気まぐれ日記
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力もHPも到底人間には及ばない。人間の方が何十倍も大きい。なのに、この生物にどきりとさせられ、奇声を上げずにいられない。
ゲジゲジ(正式名称があるだろうけど知らない)
しばらく家に入ってくることはなかったのに、おとといきやがった。見た目的に全然駄目なんだよ、アレ。 感触すら嫌なんで、布巾を濡らして逃げるヤツに被せて圧死させる。更にナイロン袋に入れそのまま燃やせるゴミ袋に。男手のない女の家の戦いである。(笑)
今週の一言:あのなんか方向性が……。多分、飛一内容がヤバくなってます。(いろんな意味で)そっか、男も触られるの嫌なんだ。つーか、パー子ちゃんっ!
「わかりました。お嬢さんに何かあっても俺は責任は取れませんが、なるべく努力はします」 「なかなか潔いね、レイム君」 「やればできるのよ、レイム君は」 この親子は……。 「出発は明日の朝。それまでに準備して。衣類は最低限に。食料は三日分くらいの非常食を。行き先は……情報集めてこないとな。リースリーズの向かうところ……」 とは言え、リースリーズは神出鬼没。今回も偶然居合わせてしまっただけだ。はて、どうしようか……。 「フォーランズ」 え? 「コレ」 新聞だった。見出しには『リースリーズ、今度は女神の涙を』となっている。記事を拾い読みすると、ファーランズ王国にある王宝『女神の涙』を盗む予定らしい。 「フォーランズ行の船券手に入るかなぁ」 船券は出港の最低二日前に手に入れなければならない。空き室がない限り前日売りはしない。なんだかんだ言って船に乗るやつは多い。ウォンテッダー、商人、観光客と。 「知り合いに船員がいるから聞いてみよう。イザリアはレイム君と買出しに行ってきなさい」 「はーい。じゃ、行くわよ、レイム君」 「え? あ? ちょっと!」 イザリアに引っ張り出されて俺は町に繰り出した。 ジョウロフェンツァの街はその昔、魔法が栄えていた国だったらしい。今はその影も薄い。魔法に頼ることが出来なくなったのでこの国は衰退した、とされている。領土も昔の半分だと。それでも港があるということでいろいろなものがある、と何かのガイドブックに載っていた。 「とりあえず、缶詰類とか。干し肉と乾パン。あとチョコレート。チューブ入りのやつ。滅多に使うことないけれどな」 「うん」 大概のものは雑貨店でそろう。ウォンテッダーが増えている時代のせいか、ウォンテッダー必需品セットなるものが売ってある。店により入っているものにばらつきがあるが、大体は一緒だった。 「どれがいいの?」 「どれを買っても問題ないな。食料は非常食だけでいい。船に乗るから」 航海中は食事つきだ。寝るところにも困らない。その分金は取られるが、乗る人が多いのはそのためだ。 「じゃ、コレ。そして、あとコレも」 イザリアがほかにおやつをいくつか選んで店の親父に渡した。遠足じゃねーぞ。まあ、いいけど。
大江戸! 聞きました。DVD完全限定オマケ。 笑いっぱなしでした。完全生産のおまけにしておくのがもったいないくらい。
ブックオフ行ったら、本増やしてしまった。ブックオフで買ったのは一冊だったけど。あと、CD。ランドリオールのドラマCDだよ。あと、カクテルの本。お酒でもカクテルは華やかだよね。写真見てるだけで「うふふふふ」(大山ドラ笑い)ってなっちゃうよ。
「ウォンテッダーになるの!」 「なんだってー!」 ウォンテッダーになる条件。特になし。求めるものがあれば、誰でもなれる。例え、身を守るすべがなくても傭兵を雇ったりすることですることが出来る。よほど身体に何かなければ。彼女は、見た目的に健康。武器その他は使えないようだが、目的が出来た。問題があるのは俺のほうだ。 「でも、俺……あんたを守ることはできない。つーか、いろいろ問題だろ?」 「レイム君は大丈夫よ。その辺しっかりしてそうだし」 どっから来るんだ? その自信。いや、手を出すつもりは一切ないけど。ただでさえ、女の誤解で勘当された身だし。 「でもなぁ、年頃の女の子と一緒に行動すんのは……」 「迷惑は掛けないわ。自分の身は自分で守るし、自分の物は自分で買う。でも、ウォンテッダーに何が必要で何が大事なのかはわからない。そこだけでもサポートして欲しい」 「野宿とか、そういうのもするんだぜ」 「そんなの、わかってるつもり」 「俺は……かまわないけど。あとは保護者の許可だ」 「お父さんの……」 そういうと彼女はすぐ親父さんをつれて来た。そして、 「よろしく頼むよ、レイム君」 「はい?」 反対しないのかよ! 「娘は一度言い出したらきかないんだ。意志も固い。髪飾りを取り戻すまで帰ってこないだろう」 「もちろん」 「だから、娘がくじけた時、一喝してやってくれないか?」 「そんなこと、絶対ないよ! 何言ってんの? お父さん」 駄目だ……。俺は、諦めた。
本日お休みのためと親がいないことをいいことに、溜まったビデオを見たのさ。映画二本とアニメの見返し。アニメは説明するまでもなく銀魂。ぼんやりと見てました。
映画はまずハウル。映画館でも見たんですがね。やっぱテーマは老人介護だよね。まず老人というものを実体験し、普段何気なくしていることでも老人が苦にしているということを経験。そして、突然降って湧いた老人介護。あの戦争の最中、老人を抱えてどうのこうのって……例えば、今ここに十分後にミサイル飛んできます。避難してください。そこに身体不自由な老人連れて行けっていってるようなもんです。(アレ? 関係ない?)しかも、明らかにボケ……痴呆……いやいや認知症(のフリ)の元魔女を介護しているので大変ってば大変。でもそこはソフィー。老人経験があるためそこはきちっとケア。でも、介護員は対象者に「おばあちゃん」なんて言ったら駄目なので介護員は失格。(でもそこを非難しているのかもしれない。介護法っていうの? その他いろいろ厳しいと思うところがあるから。その厳しさがなければ、仕事なく仕方がなく介護員になった(つまりやりたくない仕事)若者も辞めていかないのでは?) というわけで、駄目な魔法使い改め亭主関白ハウルと生意気でも可愛げある弟子マルクル(介護員助手)と半永久エネルギーカルシファーをうまく使って今日もソフィーは元魔女を介護していく……。
