気まぐれ日記
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2006年05月31日(水) |
今日で終了できるかな |
六月になることだし……。 なんか今日連絡来たんだけど明日から、シフトが変わるんですよ。多分。よくわからないけれど。 あの会社、ほんとよくわからないことだらけ(というか、理解不能)なんで、母が仕事見つけたら辞めようと思うんですが、深みにはまりそう。(うう、やだな……)
「それで私を倒すと? あんたは長年アンデットをやっていてわからないのか?」 「私が思うに、魔族よりも神の方がずっと愚かに出来ていると思うのだが、お前はどうだろうなぁ」 グオンが剣をネランに向ける。ネランはちょっと笑い、グオンを眺めていた。 「確かにあんたは魔族に恐れられていると聞く。だけどそれは一緒にいるオフィーリスと関係しているからではないのか?」 「そうだ」 ネランの胸を刺す。 「ぐっ」 「けれど、それだけでない。だてに長くこの世界と魔界を行き来していない。お前ら一人消滅させる力はいくつか付けている」 ネランが地に伏し、消えていく。 「……死の女神に嫌われるな」 「グオン、なんで?」 ジエンが起き上がってグオンのもとに寄った。不思議そうに自分のショートソードを見る。 「ジエン嬢」 「どうして、神を?」 「逆に作用したまでです」 「逆?」 「あんな神でも、神ですから。魔族と対となる存在ですからね」 「どうやったら、そんなことを」 「教えてもらったんですよ。だから貴方にはお教えできません」 ジエンは剣をグオンから受け取った。それになんの変哲もない。握っていた柄に熱もない。 「どうしますか? まだ、噂を流した者を探しますか?」 「いや、いい。どうやら私では足手まといになりそうだ。あまり魔族や神族に関わるのも利口じゃないアンタらでやってくれ」 「そうですか。私もそれがいいと思います」 ジエンと別れてグオンはオフィーリスの迎えを待った。 「終わったようね、グオン」 「ジエン嬢と別れるのは辛いが、仕方がない」 これはグオンの挨拶のようなものだからオフィーリスはいっこうに気にしないで聞き流す。 「それより、オフィーリス。見つかったか?」 「ええ、見つかったのはいいんだけど……」 噂の張本人を見て、グオンはがっくりと肩を落とした。 「うん、わたしが考えたのー」 「で、おじょうちゃんはなんて話したの?」 「むかしむかし、グエンという騎士さんがよいことをして神様からのお告げでその地に湧く泉をのんで不死身になってお姫様を守ってくらしていたの」 「それ、誰かに聞かせた?」 「お友達にたくさん」 「そう、教えてくれてありがとう」 オフィーリスはその女の子と別れてグオンを見た。 「あの子の創作が、変な風に流れて、今の噂になったのね。人の噂は七十五日っていうから、それまでの辛抱ね」 グオンがため息ついたのは、言うまでもない。
何を買ったのかは、内緒。 そのうち教えます。
ところで、イオン(じゃないかもしんない)の紙袋に書かれている楽譜を携帯に入れたのですが、曲名がわからない。知っている人、教えてくれ。
「だったら、なおさら」 ジエンが今度はにやっと笑う。 「だてに女戦士をやっていない。対魔族用の武器もある」 「ならば、お手並み拝見させていただきます」 「で、その魔族はどこだ」 「わかりません」 「……はい?」 「魔族に居場所という概念はないようなものですからね。一番遠くにいながら一番近いところにいるようなものです」 「しゃがめ! グオン!」 突如グオンの背後に腕が現れた。長いとがった爪がグオンの首元を狙う。その腕をジエンが切断する。切断された腕は地面に落ちきる前に消えた。 「やれやれ、ずいぶんと勘鋭い人間がいたものだ」 そんな声と同時に男は現れた。 「やあ、グオン。初めまして」 「誰だ」 「ネランという者です」 「なんの用だ?」 「あんたの血をもらいに来たんですよ。何でも不死の効果があるそうで」 「単なる噂だ」 「魔族も噂に惑わされるのか?」 と、ジエン。すると、ネランは顔をしかめて言う。 「私を魔族と一緒にしないでください。これでも、神……神族です」 「神?」 今度はジエンが顔をしかめる。 「悪神だな」 「アクシン……」 「うぬぼれた神をそう呼ぶ」 「じゃあ、魔族とそうそう変わらないんだ」 「そうなのだが……」 彼女はショートソードを構えてネランへ向かっていった。やすやすと胸に刺さるが、何も聞かない。 「神は神だ。魔族じゃない」 ネランが彼女の腹部をそっと押す。それだけで彼女は吹き飛ばされグオンを通り越して後ろの壁に全身をぶつけた。 「なん……!」 「ジエン嬢、大丈夫ですか?」 グオンが駆け寄り彼女の身を起こす。大したケガはしていない様で壁にぶつけた痛みでうめいていた。 「やれやれ、できれば神族とは関わりたくなかったのだが、こうなっては黙っていられないですからね」 ジエンが握っていたショートソードを手に取った。 「すいません。お借りします」
