気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
忙しいのもあるんですけど、月が変わるという事に多大なストレスを感じます。(大げさ) 「せっかく伝説の英雄の剣があるんだ。やるぜ、俺は......」 カシスは一人呟いた。 魔族の一人に斬り掛かる。グオンは母親を抱きしめ庇う。 「きゃっ、危ない。やあね、野蛮」 ひょいとかわして彼女たちは笑った。 「私、この子を血を貰うわ」 「じゃあ、私はあのかっこいい人」 「相変わらず面食いね。じゃあ、私は残り全部」 そんな会話をしながらカシスやグオンに手を伸ばす。 「あら、この人、アンデッドだわ。残念ね。冷たい血は好みじゃないの。あなたは文字通り生きながら死になさい」 「冷たい血?」 「そうよ。アンデッドでも血は流れるけれど、その血は冷たい。生きていないのだから。でも、稀に現れるからこそ、その血が好きな魔族もいるわ。手みやげになるわね」 「所詮、人間の子供がティママンの剣を使いこなす事は無理なのよ。諦めなさい」 カシスが闇雲に剣を振るう。しかし、剣は魔族たちの身体をすり抜けるだけだった。 「なんで!?」 「ダメージは多少なりと受けているわ。だけど、かすり傷にもならないだけなの」 「さあ、もうおねむの時間ですよ。永遠にお休み」 「そうね、もうおねんねしたらいいんじゃないかしら?」 三人が驚いた。そこにはオフィーリスがベグゼッドを抱えて現れた。 「カシス、ベグゼッドをお願い」 ぐったりしているベグゼッドをカシスに受け渡す。 「おい、大丈夫か?」 「うん、ただの貧血だから。それより、ここを出よう。オフィーリスに任せよう」
そんなことはどうでもいいかもしれない。 指を噛む。言う通り痛いのは一瞬だった。後は何か頭がぼうっとして痛みを感じなかった。しかし、オフィーリスがさらに噛み付いた。 「いたっ!」 はっとしてオフィーリスが手を放す。 「ごめんなさい。でも、あなたの血は特別だわ。千年、あなたの血は千年もの間受け継がれていてそして、この先千年受け継がれる。そのちょうど中間があなた。それが私にとって極上の糧。正直に言えば、もっと欲しい。ごめんなさい、ベグゼッド。もっとちょうだい!」 頭が揺れる。立ちくらみを起こしたような感覚。それが貧血だと分かる。オフィーリスがなんらかの方法で多量に血を奪った。 オフィーリスって、なんかマニアック。 「すごい、力がみなぎるのが分かるわ。ベグゼッド、大丈夫。すぐに元の世界に戻れるわ」 「......そう」 ベグゼッドは元気などもちろんなく、ただ頷いた。
FF12やった。
落ち着いたところにこれですよ。笑った! なんやかんやで笑った。テレビとうさん、笑った! 「ベグゼッド、平気?」 「うん、割と平気」 狭い空間の中、押し込められてしまった二人はあまり身動きが取れずにいた。 「ごめんなさい。いろいろと巻き込んでしまったわ」 オフィーリスはベグゼッドの手を取った。以前もそうされたことがあるとベグゼッドは思い出す。 その時、彼女は何故かじっと見つめ諦めたように手を離した。 「ここからすぐ出してあげる。だけど、ベグゼッド。お願い、協力して。私の力だけじゃ足りないの」 「でも、協力するって、どうするの?」 「私の糧は人間の血なの。ほんの一口だけでいい、あなたの血が欲しいの」 「俺の血でよければ」 「ありがとう。ちょっと痛いけど、我慢してね」
