気まぐれ日記
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夜勤です。 そんなわけで今から書きます。
ぼか! グオンがイーリスの頭を殴った。少しだけ顔を歪ませるイーリス。ダメージは軽いようだ。 「何を勝手に依頼している。王女も巻き込まれているんだ」 「……」 「まただんまりか? もう少し何か話してみろ」 そもそも、イーリスの無口は少し異常だと俺も思う。 「父上に話したら話が大きくなりすぎるような気がする」 「そうだな」 「グオン、こっそりビアソーイダ王に手紙書いてくれる? レイムさんを協力してくれるように」 「まあ、いいだろ。お前よりは信用するだろうな」 「ありがと」 「そういうことだ」 グオンが俺に向かって言った。 「フォーランズとビアソーイダはお前に協力する。女神の涙を奪還してくれ」 「ちょうどリースリーズを追いかけているだ。やってみるよ」 「お願いします」 その後、前金と少しの支援金をもらい部屋を出た。グオンが城の出口まで案内してくれる。というのも、ヘネシーのそばについていたいとイーリスが頑として動かなかったのだ。 「あのさ、イーリス王子はなんであんな無口なんだ?」 答えてくれそうもないと思っていたが、グオンは眉間にしわを寄せつつも答え始める。 「あいつは、幼い頃に魔族に取り憑かれて言葉を失った。話せば即、その身を魔族に奪われる。話せるようになったのは最近のことだ。しばらくは何を話せばいいのかわからない状態でいたんだが、だんだん良くなってきているのだが……もともと無口なんだ、必要なことだけでも話せるようになればいいと思っている」 「ふーん」 そーいや、このグオンってなんなんだろう? そう考えているうちに城門前に着いた。 「では、よろしく頼む」 「ああ。任せてくれって言いたいところだが……」 あまり期待しないでくれ、というのも変だな。俺は代わりに手を差し伸べた。 「なんだ?」 「握手しておこうと思ってな。俺の故郷の風習みたいなもんで、握手すれば思いが伝わるような気がするんだ、お互いに」 「はぁ?」 「勘違いしないでくれよ。別れの挨拶だよ」 「変わった挨拶だな」 少しためらったように見えた。それでもグオンは手を握ってくれた。ほんの一瞬だったが。手袋越しでも冷たい手。生きているという感じがしなかった。 「じゃあ」 とにかく宿に戻ってイザリアに知らせないと。彼女が悔しがる姿を思い浮かべると、気が少し滅入る。
意識朦朧として寝てました。(でも立っているからすぐ気がつく)そんなダメ人間的な私に幸運が降り降りました。 今夜休み。 ラッキー! たな卸しで作るもの少ないから(要はいらない)休みになったー!
「に、偽物?」 女神の涙。詳細は知らないが宝石にそんな名称が付くのだからそれなりの価値があるのだろう。イミテーションを用意しておかない方が変だ。 「でも、ヘネシーの方が大事だから」 「その通りだ」 「お、おい。その『女神の涙』って偽物なんだよな?」 「女神の涙自体は本物だ」 ますますわからない。俺が首をかしげているとグオンは淡々と説明する。 「『女神の涙』はこの国の国宝だ。その昔、国王が愛した女性に贈られて以来、国王、又は次期国王の挙式には必ず使用することになっている。ただ国宝とは言っても実はガラス製。まあ、宝石としたら偽物だ。高価な物ではない」 「なんだよ、それ」 国宝がガラス玉だってか? リースリーズもなんでまた、そんなものを盗んだのか? 「でも……大切なもの」 イーリスは言葉短く言う。その目は必死だった。 「あなたに改めて依頼したい。女神の涙を取り戻して欲しい」 「……そういうと思ったよ」 なんで、そんなのが大事なのかわからない。だが、人により価値観が違うのはよくわかる。 「報酬は?」 「今日の報酬分が前金」 今日のは成功ではない。だが、その報酬が前金となるのなら、いいか? 「さらに必要経費を出す。そして、成功したら銀貨百枚」 「百枚!?」 銀貨とは言え、大金だ。さすが王子……。 「そんな金あるのか?」 と、グオン。 「うん。俺がこっそり城抜け出してコツコツ貯めた」 ……どこまでも、変な国だ。
