気まぐれ日記
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かかってしまったわ……。
シンハーが抱きかかえようとアニムの腕を肩にかける。 「お主、なんなのだ?」 「わっ、アニム、気づいたの?」 「気づいたも何も、気は失ってない」 「アニム、丈夫だよね。良かった」 「ああ、まあな」 と、言いつつアニムは当然だと思う。エルフは人間の四、五倍は寿命が長い。そのぶん、華奢に見えても体は丈夫に出来ている、と。 「で、そっちのはなんだ」 と、魔族を弱弱しくにらむ。 「俺は、ウォンド。よろしくな」 「……よろしくされる筋合いはないが、ロセウは?」 「あのガキならちゃんといるよ。安心しな。それよりも、アニム。あんた、丈夫とはいえかなり弱ってんだ。俺のことより少し休みなよ」 「……本当にロセウは大丈夫なのだな、ウォンド」 シンハーに背負われながら、アニムは眠っていた。一番の回復方法である。宿に戻ったのは明け方近くだった。宿に着くとシンハーはアニムをベッドに寝かせて自分も宿に帰っていった。夕方ころにでも顔を見に来るよ、と言って。 アニムはそれから一眠りして昼前に眼を覚ます。そのころにはもう、ほぼ良くなっていた。 「まだ、横になってた方がいいんじゃねえ?」 ウォンドと名乗った魔族が言う。ずっとベッド脇のイスについていたらしい。 「……だいぶ良い。それより、お主はなんなんだ? ロセウとはどういう関係なのだ?」 ウォンドが少し自嘲気味に笑うと、話し始める。アニムはベッドから起き上がったままの格好だった。 「つい最近のことさ。俺が封印から逃れたのは……」 ウォンドは、あの伝説の英雄と呼ばれる(実は魔族である)ティママンと同じくらいに人間界に入ったと言う。しかし、魔族だという理由で封じられてしまった。 「だけど、身体はもうなかったし魔力も衰えていたんだ。俺は精神だけで這い出してきたんだ。そこへ、ロセウが倒れこんだんだ」 その時のロセウは死にかけていた。痩せこけてふらふらで意識がなかった。それでも、ウォンドにとっては好都合だった。ロセウの身体に入り、操り、体力を戻していこうとした。 「そこへ、あのカルストラだ。知ってか知らぬかロセウを助けた。ロセウの奴はみるみる元気になる。で、俺は出るに出られなくなったわけだ」 「……出てゆけ」 アニムが話を聞いて、ウォンドに言った。 「それが、無理なんだな。どうも、ロセウと変に融合しちまって出られなくなったんだ。で、初めて俺、外に出れたんだが中に戻る方法がわからんときている」 アニムの表情が険しくなる。それでも、ウォンドは続けた。 「でも、俺がロセウの中に入らなかったら今頃は死んでいたんだぜ。死ぬ一歩前だったし」 「その言葉、どっかで聞いたのう……」 「でもよ、俺はアニムに感謝してんだぜ。うまくいかなかったら、俺は一生カルストラのもとか妖精主のもとで退屈に過ごしていたはずだからな」
つーか、私が旅行言っている時にも帰省、先週はうちの母が訪ねて言っている。つまり、毎週会っているんですけどね。まあ、最初のうちはこんなもんでしょう。私には、ゴールデンウィークないようなもんだし。(でも、赤い日の分は休めるけど)
「やめて!」 ロセウが叫んだが、セミュアはその首を絞め始める。もがくロセウに彼は喜んだ。 「そう、これくらいやってくれないと困るわね」 「放せ!」 シンハーが殴りかかるが、セミュアのもう片方の手で制する。それで、あっけなく彼は弾き飛ばされる。 「あなたも順番守りなさい」 「くっそー……」 「さあ、いい子ねえ。おとなしく死になさい」 「やだね」 ロセウの手がセミュアの手を掴んだ。その手が大きくなり大人の手となる。セミュアの手が緩むと、ロセウはすばやく離れた。 「あなた……あのちっこいのは?」 ロセウは姿かたち全く変わった、人の姿をしたものに変わっていた。 「早く、よこせ。持ってんだろ、解毒剤」 その男がセミュアの手を掴んでひねる。 「何、あなたは?」 「あんたと同じ、魔族だ。さ、早くしな。アニムが死んじまう」 「も、もう、遅いわよ。とっくに三分は経ってるわ」 「いや、まだ息がある。早くしな」 更に、その手をひねった。セミュアに苦痛の表情が広がる。 「同じ魔族でなきゃ、こうもいかねえよな」 「わ、わかったよ。でも、今から解毒しても助かる見込みなんて……」 「いいから早くしろ」 「ひっ!」 セミュアが毒を与える時と同じようにアニムの額を突いた。 「これで、解毒になるんだな」 「そうよ」 絶対だな、と念を押され、セミュアは何度もうなずく。 「へっ、ご苦労さん」 「ひ、あっ!」 セミュアがかき消された。 「そして、ご馳走さん」 その魔族は、悪気のない笑みを浮かべていた。 「な、なな」 シンハーが呆然として、その魔族を見る。 「ああ、心配すんな。俺、魔族が糧だし、人間は食わないから」 「ロセウは?」 「あの小僧のことは心配すんな。ちゃんと俺の中にいる。まあ、どう表現したらいいかわかんねえけど」 「?」 「それよりも、アニムは? 生きてるか?」 シンハーが慌ててアニムを見た。苦しそうにはしているが、生きていることには生きている。 「大丈夫みたいだ。でも……」 オークション会場は荒らされたが、もはや誰も残っていない。コーフトもいなかった。魔族の出現の混乱で全員に逃げられてしまっていた。 「まあ、いい。あとで俺が……。それより、街に戻ろうぜ。アニムをさ……」 「うーん、そうだな」