でもってその後は何故か本当にバカらしくて笑えてきます。 三体の魔族が現れた。 「エレジー、アイカ、ラメント。皆、久しぶりね。いないと思ったらここにいたのね」 オフィーリスが三人の魔族を見て笑った。 「姉様、どうしてここに?」 「私たちを追って来たのね」 「でも、私たちは帰るつもりない。やっと自由になれたのに」 三人がオフィーリスに襲いかかった。エレジーと呼ばれた魔族が叫んだ。 「姉様さえ、私たちが抑えれば、あとは人間だけよ。三人でかかれば怖くない」 「そうね契約者が人間一人じゃ分け前が少ないもの。この人間も手に入れないと」 「レクイエムもいなくなったようだし、姉様、覚悟!」 三人が同時にオフィーリスを異空間に閉じ込めた。サミクラスと同じように。その時、ベグゼッドも一緒に巻き込まれ、そこにはグオンとその母とカシスが残された。 「おい、どうしようか」 剣を構え直してカシスは呟いた。グオンにではなく自分に語りかけたようだった。 「さあて、誰の血をいただきましょうか?」
やっと、そろそろ終わるかな、というところです。 「だけど、オフィーリス。またサヨナラだ。まだ本調子じゃねえし、この身体はカシスのもの......」 ティママンがゆっくりと目を瞑る。その目が再び開いた時、 「ベグゼッド! 無事か!」 と叫ぶカシス。 「元に戻ったのか」 と、グオン。 「探し人とは、ティママンの事だったんですね」 「ええ、私の大切な友達なの。弟みたいな」 それを聞いてわずかながらグオンが笑ったのをベグゼッドは見逃さなかった。 「じゃあ、帰りましょうね」 「そうは行かせない」 フリエルが入って来た。 「私が契約したのがレクイエム一人とお思いでしたか?」 「複数の魔族と契約したの? 困った人がいたものね」 オフィーリスの声は落ち着いていた。魔族との契約がどういうものか、先ほどベグゼッドは聞いている。この男は何を報酬として与えるのだろう。 「グオン、お前に手紙を送っていたのは母だったのだな」 それほど年を取っているように見えない女性が前に投げ出された。グオンがそれを受け止める。 「グオン、元気そうで良かった。本当に良かった。行きて会えて本当に良かった」 「私もです、母上」 「私は、残念でならない母上。皆まとめて消滅していただきます」 フリエルが魔族を呼ぶ。
ですわ。以前は逆の間違いをしたし。
腹が立った!
ゲームの取り説とか、攻略本とか本当、煙草臭い。つか、そういうのに当たる確率大。 「やっぱり、ビアソーイダの家についていたのね」 「ああ、失敗だったよ。どいつもこいつも自我の強い奴らばかりでね、こうして出てこられたのは初めてだよ。レクイエムがこいつに隙を作ってくれたから、こうして出て来れた」 「じゃあ、カシスは? 無事?」 「心配ねえよ。眠ってるだけだ。それよりもお前、俺の魔力使ってしまったんだな。人間に預けておくとどんどん少なくなっていくのは覚悟してたけど、まあ、しょうがねーか」 ティママンがベグゼッドに近づいた。そして、腹部に手を差し入れる。 「!?」 「大丈夫だって。種を返してもらうだけだ」 「種?」 「ここの人間は魔力をもたねえ。だから、その元となるものが無いと魔力を預けても自然と抜けてしまうんだ」 手を引き抜く。別段、変ったような気はしない。 「こんな再開しちまったが、オフィーリス、心配かけたな」 「そんなに心配してなかったわよ。でも」 オフィーリスは笑った。 「見つかって良かった」 ティママンも笑い、「すまん」と言った。
本当にごちゃごちゃごちゃごちゃしていたので、片づけました。ちょっぴりすっきりしました。 「そう。他にも貰うものがある。あの人間の魂。死んだら貰いうけることになっている」 「やっぱりね」 「ね、オフィーリス、どういうこと?」 死ねば魂は不要となり、転生は出来ないだろうが当人の希望なら差し支えはないのでは、と思った。 「この世界では転生論だったわね。そう、転生は出来ないわ。でも、それはあのフリエルは望んでいないでしょう。でも、魂を貰い受けるというのは方便よ。実際はすぐにでも魂を奪うの。それで、契約者を丸め込む」 「魔と契約すること。それは付き物だ」 「そうね。だから、ベグゼッド。よく覚えていてね」 レクイエムが少し動いた。 「その子は返してもらう。