自分が歳だということ。 見た目よりおばさんだということは、自覚しているはずですが、旅行というものは、はしゃぐので。(そーゆーところは子供)
今夜から夜勤だというのに……。
で、昨日もちょっと書きましたが、半年以上前のこと、紅月女史にお世話になったお礼というか、調子こいて「ネタに困ってんなら即興で作ろうか?」ということになって、そんで何かが降りてきたっぽい状態になり、あんな話になりました。よかったらお手にとってみてください。(って、何の本だよ! しかも説明になってねーじゃねーか!) でも、あんな話はアレで最初で最後だろうなぁ、と思いつつ。
前回、どこまですすんだっけ? 見んの忘れた。(ふざけんな) あー、うー、本日も休業。
え、旅行? そりゃあ、もうー、楽しかったすよ。アレとかソレとか。(にやにや)
一人連想ゲームです。 寂しいことやりました。新幹線は速いね。十年ぶりくらいに乗ったよ。
今週の一言:体育系口調?につっこむべき? それとも純なとこに? それともそーちゃんより強いことに? もーわからん。
紅月女史から、草が話作った本を強奪してきました。 ちゃんと漫画になってるー! 感涙しました。(泣いてないけど)
お食事中。ラーメンが食べたかったけれど、そばに。 天ぷらそばもたべたかったんだ。
ちょっくら明日、あさってとお出かけしてきます。素直に旅行といえばいいの? ともかく、久々に遠出してきますわ。楽しみー! んで、更新はいつもの事ながら携帯でひと言二言となると思います。よろしく。 今回のお土産:地元二大一口チーズケーキ! 食べ比べてね。
何が大丈夫なのか良くわからない。が、そんなことよりもイーリスはヘネシーのことが心配でならず、御者に何か話している。そして、俺に手伝ってくれと言った。ヘネシーを馬車に乗せ、俺たちはフォーランズに戻った。 「いいのか?」 『女神の涙』は盗まれたままだ。そのことを聞いた。 「ヘネシーの方が大事」 すっぱりとしている。俺は思う。ひざにヘネシーの頭を乗せ、馬車揺れから守るように彼女を抑えている。彼が言うように、彼女は恋人なのだろう。 「まさか、王子様だとは思わなかった」 フォーランズ王国の王子。予想以上の無口。 「とにかく、心配すんなよ。リースリーズだって言っていた。あいつは盗むのがメインだ」 「……ありがとう」 「それよか、あんたの方が偉いよ。ものの順位がわかっている」 「ヘネシーは、俺を支えてくれた」 「?」 「だから、俺もヘネシーを支える」 この二人の間には、色々な何かがあるのだろう。聞くのは野暮だろうか? 城の前では、イーリスの出迎えを兵士たちがする。 「お帰り、イーリス」 「ただいま。急ぐから。グオンは?」 「部屋にいると思うぜ」 「そう」 友達と話す感覚でイーリスは門を抜ける。ヘネシーを背負いながらで歩みは遅い。手伝おうかとも思ったが、これはやはりイーリスの仕事だった。城の中を歩き回り、やっとひとつの部屋にたどり着く。 「グオン、入るよ」 ノックなく入る、グオンと呼ばれた男は……これがまたかなりの色男だった。いや、そうじゃなくて少しむっとしたが、ヘネシーの容態に気付き驚いたような顔をした。 「どうした?」 「リースリーズに記憶を盗られたみたい。でも、戻るって」 「そうか。で、そっちは?」 「レイムさん。俺たちが雇ったウォンテッダー」 「そして、あの偽物は?」 「奪われた」 ……偽物?