| 2004年04月28日(水) |
今年もコンサートゆくことにした |
楽しみにします。
「恐怖というより、怒りだな」 「そうね、でも。二番目に好きなの」 セミュアが指先でアニムの額を突いた。アニムががくりと膝から倒れる。 「人間にかなり効く毒よ。もって三分ね」 「毒?」 「じわじわと三分間苦しむといいわ。その間思う存分恐怖と怒りを感じてちょうだい」 アニムの息が荒くなる。ついには横倒れになった。 「……シンハー、ロセウを連れて逃げろ」 「そうね、逃げてもいいわ。無駄だから」 「アニム……」 「だめ!」 ロセウが眼を覚まして、すぐに状況を把握したらしく、そう叫んだ。 「だめ! アニム。そんなことしたら、いやだ!」 「お、おい!」 ロセウがシンハーから逃れてアニムのそばに寄った。 「大丈夫、アニム?」 「馬鹿、早く逃げろ。お主を殺してしまったら妖精主に申し訳が立たぬ」 「そんなこと心配しないで。アニムも逃げるの」 ロセウがアニムの手を引くが、ぐったりとしているアニムを立たせるのは無理だった。シンハーが駆けつけて一緒に手伝う。 「この子の言うとおりだ。どうせ、この魔族は俺たちが逃げても追ってくるだろうよ」 シンハーの肩を借りて、何とか立ち上がるが歩みはのろい。 「そうか、どうせ死ぬか……」 アニムがそう言った時、セミュアがイラついた声を出す。 「ほんと、つまらないわね。あなたからほとんど何も感じないなんて、いいわ。このちっこい子、殺してあげるわよ。眼も覚めているようだしね」 セミュアの手がロセウに伸びた。 「ちくしょー、こんのオカマ野郎が!」 シンハーが叫ぶ。剣を抜いてセミュアの伸びた腕を切断するが、すり抜ける。 「大丈夫、あなたもちゃんと殺してあげるから、待ってってね」 セミュアの手がロセウの首をつかんだ。アニムがその腕を掴み、なにやらつぶやく。セミュアが叫んでその手が一旦離れる。 「あなた、魔法が使えるのね。でも、よく体力が残っていたわね」 アニムは答える余裕なく、再び地面に倒れた。 「アニム、しっかりして……」 ロセウが肩をゆするが反応がない。 「あーあ、残念ね。結局あなたから恐怖をかんじることがなかったわ。しかたがないから、この子達から感じようかしらね」
昨日とうとう咲きました。日本人が愛してやまない花、桜。でも、今日は冷たい風が吹いていました。
「恐怖、か。前にもいた様な気が……」 アニムが渋い顔を作るが、セミュアは笑って答える。 「そうね、あたくし達にとっちゃ、恐怖というのはご馳走なのよ。どこかの誰かさんは無節操に人間の感情を食べるけれど。でも、恐怖だけならエルフのでも十分だわ。あなたの恐怖を味わせてね」 「そう言うと思って、取っておきを用意した。小生はごめんだがのう」 アニムがカードを投げつける。カードが額に張り付くとカードに絵柄が浮かび上がった。 「『道化師』だのう。そのまま吸い込まれろ」 「ふん、こんな子供騙しじゃ、まだまだよ」 「そうか、ではこれもだ」 今度は二枚とも投げつける。それが帯状となってセミュアに巻きついた。それでも、この魔族は薄ら笑みを浮かべてる。 「ねえ、これ、見えなかったかしら?」 魔族の目が下に落ちる。そこには、ロセウがいた。 「あなたに連れがいると聞いたからつれてきちゃった。かわいい子ね」 「ロセウ!」 眠っているままのロセウの真上にナイフや剣が浮いている。 「あたくしを封印するのと、この子が血まみれになるの、どちらが先かしらね」 「むうう……」 アニムが魔術を解こうとした。シンハーが飛び出し、ロセウの真上にあった剣をすべてはじいて回収する。しかし手にしたとたん消えた。 「剣のみ、幻覚よ。眠っている子から恐怖は生まれない。つまらないわ」 「しかし、小生が術を解かなかったら、殺すつもりだったのだろ」 「ええ、のちのちじっくりと恐怖を味わってからね」 「残念だったな」 「いいえ、あなたを味わうことができるわ」 シンハーがロセウを抱き上げたのを見て、セミュアが言う。 「あの子たちは助けてあげるわね」 「アニム」 「シンハー、お主は動くな」 「しかしよ……」 「ロセウを頼む」 「……勝手なんだから」 彼はそのまま離れて隠れた。でも、こちらを見ている。 「お主は、三流もいいところの魔族だが、小生も今回ばかりは運が悪い」 「つまらないわね。エルフって長生きだから? 死に対しての恐怖があんまり感じないわね」 「そうか、死ぬは嫌だ。しかし、小生には人間の友が多い。小生より若いのに老化して、そして小生よりも若いのに死んでいった。身近に多かったのだ。だから、そこら辺は普通のエルフと違う」 「じゃあ、あの子達も殺しちゃうわね」 「何でだ?」 「その方が、恐怖になるでしょ?」
| 2004年04月26日(月) |
再び、指を切る(想像しながらお読みください) |
久しぶりに指切りました。包丁で。かなり深く削ったためか、昼切ったのにまだ血止まってません。職場にある絆創膏は安物なんで血が染み出てくるのでグロいです。でも、まだ指の部分でよかった。一番いやなのが、爪にかかって切るあたり。指先のとこ。ああ、もう想像しただけでいや。(ほら、痛くなってきたでしょ?)