2006年05月29日(月) |
やる気↓というか、無し |
何、このぐだぐだ文。 来月からは、もう少し気を引き締めよう。(出来たら) 今週の一言:御不浄にサンドペーパー(両面)……なんというか。やってることはすごい(?)のに絵図がマヌケだわ。
「食欲の低下、無気力、それでいて熱もなければ特に痛みもない。恋煩いだ」 グオンの言葉に、村長とジエンが止まる。そして、ジエンが怒鳴った。 「アンタ! それ適当に答えてんじゃねーだろーな!」 「そ、そんなのは女の子の病気じゃないんですか!」 「そんなのは偏見だ。それに私はこの手に関してはプロなのだが……どうだ? あっているか?」 グオンはジエンに襟をつかまれ揺らされながら姫に聞いた。 「うん、あってる」 彼は頬を染めてうなずいた。 「そら見ろ」 「で、お相手は誰なんです?」 と、村長。彼はまっすぐ村長を見た。 「テェイ」 「お断りします」 「ええっ!」 「いや、私にはそんな趣味ありませんから」 「そんな! いつも一緒にいてくれるじゃないか」 「それは、私のお仕事ですから」 そんなやり取りをグオンは無視して部屋を出た。姫の不死が必要ない以上、もう用はない。ジエンも複雑な呆れ顔で一緒に出た。 「ジエン嬢、私はこれで……」 「待ちな、グオン。まだ残っている」 ジエンが少し笑った。 「誰がアンタの血を不死と流したか、だ」 「そうですね。でも、やめときましょう」 「なぜ?」 「貴方が殴れるようなものじゃないからです」 「……誰が流したか、見当付いてる言葉じゃないか?」 「こんな根も葉もない噂を流すのは、魔族と相場が決まっています」
何故わざわざ寒くする? 手なんかかじかんでるよ。寒いよー寒いよーおがーちゃーん。寒い風がびゅーびゅー吹いているよー。なんかお外の方が暖かだよー。ハイネックのトレーナーに上着を下にして作業着きてんのに……寒い。なんか一人だけウォームビズ推進してるよ。あ、やべ、おかしい人に思わそう。 工場内が冷房効きすぎで、更に直に当たっているので凍えそうです。親の敵でないかってくらい。もうすぐ六月なのに。今日は雨降っていてちょっと寒気がするのに……工場は晩秋(冬のそれではないので)です。 もう、カイロ持っていってわざと落とそうかな。うん。そういうイヤミの一つでもするかな。
ちょっとした私信(多分当人は覚えてないかも): 北海道(に限らず寒い地方)の人は多分、寒さに関して万全の準備をするので平気なのかもしれないです。寒いとわかっているので、着込んだりストーブぼんぼん焚いたり。でも、コタツや電気ストーブでまかなう本州よりも北海道の家の温度は高いと思う。(うちは灯油ケチるのでウォームビズだけど) 逆に、暑さについてはクーラーまでは必要がないと思い、なんとか買わずに過ごすってなのが多い……かも。(あくまで自分の考え。旭川とかは暑いし) もしかしたら、北海道人の方が寒さに弱く、暑さに強いんじゃないかと思います。(大丈夫なように見えるのは厚着とかするから)
謎のHPよりこちらへのアクセス増加……? 何故?
「あなたがここへ来たのは? 姫の病を治していただけるのですか?」 「それは状態次第だが……そのつもりで来た」 村長が立ちあがる。 「では、姫のもとへ案内いたします」 屋敷の三階へ行き、一番大きいドアを開ける。そこには大きなベッドがあり、そこに姫と呼ばれる存在が横たわっていた。 「テェイ、お客さん」 金のゆるいウェーブのかかった髪で青い瞳。一見して、美しくかわいい少女。グオンは回り右をした。 「待て、グオン」 ジエンがグオンの後ろ襟を掴んだ。 「悪いが、失礼する」 「頼みます。力になってください」 「いや、この話は聞かなかったことにする」 「何故ですか?」 「姫と聞いていたが?」 なおも去ろうとするグオンを村長は止める。ジエンは前に回ってドアを閉める。 「姫は便宜上でそう呼んでいるだけです」 マトイ村は強い女戦士を生むためにまじないをする。それをするのが、代々姫と呼ばれる家だった。それが、今たまたま男児だという話である。 グオンは深い深いため息をついた。
今日はサボらせてください。(おめぇ、いつもだろっ!) 今日はもう、午後から、うとうとしてました。不思議と、二時五十分あたりになると、目が覚めてきます。
で、フジのドラマ。
途中から見ました。 若き日のすぎやま先生のことが知れて(知ることが出来て)いいです。(メインは晋さんの話だけどね)(ドラマはドラマであって全てではないですけどね。脚色されてるけどね。この間の旭山動物園の話もそうだしね)配役なんかちっとも気にしません。ドラマだから。 なんか、適当に見たけど、案外面白いんじゃないの?
