぐれだからね。必ずしも助けてくれるとは限らないんだよ」 「へえ」 「それよりも、ほら、あそこがサンディアの街だよ」 緩やかな下り坂の先に、小さな街が広がっていた。まだ夕暮れのため、明かりはぽつぽつとしかともっていない。 「暗くなる前に街に入ろう」 「そうね」
どっと力抜けました。 ブロードはアプリから離れるが、盗賊の一人に道を塞がれた。 「おっと、逃がさねッ!?」 道を塞いでいた男が吹っ飛んだ。 一方アプリはリーダーを含む目の前の盗賊たちをなぎ倒した。 「風圧!?」 「次、行くわよ!」 アプリが大剣を薙ぎ下ろすことによって起こる突風により盗賊たちがはねとばされていく。 「た、退却! 退却だっ!」 倒されたリーダーが叫ぶ。盗賊たちは揃って逃げ出した。 「やったね、アプリさん」 「ねえ、ブロード君。さっきどうやったの? それって、もしかして魔法? ねえ」 ブロードの道を塞いでいた盗賊を吹っ飛ばしたのはアプリではない。しかし、彼女は見ていた。 「魔法じゃないよ。あれは妖精がやったんだ」
忍たま人気! 夕暮れ近い空、サンディアの街がそろそろ見えてくる頃、二人は突如集団のおっさんたちに囲まれた。十人ほどの男たちがブロードたちを囲っている。 「なんの御用かしら?」 「アプリさん、この人たち盗賊だよ」 「そんなのわかってるわ」 二人の会話を聞いてかリーダー格の中年男が話しかける。 「ああ、そうだよ。それなら話が早い。身ぐるみ全部はいらねえ、金目のものだけ置いてきな」 「そう言って本当に金目のものだけ置いて行く人って女こどもだけよね」 アプリはツンとして言った。 「嬢ちゃんにはケガさせたくねーが、仕方がねーや。お前等、男は殺していいが、嬢ちゃんにはケガさせんじゃねー、売り物にならんからな」 「ブロード君、離れていてね。ケガさせたくないからね」 ブロードはゆっくりとアプリから離れる。一斉に襲いかかる前にアプリは隠してある剣を抜いた。
DQ6のDS版っていつ出るんすか? ブロードは扉を開けた。そこから、素早く出て来たものがいた。家の中から出て来たものはリスのような生き物だった。素早く出て来たが、地面に降り立つとブロードとアプリをゆっくり交互にみている。 「これは!」 「かわいいっ!」 アプリが手を伸ばしてリスに触れようとする。リスは首を傾げるもののアプリの手に飛び乗った。 「すごい、人慣れしているのね」 「そうか、これが留守番代わりか!」 「え? 留守番?」 「ベロア家が作った留守番用の魔法生物なんだよ。おそらく死ぬ事もない。一族が一人でも残っていたらね」 「じゃあ、私がいれば死ぬ事がないの?」 「うん、まあね」 「この子、連れて行っちゃダメ?」 ブロードは首を振った。 「それは留守番用だからダメ、だと思う。それがアプリさんに懐くのも扉が開いたのもアプリさんがベロア家の人間だからなんだ」 「そう。じゃあ、あなたとはお別れね」 アプリはリスを家の中に入れた。リスはしばらく二人をみていたがやがて奥へと消えて行った。
いろいろあり過ぎて、もう頭パンクしそうです。 「その前当主に会えるかしら?」 「会えるよ。ミレンディの郊外で暮らしている」 「そう、会えるのね」 「......アプリさん? もしかして、ベロア家の?」 「そうなの。私はアプリ=ベロア。兄さまとは血は繋がっていない。小さい時に兄さまの家に引き取られてきたの。理由はわからないけれど、止む得ない事情があったって。あ、でも、私はちゃんと幸せだからね」 「見れば分かるよ」 屋敷の前を通り過ぎる。 「......」 「ブロード君」 「うん」 アプリは鋭い感覚で、ブロードは憑いた妖精が教えてくれた。無人となっている筈の屋敷から、気配がする。 「何かいる」 「そうだね」 ブロードはそっと門に近づいた。そもそも長い間放置されているという点で強盗団や夜盗が住み着くのはお約束だった。 「でも、ベロア家だったら......」 何かしら魔法をかけて置くだろう、とブロードは思う。