悪い噂の絶えない貴族はいくらでもいるが、本当に悪いことをしているのはなかなか摘発されない。証拠がない限り、ウォンテッドは出来ない。現場を押さえることが何よりの証拠とされる。 彼らはコーフトという領主の屋敷の庭に隠れていた。 「コーフトは表向きはいい領主で通っている。でも、裏は……」 「きれいな姉ちゃんはべらして、身寄りない女子供を奴隷として売ってるんだって、ね」 と、シンハーが声を潜める。 「それは、あくまでも噂だ」 「あ、そーなんだ」 「奴がやっているのは小妖精を捕らえては売っているというんだ」 「小妖精を?」 「ああ、特殊なケースに入れて逃げられないようにしている。淡く光るのがよいらしい」 「でも、それ、趣味の域じゃないの? 罪になるわけ?」 「いや、ちゃんと罪になるのだ。小さくとも妖精だ。妖精がいなければ成り立たない国もあるくらいだからのう」 小妖精は三十センチほどの羽の生えた妖精。妖精主に仕えるが、普段は自由気ままに飛び回っている。 「ふーん。アニム、詳しいね」 「まあ、いろいろ伝手があるからのう」 音楽が流れる。そろそろ貴族の娯楽、オークションの始まりだった。高価な品らしいツボやら花瓶、ふちに宝石がちりばめられている鏡などが置かれている。どこが良いのか分からないが、次々と落札されていく。 「最後の品です。今日の目玉となる品です」 コーフトがガラスケースらしきものをもって現れた。淡く青色に光る何かが入っている。 「小妖精です。水辺にいたので水の妖精か、と。百から行きましょうか?」 「二百」 「三百」 どんどん高額になっていく。 「そろそろ行くか」 「そうだね。このままだと出るに出れないよ。高くなって」 アニムたちはこっそり屋敷に忍び込み、そのオークション会場に乱入した。 「人身売買も犯罪だが、妖精の売買も犯罪なのだ。おとなしく捕まってもらうか」 「ウォンテッダーだと!」 コーフトらしき人物が驚いた。が、余裕がある。 「そん通り。俺たちにウォンテッドされて、賞金になっちまえ」 「ふん、そう簡単になってたまるものか!」 「お主、月並みだが、実は魔族と契約していて、それを呼び出すつもりであるまいな?」 「……何故、わかった?」 わかるわい、とアニムはつまらなそうに言った。 「魔族が来るの? じゃ、俺、隠れてる」 「そのほうが良いだろう」 シンハーには魔族に対抗するすべはない。だからおとなしくしていた方が身のためであるし、アニムの足を引っ張ることもない。 シンハーが隠れたころを見計らってか、空間に一人の魔族が現れた。 「お初にお目にかかりまーす。あたくしはセミュア」 派手な男の魔族だった。 「アニム=マスディスといったら、ちょー有名なウォンテッダーじゃない? 一度お会いしたかったわ」 「……そ、それはどうも」 「こんな人間と契約なんかしなくても、殺したくなるくらいのかわいこちゃんだわ」 「で、お主の糧は? 少なくともエルフではないだろ?」 アニムが後ろ手で魔術によってカードを生み出す。それを二、三枚作り出しておく。 「ええ、エルフなんか不味くて食べられないわ。あたくしの糧は、恐怖。死ぬ一歩手前の恐怖が格別に美味なのよ」
なんか内職しなければならんので。今日は簡単に。
今回の長いですね。あ、それでもまだ一週間か……。
おととい、うっかりロセウに「父ちゃんは逃げた」などと言わせてしまっていて、訂正。最初の方に、「両親は死んだ」と言わせているのに……私の記憶力って、やはりこんなもんなんですね。(泣)
読んでの通り「ウォンテッダー」に出てきたアニムが、子供を育てる(育ててないって)話です。当時より、四十年ほど経過して、やっと人間でいう二十代くらいに大きくなってます。 相変わらず、ウォンテッダーをやっていて、一箇所にとどまるつもりもなさそう。彼なりにのんびりとやってます。 エルフで凄腕のウォンテッダーで怒らせると恐いと誰も手をつけないという暗黙のルールが生まれてそれで生きているのが今の彼です。(……意味不明) シンハーは、その名の通りバルクの息子です。やっぱり多兄弟で、一番年下。それなりに、ウォンテッダーを楽しみながら旅をしているので、危険なことはやってなさそうです。 ちなみにバルクは夫婦共に明るい老後生活をしております。(時折、孫に剣術を教えてます) もう少し(もう一週間くらい?)で終わるはずなんで、お楽しみに。 でっこりーん。
短編のつもりで書いているのに長い。
今日、寒いなと思ったら、霰(あられ)が降ってきました。のちに霙(みぞれ)も。……ちゃんと漢字あるんですね。じゃなくて、四月も終わろうとしているのに、ねえ。