ティママンの魔力は蘇生魔法使うくらいではなくならないはず」 その場からふっと消えてベグゼッドを羽交い締めにした。しかし、そこに誰かが飛び込んでくる。剣を構えそして、そのままベグゼッドごと串刺しにした。 「カ、カシス?」 「ティママン!」 ベグゼッドとオフィーリスが同時に言った。 「残念だったな、レクイエム。オフィーリスのところに戻りな」 「ま、まさか、ティママンが、まだいるなんて......」 レクイエムが消えていく。ベグゼッドがへなへなと床に座り込んだ。 「カシスの姿はしているが......」 グオンがカシスを見る。姿形は変わらない。ただ、額には入れ墨のような文様が書かれている。 「カシスじゃない?」 「俺は、ティママンだ」
まずは、深呼吸。
取れたァァァァァァア! 「知識?」 「知識が糧なのよ。久しぶりに真新しい知識を持った人間が現れたと彼なら思ったに違いないわ。あなたの持っている知識を得る代わりに自分の知識をくれたと思う」 「もしかして、本?」 「そうかもね。蜘蛛をそこに置く代わりに、たくさんの知識、本をあげたと思うわ。その知識が蘇生魔法だったのよ。ティママンが預けた魔力と蜘蛛が与えた知識。だけど魔法は中途半端だった」 あの時、頭に無理矢理入ってくる不明な文字を止めたのはカシスだった。 「そ、そんな......」 「だから、ベグゼッド。あなたは悪くない」 「だけど、俺は......」 「悪くないけれど、生命の理を崩した。だから、あなたは報いを受けなければならない。もう、そう決まってしまったわ」 「そう、なんだ」 「だから、悩むことはないの。その報いはどういう形で現れるかわからないけれど、今はそれを考える事はないわ。さ、ここを出ましょう」 オフィーリスはベグゼッドの手を引いた。グオンも続こうとする。 「逃がさない」 その扉の前を塞いだのはレクイエムだった。 「レクイエム、カシスは?」 「あの子なら眠らせた。姉様、邪魔しないで。それともいつまでも人間の味方でいるつもり?」 「あなたは、どうなの? 一体どんな契約を結んだというの? ティママンの魔力だけで動いているとは考えられないわ」
うちの母は某病院の看護助手、妹はまた違う病院のニ○イ(委託)医療事務なのですが、母はニ○イの医療事務の態度に腹を立て、妹は看護師が挨拶しないと腹を立てる。
ムソルグスキーのは「禿山の一夜」です。 隣の部屋に入ると、オフィーリスがグオンと何か話していた。グオンは確かに起き上がって、いつもと変らない姿だった。 「ベグゼッド、あなたも聞いて」 オフィーリスはベグゼッドの肩を抱いて、目線をベグゼッドに合わせるようにしゃがんだ。 「グオンは死なない身体になった。あなたが聞いた通りに」 恐る恐るグオンの顔を見る。怒ってはいないが、さすがのグオンも少々複雑な表情だった。 「グオン......」 「さすがに驚いたが、お前が気にする事じゃない」 「でも」 ベグゼッドがグオンの手を掴む。ひんやりとした手だった。血の通ってない冷たい手。死人の手だった。 「お前に責任はない。これが運命なんだと」 「そう、すべて運命神の導き。ベグゼッドはそれに巻き込まれただけなの」 「だからと言って、俺のせいでこんな事に......」 まだ何か言おうとするベグゼッドをオフィーリスは遮った。 「ベグゼッド。あなた、ビアソーイダ城の地下で本を読んだわよね?」 突然、尋ねられて彼は一瞬戸惑ったが、頷いた。文字すらわからない本を無理矢理読まされたのだ。 「そして、その奥にいたブラニスに会った」 「うん......」 「それが要因なのよ」 「?」 「ブラニスは、あなたのお母様の遠い先祖、つまりあなたにとっても遠い先祖。そして、ブラニスはティママンの人間の親友だった。ここへ来ていろいろな伝説の書を読んだけれど、ティママンはその親友に預け物をしていると記しているものが多かった」 「それが魔力だよね」 ブラニスから聞いていた。 「どうやって知ったのかわからないけれど、フリエルはそれを奪おうとあなたをここまで連れて来たのよ。多分、妹への報酬ね」 「じゃあ、あの読めない本は?」 「蜘蛛に会わなかった?」 ベグゼッドは首を振った。 「あそこはティママンが作ったけれど、管理者に蜘蛛を置いたのよ。貪欲に知識を求める蜘蛛をね」