では、お休み。
ちょこっとやることやったら、日記へのアクセスが増えた。(HPからの・いつもいろいろな言葉でアクセスされるのは多いけどね) それなら、拍手webの返事はここでやろうかと考えてます。とりあえず、ずっと前からぽちっとしてくださった方々がいるんで、その方々に「ありがとうっ!」 私信:朝は機嫌が悪いので勘弁してください。
自らスピード自慢というだけあって、スピードは半端ではない。マトイ村まで、文字通りひとっ飛びだった。 「はーい、到着ー。またのご利用お待ちしてまーす」 「いつも助かるよ、アスネ」 「またね、ジエン」 彼女はまた飛び上がる。 「その辺飛んでるからいつでも呼んでねー」 それだけ伝えて、空に消えていく。 「まず、村長に話をする」 マトイ村。それは、見た目は普通の村だった。男たちも普通にいる。当たり前だが。噂だけ聞いていると男がいないのでは、と勘違いする人が多い。 普通の村だが、一軒だけ立派な屋敷があり、そこに入る。武装した女が一人、入り口で待っている。 「お帰り、ジエン。村長ね、今なら手が開いているわ。ところで、そちらの方は」 ジエンが紹介しようとしたがグオンは自分から名乗った。 「勇ましい方が多いと聞きましたが、それだけでなく美しい」 「まあ、そういうことをいう奴だ。気にするな」 「ええ」 軽く流されてもグオンは笑顔を絶やさない。ある意味、これは女性の強敵である。 村長の部屋は二階の奥まった部屋で、武装した女がノックをして開けた。 「おお、ジエン。戻ったのか? 不死の方法は見つかったか?」 「いえ。しかし、不死の男を連れてきました」 村長の顔色が少し変わる。 「初めまして」 グオンが挨拶をする。 「噂は聞いたことがある。遠方からご苦労だった」 「全ては姫のためです」 「あんた、手のひら返したようだな」 「?」 「いや、こいつは女にだけ優しいんだ、村長」 「それも噂で聞いた」 マトイ村村長、彼は男だった。それもまだ三十代前の優男である。
2006年05月24日(水) |
ちょっと嫌気が差してきた |
あまりにもぐだぐだっぷりに。これ終わったら、なんか違うこと考えるかな。いや、文は書いていくけど……。
降り立ったドラゴンは急に姿を変える。ドラゴンにはそういった能力を持つのもいる。 「やっほー、ジエン。呼んだ?」 ドラゴンは若い娘の姿でジエンに話しかけた。 「遠方からすまないな」 「たいした距離じゃないよ。あ、そっちの人誰? その美形なお兄さん」 「グオンだ」 「ああ、知ってるよー。へー、君がグオン。うん、噂は聞いてる」 「私はドラゴンと関わったことは少ないですが、噂が立っているのですか?」 「うん、妖精の中にはおしゃべりっていうのがいるからね。君のことはもう、流れまくり」 「流れまくり……」 グオンは一瞬だけ顔を引きつらせる。それでも、ドラゴンでも女性なので笑顔は絶やさない。 「どんな噂が流れているんだ?」 と、聞いたのはジエン。不死の噂を流したのは、と思い聞いてみる。たとえ友人でドラゴンでも、彼女は任務についてアスネに話さなかったのだ。 「うん。昔ね、まだ魔族が動いていなかった時代に……」 「その噂じゃなく、最近のは?」 「ああ、血を飲むと不死になるっていうガセ? 聞いた聞いた。あれの出所が知りたいのね? ジエン」 「実は、そうなのだが……。その前にグオンを村まで連れて行きたい」 「へぇ、この人を村にね。わかった」 アスネの姿が再びドラゴンへと変わる。羽がひときわ大きいウィングドラゴンだった。 「美しい羽ですね」 「あら、ありがと。人間は口がうまいよね」 褒められてアスネはまんざらではない。グオンとジエンはその背に乗る。 「でもね、私はそれだけじゃないよ」 アスネが羽を大きく一羽ばたきさせた。ぐんっと空に舞い上がる。 「ウィングドラゴンはスピードも自慢なのよ」
いやね、私の失敗なんだけど。懐かしいフレーズが出てきたのでなんとなく。 やっぱりグオンは女と行動させてはいけない。なんか、おもしろくないから。というわけで、今回もこの話はぐだぐだに終わります。(まだ終わんないけど)
村へ行くためにと、ジエンは街を出て小高い丘の上にグオンを連れていた。 マトイ村はどこにあるのか、ほとんど知られていない。特に秘密にしているわけではないが、女戦士たちは町に出向いて仕事をするため、依頼人などのよそ者は滅多に入ることがない。 グオンにもそれがどこにあるのかわからない。噂ではクレンムの南外れにあるとか、メリーレイク島のそばの小島にあるとか聞かれる。 「マトイ村はどこにありますか?」 「バンデン王国領土内にある」 グオンのジエンはさらりと言う。クレンムの北の大国。 「遠いですね」 「だから、これを使う。実はここまで来るのにもこれを使った」 「ドラゴンですか」 変わった形の小さな笛。それがなんの笛なのかグオンにはすぐわかった。いつだったか、見たことがある。 「私にに一匹だけ懐いてくれるドラゴンがいる。これはそのドラゴンからもらったものだ」 「ドラグーンですね」 「昔はドラゴンを従わせるとそう呼んだらしいが、私とアスネは友人だ」 「それが、一番いい形です」 「じゃあ、彼女を呼ぶよ」 彼女はそれを思いきり吹いた。人間の耳では何も聞こえない、ドラゴンのみが聞こえる音。やがて、一匹のドラゴンがそこに降り立った。
今週の一言:着物脱ぐ余裕はあったけど、さすがに紙のことまでは頭になかったんだね……。 なんで花火?
「ジエンよ、これが決定命だ」 ジエンは黙って村長の指示を待っていた。彼女には役目がある。その役目こそが、不死の方法を得てくることだった。 「わかっていると思うが、もう姫の命は尽きかけている。早急に探し出せ」 「はい」 村を支える村長そして、姫と呼ばれる存在。特に姫を亡くしてはこの村の存亡に関わることだった。その姫が不治の病に伏した。治すということを諦め、いっそ不死という形で彼女を救おうと、村長はジエンとあと複数の女戦士に命を出した。 そして、噂でグオンが不死ということを知り彼女はフォーランズへ向かい、今に至る。 「明日、グオンをマトイ村につれて行こう」 ジエンは、そう思い眠る。グオンは必ず不死の方法を知っていると思い込んで。 翌朝戻ってきたグオンにジエンは、何故不死を探すのかを伝えた。彼は渋い顔で彼女に言う。 「それは本当の解決にはなりません。その姫様のご病気とは?」 「床に伏せってしまわれている。何日もあまり食事を口にしていない。あのままでは本当に死んでしまわれる。原因もわからない、村にはない病気だ」 「もしご病気のまま、不死となったらその状態が続くでしょう」 「それでも……」 「病気を治すという方法もあります」 病気が治るのなら……と彼女は思い始める。村に治療法がないだけの病気ならたくさんある。だから、村の外で治療する者もいる。姫は村の外へは出せず、外から医者を連れては来たがわからずじまいだったのだ。だから、焦りすぎて不死などという考えにいたった。 「アンタ、医者なのか?」 「いいえ、ただ長い間この世界にいますからね。わからないことはほとんどないのものでして」 グオンはちょっと笑んだ。
サボりまくりの草です。 昨日言うの忘れてたけど、昨日晩から「夜の女」やってます。その意味は夜勤です。 でも今日は仮眠とって「維新行列」見てきましたよ。戦闘演習がさっぱり見えなかったんですけど……声・音だけは聞こえてた。 そこらへんも夜勤すんで休みになったら、パパパッとブログのほうでまとめますよ。そうだったらいいなぁ。 ほんじゃ、寝ます。お休み!