買い物で一日の大半が過ぎてしまった。日が傾きかけている。宿に戻るとシンハーがそこにいた。 「やっぱりこの宿だったんだ」 「シンハー、待たせたな」 「いや、いいよ。俺も今起きたばかりだし」 「お主はもう少し昼型になったほうが良いぞ」 「いいんだよ。別に」 シンハーが食堂を指差す。 「後で行く。お主、先に一杯やっとれ」 買った荷物を部屋に放り込んでロセウを連れて食堂に戻った。気の早い連中がもう酒盛りを始めている。シンハーはカウンターでブランディーを飲んでいた。 「すまんが、この子に何かジュースを。小生は軽めのワインを」 カウンター席に座り、メニューを見て、とりあえず注文をする。 「子連れで行くつもりか?」 「まさか。この子は置いていく。夕飯をとらせないとな」 「まるで、保護者だな」 「だが、いつまでも保護者をしているわけにはいかん。バルクに預けたいのだが……」 「まあ、あそこなら大丈夫だよ。親父が死んでも姉ちゃんや兄ちゃんいるし」 「それを期待しているのだが……」 「アニムの頼みだったら聞いてくれるよ。金以外のことなら」 「しかし、だからと言っていつまでも預けておくのも……」 「そんな先のこと考えても仕方ないだろう」 「それも、そうだ」 ロセウがアニムの袖を引いた。 「おれを、預けるの?」 眼が何かを訴えている。それは、このまま自分を連れて行って欲しい、そんな眼だった。 「……いつまでもお主を歩かせることになるしな。まだ、お主はどこかで定着している方がいいと思う」 「アニムは、こんなん時から今のような生活してたって聞いたけど?」 シンハーが手を腰当たりに下げて、笑った。 「お主はだまっとれ」 アニムが彼のほうを見ずに言う。 「やだ」 「しかし……」 「おれ、アニムといる。どこにも預けないで」 「モテモテだね。アニム」 「はあ」 アニムはため息をついた。 「ただし、仕事中は連れて行けんぞ」 「うん」 「今日は、一人でちゃんと寝るんだぞ」 「うん」
ロセウが食べ終わったのを見て、アニムはひとまず彼を部屋まで連れて行った。寝る準備を見届け、寝かせてからまた食堂に戻る。 「なんか、すっかり親だよな」 「しかたがないだろ。歳は二十歳をすぎているとはいえ、エルフにとってはまだ小さな子供と変わらないのだ」 「アニムはどう見ても中身は年寄りだよ」 「小生は人間生活に年季がはいっとるのだ。多分、そこだけ普通のエルフと違う」 「うん。で、あの子は?」 アニムはできるだけ短く説明した。シンハーはグラスに眼を落として聞いていた。 「ふーん。いろいろあるんだな」 「昨夜、かなりうなされていた。夢の中でも辛い思いをしておると思うと切なくてな」 自分も昔は、そうだった。寝るたびに、思い出させられることが何日も続いた。 「だけど、今日は……」 「分かっておる。ロセウのためにも養育費かせがんとな」 「だから、そういうとこが親なんだよ」
昨日職場にと、いただいた。ちょうど、今日の給食がたけのこちらしだったので、めちゃくちゃグッドタイミング。生たけのこって、甘い香りがするんですね。とうきびのような香りがします。
先日泊まったホテルからはがきが来ました。アンケートにある質問をしたのですが、その答えが「○○は当社のみと信じております」だ、そうです。皆さん、朝のバイキングに○○がでるのは、大阪第一ホテルさんだけですよ。
その朝、ロセウは思いっきり朝寝坊した。まだとろとろと眠そうにはしていたが、高くなりつつある陽を見て驚き、目が覚めた。 「おはよう。よく眠れたか?」 「アニム、なんで起こさないの?」 「あんまりよく寝てたから起こせなかったのだ」 アニムはすでに着替えなどしていた。荷物の整理をしていたらしい。 「おぬしの服も買わないとならんし、いろいろそろえるものがある。今日は買い物だな」 「あの、夕べの兄ちゃんは?」 「あれならまだ寝とるだろう。午後からだ」 「ああ、そうなんだ」 少し遅い朝食を取りに食堂に下りても人は少ない。泊り客のほとんどはウォンテッダーで夜型が多いのでもう少し時間がたつとぞろぞろと集まってくる。 「ね、アニム。なんで俺を引き取ろうとしたの?」 朝食を食べながら、ロセウが尋ねる。 「さあて、なんでかのう。ただ、小生とおぬしは境遇が似ていただけだ。だから放っておけなかった」 「同じ境遇?」 「おぬしくらいの時に、人間に捕まった。でも、助けてくれたのも人間だった。帰るすべもない小生を育ててくれたのだ。エルフにいろいろいるように人間にもいろいろいる。それだけは知って欲しい」 「うん。ねえ、アニムを捕まえた人間をアニムはどうしたい?」 「役人に突き出してやりたかった」 いや、本当は殺してやりたかった。自分の母の命まで奪ったあの輩を。 「でも、できなかった。最後まで追い詰めたが結局、老衰で死んでしまった。所詮人間なのだ」 「……母ちゃんはエルフだから殺された。剥製にすれば金になるって。父ちゃんは邪魔したから殺された。俺は、白いエルフだからって珍しがられて見世物にされた」 ロセウはエルフと変わらない姿をしていた。しかし、エルフの男の特徴である浅い褐色の肌はない。そこが、ハーフと言われる所以なのかもしれない。 「で、どうするのだ、おぬしは」 「あの人間たちにあったらぶん殴って、蹴りいれて、けちょんけちょんにしてやりたい」 「……そうか」 アニムはこっそりため息をついた。しかし、これだけ元気があることがわかって、少し安堵した。