今日、仕事の終わりに派遣会社の詰め所にて。くわがたに遭遇。社員管理者の肩にしがみついてました。なんでも、窓にへばりついているところに夜勤に入る女子たちが捕まえて! と、言って管理者に捕まえさせた。その後管理者は指を挟まれるなどの争いの末、身体を這い回るくらい交友を深めたそうです。でも、へばりついて離れなくなり、困っていた模様。に、してもでかい。 で、私が引き剥がし、大きい木に放してあげました。その間、指挟まれた。(結構痛い) 「よく触れるね」と、言われました。トンボとか蛙も平気です。
しばらく笑っていたヘネシーが急に黙る。 「来るの?」 と、イーリス。懐に手をしのばせる。 「ああ」 ヘネシー、短く答える。俺も剣の柄に手をかける。急に、馬車が止まった。同時に馬車から飛び降りる。そこに、彼女がいた。この間、暗くてわからなかったが、黒尽くめで黒い革の胸当てをした少女、リースリーズ。 なぜ、彼女が? 「私を甘く見ないでね。『女神の涙』をよそに預けようったって無駄なんだから」 ヘネシーが、一瞬ギロっと俺を見る。もしかして、疑われてる? 「まあ、そっちのお兄さんを疑ってもいいけど」 彼女は短剣片手に何かの合図を送る。馬車の前方からうなり声。犬……狼だった。 「動物使いか」 襲い掛かる狼を鞘の抜いてない剣でなぎ払う。ぎゃんぎゃんと狼が地に伏せる。 「操るのは動物だけじゃないけど、それはもらうわ」 狼の一匹がイーリスに襲い掛かる。それを懐から手を抜いたイーリス、その手の銃が狼を撃つ。許可書もってんだろうな……。俺も剣で狼を払う。ヘネシーのようにスマートには決まらないが。狼が後から後から襲い掛かってくる。 ふいに、ヘネシーがふらりと倒れた。 「!?」 ヘネシーに気をとられイーリスが駆け寄る。そこに狼が彼の胸に噛み付いた。いや、襟を引きちぎられる。 「そこに。首にかかっているのは知ってるの。残念だったわね」 襟ごと何か袋のようなものをくわえている。 「……ヘネシーに何をした?」 「記憶を奪っただけよ。後でちゃんと返して上げるからね。無口な王子様」 リースリーズは俺たちが本来向かう方向に走っていった。イーリスはヘネシーに付いていて追わない。 「どうするよ」 「戻る。あなたも一緒に」 「ところでよ、その銃は……」 「旧型自動式だけど」 「いや、許可書は?」 「大丈夫、麻酔だから」
2006年08月24日(木) |
「嘘つきね」「ああ、そうだよ」 |
こんばんは。疲れに疲れて携帯で更新の草です。今日は寝ます。お休み。 え? FF3? なんのこと?
「おはよう」には早朝から働く人への尊敬をこめて、「こんにちは」には今日一日を無事に過ごす祈りの意味があり、「こんばんは」には火事などの災難がないように神様にお祈りする意味があるそうです。 ちょっと、いい話じゃないか? 何気なく挨拶しているけれど、そんな意味があるなら積極的にいいたいですね。
中央公園前、そこに馬車があった。そして、御者が一人、ヘネシーとイーリスがいる。 「よう」 俺は片手を上げて近寄った。 「今日は一日、頼むぞ」 と、ヘネシー。その腰には大剣が差してある。昨日は細身の剣だったが……。イーリスはぽそりと「おはよう」とだけ言った。こちらは武装しているような感じはない。 「じゃ、行こうか?」 フォーランズの街を南門から出る。そこから馬車でしばらく行くと、目的地に着くのだ。目的地は何とかの屋敷だっけ? 馬車に乗る。三人も乗るとさすがに狭い。積荷はなかった。 「? 積荷は?」 「大丈夫だ。ある」 と、ヘネシー。十分ほどで南門を抜ける。外はいい天気だ。馬車の隙間から光がたまにこぼれる。ヘネシーとは少し話をする。彼女はあまりフォーランズを出ることはないようだ。興味深く他の国を聞いている。たまに彼女が質問する。たとえば「もう、ジョウロフェンツァは涼しいのか?」とか、「ミレンディのチョコレートの新作は?」とか。イーリスは聞くには聞いているがやっぱり話さなかった。だから、 「ここの王子は無口と聞いたけど、あんたよりはしゃべるんじゃないか?」 と言ってやったら、ヘネシーは大いに笑った。
今日のことは、また今度。
パソコン、どうしようかな。(また、なんか迷ってる)
ようやっと、レオーネ・アリューゼ共にレベル四十になりました。ヴァルキリーフェイバー! おめでとう! 自分! 次はレザードとディランだ!
食事後のデザートをイーリスはつついていた。彼はほとんど話すことなく、説明はヘネシーに任せていた。 「で、用件は荷物運びの護衛。送り先は郊外のビアン公領の屋敷まで。ここから三時間ほどところだ。明日の朝、フォーランズ中央公園に来てくれ」 「わかった」 「帰るぞ、イーリス」 デザートのヨーグルトがなくなったのを見計らってか、ヘネシーが声をかける。イーリスは黙って立ち上がり、俺を見て礼をした。
「そうなの。いってらっしゃい」 イザリアに明日の仕事のことを話す。一応、内容や依頼人のことは伏せて置く。ウォンテッダーとしてそれは当然のことだ。一緒に仕事しない限りは。 「なんにも聞かないのか?」 「だって、レイム君の仕事でしょ? 船に乗っている間ね、ウォンテッダーのことについて聞いたんだ。仕事の内容を話していいのは仲間内の間だけだって。私は明日、この街を見て回るから」 どうやら、ほとんど観光気分のようだ。 「まあ、リースリーズの犯行は三日後だからな」 明日仕事をしても、次の次の日だ。それにしても、と船の上でのことを思い出す。リースリーズ、本当に普通の娘と……例えばイザリアとそう歳も格好も変わらない。 いったい、彼女は何を考えているんだ?