いや、今日はもう、堪能して来ました。どんなもんか、全然わからなかったのですが、意外に面白かったです。 土方歳三コンテスト。そのうちブログの方でやりますからね。
母上辞めちゃった。 もう、笑うしかないね。あのグループホームほんとどうするんだろ? ことごとく人辞めてしまうし。いや、母上もそれを気にはしていたけど、結局は向こうが悪いし。(給料が安すぎるというのがもう広まっているのでなかなか人が来ない) まあ、なんとかなるさ。
「それに不死にする魔法ではないのです」 グオンの一言にジエンが顔を上げる。 「……どういうことだ?」 「蘇生の魔法は、生命の神を嫉妬させる。だから私は不完全によみがえったのです。お嬢さん」 「……じゃあ、アンタは」 「アンデッドです」 「全くの見当違いだ。でも……」 ジエンは、グラスの底に残った酒を呑み干す。アンデッドでいいと思った。 「不死になるということは、人間ではなくなることです。そして、孤独ですよ」 「とてもそう見えなかったが?」 ジエンは思う。妻のような魔族がいて、あのイーリスという王子がいて案外楽しそうに見えた。 「知り合った人たちが亡くなるを何度も見ました。生まれてきたのを見てそれが年老いていくまでを見る。これほどの孤独はありません」 「……それでも、私たちにはそれが必要なんだ」 力を込めて、ジエンは言った。
酒場での情報も昼間の広場と変わらない。噂を流した張本人を探すのは諦めた方がいいのかもしれないとジエンは思う。それよりもグオンを不死にした魔法を探した方がいいのかもしれないとも思った。 宿に戻り、グオンはまた城へ帰っていった。 部屋のベッドの中で彼女は繰り返し思っていた。少なくともグオンは不死なのだから、方法も知っているはずだ。例え神に嫉妬を受けようがその方法を手に入れようと。
タイとかインドだと思われる竹筒のケース付きの金属片。 いまいち使い方がわからないが、筒がかわいい。首からさげる形なのでアクセサリーに良い。そんな、衝動買い。
夕食はグオンが選んだ店でとることになった。グオンが選ぶから高級店と思いきや、ちんまりとしたそれでいて落ち着いた店だった。それでも店側はグオンのことを知っているらしく、メニューもろくに見せずに「いつもので?」と聞いただけだった。グオンは頷くだけ。 「ここは女性に人気の店でよく来るから常連になったのです。さ、好きなものを飲んでください」などとグオンは言う。ジエンは、酒場同然のようにエールを頼んだ。それらはすぐに運ばれてくる。同じくつまみも。 「ここは、酒場か?」 「ゆっくり食事がしたい人が来る酒場です。個室になっているのはそのためです。……ところで貴方はマトイ村の女戦士だったのですね」 「うん、まあね」 「私の血を狙ったのは、誰かの依頼ですか?」 「ま、そういうことだ。だけど、不死の効果がないとなれば、もう用はない……と、言いたいところだがお前を不死にした魔法は?」 グオンは一瞬だけ、困ったような顔をした。 「その魔法は、もうありません」 「人間には使えないのか?」 「いいえ。魔法が成功しようと失敗しようと同じことなのです」 「?」 「その魔法を使うと、神から嫉妬を受ける。そんな魔法なのです」 「……ますます、噂を広めた奴をしばき倒したくなった」
2006年05月17日(水) |
自分虐待(でも、今日はちゃんと続きを!) |
寝ている自分を起こすなんて虐待だよ、自分。そんなアノ日。 でも、そんなにおなかは痛くないからいいけどね。
「遠き日 フォーランズの軍術家 不死の魔法にかかったとさ それから毎日魔族に狙われ その血を飲んだ者 それと同じになるだろう」 お世辞にも上手いとは言えない歌をお世辞にも上手いと言えないハープと一緒に奏でる。でも、ジエンにはそれが何を指しているのかすぐにわかる。 「詩人、その歌はグオンのことだな」 「イエース! お嬢さん。最近の噂を歌にしてみました」 派手で汚れた服を身にまとった詩人は大げさに手を振ってハープをかき鳴らした。 「そのままにしか聞こえんが……その噂、どこで聞いた?」 「このコンファイアで聞きました」 「……」 「どうしました? お嬢さん」 「いや、なんでもない。邪魔したな」 ジエンはがっかりして詩人の元を離れる。詩人はまたハープをかき鳴らして、「マトイのお嬢さん、さようなら」と歌で挨拶した。 マトイ……? その場に一緒にいたグオンはその言葉が引っかかった。頭の中の書類を整理し始める。確かに聞いたことがあったが、彼の頭にはかなりの言葉とその意味が収めてある。引き出すのに時間がかかった。 「マトイ村のことか」 掟などが特殊になるほど覚えやすい。マトイ村は、女戦士の村である。騎士から暗殺や間諜など隠密行動などあらゆる面で活躍するので裏社会では重宝とされるが、彼女らは一切フリーで勤めるため一つのところに留まることはない。昨日の味方今日の敵、となることも多々だという。 「なるほど」 いくら手薄とは言え、一国の城に忍び込むのだ。彼女なら不可能ではない。