になります。やっと。 二人は街道をまっすぐ歩く。ブロードはこっそり彼女に歩みを合わせる。 「ブロード君はこの道を歩いた事あるの?」 「もちろん。もう何十回と」 そのため、この道のことは良くわかる。昔から使っていた道でもあり、昔からあるものも最近になって出来たものも分かる。 「あの屋敷、ずうっと空き家なの?」 「ああ、そうだよ」 アプリが差したのは人の気配がない屋敷だった。ブロードは知っていた。確かに昔世話になったことがあるが、今は誰も住んでいない。 「ここ、誰が住んでいたの?」 「ベロア家だよ。魔法騎士団団長家の家。でも、もう今は住んでいない」 「どうして?」 「前当主はこの屋敷を手放したんだ。そして今は違う土地に移って暮らしている」 「そうなんだ......」 アプリは頷いた。自分に言い聞かせるように。
やああっと、クリアしました。
土曜日は半ドンだけど居残って仕事してきましたよ。
なんかも、ガガーっと忙しくてぜんぜん仕事にならんかった。
最近パソに移した画像でも。 春のスイーツだと思う。 ぬこ。 なんかしゃれたスイーツ。 なんか焦げ目はいったスイーツ。 いろいろあってコタコタです。もとより少ない自信がなくなるわ......。
それって、私のせい? ということが多々あります。
戦争放棄......。 ジョウロフェンツァ国は比較的温暖な気候で過ごしやすい国だった。大陸の南東で海に面しているため港もある。サンディアはジョウロフェンツァから北へ向かった国境沿いの街であり、旅人たちが必ず寄るという街だった。一つはただ骨休みにちょうどいい街だった。昔からジョウロフェンツァへ向かうにも出るにもちょうど良い距離にあり、皆がこぞって宿を建てたから。もう一つは国境近くにあるということで警備の目が薄いということから、禁止物の取引が行われている街だった。 二人は街の郊外まで馬車で移動した。そのため予定よりも早く街道に着く。 「天気がいいわ、これなら歩いても気持ちがいいわね」 そう言うアプリは薄いマントですっぽりと身体を包んでいた。その内側をブロードは知っている。動きやすいパンツ姿で、背には大剣を背負っている。
もう嫌だ。(笑) 銀魂の今年のカレンダーの今週分。(動乱編入る時の扉絵だった) 扉絵(コマもあるけれど)を週めくりにしているカレンダーなのですが、季節と絵柄を合わせているわけじゃないんですけども、合わせている部分もあるんです。 これが単なる偶然なのか狙ってるのかすんごく分かりにくいです。 微妙にタイトルと逆やっていますね。
日記って、難しいところがある。
前にFFTやりてーとかいってましたが、『ウイユヴェーユ』じゃなくて『ウイユヴェール』でした。とりあえず、再プレイして先へ進む事が出来ましたよ。 ナイロに諭されたアプリはそれから催促する事はなくなった。それでもブロードの顔を見て機会を伺っている。 「あの、アプリさん? もし良かったら歩いて行く? それなら夕方になる前には到着出来るから時間も余す事は無いと思う」 「歩く?」 アプリが顔をしかめた。 「大丈夫、じゃないよね? 俺はほとんど歩きで旅してるから」 彼女の顔がますます険悪になる。 「なんでもっと早く言わないのよ! 歩く事なんてわけないじゃない!」 「いや、でも......かなりの長距離だから」 「だから、大丈夫よ。平気だもの。私はこれでもここの訓練メニューくらいこなします」 「訓練メニューって?」 「鎧はサイズがないから着れないけれど、大剣持ってジョギング三時間はこなせるわ」 「......君、一体何者?」 「だから、歩くのなんて平気。じゃ、しっかり休んだわよね? 行きましょうか?」
三日+四日間のイライラの素、お花見週間が終わりました。