ところで、どうして王子は案山子にされてたっけ?(理由はなかったよな。多分、戦争に反対していたけどその国に付いている魔法使いとかがそうしちゃったんだろうな。そのくらいしか考えられないわ)
で、泣かされた映画。 「ミュウと波動の勇者ルカリオ」 って、ポケモン映画かよって思わないでください。仕事で疲れた脳には刺激がありましたよ、多分。 私、何を隠そう「ミュウツーの逆襲」で映画館でボロ泣きした人ですから。あれね、なんか大人にしか泣けない事情がいろいろあふれてる気がするのよ。分けもなく泣いたね。もらい泣き。(もはや理由が違う) その後のはそんな感動とかなく普通にテレビでやっているのを見ていったんですけど……(「セレビィ」はお姉様向けじゃないですか?)先が読めちゃうのはしょうがないというのは重々知っているんですけど、最後のほうでアーロンがルカリオを友と言った(いや言うと思っていたけど)のがもう感動。なんかもらい泣き。従者としてでなく友だったというのが長い年月かかったけれどもルカリオにそれが伝わってよかったね、という内容を二時間弱かかって伝えたんですね。(違うような気がする) なんかもう、ミュウとかはじまりの木とかどうしてレジ類がいるのか、なんだかよくわからない部分はあるけど、それはポケモン映画第一作からそうだから、と考えると納得いきます。そんなもんです。ハウルとおんなじです。どうして戦争しているとか全然説明がないですが、そこが問題じゃないからです。問題は、主人公たちがそれに対しどう動くかをどう見せるかです。(思考放棄) 泣くことはいいことですよ。「受けたい授業」でやってた。 でも、「蛍の墓」は悲しすぎて今も見る気がしない。
今日は友人の話。
この間、メールが来た。何事か(いや、いつも大した用事じゃないが、こっちからメール送ることが多いので)と思ったら『漫画送ってもいい?』
で、送られてきた漫画。思いっきり新刊でした。いいのかー!
どうも部屋に納めきれず漫画を処分したらしい。それでも貫く漫画ライフ。君らしいよ、友人。代わりに私のを……(意味なくなるのでやめておく)
ちなみにその漫画、荒川先生のアシ(多分)していらした方のでした。なんとなくオヤジの描き方が……。いやさ、漫画家ってオヤジとか老人とかかけるから漫画家なんだよねー。(それが全てじゃないけれどさ) 三代前の村長さん、イカスー。
で、友人は泣く泣く漫画処分をしていると思いますが、自分もまた、そんな状況にあるということ。
もうちょっと、溜まったら処分(ブックオフ行き)を考えないと……。
アレです。どっちの料理のアレです。 北海道が出たのでちょっと。あのオバちゃんのラーメンが食べたかった。 で、ササダケというか、八雲。あのケンタッキーハーベスタがある八雲。一応特急が停車しますよ。(ツタヤだってあるんだぜ) で、なんで八雲というと、『七日のうち八日間は曇っているから』と、聞いたことがある。(八雲の在住者じゃないですので、真偽は不明) あと一日はどこにいった? ミステリー……。
昼ごろ、目が覚めた。まだ身体が重かったが起きれないほどじゃない。それに見合わせたかのようにイザリアが部屋に入ってきた。 「レイム君! 起きた? 聞いてよ聞いてちょっと聞いて!」 「……落ち着けよ」 まだぼんやりする頭を振って俺はイザリアの方を向く。彼女はもうこんなに元気なんだ、と。同じ薬を飲んだように思えない。 「なんだよ? どうした? やっぱ勲章は盗まれちまったのか」 文字通り手も足も出なかった。油断した、としか言い様がない。ウォンテッダーとして他人から出されたものを飲むのは自滅行為なのだ。例え相手が信用できるとしても、今回のように敵が変装しているということがある。 「勲章は無事だったの。でも」 「でも?」 「リースリーズはそれが狙いじゃなかったの。髪飾りが盗まれたの。お母さんの形見の……」 彼女はそこでぼろぼろと泣き出した。月並みだが、女の子の涙には弱い。どう対処していいか、いまだよくわからない。 「でも、どうして……」 その髪飾りにどんな価値があるのかわからなかった。 「わかんない。でも、あれはお母さんが結婚する前、お父さんがプレゼントしたもので……そんな高価じゃないけど、お母さんすっごく大切にしてて私が壊してしまっても、直すって言って決して手放そうとしなかったの」 リースリーズのことは聞いたことがあった。最初は歳相応の盗族で、安っぽいアクセサリーやかわいい服などを盗んでいた。それも主に店から盗んでいた。それがいつの頃からか、価値がないものを盗んでいくようになる。主に古いもの、とされるものを。 「取り返したい」 「取り返す?」 「だから、レイム君について行きたい。私もウォンテッダーになる」 「……はい?」
いや、もう今日ははよ寝ます。
なんとなくですが、職場のほとんどの人、年下なんでないかなぁ、などと思っとります。(みんな、若いなー) 実年齢より若く(子供に)見られるので黙っとりますが。
それにしても、子安ボイス……。いや、先週からうすうす感じてますけど。 いや、悪くはないんですけど……。 どういうわけか色モノキャラ続きな時があり、その時期にヒットした(よくお声を耳にした)ため、子安さん=色モノと定着してます。(かっこいいキャラも演じていたはずなんだけど) イメージの一番はレザード=ヴァレス(VPは死ぬほどやったから)ですね……。(極悪非道ながら、一途な愛の人)一度は彼をレベル99にしましたよ。 神話かぶりで「魔ロキ」のフレイもそうですた。 いろんな意味でイっちゃってるあたりは、まあ適役?
「ケロロ」で……(略)。(そーいや、石田さんも!)