が聞こえてます。 ああ、秋なんだなぁ……って、まだスイカも食ってねぇ! 俺の夏はまだ終わってねぇ! (本当、食うことばっかだな、私) いや、給食関係やめて果物ってあんまり食べなくなったわ……。
今週のひと言:そ、そこで終わるなぁー! 気になるぅ! そして、姉上(そーちゃんの)結婚相手って誰? まさか……さ。
明日、仕事ってわけじゃないけど、モラル講習だかで出勤しなきゃなんねぇよ。私にモラルなんて一欠けもねぇよ。
そんなモラルのない私なんで、本日休業。
やっと、アリューゼがレベル三十九に!
書き忘れましたが、今年も食べました。(何かと食べる話ばかりだな、この日記) 白桃ケーキ(ホール)。スナッフルスのは本当うまい。生フルーツ系のケーキはどれもうまいもの。 十八日は、スマップ中居氏の誕生日なんで。なんでうちで祝うのかは、去年か一昨年の今頃の日記を読めばわかるよ。(いや、妹が好きだからなんだけどさ) で、中居氏は桃が好きなんだとか。(ナスは死んでも食べないらしい)
そういうことで、ご馳走様でした。あなたのおかげです。中居さん。
辞めるのでなく、休みを取っただけらしい。さらに、それも代役で済ませたよう。それにしても、人騒がせな。 いや、でも数日来て即辞める人、多い。根性ねぇな、と思う前に、それが正しいよ、と思わざるを得ない。こんなとこいてもどうしようもない、とか。給料だけがとりえだから、長く勤めるのには向かないところだと。ちゃんとした就職するのであればここじゃダメだわ。
「まずは食事でも」 と、ヘネシー。イーリスは何も言わずメニューを差し出した。俺は適当な料理を注文し、同時にふたりも注文した。 「で、何をするんだ?」 「実は、あるものを運ぶための護衛なのだが……」 「あるもの?」 「やましいものではない。だが、中身は秘密だ」 怪しい。だが、ヘネシーもイーリスもまだ子供だ。俺から見れば。だが、見かけは当てにならない。数日前見たリースリーズもまた見かけは子供だった。 「考えさせてくれ」 「明日までに返事をもらえればいい。なるべくなら受けてもらいたいのだが」 「……ところで、何で俺に声をかけたんだ?」 他にもウォンテッダーはいっぱいいた。隣に座っていた男は、自分から声をかけてきた。 「一番誠実そうなのを選んだまでだ」 さらりとヘネシーは言う。正直驚き、照れた。 「なら、その仕事受けるよ」 「そう言ってくれると思った。報酬は金貨十枚とここの食事代で」 金貨十枚……気前がいい。でも、積荷にもよる。秘密とされるとやっぱり怪しい。しばらく黙っていると料理が運ばれてきた。久しぶりに肉料理が食べられる、と俺は内心喜んでいた。黙々と食事を取る。ヘネシーは黙って食べている。イーリスは黙っているが、本当においしそうに食べている。時折こっちの子羊ステーキを見る。 「お前たち、兄弟か何かか?」 俺は二人に尋ねた。 「いや」 と、ヘネシー。イーリスは黙っている。 「じゃあ、なんだ?」 「恋人」 「婚約者だな」 「……」 こいつらは……。でも、まあ、世の中色々だろう。
管理者に、この日開いているかと聞かれた。その日、明けなんですけど。 なんでも、この人やめるからシフトが変わるかもしれない、と。 知らんわい! 辞めるんなら人決まってから辞めさせれや。
でも、ある意味、そいつらは賢い。(長くいるところじゃないから、ということで)
ほんじゃ、おやすみなさい。(夜勤)
こうして母のパソコンから更新してますが、いろいろ不便です。 この『エンピツ』のお気に入り登録も見れない、アクセスも見れないですから……。 最近、『プロミスリングの作り方』『フィッシュボーンの編み方』というのも多い。そんなに作りたいの? 結構あれ、昔の話じゃなかったっけ?