……のは、もう二度目だったりする。 それもこれも理事長・理事・管理者がそろいもそろってアホだから。入って二ヶ月の小娘(18)が言った事を真に受けて、母に責任を追及。いわれのないことを言われて母激怒の前に考える。「これはもしかしてやめれと言ってるんではないか?」と。前にも一度辞める言って引き止められたんだけど。 その小娘は「誰々は誰の悪口を言っても、その人が来ると顔色変えずに仕事する云々」で「誰を信じて良いかわからなくなった」。そりゃ、面と向かって悪口言う奴なんざ普通仕事場におらんわい! 結局仕事がイヤなんだろ! 五月病じゃねーか! 「リーダーとして何をやっている」と母は言われたらしい。そして「このグループばかりやめていって体裁が悪い」などとも言われるが、確かに辞めていく人たち多く、それも母の務めるグループの人ばかり。 一人目は「仕事がイヤだから」、二人目は「違うところに行かなければならないから(つーか、引き抜き)」、三人目は「自分から出て行った」、四人目は「理事や管理者が追い出した」から、五人目は「残業したくないから」。別に母のせいじゃない。根性がないor自己都合なのだ。 二年半(そのグループホームが設立当時ごろから)務めて、ほとんど文句言わず(家で愚痴りっぱなしだけど)、休めず(休日出勤、有給も職員がいないので取れず)、仕事もこなしていて働いている母だけに、ひっどい言われよう。 つーかさ、介護ってほんと大変な仕事なんだからちゃんとした基準決めようよ。 昔聞いた講談だかで「週二休なんざ、いらない。そんなこという奴は介護できない」とか言っていた人がいるんだけど、必要だよ。十分な休息は。家族ですら「殴りたくなる」ていうジジイ、ババアを預かってんだから、他人ととっちゃ更に「殴りたい」て思うよ。話聞いているだけで私も「知らん! 勝手にしろ!」て思いたくなるもの。火をつけたとかっていう事件があったけど、気持ちがわかるっていうもの。 更に介護法とかで「お漏らしした人が、オムツを取り替えないと駄々こねた」さて、どうするか? 1無理やり取り替える。 2取り替えない。 どっちも不正解。無理やりするのもそのままにするのも虐待とされるんだって。正解は本人と納得するまで話し合って取り替える、だそうだ。ほとんどこっちの言葉の意味が通用しない人たちに、どう説得せいというんですか? こっちが納得できねー。
国の偉い人がこんな日記読んでると思わないけど、どうよ? これ? と聞きたいわ。
すいません、私が愚痴ることじゃないいんですけど……。
一言がまとめきれずブログの方に書いてます。 だって、だって……!
それにしても、ゲーム化。なんか、らしいゲームだな。いやし系体験ゲーム? PS2あたりに格ゲーとかできそう。(必殺技名がないけれど、どうなる?)やたらメンバーだけは多そうだな。
ともかく、今週はアレだから! (で、今日はサボる。すんまそん!)
仕事をやっている子(多分年下だと思うので)が、具合悪くして帰ってしまったので、今日はみっちり12時間働いてきました。久しぶりに。
まあ、そんな日もあるさ。
コンファイアに着くとジエンはまず、宿を探した。 「あんたは、夜いないんだろ?」 一度聞いてから、宿を一部屋とる。それからコンファイア一と言われる酒場に向かった。 その通りに広場がある。その広場が大通りへ続くのだが、そこには様々な国の人たちが集まっていた。 「ここで、情報を集めるのもいいかもしれません」 噂は酒場だけで広まっていない。ジエンもそう思い、適当な人に話しかけてみた。 「いいえ、聞いたことがないわ」 「失礼ですが、どちらからいらっしゃったのですか?」 「クルディサムディです。初めて旅行ですの」 「そうですか。よい旅を、お嬢さん」 「ありがとう」 女性と別れる。次の人に声を掛ける。 「ええ、聞いたことがあります」 「失礼だが、どこから?」 「クレンムです」 若いウォンテッダーが答えた。それとも別れる。その他、何人もの人に同じことを尋ね、結局出身地が同じでも聞いたことある者もない者もいた。 「これじゃ、切りがない。やっぱり噂の出所なんか探すのは無理なのか?」 ジエンが独り言を吐く。そんな中、ハープの音が聞こえた。
ちょっと別の(趣味の)文章書いたら疲れた。 なんで、今日は雑談。
本日、母上の誕生日です。 損な日なんですよ。母の日と一緒にしますからね。 で、そんな母上に、いつも薔薇をプレゼントします。 カーネーションでもいいのだけど、なんか意表をつきたいので。 で、今年はどうしようか? 薔薇でないカーネーションでない何かもいい。
とりあえず、ミニグラスをプレゼントします。
アクセサリー作りました。(簡単なものを) この間買ったストロベリークォーツを使って、ピアスとブレスレットを。このクォーツがめっちゃかわいいくて良いわ。値段も手ごろだし。(4mm70個600円)今度は違うのにしようかな。
嵐はやり過ごしたらしい。いつの間にか眠っていて起きたら朝だった。ジエンは起きて着替えた。昨夜の強い風はどこへやらで、きわめて平和的な朝を迎えていた。 「おはようございます」 「おはよう」 「よく眠れましたか?」 グオンの質問に適当に答えて彼女は食堂に向かった。食堂はざわついていた。誰かの話を聞いていると、船員の一人が海に落ちたらしい。 「昨日の嵐か?」 「ええ、そうらしいですよ」 「かわいそうに。まだ若い船員らしいじゃないか?」 隣のテーブルでそんな噂をしていた。船の食事は出るものが決まっている。席に着くことで支給人が勝手に運んでくる。 「今朝はこちらになっております」 パンとオレンジジュース、ゆで卵とベーコンを焼いたもの。コーヒーなどは別料金だった。 「なあ、支給人、本当に船員が落ちたのか?」 「いいえ、落とされたんですよ」 あまりの言葉にジエンが驚く。 「グオンさん、あなたの周りにお気をつけください」 「セアレだったな? またバイトか?」 「はい」 支給人は皿を置いてテーブルから離れた。 「どういうことだ?」 「大変な旅になるということです」 グオンはため息をついた。