ずうっと曇りがちでした。 それが、久しぶりに晴れた。一週間ではきかなかったような……何しろ、夜勤でもあったし。 それでああ、青空っていいなぁ。などと思ってみたり。
重いまぶたを開ける。重い頭をめぐらせる。 駄目だ、何がどうなったのか思い出せなかった。 「気づいたかい? レイム君。わかるかね?」 「……」 まず、ここがどこだかを思い出す必要があった。そして、自分は何をしていたかを……。
リースリーズ!
俺はがばっと起き上がった。が、そのまま、またベッドに倒れ戻る。身体が付いて行けない。身体も重かった。自分で自分を支えることが出来ない。ここが病院で本当によかったと思う。 「親父さん、何がどうなってんだ?」 「君は心配はない。ちょっと多く睡眠薬を取っただけだ」 「眠剤? なんで?」 「リースリーズの仕業らしいね。昨日私の姿をして現れたのは彼女だよ、きっと」 「……娘さんは? イザリアも」 「ああ、心配ない。君ももう少し休んでなさい」 リースリーズは、変装が出来るのか? 確かに、イザリアの親父さんがお茶を持ってきたのは覚えている。それが、本当に親父さんだったのかまでは、覚えていない。それだけ薬の効きが強烈だった。
2006年07月24日(月) |
自分で自分のあげ足を取る |
捕食……そうですね、捕食しなきゃ人間生きられな……。すいません、補足です。足です。足。
今週の一言:今週のネタもアレなんですけど、アレな女に手を出してお堀に沈められそうになったということがある、ということにものすごっく萌えました。逆に沈めたっぽい?
今年もまた、恐怖を購入。年一冊発行になったの?
予告時間まで、あとわずか。勲章は私の手の中にある。 レイム君は乗り気じゃなかった。誰もが失敗……ベテランのウォンテッダーすら諦めてしまったというリースリーズという盗族のウォンテッド。でも、うちの家宝をそうやすやすと盗られたくない。だから、もう一晩ここにいて欲しいとレイム君を引きとめて、彼は渋々と承知してくれた。 刻々と時間は近づいている。レイム君は自分の愛用(だと思われる)剣を抱ええて黙っている。私もずっと黙っていた。 ノックの音。 「頑張っているようだね」 「お父さん」 お父さんが気を利かせてお茶を入れてくれた。 「ありがとう」 お盆を受け取ってレイム君にも渡す。 「あまり根を詰めてはダメだよ。それが盗まれても、イザリアが無事ならいいんだ。それと、レイム君、娘のわがままに付き合ってもらってすまない」 「いや、助けてもらったお礼も兼ねてますので」 「そう言ってもらえると、うれしいね」 「お父さん、心配しないで。私、これを必ず守るから」 「はいはい」 お父さんが部屋を出て行く。今、入院患者はいないけれど急患に備えてお父さんは仮眠をとる。 時間が過ぎても、リースリーズは来ない。お茶を飲んで私はレイム君と雑談することにした。眠気防止のために。 「レイム君、どうしてウォンテッダーに?」 「早い話、親に勘当されたんだ。一つの街に留まってもいいかなって思ったけれど、そういう気もなかったから……」 眠い……闇に吸い込まれるようになる。レイム君も眠そうにしていた。必死で私に話しかけている。自分もそうしたい。だけど、引きずり込まれる。ついに、私たちは……。
一昨日の日記が、そんな感じで終わっているのでちょっと補足。(捕食しなきゃならないなんてやっぱダメじゃん) あくまで、イザリアの感覚です。あと、治療費は治療していないからいらないと言っているのです。
鋼十四巻。ラフ画集、予約しなくても手に入れましたぜ。なんか、ラフって好きです。えんぴつでしゃっしゃっか描いた絵って、その人の持ち前が出ているようで。同人とかのコピー本でえんぴつで描いているのがありますが、そういうのをついつい買ってしまいます。なんちゅーか、好きなんですよ、鉛筆描きのが。やわらかさが好きなんですよ。 ……三十が好きです。四十、似すぎ! あと、八十!?
次の日。お父さんは、またおせっかいを始めた。人の良さそうなウォンテッダーを見ると、何故だか勧めてしまうのだ。健康診断。しかも、無料で。 「どうだろう? 悪いようにはしないよ」 「でもなあ、これで悪い病気とか見つかっちゃったら……」 「ウォンテッダーは廃業になるね。故郷に帰ったほうがいいってなるけど。大丈夫だ、君は元気そうだもの。それに妖精も憑いている」 そんな冗談のような会話をしている。私は今朝の新聞でも、と玄関へ向かった。そこに、新聞と一緒に封筒があった。手紙にしては、届くには早い時間。誰かが直接新聞受けに入れたものだ。 『今夜、貴方様の家宝を戴きに参ります。 リースリーズ』 あまりにも分かりやすい。それでいて、挑発的。予告状というのもは、もう昔の廃れた風習か、物語の中のものと思っていた。それが、私の手の中にある。 「お父さんお父さんお父さん!」 お父さんを呼びながらダッシュで診察室に入った。まだレイム君が健診を受けようかどうか迷っているところだった。 「なんだい? イザリア」 「こ、こここコレ、よよよ予告状!」 「ほう、何々? 家宝? うちにそんなものあったかな」 「あ、あれアレじゃない? その昔、王家に仕えていた印としてもらった勲章みたいの」 「そうだな。アレが一番家宝らしいよな」 お父さん、なんか昔話を語るようにのんきだった。 「リースリーズったら、今ちまたを騒がせているという盗族じゃないか? どういうわけか、正式にウォンテッドされないって言われている……」 「捕まえよう!」 「確かに、個人ではコイツに賞金掛けているところはあるけどな。いろいろ噂を聞くけど、いまだ誰一人コイツを捕まえた人がいない。更に、再挑戦する人もいない」 「でも、この人にうちの家宝を盗まれたくない!」 この時、私には何か使命的なものを感じていた。彼女を捕まえて名声云々じゃない、彼女は捕まえなくちゃいけない、と。
2006年07月22日(土) |
お盆休みはあるのか? |
何か、とてつもなく遅れているというんですが……。 年間のお休み表があるんですが、一応八月十二日から十六日まで休みになっているんですけど、あてにはできません。(地元は七月盆ですが、お盆休みとは別) GWも三日から七日までと表しておきながら三日と四日しかなかったし。(ちなみに私はたまたま休みで四連休) もし、休めるんだったら十二、十三日って休みたいんだけど……! 無理かな……。(どうしてかは聞くな)
と、いうか。どうにかならないのか?