「お前、ウォンテッダーか?」 座るなり、そう聞かれた。そりゃ、ここに来る客のほとんどはウォンテッダーだろ。美人(後ろからのスタイルの通り)の姉ちゃん、もしかしてこの場に慣れていないのかもしれない。 「そうだけど」 一応答える。 「私たちと手を組んでほしいのだが」 「だからよう、姉ちゃん。俺が手ぇ組んでやるよ」 姉ちゃんの隣に座っていた男が話しかける。姉ちゃんは無視。 「お前は腕も確かなようだから。受けるのであれば仕事の内容は外で」 「おい、美人だからって俺は容赦しねぇぞ!」 隣の男が腕をふるってくる。太っているからなのか筋肉なのかよくわからない太い腕。俺が剣の柄に手をかけるのを姉ちゃんは目で制した。代わりに男の首下に姉ちゃんの剣が入る。 「ここで騒いだら、皆の迷惑だろう」 男はそこでおとなしくなる。腕を下ろして剣を避け、元いた席に座った。 「受けるか?」 「あ、ああ」 「では、行こう」 姉ちゃんとともに俺は酒場を出た。代わりに食堂に入った。いたって普通の食堂だ。そういや、お昼に近い。イザリアに飯食うようには言っていないが、たぶん食べるだろう。 「待たせた」 「お帰り」 仕事仲間だろうか? 姉ちゃんが立ち止まった席には赤い髪の少年が座っていた。 「手の空いていそうなウォンテッダーを連れて来た」 「うん」 「名は……聞いてなかった」 「レイムだ」 そういや、お互い名乗ってなかった。姉ちゃんはヘネシー、少年はイーリスと名乗った。どっかで聞いたことあるな……。
親父のツテで安く買えそうです。(主語がない)
パソコン。直そうか(正確には直してもらう)とも思いましたが、中身が逝っていそうなので……。
そーいえば、頭(正確には髪)切りました。もう、ばっさりやりましたよ。すっきりしました。これより短いのは、小二のころのかりあげ以来じゃないかと(なにかとトラウマ)……。もちろん、かりあげよりは長いですけど。あの切った髪、何かの貢献にならないかなぁ、と。
今日はすんません、休業。
というか、集まり。班により全部集まることはないので、珍しいことらしい。漁港に集まって焼肉をするというもの。ただのヤンキー集団みたいな感じでいっぱいになった気が。おかげで録画するの忘れるし。それでも、まあ、楽しかった。飲まなかったけど。
フォーランズ王国。四神諸島と呼ばれる島々の南の島国。この島に来るのは何度目かになる。厳格な国とされるがその目を盗んで違法行為を行う連中がいる。そのためウォンテッダーたちは何度もこの島に訪れてはそういう輩を取り締まって(ウォンテッドして)いく。 イザリアは観光気分で店を見たいと言い出した。まあ、仕方のない話だ。今まで船の中の範囲でしか動けないでいたし、これが彼女にとって初めての異国なのだ。そういう気分になってもおかしくない。リースリーズの犯行予告までまだ日がある。 「まずは宿を取ってだな」 「うん」 「俺はウォンテッダーの仕事探すからな。イザリアは適当な時間になったら宿に戻っていてくれ」 「わかった」 宿を取り、イザリアと分かれると酒場に向かった。酒場の大半は昼間ウォンテッダーたちのたまり場で仕事を提供している。まあ、これもこづかい程度の仕事なのだが。 カウンター席は二つあいていた。ひとつがおっさんが両隣に座っている。もうひとつは右にスタイルからすると美人が座っていた。もちろん、右の美人がいる方に座る
母のパソコンでトライ。この間はネットは使えなかったから無理だったけど……。ただ、どうも勝手がわからず。 その母ですが、うちはマザコンではないかと。妹が友達に「お母さんと買い物行くんだ」といわれたそうです。確かに一緒に行きますが下心あります。ただその下心も、不発なんですが……。(お菓子は一個まで、チューチューアイス10本いり百円は余すのでダメ・三回目)なんつーか、うちはそんな家です。
「リースリーズに会ったのか?」 後ろからそんな声。昨日のエルフだった。またフードを目深にかぶっている。 「なんで、それを?」 「小生も、リースリーズを追って諦めたウォンテッダーの一人だからだ。お主はまだ大丈夫なようだな」 「?」 なにが、大丈夫なんだ? 首を傾げてるとエルフはそこから立ち去ってしまった。 「どうしたの?」 イザリア。そう言えば、まだ朝飯はまだだ。 「早くしないと朝食、間に合わなくなっちゃうわ」 「そうだな」 ふと、思い出す。エルフは人間よりかなり長生きで、見た目とは年齢が違う。あのエルフも見た目より年がいっているのだろう、と。 朝食中、イザリアとは会話したが婦人のブローチについて話さなかった。話す気が起きなかった。どういうわけか。 ただ、リースリーズがブローチを海に投げ捨てようとしていたのを知ったら彼女は余計な心配をするんじゃないだろうか? もしかしたら髪飾りも海に捨てられた、と。 そんなこと考えていて、イザリアに「なにぼーっとしてんの?」と聞かれる。 「なんでもない。ちょっと考え事してただけだ」 「そう。ああ、そういえば、ブローチなくしたおばさん、見つかったんだって」 「へー、良かったな」 「そうね。ああ、でも、お礼って何かなー」 イザリアはのんきにオレンジを食べながら言った。