洗濯物もたまっていなかったので、何もしなかった。出かけもしなかった。 ベグゼッドごと筒を薙いでいた。手にはティママンの剣が握られている。 「カシス、それ」 「へへ、やってみるもんだよ」 斬りたいものだけを斬るという魔剣。 「ベグゼッド、隣りの部屋にグオンがいるはずだ。オフィーリス姉ちゃんが言ってた」 「でも」 「ここは、俺に任せてとけよ」 ベグゼッドはゆっくりとカシスから離れて、出口を探した。 「そうはさせない」 レクイエムとフリエル。 「どうやったのかわからないけれど、邪魔をするのであれば、レクイエム」 「わかりました」 レクイエムが立ちはだかり、ベグゼッドの行く手を阻んだ。 「悪いけど、姉ちゃん、どけろ!」 レクイエムの腕が飛んだ。彼女がひるんだ隙にベグゼッドは部屋を出て行った。 「やるのね」 彼女は無くなった腕を見る。それも束の間で、飛んだ腕が戻り元通りに付く。 「それも魔族だから出来る芸当ってことか?」 「そう。だから、こんなことも出来る」 「!」 今度はカシスが吹っ飛んだ。天井へそして床に叩き付けられる。床に倒れ、呻いた。 「人が魔族の前でがんばっちゃ駄目」 カシスの目を手で覆い、まぶた閉じさせて眠らせた。
今日の意味無しタイトル。 ベグゼッドは眉をしかめた。いかにも怪しいその硝子の筒を見つめた。 「いやだ」 「大丈夫ですよ。痛くも苦しくもないらしい」 「レクイエム」 「はい」 レクイエムがベグゼッドをちょっと押した。瞬間、ベグゼッドは筒の中に入っていた。液体は身体にまとわりつくような粘液状で息ももちろんままならなかった。口の中に入り込んだその液体を何度か飲み込んでいく内に、身体が軽くなったように感じた。感じただけだった。 目も開けられず意識が遠のき、ただ、眠くなっていくだけだった。 それも、長くはなかった。 一瞬、身体に何か通ったような気がした。身体を支えていた液体が流れ出て行く。腕を引かれてベグゼッドは床に投げ出された。 「ベグゼッド、大丈夫か?」 カシスの声だ。手で目にまとわりつく液体を拭った。 「?」 液体はすでになかった。身体も服も濡れていない。感触だけが残っている。横を見ると、筒だけが斜めにきれいに割れていた。 「カシス、これ、もしかして」 「筒だけ斬ったんだ」 カシスは得意げに言った。
今夜は十五夜です。
行事食、やっとオワタ! いい加減、キレるかと思った。 ベグゼッドが連れてこられた部屋は薄暗い部屋だった。淡く光る透明で人がすっぽり入る大きな硝子の筒に何かの液体が入っているのだけは確認出来る。 「あなたはよくやってくれたよ。まさか遺産を使ってしまうとはね」 「遺産?」 答えずフリエルが筒の裏から現れた。手を伸ばしベグゼッドの髪を掴むと、もう片方の手に握られたナイフで切り取った。 「きれいな赤毛ですね」 それを紐で束ねて封筒に入れる。 「何するんだ」 「これをお父上に届けておきます。亡くなったとお伝えしておきますよ」 「殺すのか?」 ならば、最初からそうしているはずだ、と思った。 「いいえ、殺してしまったら価値がない。この中で魔力をためてもらいます」 フリエルがその硝子の筒を差して言った。
その言葉は家に帰ってからしみじみ言う。今、仕事場で吐かれると余計疲れる、と上司(的確な言葉ではないが便宜上で)が言っておりました。 しかし、レクイエムはそれ以上は動かなかった。 「駄目だ。姉様には勝てない」 「正しい判断よ。魔界にお帰りなさい」 「でも、契約も一方的に破れない。その子を連れて行く」 レクイエムがベグゼッドを抱えた。そして消えて行く。 「ベグゼッド!」 カシスが手を伸ばすが空を切る。 「ちくしょう、また」 「大丈夫、もうあの子は追える。行きましょ」 オフィーリスは励ますように言った。