2006年07月21日(金) |
どうして、こんなに眠いの? |
懐かしのあの名曲。(でも、ほんと変な歌だよなアレ。なんでみんな心痛めなきゃならないんだ? 睡眠不足で?) 別に不足はしていないんですが、眠いです。
そのウォンテッダーが目覚めたのは夜中だった。急にがばっと起き上がってあたりを見回す。ごく普通の行動だった。 「おはようございます」 と、言うのも変かな? と思いつつ声を掛けた。 「? お、おはよう?」 やっぱりまだ、頭がおぼつかないみたい。 「覚えてますか? あなたは、お店の前で倒れたんですよ」 「そうか。なんか急に目の前が真っ暗になって……貧血か? いやでも、この間レバーステーキ食ったしな……」 「あなた、妖精憑きにあったんです」 「妖精憑き?」 やっぱり、知らないよね。この地域特有だし、妖精憑きなんていうのは滅多にあることじゃない。 「ええ、妖精に魅入られてあなたの身体に入ったんです。妖精が身体に入ると不具合が生じて昏倒することがあるから……でも、最初の一時的なことです。もう大丈夫よ」 「妖精が、俺に……。憑かれるとどうなるんだ?」 「そこまではわかりません。妖精によります。でも、決して悪いことじゃないので」 「そうか、それならまあ、いいか。……って、ここは? あんたは?」 「ここは病院。私はこの病院の娘です」 「病院……。そうだよな、倒れたんならそれなりのところに運ばれるよな」 「私はイザリア。あなたは?」 「レイムだ」 レイム君ね。彼に今夜一晩はここに泊まることを勧めた。もう夜中なので宿も閉まっている。 「それは、助かるけど……俺、あんま金がないんだけど」 レイム君はまだ良心的だ。ウォンテッダーの中には「勝手に助けてなぜ金払うんだ?」と言って踏み倒す人がいる。 「大丈夫。治療費は必要ないわ。入院代は格安良心的料金よ。安宿より安いのがうちのモットーだから」 「助かるよ」 そう言って彼は笑った。それは歳相応のかわいい笑顔だった。
2006年07月20日(木) |
夜勤、もう一つの楽しみ |
本日、夜勤明けです。 タイトルのように、私にはもう一つ楽しみがあるんだよ。(誰に話しかけている?) それは日曜日に行って、月曜の朝帰ってくるという型。WJを読むことが出来るんです。コンビニで立ち読んで、家に帰って寝るみたいなパターンがいい。(ちなみに今週は土曜だったんで……)
まあ、夜勤には夜勤なりの楽しみがあって……そう考えないとやって行けないですから。
「リースリーズ」には番外編みたいのがあったりします。気が向いたらそれもだそうかと。(いつになんだろ?)
シルメリアですが……。前作にてエインフェリアの決め技が一人一人違うのに対して、今回は……。ううっ、それが惜しいです。そのためか、難易度が少々高いせいか(いや、問題はないけど時間がないため)あまり進みません。
今月の一言(例によって毎月やる訳でもなく、なんのかは聞かないで):地方によって昨日買いましたが、アレがアレでもう!(何言ってんだか?)主人公のネタ、アレばっかりだったらどうしようかと思いました。
イザリア=フロウ。それが私の名前。うちは病院。だからお父さんも医者。私もその医者になろうとしている。今は手伝いしか出来ないけれど、いずれはこの病院を継ぐつもり。 ある日、急患が入ってきた。 「店の前で急に倒れたんだ」 「ウォンテッダーらしい」 「頼むわ、フロウさん」 近くの宿屋のおじさんと食堂のおじさんが二十代くらいの男の人を運んできた。こういう……旅の人やウォンテッダーは助けてもお金を払ってくれないケースが多い。だから、ウォンテッダーや旅の人お断りっていう病院も多いけど、うちのお父さんは違う。その優しさのせいでこんな患者が担ぎこまれたり治療代を踏み倒されるのだけど、そんなお父さんが好き。近所の人にもそんなところをつけ込まれつつも、人気があるのだ。 「妖精憑きだな」 担ぎ込まれたウォンテッダーを見て、お父さんはそう判断した。いつもながら早い。そして正確だった。 「妖精憑きって、今どき……しかも、他所の人に?」 「妖精に今どきも何もないよ。それに、妖精に魅入られるのはそう悪いことでもない。もうすぐ身体が慣れるだろうから目が覚めるだろう」 妖精憑き。この地特有のもので、その名の通り、妖精が憑くこと。宿るという言い方もする。妖精というのは、本来人間は嫌いらしいけど、どういうわけか気に入った人間にはかなりの愛情を注ぐと言われている。その身体にもぐりこんでともに一生を送る、と言われている。ただ、妖精が憑くと身体に何らかの障害が起こり、この患者のように昏倒してしまうこともある。でも、それも一時的なことですぐに目が覚めるケースが多い。
2006年07月18日(火) |
ああ、もっと有意義に |
休みを使いたい。 部屋はごたごたのまま……。
レイムはなんとなくつけた名前です。姓のトグスマンはなんとなくマンというのが付けたかっただけです。 あとは、ともかく一人称な話です。