2006年05月11日(木) |
あのシャンプーの臭い |
妹が使っているシャンプーがあるんですが、臭いきっついんです。家でも何故か温泉行くのに使ってます。(それで洗った翌日はぷんぷん臭う) でも、それが妹の匂いとして定着しているらしい。友人に「○○は××(シャンプー名)のにおいだよね」みたいなことになってるという。 何事も続けること、なのかねぇ。 以上、どうでもいい話でした。
グオンは夜、本当にいなくなった。ジエンはさほど広くない二人部屋を一人で使っているために落ち着かない。彼女は一端のウォンテッダーなので安宿の方が落ち着くことが出来、野宿でも眠れる。 何度も目覚めて寝返りを打つ。とうとう耐えられず、少し風に当たろうかと、甲板に向かった。 温かくなってきたとはいえ、夜は冷える。潮風が強く吹いて彼女にぶつかってくる。彼女は出たとたんに戻ろうと思った。 「もしかして、これは……」 嵐が近い? 彼女は急いで部屋に戻った。服に着替え荷物をまとめる。そして、ベッドにもぐった。 もし、ひどくなったら呼び出しがかかるはず。多少の嵐はやり過ごせるはず。 船のゆれが強くなるのを感じながら、今更来る眠気に腹が立った。
いや、もう、結構ずうっと前から、気にしていたことなんですけれど。 キャラの描写が全くといっていいほどないような。自分で勝手に想像して自己完結しちゃっているので、これ読んでいる皆様も自由に想像して読んでください。(いいんかい! それで!) ちなみにジエンについては何も考えていないので、今のところ自由に想像してあげてください。(それでいいんか、本当に……)
「それじゃ、グオン。またね」 「頼むよ」 「ええ」 オフィーリスはまた消えていった。ジエンはますます後悔した。汽笛が鳴る。船がもうすぐ出発することを船員が伝えた。 「さ、行きましょう」 グオンがジエンを促した 必ず、見つけ出してやる。
乗客は家族連れ、商人などが多くウォンテッダーはやはり少なかった。その少ないウォンテッダーたちにグオンについての話を聞いたがそれぞれが違う地域でその話を耳にしたという。 「誰から聞いた?」 グオンが尋ねた。そうすると、その人物もまた、それぞれ違う。商人だった、ウォンテッダーだった、町の人だったと。噂は噂として受け取るためかどんな人が話していたかはあまり覚えておらず、聞き流していることも多い。当然、信じれば別なのだろうが……。 「朝一の船じゃ、やっぱり大した情報がないな」 「まあ、地道に行きましょう。」 「ああ、そうだ。早くアンタから解放されたいからね」 「連れないですね」 「噂を流したヤツに責任とってもらいたいだけだ」 「そうですね。私も迷惑をこうむっていますが……」 グオンは続ける。 「貴方と出会えたことだけは感謝しますよ」 「あんた、どこまでめでたいの?」
今週は今日だったんです。 今週の一言:新八の慌てっぷりに(笑) いい男は桜が似合うわ(独断) 主役が三週も出てこないなんて……。
もともと酒場などの噂を信じた自分が悪い。こうなったらこの男一緒に探り出して噂の出所を突き止めて、最初にそれを口にした人を責め立ててみようと彼女は思う。 朝一で発つ船を適当に選ぶ。噂はすでに世界レベルで広がっているのだから行き先はまずどこでもいい。 「コンファイア行きがある」 ともかく、予約はいらない。朝一の船は部屋さえ空いていれば乗船できるのがいい。多くのウォンテッダーは夜型が多く、滅多にこの朝一を利用することがないのだ。 フォーランズからコンファイアまで一日半。明後日の午後には到着出来る。ただ、チケットを買い求めたら一室しか空いていなかった。とはいっても二人部屋である。 「同室だって? 冗談じゃない」 「ご心配なく。私は夜の間、別なところにいますから」 「?」 「夜の間だけでもフォーランズに戻ります」 「はい?」 「魔族は魔力により移動できますから」 「あんた、そんなことできるんかい!」 「いえ。親しい魔族に送ってもらうんです」 「はあい」 空気を切り裂いて、それは現れた。黒いイブニングドレスに白い肌の美女。ただ、その顔の額と右頬に刺青のような文様がある。 「オフィーリス。私の妻だ」 「あんた、魔族と結婚してんの?」 「形だけ。国では認められていない。だから、妻のようなものと言うべきかな」 「よろしく、ジエン」 「というか、それでいいのあんたら?」 「この人に何を言っても女性には徹底的に優しいのよ。でも、私は彼に一番愛されている。だけど私はいちいち人間世界にかまっている暇がないのよね。だから、いいのよ」 彼女は余裕たっぷりに笑った。ジエンはただただ呆れた。
今夜から四日間また夜の女になります。(その意味は激しく違うけれど) 今週の後で読む予定なんで、一言は明日に。