夜勤の初日がひどく眠いし疲れます。そのため、今すごく眠いです。
お休みなさい。
どうやらパソは本気で壊れてしまったようです。しばらくは携帯から更新します。ああ、不便。 昨日久しぶりに会った友人、全て携帯でサイト作ったと・・・・・・。すごい根気よいっすね。
パソコンの調子が悪いのであります。いえ、喜んでませんよ。むしろどーしよーですよ。 とりあえず、今日一日放っておきます。
国道の始点、駅前にてそんなキャンペーンがあった。「はあ」「へー」とか言ってあいまいに返していたんですが、ボールペンもらい「ありがとございます」人間、現金ですよねー。 ちょっとした旅行に行く際、乗りたかった列車が満席だったため、違う方法で行くことに。「あのー、女性車両ありましたよね?」「はい、それでとりましたよ」反省してるじゃないか、駅! (昔、それで何も知らず普通にとって文句つけたことがある) なんで、ちょっと満足。
「あと、まだ検査がお済でない人は?」 「小生だが」 ほとんどの男性客が検査したと思ったが、フードを目深にかぶった少年が前に進み出てきた。 「すいません、それを脱いでいただきたいのですが」 「分かっておる」 少年がフードを取る。そこから長い耳がひょっこり現れた。誰もが息を呑んだ。エルフだ。しかも男の、だ。百のうち一しか生まれないと言われる男のエルフだ。 「済まん。目立つとやりにくいのでな」 やけに年寄りじみた話し方をする。エルフって、皆そうなのか? 身体検査では見つけることが出来ず、やはり落としたとなり船内をくまなく探した。婦人は見つけた者にお礼を出すと言ったのでやっきになって探すものもいた。 だけど結局、ブローチは見つからなかった。 夜になってほとんどが部屋に戻る。俺たちも部屋に戻った。イザリアとは別室だが隣である。寝付けなかった俺は甲板で夜風に当たってくることにした。 その中に、一人の女が暗い海を眺めていた。腕を振り上げて何かを投げようとする。その腕を掴んで止めた。 「!?」 「何するんだ!」 きぃっとにらみつけられた。 「リースリーズ?」 「ちっ!」 腕を振り切り彼女は俺の方を向く。 「よくわかったわね。しょうがないわ、あんたに返す。好きにしなさい」 「なんで、これを捨てようとした?」 「私には価値がないものだったからよ」 手の中のものを放り投げる。婦人のブローチだ。現物を見たことはないが、大粒のエメラルドと聞いていた。 なんでだ? 金にはなるはずだが? 「じゃあね」 「あ、待て!」 彼女は自ら柵を越えて身を投げ出す。リースリーズの身体は暗い海に消えた。 「……」 翌朝、船員にブローチを渡した。 「拾ったんだ」 「くまなく探したのになあ。婦人を呼んできます」 「いや、いい。礼はいらない。あんたからあの婦人に渡してくれ」 「そうですか?」 少しいぶかしげな顔をしたが、手柄を自分のものにしようと考えたのだろうか? 彼はそそくさと去っていった。
今行っている会社の交流会(?)が行われるらしい。しかも貴重なお休み(仕方ないけど)の日に。海で焼肉。肉より肌が焦げそうだ。つーか、行かない。でもちょっといってみたい気はしないでもない。(どっちなんだ? 自分)
退屈な船旅が続く中、事件が起きた。船の上のやつらは皆、それにかぶりついた。 「私のブローチがないのよ! いつも身につけているブローチが!」 上品そうな初老の婦人が声を大にして訴えている。かなり取り乱しているので、せっかくの上品さを失われていた。 「わ、わかりました。落ち着いてください。もしかしたら船内に落ちて老いるかもしれませんから」 悪くすれば海に落ちているかもな。ともかく、この騒ぎに皆興味津々だ。退屈な中、降りかかった災難、それも他人なら面白くてしょうがない。 「いいえ、きっと誰かが盗んだに違いないですわ。乗客全員の身体検査をお願いします。いえ、これは命令ですわ」 「そ、そんな急に……」 もう一人の船員がうろたえている船員に耳打ちする。 「えっ? ジョウロフェンツァ将軍家キルト婦人?」 小声ながらもはっきりと聞こえた。 「あのオバさん、口うるさくて有名なのよ」 と、イザリア。さすが地元人。ともかくお偉いさんの奥さんならば、言うこと聞かないわけにはいかない。 「わかりました、奥様。乗客全員の身体検査をします」 これにはさすがに文句つける客が多かった。俺たちも例外ではない。男はともかく、女たちは個室を設けて一人ずつ女性船員(食堂係)が検査することになる。