魔術士オーフェンの著者の秋田さんが、ブログにオーフェンの後日談を載せてらっしゃるのだ。しかも、分かりづらい書き方をしているので、知っている人オンリーに。 「大体、こんなところ」 ベグゼッドが話し終える。カシスもバネッタも黙ったまま。 「......わっかんねーな、なんでお前がそんな魔法を使えるんだ?」 カシスが片手で頭を抱える。 「俺にもわからない」 「グオンには、それから会っていないのだな」 と、バネッタ。 「そう、会ってない。だから、今どうしているのかも分からない」 「そうか。しかし、グオンがディオグラード家の者だったとはな」 「姉上、知ってるの?」 「まあな」 オフィーリスが突然、振り返った。そこには誰もいないはずだったのに、それはいた。 「こんなに客はいなかったはず。さすが、姉様」 レクイエムだった。 「元気そうね、レクイエム。久しぶりね」 「邪魔するのなら、姉様でも容赦しない」
って、自分で言ってどうするんだ? レクイエムはじっとベグゼッドを見つめる。そして、当人が分からないと言う顔をしているので更に言った。 「その身体の異常な倦怠感を不思議に感じないのか? 人には過ぎた魔法だからしばらくは元に戻らないだろう。一体どこで手に入れたのかは分からないが、お前は蘇生魔法を使ったのだ。それも不完全なために、あのグオンという男は不死となってこの世に蘇った」 「そんな......でも、なんで?」 身に覚えのないことだった。口が勝手に呪文のような言葉を唱えた。 「さあな。とにかく、お前とは話にならない。食べて休むといい」 食事を床に置いて消えて行った。 「ベグゼッド様......私には話がよく分からなかったのですが、グオン様は亡くなってしまわれたのですか?」 「うん」 「それをベグゼッド様が生き返らせたのですね」 「うん。でも、失敗だったらしい」 グオンが死んでも悲しむ気力も泣く気力もなかった。ハイネーケが泣いた。 「大丈夫です。グオン様は怒っていませんよ、きっと」 「ハイネが泣く事じゃないよ」 それでもハイネーケは泣き続けた。ベグゼッドの代わりに泣いていた。
昨日の件ですが、やっぱりまだ一週あるそうです。カラーだからって最後とは限んないようです。でも、なんか久しぶりに坂本さん見た。扉だけど。降谷さんは右下を見ずに中央上部分を見ると良いよ。
今週の一言:オワタ! でも、来週に後日談とかありそう。来週読んだらそれも報告、報告。それにしても、長かった。銀魂にしちゃ、長過ぎた。あ、今週巻頭カラーね。(スレ語(というの?)も指定) 翌日、ベグゼッドはフラフラしながら起き上がった。部屋にはベッドどころか毛布などの寝具もない。従って雑魚寝しかできなかった。それでもベグゼッドは床に倒れ込んで眠った。ハイネーケはあまり眠れなかった。ただ、休める時には休むようにしているため疲れはとるようにした。 「ベグゼッド様、大丈夫ですか?」 ハイネーケが声をかけるが、それにも遅い反応で答えた。 「食事を持って来た」 レクイエムがひょっこりと現れた。驚く気力もないベグゼッドは少しだけ頭を持ち上げただけだった。 「なんという、馬鹿なことをした」 「?」 意味が分からずベグゼッドは答えなかった。 「一体、何処で知った?」 レクイエムはなおも言った。 「フリエルは怒っていたが、もう、あの人間を殺す事は出来ないな」 「どういうこと?」 「自分が何をしたのか、分かっていないのか?」