には、うぐいす入ってない。 ブロードは頑張ってなんとか半分を食べた。 「もう、ダメ。ごちそう様」 「そう、おそまつさま」 アプリは素っ気なく食器を片づけていった。 「じゃあ、しばらく食休みしていてね。これを片づけたら出発しましょ」 早く行きたくてならない子供だ、とブロードは理解した。アプリはまだ十六、七歳ほどの少女だった。それは、他の世界を知りたくてならない年頃でもある。 旅慣れてしまったブロードにはよく分からないが、確かに彼にもそんな頃があった。 「アプリ!」 「あ、おはよう。兄さま」 食堂に駆けつけて来たのはナイロだった。少し息を切らせている。 「よかった。まだ出立していなくて」 「だってブロード君ったら起きていなかったから」 「当たり前だよ。メリー母娘がまだ朝食作っている時間なら。ブロード君だって妖精が憑いているとはいえ、川から流されて目が覚めたのは昨日なんだよ」 「......ごめんなさい」 「サンディアはそれほど遠くないし、馬車で行くのだからもっとゆっくりでいいんだよ」 「うん」 「すまないね、ブロード君。その朝食も無理して食べたのかい?」 「いいえ、半分残した」 「それで構わないよ。後で僕たちも食べるから」
検診にて、血液検査の結果、中性脂肪が高いと......。 アプリは朝からたっぷりと朝食を用意していた。アーサが用意していたものに自分で手を加えたものだった。 「朝から、豪勢だね」 パンの種類も五種類ほどあり、ジャム、バター、クリーム類も並んでいる。大きなオムレツにチーズ、ハムやソーセージも皿から溢れるほど盛られていた。 「ええ、あなたは栄養少なそうだからたくさん食べてね」 「たくさんは無理だけど、食べられないことはない量だね」 「よろしい! じゃ、そこに座って」 「アプリさん、食べないの?」 「あたしはもう食べたから」 「じゃあ、コレ、一人分?」 「ええ、そうよ。スウェンくんもフリースさんもこれくらい食べるわ」 「それ、誰と比べているの?」 「ここの兵士よ」 「兵士と比べられても困るよ。食べられるのは、せいぜいこれの半分だからね」
意味はありません。 朝早く叩き起こされてブロードは不機嫌そうにあくびを噛み殺した。アプリは元気はつらつで準備も万端だった。ブロードに対して早く身支度を済ませるように言う。 「だってさ、俺の荷物とかもないんだろ?」 「あるわよ。こっちで準備したわ」 「そこまでしてくれるのは有り難いんだけどさ」 「十分、有り難く思ってちょうだい。そして、そのお礼は早く出かける事でしてちょうだい」 「大体早過ぎるよ。サンディアには必ず立ち寄らなければならないし、今から行ったら時間を余すよ。あそこには面白いものはないから」 「面白いかどうかは私が判断するもの。さ、さっさと着替えて」 ブロードが黙ってアプリを見つめた。 「何? どうしたの?」 「着替えるんだけど」 「どうぞ」 「出て行ってくれない?」 「大丈夫よ。あなたが寝ているうちの世話は私がしたんだんだから」 「あくまで、意識の問題だよ。それはそれ、だ」
昨日の続き。冷蔵庫のありもので、鶏肉と豚肉とキャベツとニラがあったわけなんです。
妹と相談して、下着にしました。
なつかしゲームFFT。もう十年以上前のゲームっすよね? 「自分で?」 「うん、兄さんは人を使うのは好きだけど使われるのは嫌いだからね。だから自分を使われないように自分を封じた。兄さんは創作魔法が得意で即興で魔法を作るものだから、その解き方とかは全く考えなかったんだろうね」 「それって、かなり適当なんじゃない?」 「うん、兄さん適当だからね」 「......」 アプリは呆れてものが言えなくなった。淡々とブロードに言われたものを用意していく。準備が終わると彼女は早速向かおうと言った。 「今日はもう遅いよ」 「じゃあ明日の朝早く。いいわね」 「......」 今度はブロードが呆れてものが言えなくなった。