を送っております。
汗だくで働いてますよー。家に帰ってもムアムアしてます。明日は最高気温、真夏日の三十度らしい。
……本州より全然マシ、と考えると平気です。京都の友人に怒られそう。
うち、ミニ扇風機とうちわだけで、クーラーとかエアコンはありませんよ。
暑いためでなく、明日も早いので。本日休業なり。
現実の、ではなくゲーム中ので。 ヴァルキリー2の攻略本(エインフェリアの関係が載っているやつ)は面白いかも。
今週の一言:ええ、期待などしてませんとも。読むのちと怖かったけど。九ちゃんなんかかわいー。
すんません。本日休業。
2006年08月06日(日) |
気づかれなかった お・ま・け |
ケロロの十三巻を買って、しばらくその本屋の袋を放っておいた後、袋が邪魔なことに気づき、片付けようとしたら何か入っていることに気づいた。なんだろ? と思ったらハンカチだった。気づかなかった分だけ得した気分。
「退屈ー」 イザリアはそう何度もつぶやく。船に乗って三日目。フォーランズに着くまで後四日かかる。 「暇ー」 退屈と暇。今はそれしか言わない。最初のうちは俺も、「しょうがないだろ」「我慢してくれ」と言ったが、言っても無駄だと思い黙っている。 船旅とは退屈なものだ。それに慣れて初めて真のウォンテッダーになれると言われるが、どうにかして暇をつぶすことが出来る者がウォンテッダーではないか、と思う。 甲板では旅芸人がタダで芸を見せる。時折見せる失敗はまだまだ駆け出しの芸人なのだろう。女たちが集まって会話している、ベンチで寝ているオジさん、はしゃぎ回る子供たち。いつもの風景だった。 その日の夕食中のことだ。 夕食は食事券に書かれている時間に来なければ食べられない。食堂とはいえ、船の中なのでいっぺんに人を入れることが出来ないからである。俺たちは書いている時間に食堂に向かい食事券を見せる。船の食事は全て同じだ。魚料理である。船に乗ったら魚料理しか出てこない。 飲み物は注文できるが、なくなり次第終了となる。 毎食魚料理ばかりでもイザリアは不満なく喜んで食べる。これだけは飽きないらしい。 「今日はカリカリに焼いた小魚なのね」 香ばしい香りを漂わせてそれは運ばれてくる。固いパンとチーズ、果物に柑橘類。もし肉が食べたい時は、干し肉を持参するしかない。
2006年08月05日(土) |
今年初めて(かもしれない)夏の暑さを体感した日 |
タイトル長っ! まっ、タイトル通り、炎天下の中をだらだらと歩いてしまった日なんですよ。疲れるんだよね、身体が。
船のチケットも難なく手に入れ、俺とイザリアはフォーランズに向かう。 「じゃあ、気をつけてな、イザリア」 「うん。お父さんも私がいないんだから無理しないでね」 親父さんに見送られながら港に向かう。そういえば、俺が街を出たとき、誰も見送ってはくれなかった。仕方がないと言えばそれまでの話だったが、淋しかったのを覚えている。 「イザリア」 その声は聞いたことがある。チェインとか言うガキだった。 「何か用?」 「つれないな、見送りに来たんだよ」 ポケットから何かを取り出した。小さな袋状のものだ。 「お守り。無事に帰れるように」 「……ありがとう」 彼女の言葉は、心からの礼だろう。 「おい、あんた。イザリアに何かあったらタダじゃすまないからな!」 「わかってるよ」 と、言いつつ。不安もある。ウォンテッダーの世界は弱肉強食に近い。 「じゃあ、行ってきます!」 彼女の元気な声が響いた。
いつだったかにもらったメロン。(赤肉)
それを冷やして二つ切り。
この日記の読者様にはもうお分かりですね。うわばみとその娘がやることは……。
二つ割のメロンの種を丁寧に取って(種の周りは甘い)、少し食べてくりぬいた所にブランディを入れる。氷も入れるといい。 贅沢ながらも夏のカクテル、メロンブランディ!(ネーミングそのまま) 安ブランディでもメロンの甘みにより飲みやすいカクテルになります。そして、ブランディのしみたメロンも格別。 そんなわけで、アルコール過剰摂取(というほどでもないが)のため、ふらふらふわふわしてます。
うう、効いた。
いまだ踊りの歌が覚えられない。(覚える必要もないけど)ただでもらえるうちわの裏に書かれてるんですけど……二曲あるうちの一つは特に。 ここでクイズ。踊りの歌の一節。 『♪〜水はきれいで 女もきれいだよ うちのかあちゃん まだこない〜』 お祭りなのに、母ちゃんはなんで来ないのでしょう? 答えは誰か答えたら答える。(答える人いるのか?)あ、市民や近郊の方には回答権はございません。(市民で見てる人いるのか?)