昨日、ここで書いた店をとりあえず紹介しておきます。 まあ、こんな感じです。普通の雑居ビル(地元では飲み屋が連なるところ)にありました。 女性ならば10時前に入ればチャージ500円(以後は1,000円)なんで、入りづらいなあと思われますが、気軽に入っちゃっても大丈夫です。 で、中ですが こんな看板やら、着物が掛かっているやら、ドラゴンが飾っているやらで、一転して和イメージが強くなります。 詳細はお店のマスターさんに聞いてください。(喜んでくれると思います) あと、風水などに詳しい方は何かと気になる部分が多発するかもしれませんが、頑固なマスターさんなので言っても聞いてもらえないかもしれません。 メニューは特にありませんが、言えば適当に作ってもらえます。言わなくても出てくるかもしれません。お通しも、その時店にあるものをいろいろ出してきます。 そんな店です。 無休やってきたそうですが、そろそろ「疲れて来た」らしくもしかしたら休むかもしれないです。 その辺はマスターさんの気まぐれです。 そんな店でした。
で、年齢がわかるそうです。(不確か) フリエルが片手を軽く上げる。それが合図のようにグオンが床に倒れた。 「グオン!?」 ベグゼッドが叫ぶ。もう理解していたことだった。ここに来たら命などないことも、フリエルの意図も、魔族レクイエムの存在も。それでも叫ばずにいられなかった。そして、それ以上声が出なかった。 「人の命とは、あっけないものですね。レクイエム、彼を部屋に連れて行きなさい」 レクイエムは黙って言う通りにしようとする。ベグゼッドは動かなかった。 「......せめて、別れの言葉を」 やっと、それだけを声を出す事が出来た。 「まあ、いいでしょう。気の済むまでお別れをしてください」 グオンの側に座り込み、国の流儀に従ってベグゼッドは死者への言葉を口にしようとした。その昔、亡くなった軍術家と同じ言葉を、更にグオン個人への言葉を。しかし、彼が放ったのは彼が全く思いもよらない言葉ばかりだった。 それは、長い別れの言葉に聞こえた。何を話しているのかまではフリエルにはわからなかったが、しびれを切らしかけていた時、ようやくベグゼッドはふらふらと立ち上がった。 頭がガンガンした。めまいを起こした。身体全体に力が入らない。半ばレクイエムに支えられながら、ベグゼッドは最初の部屋、ハイネーケが待つ部屋へ連れて行かれた。
今日はちょっと頑張ろうと思います。 「嘘だ」 と、グオンが言った。 「トレンシア王は亡くなってもう、十年以上経っている」 一瞬だけフリエルはグオンを睨みつけた。 「何を言っているんだ? グオン。貴様は知らないはずだ。昔と変らないな、憶測で物を言う癖は治らないようだ」 「確かに、トレンシア王が亡くなる前に私はこの国を逃げ出した。しかし、私には味方がいた。貴様がやって来た事を全て手紙に綴ってくれた」 「誰が、そんなことをやっていたんですかね? それも大した問題ではないでしょう。グオン、貴様は死ぬのだから」
ポニョの解説スレ読んでてそれが面白くて遅くなった。
カステラの賞味期限が昨日までだった。
この間、涼しかったのに。また暑い日が続いてます。アレは何だったんだ? 「さて、王子殿、早速ですが立ち合って戴きたい。弟、グオンは祖国を裏切り、あなたの国へ逃亡しました。今、こうして戻って来た弟を処分しなければなりません」 「この国の王は、トレンシアじゃないのか?」 「トレンシアは亡くなりました。よって、宰相を行ってました私が代わりに王を勤めさせていただいてます」 「だけど、それは五国が集まって各国の王の認印が必要なはず」 「トレンシア王は急逝されました。世継ぎもいらっしゃらない。しかし国王が急に亡くなったとなれば国民は混乱しかねない。だから、少しの間国王の死を隠匿、次の国王が決まるまで私が治めていこうと思ったのです」
してならなかったです。(過去形)
草うららか
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