レイム=トグスマン。それが、俺の名前。親父に勘当されて以来、ウォンテッダーとして身の生計を立てている。幸い剣は才能あったのか使っているうちに上手くなった。それは、本当に幸いだった。 それでも俺は、人生に恵まれていないと思われる。親父に勘当されるまでは家業を継ぐつもりでいた。いやな仕事じゃない。むしろ好きだったのだ。それが、とんでもない誤解のために砕け散り、俺は街を追い出されたのだ。 ウォンテッダーになって五年。ウォンテッダーとして慣れるまでかなり時間がかかった。母が哀れんで少しの援助をしてくれたのをものすごく感謝している。この月日はどんだけ苦労したかわからない。それでも、生きてこれた。 ジョウロフェンツァという国に入るのは初めてだった。妖精主の大陸と呼ばれるこの国はその名の通り妖精に魅入られた大陸である。その玄関口の一つであるジョウロフェンツァ王国は、大陸でも大きい国の一つだった。別に用があるわけじゃない。ウォンテッダーは目的がなければ流れ流れる生き物だと、誰かが言っていた。そもそも、ウォンテッダーは目的があってこそウォンテッダーと呼ばれる。今の俺は、ただ食っていくだけのための賞金稼ぎだ。 妖精主を見つけるのも一興かもしれない、と他の誰かが言っていた。伝説に近いものを探す身分でもない。宿を見つけて手ごろなウォンテッドを見つけてその土地の美味いもんでも食べれれば十分だった。 船を下りて繁華街へ向かう。数多くの店が並ぶ中、安い宿を見つけようとした時、俺は視界が急に黒くなるのを感じた。
また、工場の軒に出来てます。二つ目。(見える範囲で) で、同じ場所で働いている人と話をしたんですが、その人は「ツバメが巣立つように次から次へと人が入っては辞めていく」 なるほどー。うちも家庭を支えるためにちょっと入っただけな様なもんだからなー……。 つか、この会社のやり方がまず何かおかしい。
では、改めて始めたいと思います。(昔なぁー、ホント途中半端で続かなくなっちゃんたんだよなー)
リースリーズ
リースリーズ。盗族の娘。盗族はその名の通り盗みを生業にする家々で、盗賊とは違う。一緒くたに考える者は多い。彼女がただの盗族であればただのウォンテッドの対象だった。彼女を注目し始めたのは、生きるためのもの以外を盗むようになったからだった。 本来盗族は自分が生きるために盗む。それは食料、衣類に限られており、更に高価なものを盗もうとしない。ただし年頃の女性などは宝石類を盗むことがあるそうだが。だから彼女が宝石やアクセサリーを盗むことは不思議とは思わなかったが、いつのころからか、汚い置物を盗んだり日記帳を盗んだり老人の眼鏡を盗んだり……と変なものをになった。到底彼女には必要のなさそうなものばかりである。 そして、不思議なことに公では彼女をウォンテッドの対象としない。 ただ、被害を受けたものの中には個人で高額の賞金を掛けている貴族や商人が多くいるし、街で村で更には国王自らウォンテッドとしている国もある。謎が多いとされる盗族がある国に『リースリーズは我一族の面汚しだ。彼女は盗族から排除したが、これを野放しにも出来ぬ。よって生死関わらず彼女を捕らえた者に一族の宝をやろう』といった手紙を送ったりと、彼女に関する話題は増えていった。 もちろん、それを逃すウォンテッダーはいない。彼女は恰好の獲物となったのだった。 しかし、とあるベテランのウォンテッダーは言う。 「お主らは、強い者に会ったことがあるか? 知っておるか?」
レイム=トグスマンは故郷を離れて五年のウォンテッダーだった。才能があったため剣の腕はその間でだいぶ上がっていたが、魔族の相手が出来るような武器も魔法もないし、自分の能力で出来る範囲で賞金を稼いでいる堅実的なウォンテッダーだった。 なので、様々なウォンテッダーが挑んでは諦めるリースリーズにも興味は無かったわけじゃないが、獲物にしようとは思っていなかった。
2006年07月16日(日) |
本当に、何をやろうか? |
何も思いつきません。
ああ、創作意欲もないわ……。 そういや、「リースリーズ」って途中まで書いて未完だったりする。前のはワープロに入ってるんだよな? また見るのも面倒だな……。新たに作り直すか。 と、いうことで明日から(明日からかよ!)「リースリーズ」(復刻版?)をやりたいと思います。内容はうっすら覚えてますが、細かなことはさっぱり忘れてます。
では、お休み。あしたも仕事なんだよ。臨時出勤さ。
睡眠は仕事のためちゃんと取りたいけれど、やりたいことが出来ない。 だから、この日記もそのやりたいうちの一つなんで外せない。
で、
メールを見ることをやめた。
だって、ほとんど迷惑メールばっかなんだもん。(時間はかかるし)
今週(?)の一言:ちゃんと停免食らっていたことにものすごーく現実味を感じました。ヅラについては、もうツッコミも何もないです。ずっとそのままでいてください。
で、どうするよ? 何やる?
もーだめ。 身体ガタガッタだわ。
え、五日目? 無理無理無理。
……仕事ある分、ありがたいと思いたい。そんな意識構造改革を。もう、何言ってんだか自分でもよくわからない。
と、いうわけで、五日目勤務決行……。(皆がんばってるんだと思って)
田学もそろそろ飽きてきたし、何をしようか、と考え中。
妹と一緒にとある喫茶店に入った。で、隣の席の女子学生っぽい二人の会話が耳に入った。(狭いこともあり、声がでかいのもあり)
A「私、漫画とか読むほうだよ。ワンピースとか」 B「面白い? (読んだことはあるけど)海賊がどうとかどうでもいいってカンジだけど」 A「最近話ややこしくて……」 みたいな事を言っていたので、妹と二人で「別にお前に読めって言ってるわけじゃないじゃん」とメニューを盾にして言いました。(もちろんBの方に)
更に……
B「雑誌ってさ、続き物が多くて入っていけないんだよねー」
当たり前じゃん!
じゃ、読まなくていいよって突っ込みたかった。そりゃ、オール読みきりって言う雑誌もあるけど、ほとんどは掲載漫画雑誌なんじゃない? いや、もうあんた漫画なんか読まなくていいよって言ってやりたかった。でも、笑えた。
ちなみにこの時食べたのは、三種のベリータルトだったかな?