間違えた! 『♪〜来たよ 来た来た みんながそろったよ うちの母さんまだ来ない』 だった。あれ? 『来ました』だっけ? ニュアンスは合ってる。
そのガキが黙った。そのまま俺たちから離れる。 「ちょっと! 一言でも謝んなさいよ!」 「いいよ」 まだカリカリしているイザリアを制する。イザリアも怒りをぶつけるところがなくなったためか、すぐに収まった。そして、じっと俺を見つめた。 「レイム君っていくつ?」 「二十五」 「そんなに大人だったんだ」 「なんだよ」 「あんなこと言われたのに、怒らないなんて大人だなって思ったの」 「大人だから怒らない、子供だから怒るってわけじゃないよ。怒る対象じゃなかっただけだ」 ウォンテッダーは人により誤解されやすい職業だと思う。 「それより、本当は学校通いたいんじゃないか?」 「うん。でもね、あの髪飾りも取り返したいの。あれにはお母さんの思い出があるんだもの」 「そっか」 俺は少し彼女に感謝している。初めて、賞金首以外の目的を持てたんだから。
2006年08月02日(水) |
携帯から愛と何かをこめて |
ガスが天然ガスになります。ガス屋がその工事に来てるのですが、その間当然ガスが使えず、風呂に行ったりしていてタイムリミット。お休みなさい。
2006年08月01日(火) |
人により昼休みも取れない会社 |
って、問題じゃないですか? あ、違った。今は夜勤だよ。 いや自分のことじゃないんですが……。他の人をあてに出来ないってなんか哀しいですよね。
店を出て一度イザリアの家に帰ろうとしている時、ガキが一人向かってきた。ものすごい剣幕で俺を見ている。 「イザリア!」 「チェイン」 チェインと呼ばれたガキはイザリアの手を引っつかんで言う。 「お父さんから聞いたぜ。ウォンテッダーになるって、無茶苦茶だよ!」 全くその通りだ。 「そんなの、こいつに任せておけばいいんだ!」 「放してよ! 無茶でも何でも私がそうしたいのよ!」 「なら、医者になるのは諦めるのかよ! 学校には行かないのか!」 「髪飾りを取り返したら通うわ」 「何年かかるか、わからないだろ? ウォンテッダーなんてただの賞金稼ぎじゃないか? 君は医者の前にウォンテッダーで名前を汚すのか?」 「な、な、なんて失礼な! 謝りなさいっ!」 イザリアが顔を真っ赤にした。よほど怒っている。最近、目的を賞金首にしか見出せないウォンテッダーが多く、ウォンテッダーになるのは腕っ節だけがいいバカだけだとか、考えなしばかりだと言われる。だが……。 「おい、坊主。確かに俺は学もない賞金首狙いのウォンテッダーだ。しかしな、今でも自分の目的を失わず、目的を果たしても次の目的を探し見つけるウォンテッダーもいることを忘れるな。イザリアは目的が出来て初めてウォンテッダーになるんだ。ウォンテッダーとしてこれほどの条件はない。友達なら、快く見送ってやってくれ」 「レイム君……」 「世の中には、人の役に立ったウォンテッダーがたくさんいることも忘れないでくれ」
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