これを起に、まずは一ヶ月に一回でもがんばれ。
SaGaはまだまだやる予定が……ないです。すんません。でも、ブックオフでWS版の攻略本ゲット! らっき〜。 そんでは、続きを。
ロセウはメニューを見て首を振った。 「読めんのか?」 「……うん」 彼は恥ずかしそうにうつむく。 「気に病むことはない。何を食べたいのか言え」 「アニム、この子……」 「わけありだ。気にせんでくれ」 「……ああ。わかった」 ロセウがしばらくして首を降る。料理というものが分からないらしい。何も思いつかなかったようだった。 「では、いろいろなものを食べるとしよう。いいな」 「うん」 アニムがウェイトレスを捕まえて適当に注文する。しばらくすると、果実酒とジュースが置かれた。 「これはリンゴジュースだ。口に合うかのう」 ロセウが何も言わずに飲んでいるところを見るとどうやら大丈夫らしい。アニムも果実酒をちびりちびりと飲む。 「親父がさ、アニムに会ったら伝えておけって。果実酒ばかり飲まねえで他の酒も飲めって」 シンハーが発泡酒を片手に言った。 「大きなお世話だと言っておいてくれ」 さらにしばらくすると、魚のフライにタルタルソースを添えたもの、生ハムのサラダ、ソーセージの盛り合わせなどがテーブルに並んだ。 「好きなのから食べるといい」 「うん」 ロセウがフライをフォークで刺すと迷いもなく口に入れた。それからは黙々と食べていた。あまりの食べっぷりにアニムは呆然としていた。シンハーは当然のように手を出している。各料理が半分ほどになったころ、ようやくアニムは自分の口に料理を運んだ。 「おいしかった」 「それはよかった」 「こんなにおなか一杯になったの久しぶり」 「妖精主のところは、質素だったのかのう」 「ううん、あんまり食べられなかった」 アニムが一瞬顔を曇らす。人間に酷い目に会ったのだ。食べ物が喉を通らないのは分からないわけではない。しかしロセウは順応が早いようなので少しほっとした。 「俺は、足りない」 「お主は自分で頼め。それに食っていいとは言っとらん」 シンハーが渋い顔で笑った。 「ケチ」 「自分で稼げる奴が何を言う」 「アニム、眠くなった」 ロセウが訴える。歳はシンハーと変わりないが、エルフの場合、子供である。そしてそれはハーフでも変わらないようだった。 「そうだな、今日は疲れただろ。休むか。では、シンハー。詳しい話は明日しよう」
今朝、風がうるさくて眠れなかった上に早番。車運転中眠りそうだった。しかし最近地元でひどい事故があり、事故らないように走った。(至極当然なことだが)書いたら寝る! 寝るよ。 ロセウの話はまだ続きそうです。
「久しぶりだね、アニム」 酒場で会ったのは、見た目はアニムと変わらない青年だった。人間なのでアニムの歳の五分の一しかないだろう。小柄で人のよさそうな顔をしている。 「シンハーだったかのう、確か」 「そうだよ。で、そっちのちっちゃい子は?」 「この子は小生の子だ」 「うそっ!」 「ウソだ。預かっている子なんだ」 「なーんだ。驚いて損した」 「ロセウ。こいつはシンハー。小生の友人の子供だ」 「ふーん」 「こやつに協力を頼むのだ。何しろ大物狙いだからのう」 それを聞き、シンハーという青年が身を乗り出した。 「大物? アニム、あれをやるの?」 「ああ、養育費をもらってこなかったからのう。頼めるか?」 「乗る乗る。めっちゃ、楽しみ」 「若いのう……。でも助かった」 「賞金は山分けね」 「ああ、構わぬ」 話がついたところで、アニムはテーブルについた。ロセウも座らせ、メニュー表を見せて好きなものを聞いた。
を、しようかどうか考えてる。 ただし、作るのは三冊ほどだけど。しかも、何を本にしようかも迷い中。本気でやるとしたら、それまでの手直しをするつもり。そんな暇あるのか、自分。いや、時間なら作ればいい話だけどね。
ロセウはあっさりとそう言った。 「なら、行くか」 アニムが立ち上がる。 「おいおい、もう少しゆっくりして行かないのか?」 「すまぬが、大物がちらついてるんでの。あれをやったらこの子の養育費になるやもしれん」 「そうか、なら」 これは餞別だ、と妖精主が手を差し伸べた。白い薄い布きれだった。 「妖精が編んだ風だ。好きなところに行ける」 布が消えて強い風がアニムたちを取り巻いた。