夏といえば…… 毎年、買っては売っている文庫本がある。怪談話が百話載っているアレである。文庫版新刊として二冊ずつ出ているのだが、読み終わってもまた手に取ってしまうので早めにブックオフに持っていってしまう。 怖いくせに、ぞくっとくるクセに……それがやめられません。
田学まとめ。
上田明……小学校で習う漢字で攻めていこうとしたら、普通な名前になりましたってなものです。保険医でオカルト研究部顧問。幼馴染に体育教師黒岩淳一、岡崎優介がいる。実は彼も見える人なんですが、見えるだけの人です。(興味もなし)
野田晴仁……天才系のキャラが作りたいと思いつつ、性格上かなり問題があるって内容にしたかった。実は田学の関係者ほとんど全て把握しているデータバンク頭の持ち主。春季と同じ「ハル」ってかぶってしまったのはちょっとミステイク。
斉藤直行……四角い漢字で固くしようとしたが、それもイマイチ。男らしいキャラにしようとしたら空回りした。
山川清太……京一郎に従兄弟でも作ろうかと思い、作ったキャラ。実は晴仁にも川上空也という従兄弟がいるのだが、まあいいやということで。山に流れる清い川というノリで作った。今回の話はアレなんだが、本当はクラスのリーダー的存在なのだが、クールというよくわかんないキャラ。
2006年07月11日(火) |
どっかで聞いたことある? |
田中学院やってますが……。学校構造としては「クランプ」、生徒らに関しては「そんな奴〜」っぽいですね。うん。なんとなく楽しい学園モノを短く書きたかった、ということから生まれた代物なのでそんな深く考えずに読んで……(読んでいる人いんのか?)。 なんか、オカルトに偏ってますけれど。(趣味なもんで)
小等部の例のトイレ前、二人はそこで立ち止まった。時計は午後四時四十一分を指している。あと約三分後にうわさの花子さんが現れる。 「今どき学校の怪談なんてよ……」 「だから検証するんじゃないか」 「検証したところで何もないだろうな、学校の怪談なんてニュアンスが違ったりするだけでどこもおんなじだし、そうなるとどこにでも花子がいることになるじゃねぇ?」 「そうだけどさ。あ、時間。じゃあ、行くよ」 四時四十四分四十四秒、清太はノックをした。しーんとしたトイレにノック音だけ聞こえる。
何も起こらなかった。 「……」 「……」 二人は顔を見合わせた。そして一瞬でも緊張した自分たちが馬鹿だったと言わんばかりに笑った。 「なんだ、やっぱ単なる怪談だよ」 「そうだよな、起こるわけねーよな」 京一郎は笑いながらドアをバンバンッと叩いた。 「はあい」 『!!?』 確かに、聞こえた。女の子の声で。 「えっ?」 清太が時計を見る。時計は四十五分になるところだった。そして、京一郎の方は四十六分になるところだった。 「兄ちゃんの時計、ちょっと早いよ……」 「……じゃあ」 ばんっ!
トイレのドアが音を立てて開く。 「ひいっ!」 「ぎゃっ!」 「久しぶりのお友達、さあ、どうぞ」 トイレのドアの向こうにトイレなどありふれた光景はなく、ブラックホールのような空間が出来ていた。その声はブラックホールの奥から聞こえる。 「に、逃げ逃げっ!」 なのに二人はそこへ吸い込まれていく。本当にブラックホールのようだった。 「悪霊退散!」 札が一枚そのブラックホールに吸い込まれていき、それは消滅したが同時にブラックホールも消えた。 「間に合ってよかったぁ」 「ほんとね。従兄弟で神隠しなんて笑われるわよ」 巫女姿の中等部高山貴乃、同じく中等部東可奈が後ろに立っていた。 「すっごいスクープ」 「『田学の花子は存在していた』っていう見出しがいいかな? 『兄弟が体験!』とかがいい?」 そして、更に後ろに高等部の双子姉妹、中野夏季、秋季。 「お、お前ら、一体」 双子の二人と京一郎はクラスメイトである。 「あらあら山川じゃない」 「今日ね、この二人に協力してもらって、この学校の噂を調査していたの。学校の怪談なんてほとんど嘘っぱちなんだけど……」 「霊感がありあふれたこの二人に言わせると、このトイレだけは怪しいって。実際調べたら生徒が行方不明になったことがあるらしいのよ」 「だから調査しに来たわけ」 「そして、山川が吸い込まれそうになっていたから、貴乃ちゃんがありがたいお札で助けてくれたって話」 「ともかくスクープだわ。あとで恐怖を語ってね山川」 「あ、写真撮ったけど目は隠すから大丈夫よ。じゃあ、よろしくー」 四人は笑いながら去っていく。 「え、あ、ちょっ」 「兄ちゃんが、よく女の醜い争いを書くのがわかったような気がする」
後日、もともと穴埋め的記事だった「トイレの花子さん」事件は大きく取り上げられた。清太は経験者としてしばらくクラス内で英雄扱いされたが、そこが女子トイレということもあり、変な意味でも英雄扱いされた。なので、彼はくだらないことに首をつっこむのをやめたが、これからも従兄弟京一郎のやっかいごとに巻き込まれる運命にある。
北海道弁です。(例:「おめー、はんかくせぇんじゃねえ?」) 意味は、馬鹿とかドジとか。本日、まさにそれだったんですよ。ブランクと呼ばれるものがありまして、それに関すること三回、はんかくせぇことをやらかしました。呪われてんじゃねぇっかってくらい。 でも、まあ、人の生き死にに関わることじゃないと思うと全然気楽なんですが……。 気合入れてがんばるぞ、というときに限って空回りするんだよな……。
訂正:炭酸は舌がぴりぴりするからあまり飲まないと昨日書きましたが、ビールは別です。
今週の一言:ええっ、混浴露天風呂!? (そっちかい!)