「お嬢さん、貴方には道案内をしていただきたいのですが」 と、ヘネシーが捕まえている賊に申しこんだ。 「……寝首をかくかもしれないぞ」 「どうぞ。不死ですから」 「わかった。それであたいを解放してくれるのならいい」 「では、お嬢さんのお名前を伺いたい」 「ジエン」 イーリスは、彼女がもう解放されることはないと悟る。グオンの申し込みを断れば、話はそこで終わっていたのだ。だが、彼女は申し込みに応じた。よって、グオンと行動をともにしなければならない。 彼女は彼女で途中どこかでグオンを置き去りにすることを考えていた。 「では、ジエン嬢。私は準備などがありますので今夜はここでお泊りになってください。メイドには私から伝えます。後に迎えを来させます」 「はあ……。いいよ、町で宿をとってる」 「そうですか。では、明日の早朝出発しましょう」 ちょうどいい、と彼女は思う。明日そのまま宿を出ればこの男をまけると。 彼女はそう思うと早めに寝て明日に備えた。日も昇りきらない時間に起き、国を出ようとする。しかし、そこにグオンはいた。昨日の軍服では さすがに目立つため、軽装をしている。ごく普通のウォンテッダーに見えた。だが、その容姿のよさは隠し切れず人目でそれをグオンとわかった。 「な、なんで……」 「この時間に発つとわかりました」 ここで、彼女が一言でも、いやだ、と答えたのならグオンは決して付いて来ない。しかし、彼女は言わない。 「こ、これから迎えに行こうと思ったのに。良かった、ちょうど早く出たかったんだ」 「そうですか。それはそれは」 彼女は後悔しつつある。この男に出会ったことを。なんで、この男の血に不死の効果があるというデマが流れているのだろうか。 「迷惑な話……」
今日は地元の公園行ってきました。有名な城跡ではないほうの。GWになると桜まつりで露店がでるんですよ。無駄に高い鯛焼きと無駄に高いフランクフルト買って食いました。 桜まつりとはいっても、例年より遅れているため、まだほとんどの木が咲いてなかったんですけれどね。
理由を聞いたヘネシーは、にやにやと笑った。しかし、目は真面目にグオンにむけて言う。 「お前に血が通っているとは思えないが……。で、グオン。これに情けをかけるのか? 一国の王子を襲おうとした者を」 「こんな美しい方に私は手出しできません」 ヘネシー、呆れながらイーリスを見る。彼もしばらく首をかしげていた。やがて、思いついたように口を開く。 「ねえ、誰が言っていたの?」 「?」 「私の血に不死の効果があるということです」 グオンが付け足す。 「ああ、酒場で持ちきりだった」 イーリスが思うところ、グオンの不死は城の者とごく一部にしか知らない。 「どこの?」 「……あっちこっちで聞いたよ。でも、信じない人も多かった。私は信じてここに来た」 「グオン、気になる?」 城の者はもちろん、ごく一部の者たちもグオンの不死を言い触らすような者はいない。ましてや、その血に不死の効果があるなどと。 「気にならないと言えば、嘘だ」 「じゃあ、行っていいよ」 と、イーリス。決して冷たい言葉ではない。 「イーリスなら私がいる」 と、ヘネシー。こちらはかなり冷たい。 イーリスが言いたいのは、誰が言い触らしているのか突き止めて解決してきて良い、ということだ。 「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうか」 グオンにしては、素直な言葉だとイーリスは思った。
自分の文章、なんか台詞から始めるのが多い気がする。いろんなのを書こうと思っているので気をつけてはいるんですけれどね。 で、今回はその台詞から。なんか、この台詞が頭に浮かんで離れません。
「貴様がグオンだな」 一国のお城が、これでいいのか? いわゆる賊というものが入り込んで、一国の王子とその家庭教師(のようなもの)兼軍術家に迫って来た。イーリスはグオンに目を向けた。無口な彼は目でものを言う。 「そうだが、ご用件は?」 「……」 グオンの対応は物腰柔らかである。その理由は、入り込んできた賊が女だからというごく単純な理由。イーリスは、またかという顔をした。これが、もし男であれば、即刻兵が飛んでくるのだが……。もはや、グオンの命で、女には手を出さないのである。本当に、これでいいのか? 一国のお城が。 「よく、わかったね」 イーリスはぽつっと言った。 その言葉の意味がわからず、その賊は声を上げる。 「あったりまえじゃない! 見りゃ、どっちがグオンかなんてわかるわ! しびれるくらいの美形だっていうからね」 「違う」 「何が違う?」 「解説しますと、今ビアソーイダ王女が留守ということがよくわかったな、と言っているんですよ。お嬢さん」 イーリスの言葉は必要とする部分まで省略されるため、その言葉の意味はグオンとヘネシー、彼の両親と長く務めている城の者くらいにしか通じない。 「その王女様がいるにしろ、いないにしろやることは同じだ。グオン、お前の血をもらう」 二人は顔を見合わせた。首をかしげてそれから賊を見る。 「なんで?」 イーリスが尋ねる。 「なんでって、グオンは不死と聞いたんだ。だから、その血を飲めば不死になれるって……」 イーリスが笑い転げた。グオンは少し困ったような顔を作り、賊に伝える。 「お嬢さん、残念ながら私の血はそのような効果はありません。でも、もしその効果があれば私はお嬢さんのために分け与えましょう」 更にイーリスが笑った。 「そんな、嘘だ!」 「本当の話です。それに、不死などつまらないものですよ」 グオンは存外楽しんでるじゃないか、とイーリスは言おうとしたが、笑いすぎで苦しく言葉にならなかった。 しゅん!