一瞬にして、そこは、とある街に近い道の上だった。派手に転がってアニムがロセウの下敷きになる。 「これだから、あいつらは好かん」 立ち上がるとぱたぱたと土ぼこりをはたいた。 「ロセウと言ったな。大丈夫か?」 「うん、足すりむいただけ」 「そうか……ふむ」 すりむいた足を見て、アニムが水筒と箱を鞄から出した。 「一応な、ばい菌でも入ったら返って手を焼くからのう」 「いい、自分でやれる」 「ほう、そうか。じゃあ、やれ」 道具を渡すと、ロセウはせっせとやる。意外に手際はいい。水で傷口を洗い、箱に入っていた脱脂綿で拭いて消毒する。絆創膏を貼ると、水筒と箱を返した。 「何も出来ないと聞かされていたが、どうやら妖精主の見込み違いか?」 「うん、そうだね」 本当は出来ないフリで、妖精主には見破られているが。 「さ、アニム。行こう。この街が目的地なんでしょ」 「ああ、まあな」 街が近くなるにつれ、ロセウの足が止まった。 「ここ、前に来たことがある」 「?」 「見世物で巡行した時に……」 アニムも足を止めた。ロセウをじっと見つめる。その表情はあいまいだったが、怒っているのか悲しんでいるのかのどちらかだった。両方かもしれない。 「だが、ここで止まっては進めない。分かるな。それとも、妖精主のもとに帰るか?」 ようやくアニムが口を開いた。 「行く」 「なら、歩く」 そう言って、アニムは昔を思い出した。
ちと、疲れます。 コンサートレポート書きました。(暇だったら見てください) で、その後パンフ(チラシの方)を見たのですが……『〜服装の規正なんてありませんのでお気軽に御来場ください』(by植松氏)そうですね、でも、会場でコブラツイストをかけてもらうのは 以下略(笑)。 本当に気さくな方です、植松さんは。
「こりゃ、駄目だな」 最初から、教えなければならない。そう思ったのは食事中だった。ディースネイアがため息をついている。何しろ、食器の持ち方を知らず手づかみで食べている。それがきれいに食べるのならまだいいが、そうでないのだ。 「何? 失望した?」 ロセウが聞いた。もしかしたら試されているのかもしれない。いyた、わざとかも。 「いや、先が思いやられるって思っているだけだよ」 「ふーん。でも、おれ、ここで暮らすつもりない。人間と共に住みたい」 「無理だ。エルフの里でなら引き受けてくれるかも知れない」 「だめだめ」 「そうです、妖精主。この子がどんな目に合うか……」 「おれは、忌み嫌われる存在だよ。きっと。母ちゃんはおん出されて、二度と帰れなかった」 妖精主は首を振った。 「あの、石頭集団め……。ロセウ、あんたは自分でそう思っているのか?」 「そうさ、なんでおれが生まれる? どうなっているのか分からない。その上、両親を殺されて珍獣とされて見世物にされた」 「……あんた、男だよな?」 「見て分からないのかよ? それとも、男だからしっかりしろとかどうのこうのって言うのか?」 エルフの男は、百人に一人とも言われる。もしかしてそれ以下かもしれない。そんな率なのに、ロセウは男として生を受けた。 「エルフの男が生まれる確率は知っているか?」 「? なんだよいきなり」 「ものすごく低いんだ。この意味どういう意味かわかるな」 「ああ、男は少ないから貴重だって」 「だけど、偶然かもしれないがあんたは生まれた。もしかして、人間の血が交わることによって男が生まれる率が高くなるのかもしれない。もし、エルフの男が全くいなくなったら……」 「なんだよ、兄ちゃんの話跳び過ぎだよ!」 妖精主がはっとする。われに返った。 「ああ、悪い。変なこと考えてた」 少し、頭を冷やしてから妖精主が言った。 「君に近いエルフがいるんだが、そいつにくっつけてみるか」
ばさばさの金髪に褐色の肌を持つ青年がそこに現れたのは、二日たったころだった。 「妖精主に呼ばれるとは、思わんかった」 「ああ、待ってたよ」 「お主を見ると、奴を思い出す」 青年はふてくされたような顔をする。 「で、これが、そうか?」 「アニム、悪いけど引き取ってくれ」 「……おぬしらは全く。どうして手に負えんものを押し付けるのだ」 「あんた、子供欲しいって。自分の子供いるのに」 「言っとらん。それに、子供はいるが、父親ではない。エルフにはもともとそんなのはないからのう」 エルフの男は本来怠け者である。子育てその他はすべて女がやる。 「まあ、そんな世界がいやだからこうやって旅をしているのもある。まあ、連れがいても構わん。ついてくるか?」 「……アニムは、さあ、いくつ?」 「百くらいかな。はっきりはしてない」 「……人間の世界は楽しい?」 「まあまあだ」 「じゃ、ついてく」
| 2004年04月18日(日) |
無事帰国(違うって、帰宅) |
しました。昨日携帯から書き込んだのですが、文字化けしてます。コンサートレポートは明日午前にでも書き込むつもり。今日は、やめとく。さすがに、年のせいか疲れました。
「女王の百年密室」のコミック版をギンザさんからいただいた。 まず、地元じゃ見つからないだろうと思われる一品。作画は「迷宮百年の睡魔」新書版のイラストを書いている方。素敵です。エロチックです(?)。つーか、よくぞ一冊にまとめてくれたと思う。ぜひ、続編「迷宮〜」も描いていただきたいです。ミチルヴィジョンではロイディが笑うので(そこなのかい)