2006年07月09日(日) |
レモンティーが飲みたい |
昨日のことでございます。 休憩時間にレモンティーが飲みたいと思って自販機で購入。出てきたのはサイダーだった。 ああ、これは間違って入れたんだな。と思い、今度こそと……サイダーだった。もう買う気になれずサイダー飲んだよ。うまかったよ。でもね、レモンティーが飲みたかった。(一本目のサイダーは持ち帰りました) 炭酸は舌がピリピリするのがいやなんで、あんま飲まない。 つーか、間違えるな、販売員。 今日はちゃんと飲みましたよ。(休憩時間:今朝)
「それじゃ、田学を歩き回ってみっか」 「兄ちゃん、今年でいくつだっけ?」 「お前は何でそんなに若年寄りなんだよ」 田学は広い。何しろ、幼学部から大学部までのマンモス学校。一学年のクラスは少ないが広い敷地を有効に使っている。 「まずは、幼学部から行こうか?」 「無理だって。幼学部には許可なしに入れないんだぜ。幼稚園児には、大人のジョークはきついってなって、そうなったの知らないの?」 「なんだよ、それ?」 「特に高等部は濃すぎる連中ばかりだから、幼学部の先生方が危惧して許可なしで入れないようにしたんだよ」 「ああ、良介らのことか」 それに兄ちゃんも入ってんだよ、とまでは清太は言わなかった。 「じゃあ、しゃーねーな。小等部から行こうか。幼学部にゃ、特にないだろうし。で、何があるんだ?」 「有名なのは、花子さんだね。ちょうど時間もいいし」 「?」 「よくある怪談だよ。トイレの花子さん。四時四十四分四十四秒に三階の一番人の入らないトイレの入り口から四番目のドアをノックすると、入ってまーすって声がするんだ」 「入っているんだから当たり前じゃないか?」 「普通、怪談と来たら入ってないよ。変なところで現実主義なんだな」 「お前こそ、変なとこで小学生らしいな」 「一度、検証して確かめてみたかったんだ」 「なんかのテレビ番組みたいだな」 とにかく、二人は小等部のそのトイレに向かった。
夜勤は夜勤で楽しい一面がある。 まあ、なんつーか、いろいろうるさい上司(直接的に関係はないが)がいないとかなんですけどね。あと人も少なめなんで、休み時間とかゆったり出来ます。十二時間はきついけど。(なんか、ペタペタと歩き通し)
山川清太。田中学院小等部。
山川清太は、高等部の山川京一郎と従兄弟である。歳は離れているが、この二人は仲が良かった。 「出来た! 大作だ!」 「兄ちゃん、読ましてみ」 「あんだよ、子供には刺激が強すぎる」 「今は小学生のうちから性教育受ける時代なんだぜ、兄ちゃん」 「知ってるわい。俺だって受けたよ。大体お前とは十年の差じゃねーか? そうそう世の中はかわんねーぜ」 「やっぱHシーンがあるのか。どうせ最中に殺して犯人が絞りにくい状態にして最終的には女が泣いて謝るんだろ」 清太はぺらぺらとしゃべった後、ふふんと笑う。京一郎の書くミステリーは大まかにすると、そんな感じである。 「ダメだね、兄ちゃんやっぱ向いてないよ。ワンパターンなんだもん」 「くそ〜」 「事実は小説よりも奇なりっていうじゃん。この学校の方がまだなんかありそうだよ。少なくとも兄ちゃんのミステリより面白いね」
2006年07月07日(金) |
ろうそくださないとひっかくぞ |
二年位前(定かでない。書いた記憶はある)にも書いたのですが、地元の伝統行事、七夕祭。 幼少の頃はこの日を天気にしてくださいと祈っていたよ。(いや呪い?) 元々は、青森のねぶた祭りに使うろうそくを子供たちが集めさせるために行ったものでいいようです。(江戸時代からあるそうです) で、必要なくなった今はろうそくがお菓子に変わったということ。当然雨だと中止(根性たけて回っている子もいたけど)なんですよ。だから、この日は天気がいい。(織姫、彦星は?) でも、なぜか七月七日は、雨が多い気がします。天気に恵まれないのは欲たかりな子供ばかりだからか? 最近の子供は、「お菓子をもらっても礼をいわない」「伝統的じゃない」「競ってお菓子を集めている」というらしい。要するにマナーが悪い。 そのマナーをさ、家庭でも学校でもちゃんとしつけなきゃダメなんだよね。うちも小学生の頃もらったよ、プリント。「お金はもらわない」「お礼を言う」「午後八時までに引き上げる」とかって。でもな、気持ちがあったら、言われなくてもお礼言うよな? 道徳的なものが欠けてるの?
マナーが悪いといえば、喫煙家。(ついでにくっちゃべってやろう) 吸ってもいいんだけどね、身体悪くするの本人だからさ。でもさ、平気でポイ捨て、食べてる人の前でプカプカ、いい加減にしろ、と思うよ。前の車が窓から捨てるヤツいたら、クラクション鳴らしたいくらい。(その灰を捨てることすら許せない。だってさ、風に吹かれて誰かが吸うことになるでしょ?) (昔の)CMくらいの配慮は当然なんですよ。嫌煙家にとっちゃ。
ちなみに煙草のポイ捨てで地中の微生物は何億と死ぬんですよ。(何言いたいんだ、お前)
昨日テポドンが撃たれた。 「怖いね」とか「何考えてんだ」とか思いつつ風呂に入る。本当は風呂なんか入っていられないほどの重大な出来事なんだよね。まかり間違っていたらあの世行きだったんだよね。(威力がイマイチわからないけど) 本当はなんか、防空壕に逃げ込むくらいのことしないとならないよね? でも、平和ボケ日本人にとっては、なんかどこか遠い国で起こっているような出来事みたいに受け取ってるような……あ、いや、自分もそう。
その日一日、良介は直行に付きまとわされた。授業中紙が回ってきたかと思えば、果たし状。休み時間ごとに「勝負」と言われ、温和な良介もとうとうキレた。 「わかった。そんなに言うなら勝負してやる。ただし、綾名に勝ったらね」 「ちょっ、良介、何言ってんの?」 「バカヤロ! 女と戦えるか!」 その言葉に今度は綾名がキレた。 「何、それ、男女差別?」 「ひっ! 倉本……?」 女とは矛盾している。都合の良いときだけレディーファーストなんだから。教室にいる男子全員が思った。 「良介、あんたはやらなくていいわ。私がヤルから」 ヤルという言葉に力が入っている。 「覚悟してね、斉藤」