賊の手からナイフが落ちた。後ろから柄で殴られ、賊は床に伏した。 「大丈夫か? イーリス」 剣をすばやく鞘に収めてヘネシーが賊を羽交い絞めにする。 「お帰り、ヘネシー」 「何があったんだ?」 「後で説明します。彼女を解放してください」 と、グオン。 「なぜ、そうもお前は女に弱いのだ? まあ、理由も知らずに殴ったのは悪かったが……」 彼女はナイフを持っていた、というだけで動き、賊を制した。ビアソーイダ国の第一王女にして、剣を使わせたらビアソーイダ一とされるもののその実力は定かではない。もしかしたら世界一かも、とささやかれている。実際、ビアソーイダの王族は千年に一度の割合でそんなのが誕生するとされている。だから、イーリスは賊がヘネシーがいない隙を狙ったのかと思った。
予定より一本早い列車で帰ってきました。
いやはや。夜からお仕事です。 行きたくねー。 でも、行かなきゃなー。くー。
明日からまた、文章の垂れ流しでもします。
では、がんばりますだ!
はいはい。なんかサボりまくってる草です。 今日はいろいろ購入しました。 ストロベリークォーツが数珠つなぎで売ってたので。何作ろうかな。 タロットカード衝動買い。ミニで魔女タロット。コミカルで今風な魔女がかわいいです。 そして、中央競馬のファンファーレ。やっと見つけたよー! すぎやま先生がプロデュースしてます。
はいはい。 今日はですね、わざわざ遠出してラーメン食べに行ってきました。 おいしんですよ、東光亭のラーメン。 で、初めてワイン工場なるところにも行きました。なんかお祭りみたいのやっていて、ボトル六本三千円だったので、伯母とうちで買いました。今日は運転するのが母なので、試飲もしてきましたよ。 「ナイアガラ、うめぇー」とかいいながら。 あと、カレーに合うワインとか、ジンギスカンに合うワインとか……。
それから、豆腐屋。 愛想のないおばあちゃんがやっているところで、見た目普通の民家。 「うちの豆腐はそのまま食べた方がいい!」 と言い切る。湯豆腐なんて邪道といわんばかりに。 でも、その通りおいしいんだよね。 油揚げも、そのままオーブンで焼いて一味と醤油で食べるとうまいんだよね。
明日と明後日は携帯から更新させていただきます。ちょい出かけてくるので。しゃーないのでうちの妹の顔を見に行きますわ。 (って、おもっくそ自分の予定だったりする)
今日はですね、温泉に行ってきました。 と、いっても市内だし車で二十分? くらいのところにあるんですけどね。仕事帰りに見つけて「こんなところに温泉が!」って思ったですが、今年の一月にオープンしたところだし、あんまり行かない方向なので知らないで当然といった具合です。 まあ、結構良かったです。駐車場は広いし露天風呂の庭が広くてきれいでした。
ただ、ボイラーの調節がいまいちなのか、シャワーから出るお湯がぬるくなったり熱くなったり。 更に、ビールが置いてない。
総合として、まあまあかな?
昔考えたバカ話 「高級戦隊リムジンガー」 高校のとき考えた「戦隊モノ」。戦隊モノだけど、高級感がある。貴族戦士たちはリムジンで駆けつけるが、いつも遅刻する。でも、なんか余裕。金で物言わせることでいつも解決。 そんくらいしか考えてない。
この間考えたバカ話
「?」 タイトルは未定。「魔女っ子モノ」。魔女っ子適性が何故か皆おばさん。で、仕方がなく変身時は少女姿に戻るという設定。でも、言葉やしぐさはおばさんそのもの。 そんくらいしか考えてない。 もしかして、学生の時から成長していない? うちの思考……。
なんですけどね、やることは恒例の反省会さ。(毎回反省しているけれど、全くもって反映されない、ダメ人間・草)
ではではスタート
クレイス……ユークレースという青とか緑の透明な宝石らしい。だから、始めに言ったけれど、名前も知らないような宝石からつけるって。実は、魔法もすごいが剣の方がうまいという設定があるが、剣使う場面がなかったため、出てこなかった。ただただ、額に傷があるということだけ出てきたような、そんな主人公。
ピネル……スピネルから。いろいろな色のある宝石。そういう面はもしかして適切な名前? 昔はよくサファイア、ルビーに間違われたらしく安価。でも、今読んでいる本、昭和四十一年の本だからね、今は高価かもしれない。名前は知ってるが見たことない。
コクヨウ……黒曜石から。悪役って事で、黒く。本当は愛称というか通り名みたいなものですけれど、クレイスをはじめ、キャラたちにとってそんなことどうでもいいので。本名は……オニキス? 設定的に最強キャラで以降と思ったんですけど、ロディサにやられまくりでいいんじゃないかと思ったので。
ロディサ……ロディザイトから。不透明か半透明らしい。見たこともなく、写真もない。(本当は三冊宝石の本あるけど、一番新しい一冊が見当たらない)最初は、なよなよしたヒロインにしようとしたんだけど、なんかやられっぱなしっての性に合わなかったので、メチャクチャになりました。クレイスが好きでいいと思います。もう。
クロラスト……クロラストロライト。不透明か半透明らしい緑の宝石らしい。つまりどんな宝石か知らないが名前が気に入ったので、ちょっとだけ出番が多い。(でも、それだけ)
ピスラズ……ラピスラズリ。十二月の誕生石ですね。そんだけ。
コーラル……珊瑚です。そんだけ。
マタイト……へマタイト。一見すると金属に見えるあの石。(でもそんだけ)
以上。
すいません。やっぱ長いのは最近、やっているうちに忘れます。
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