「しゃばけ」見つける。地元で売ってるだろうと思うが、あちこち探しても見つからず諦めた(地元で探すのは)作品。青春アドベンチャーにてドラマ化されました。(続編「ぬしさまへ」も「しゃばけ2」としてドラマ化)やっと、手に入れられました。読みたくてたまらんかったです。 ご想像通り、妖怪とか悪魔とか好きですから……。
「眼球譚」も見つけた。こちらは……どんなものか、知ってる方がほくそえんでください。ちょっと気になるので読みたいだけなんですよ。
以上、旅行に行った土産(自分への)でした。
気に入った飲み物(酒)……奈良の地酒・春鹿「ときめき」 微炭酸でシャンパンのような感じ。甘さもあり女性向。日本酒とは思えないけど日本酒(になる前のお酒)。
コンサート楽しかった。明日帰ったらレΓテートしますわ。
この間もそうだったけど、携帯から書き込みすると文字化けします。正しくはレポート。
ここには、いつものを書きます。何を書こうかな。……今回、ちょっと短編を。 「そういうわけで、預かってください」 カルストラ……この世界の管理人が言った。何がそういうわけなのか分からない。それが、この管理人のわけ分からないところの一つである。 「で、その子は? どういった子なんだ?」 わけ分からないが引き下がることはないので妖精主は聞いた。目の前の幼い少年はエルフのようでエルフではない。 「ハーフですよ。人間とエルフの」 「まさか!」 素っ頓狂な声を上げたのはディースネイア。妖精主の御付の妖精である。 「エルフと人間の間に子は出来ません。どうがんばったって……」 「例外。必ずしもそうと限らない」 カルストラは言った。その表情にはイヤミが含まれている。それはディースネイアや妖精主に向けられたものではないが。 「運命神のみが知る、ね」 「君、名前は?」 妖精主がしゃがんで少年に尋ねる。 「ロセウ」 短く、そう言った。 「ロセウ、ね。管理人。この子はいくつなの?」 「二十くらいです」 「じゃあ、身の回りのことや文字とかは大丈夫だね」 「まあ、そうだと思いますけど……」 後はよろしく、と消えていってしまった。 「逃げましたわね」 「そうかもね」 妖精主はロセウと名乗った少年を見た。 「さて、おなか空かない?」 「空いた」 「ディー、何か頼むよ」 「はい」 ディースネイアは消えていった。妖精主はロセウに座るように言った。 「君は、今までどうしていたんだ?」 「人間に捕まってた。両親を殺したのもあいつらだ」 「順序良く、話してくれ」 ロセウの話をまとめると、ロセウの母親はエルフ、父親は人間。しかし、エルフがいることを突き止めた人間が父親を殺し、母親は自殺。ロセウは人間に捕まり見世物とされた。身の回りのことは出来たが、他の生きていく術は身につけてないと言う。そして、たまたま気の向いた管理人が彼を助け出した。 意外に面倒なものを押し付けられたと、妖精主は後悔した。
| 2004年04月16日(金) |
それでは、約束どおり |
えーと、もう三日もたってしまいましたが、コンサートレポートを。大阪はフェステバルホール。「TOUR de JAPON」の感想を! ファイナルファンタジーです。日本二大(二つとしたらそうでしょう)RPGの一つ。すごい人でした。大阪は。 まずは、「FINAL FANTASY �察廛�ープニング〜爆破ミッション。当時、すんごくどきどきした覚えがあります。あれをゲームと誰が思ったでしょうか? あの映画のような迫力を。思えば旧スクウェアの美画面へのこだわりはここから始まったと言っても過言では……あ、でも、�困箸�もすごかったよね、実は。 「ザナルカンドにて」これは�召離�ープニング。全体的にむなしいとかさびしい雰囲気なんですよね。�召蓮�この曲は、それを全面的にあらわしてます。同じメロディのアレンジには、街道で使ったり、シンを倒す召喚師の宿命をティーダが知るときなどに用いられてます。だから、この曲を聴くと思い浮かべるのは、さびしい悲しいわびしい、といったもの。そう思い起こされるのはすべて曲の力。すばらしい。 で、この二曲が終わり、植松伸夫氏登場。このコンサートのロゴの入った上着にTシャツ、ジーパンといったいでたち。(大阪フィルハーモニーの皆様方、指揮者の竹本泰蔵さんはフォーマルファッションです)広報部のお姉さんも同様。でも、なってやまない拍手。で、大阪と言えば「食道楽」とお答えになる。しかし、どうやら日本全国で「食道楽」してきたらしい。と、なると私が行くはずだった札幌ではやはりラーメン、カニか! 行きたかった……。 「Ronfaure」�将気�ら。ネットの方はやってないのでなんともいえないんですが、のんびりとした曲です。話の内容からメインテーマに使われているのでは、と。 「エアリスのテーマ」いわずと知れた名曲。