翌日。 岡崎家の扉を叩く者がいた。 「あれ、斉藤?」 「頼む、俺を門下生に、弟子入りさせてくれ!」 「え?」
「で、おじいちゃん。どうなの?」 「斉藤、あれで男気は満々だろ? じいちゃん気に入っちゃって。綾名もやりすぎただろ」 「えへへ」 綾名は幼い頃から岡崎家の道場に通っている。良介の祖父は綾名のことをかなり気に入っていて、将来は良介の嫁にさせる気でいる。 「兄貴! 姐御! おはようございます」 突然、そう叫ばれた。直行だった。登校中の生徒がこちらを見る。 「兄貴?」 「姐御?」 「兄弟子、姉弟子だからさ」 「あんさ、あんま広めないでくれない?」 「あ、わかりました。兄貴」 「兄貴もやめてくれない?」 直行は笑ってうなずいて走り出した。 「どうする? 斉藤」 「どうも、こうも……。強くなりたいんだからいいんじゃない? 悪いことじゃないよ」 「そっちじゃなくて、あれ、絶対やめないわよ。事あるごとに、姐御に兄貴よ」 「いびり倒して辞めてもらうか?」 「そんなこと、おじいちゃん許さないし……斉藤には利かないわよ、馬鹿だから」 斉藤直行、小さいながらも熱血漢。
「また始まった」とおおもいでしょうが。草の「寒い」は年がら年中ような気がする。それはそれとして、 その寒さは今年は冷夏か? と思うほど。そろそろ半袖でも過ごせるよね? と疑問系なのは毎年その頃の服装など覚えてないから。でも、最高気温は二十度行くよね? みたいな。まあ、今年は春の訪れも遅かったことだし、いつもより遅いだけなのかな? 問題なのは日照時間。これで作物の出来が左右されるんだから。
と、言うわけで今夜は布団かぶって寝ます。お休み。(サボりたいだけ)
なんでも監査があるとかできれいにしないばなんないんだと。でもさ、うちらで掃除して給料使うより、前日に業者で掃除した方がが早いよ。毎日というより二十四時間休まず使ってるところだから汚れていくのは当たり前なんだからさ。
って、ちょっと愚痴ってみた。いやいいんだけどね、その分もらっているからさ。いろいろメチャクチャだよ、アノ会社。
つーか、端数分の時給ってもらえるのか?(もらえなかったら冗談じゃないぞ……)
「と、言うわけで岡崎、勝負だ!」 次の日の朝、直行は良介に向かって勝負を申し込んだ。 「と、言うわけって何? 何の勝負?」 「理由は男と男の勝負だ。種目は柔道で」 「悪いけど、俺、柔道は知らないよ」 良介の家は古武術で、柔道とは違う。空手と合気道と柔道を掛け合わせた……ようするに、メチャクチャなものである。ただ、良介の祖先が創作し、世に広めようとしたが思ったより広まわらなかったといったもの。 「じゃあ、俺は柔道で勝負する。お前は自分の技で勝負しろ」 「いや、だから、何で勝負すんの?」 「お前が強いって聞いたからだ」 「……誰に?」 「倉本に」 倉本……綾名自身強い存在であることは田学高等部に知れ渡っている。その綾名の口から「強い」という言葉が出るのであれば、誰もが納得し疑うことはない。 「やめよう。無駄だし」 「頼む、勝負してくれ!」 直行は土下座し始めた。 「な、なんで、そこまで」 「俺、強くなりたんだよ」 「いや、君さ、もう強いでしょ? 主将だし」 「もっともっと強くなりたいんだ!」 まるで、少年漫画の主人公のような台詞を口にする。良介はくらくらし始めた。 「斉藤」 担任が教壇の上に立っていた。 「チャイム鳴ったぞ。席付け」
今日、帰るのが少し遅くて、巣を見たら、また巣がぎゅうぎゅう詰めになってみんなお尻向けて寝ていた(?)。ああ、まだちょっと甘えたいのかな? でも、動物って親離れ子離れが早いよね。人間なんか下手したら一生だよなと、思いつつ。
今週の一言:もう、どこに突っ込んでいいのか……。ミイラ男に笑いましたよ。結婚式にも。連れションにも。 とにかく、姐御最高です。 あ、Dグレアニメ化?(なんとなく、オリストの予感……)
今日? ないよ。
左手首のぶつぶつが気になる。(痒い。虫さされ?)
燕って本来いつごろ巣立つものなんでしょう? なんか一ヶ月くらい遅れてるような……。北海道だから? でも、卵からかえって(というのは見てないけど)親鳥からエサもらい、どんどん大きくなって巣がぎゅうぎゅう詰めになって、元気に飛び回っているという一連を見て、なんかちょっと得した気分です。 ところで、ツバメの巣が作られる家は繁栄するって言われているんですか? また、それが本当ならどうして? 教えてくれぃ!(ネットで自分で調べれ)
斉藤直行(なおゆき)。田中学院高等部二年。 身長は平均より低い。小柄で街に出ると中学生悪くすれば小学生に間違えられる。その顔もまた、年齢に相応しない。 名は体を表すというが、彼の場合それを見事に体現している。性格はまっすぐで、悪く言えばそれと向かうと周りが見えない。熱血系男前の性格である。 「おら! もう三周!」 そして、彼は柔道部主将だった。小柄な身体を生かし、その小さな身体に秘めた力がどこにあるんだろうと思われるほどの怪力を発揮する。 「やってるわね」 「倉本んとこもジョギング?」 「いーえ、罰ゲーム」 剣道部主将の倉本綾名は笑いながら答えた。 「罰ってなんの?」 「私が片手で試合して負けたメンバー」 「ほとんどじゃないか?」 「困ったものね。手加減しなくていいって言ったんだけど」 「倉本がムチャなんだよ」 「皆ー、あと二十周ね!」 えーとか、うっわーとかそんな声が聞こえる。 「だから、無茶苦茶だって」 そう言って直行はふと思い出したことを口に出した。 「そういえばさ、岡崎って強いって聞いたんだけど……」 「うん、そうよ」 あっさりと肯定する綾名に直行は呆然とした。
気づいたら、七月だった。 七月って、もう夏だよね? 夏。 ひゃあー……。
自分的予定では今の仕事このくらいで辞めて、本格的就職に励もうと思っていたけど……契約社員になっちゃったしな……。 母上が就職しない限りは辞めないつもりでいるけど、十二時間労働が辛いというかなんというか……。まあ、前職場の家で仕事というのも嫌だったからまだいいかな。
とにかく、なんか眠たいので今夜は寝るわ。
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