それでも、様々なことで助かっていいってこともありますよ。 ブロードの指示でアプリは旅に必要ないろいろなものを揃えていった。 「サンディアまではそんなに遠くないから、たくさんは必要ないよ。それよりその後だ。俺は何処に向かっていたんだろう......」 「それは簡単よ。河上に向かえばいいわ」 「そうか......」 「ねえ、ブロード君はどうして行方不明なんかになっていたの?」 「行方不明だったことは分からないんだ。記憶が無い。あの時、気づいたらレイヨンの家族に助けられていたんだ」 「それで」 「それから家に行ったら兄さんが仮死状態になっていた」 「......それから?」 「その仮死状態の兄さんがどうしたら目が覚めるか、その魔法を探している」 「......ブロード君って、面白い事を言うのね」 「まあ、聞いても分からないと思うけれど」 「それなら、お兄さんがどうして仮死状態になったのかも追求しなきゃならないんじゃない?」 「それは大体分かるよ。多分、自らあの状態になったんだと思う」
連休明けて歯医者へ行きまして、やっと歯が入りました。
この連休中の有意義な行動 「じゃ、早速準備しましょうかブロード君。ああ、でも何が必要なのかしら? 食料はもちろんよね。着替えとかってどうしているの? どのくらい持って行った方がいいのかな?」 「ちょっ、待って! なんでこんな事になるわけ?」 アプリに引きずられながら言った。 「それはね、ブロード君。君が保護観察にあるからだよ」 「保護観察?」 「何しろ二十年も行方不明だったんだから」 「この国はそんなこと気にしないだろ?」 「いつ、魔力が復活するか分からないからね。この国は魔法を使いたいんだ」 「......でも、うちはもう無理だよ」 ブロードはそう言ってアプリに引きずられて行った。
休みとは言えない連休でした。 「でも、どこだったか覚えてない」 ブロードは両手でこめかみを抑えた。 「じゃあ、順に思い出すといいよ。少しずつでいい。覚えてるところから」 「覚えているところ......そうだ、レイヨン!」 「へえ、サンディアの宿の主人だね」 「知ってるのか?」 「ジョウロフェンツァについて知らない事はないよ。レイヨンとは知り合いではないけれどね。だけど、このジョウロフェンツァ郊外にある宿の女主人はレイヨンの奥方だ」 「良く知ってるね」 「まあね。これも仕事のうちさ。君はレイヨンのもとへ行くといい。そうだ、アプリ、お前も行っておいで」 「行っていいの?」 「ああ、ブロード君の護衛頼むよ」 「わかった」 「あの、ちょっと? これ、どういう展開?」
早朝から起きて働いてました。
この連休中に緊急事態発生。
酔っている時、一番歯止めが利きません。
ちょっとしたことで頭ごなしに怒られた。 ただし、夫婦げんかして負けたこの無い母だった。けんかの後の朝は母は必ずアップルパイを作った。 ブロードはそれを思い出し、苦笑いする。 「で、君の兄さんは何を望んでるんだろう」 「さあ、わかんないけど。でも、あなたを助けたかったからよ。そうだわ! あなたはどうして川に流されていたの?」 「え? 流されていた?」 「そうよ、あなたはこの近くの河原で倒れていたのよ。怪我は、あなたに憑いている妖精が治したらしいからわからないけれど」 「......あんまり覚えてないんだ。宿があってそこに泊まってそれから......」 そこにナイロが入って来た。 「あの河原に流れ着いた遺体には皆首もと傷があった。最初は噛み傷かと思ったけれど、フォークのようだ」 「兄さま! それ、本当」 「君のは妖精が治してくれたようだ。ここに流れ着いた時には無かった」 「......」 「あまり覚えていないは、仕方が無いかもね。薬でも飲まされたのかもしれない。その宿とやらに行ってみようか?」
草うららか
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