で、大発見。曲を思い出しながら頭で演奏するといつのまにか美空ひばりの「川の流れのように」になる!(私だけかもしれない)ちなみに、デートイベントではエアリスが来ました。で、妹はティファ。そのとき初めて「これって、固定じゃないの!」と思いました。友人にインターナショナル版でバレットとデートしたつわものがいます。 「The Oath」これは�爾龍福�スコールが、放送で全校生徒を励ますシーンで使われたと思います。うろ覚えです。その後、迷える生徒たちに的確な指示を送らなければなりません。「食堂のパンを確保しろ」と。(笑) 「一人じゃない」�修任后3里�、ジタンが危険な場所に行く時、「これは俺の問題だから、みんなはついてくんな」的なことを言うんですが結局みんなついていきます。(確信は持てません。覚えてないから) ここで、休憩。 「メインテーマ �后弸能蕕離侫.鵐侫 璽譴任狼い鼎�なかった。おなじみのメロディーで初めてボコの走る姿が頭に浮かびました。このときのファンファーレ、後ろの管楽器の方から順々に立ち上がって演奏しました。で、指揮者はまだ壇上に立っていなく、指揮をしながら壇上に向かいました。�垢蝋イ�な作品です。 「メインテーマ �察廚△◆△發Σ燭盡譴襪海箸覆掘3Г気鵝▲團▲里任劼い燭任靴隋▲押璽狠罎如�私はこの曲が途中で変わっていくところが好きです。だんだん暗く、怪しくなっていきそれが、盛り上がってきて、また最初のゆったりしたフレーズに戻る。実は、�纂�体の物語を曲にあらわしたのでは、とも思いました。 で、ここでゲスト登場。大阪フェステバルゲートのプロレスラーえびすさん。(誰?)地元ネタ! そして、彼のゲーム暦を語ります。爆笑! 略 で、植松氏のお願い「コブラツイストをかけてください」……コンサート会場(オーケストラの)で、コブラツイストをかけてもらう作曲家は、あなたしかおりませんよ、植松さん! そして、「本気でやったな」とぽつり。リハーサルでは緩めだったようだ。もしかして、会場に入ってもずっと腰の辺りにこぶしを置いていたのは、コブラツイストによる腰痛!? 「愛のテーマ」�犬任后�このたび教科書に載ることになりました。って、前にもここで言ったけど「小学生、�犬笋辰討覆い鵑犬磴覆い�?」�犬呂笋辰燭韻匹△泙螻个┐�ないと言うかなんというか。でも、聞けば、「ああ」と思う曲。それなら、違う曲をのせたらどうだと思うですが……。 「スピードメロディー」私、�機銑掘△笋辰討覆い里汎韻犬覆鵑任后��兇肋�しだけやってます。プレリュードから始まり途中�兇離瓮ぅ鵐董璽泙�入ってます。(これはボーカルコレクションにて印象深いので知っていますが) 「オペラ マリアとドラグー」いわずと知れた。�困量哨ぅ戰鵐函�ゲームではオペラのラストはしっちゃかめっちゃかにされます。そこはうまくカバーして、オペラ歌手が歌ってくれました。(日本語で。いいんですよ日本語しかわからんから)ただ、位置が前の方の端っこっていうことがあり、ちゃんと聞こえない(泣) これが、ラストの曲なんですが。何か、忘れてないか? アンコール「アダルトチルドレン」よく聞こえなかったんですが、最新�察淵押璽爐犬磴覆い鵑任垢茲諭�)の挿入曲。こちらまだ世に出ておりません。 そして、ラストアンコールはやはり、「FINAL FANTASY」これがなければ、FF聞いたって気がしないような。と、言うか当たり前のようにラスト、しかもアンコールに持ってくるとは……。途中で植松氏が指揮して、盛大に拍手(起立して) ああ、なんかいろいろあったけど、聞けてよかった。
えびすさんの会話 えびすさん「(ファイナルファンタジーの)13に出してください」 植松氏 「……半熟なら」(あと、僕が決めるわけにはにかないなどとかいう) でも、アリだ。 大阪の地下街 友人いわく、「大阪人でも迷うトルネコダンジョン」
大阪は楽しかった。(せわしなかったけど) でも、本当に札幌公演行きたかった。
仕事早番が終わったら、直接空港に向かって、海外に出ます。津軽海峡を越えるだけなんで思いっきり国内線です。(誤解のないように) ああ、楽しみだわ。 ギンザさんへのお土産は、限定コーラもどき(爆笑)と、某有名レストランのクッキーなり。
今日は、ブロードの日記。『ウォンテッダー』で何故彼が自滅に走ったか、今更解釈。(それでいいんかい)
弟は、自己犠牲主義っぽい。ほっとくと、死んでしまいそうな危なっかしい奴だった。
一度目覚めたのは、二十年後だったかなんだったか? 更に、ふてくされて眠っていたら、六百年の歳月が流れていた。はっきり言うと、時代についていけない。余り変わってないようで、世の中はかなり変わっていた。そう思うと、なんだか消えてしまいたい気持ちになった。 ただ、あのスノモノとかいう魔族に消されそうになったときは、消されてたまるかと思ったが、それがいなくなると、居場所がないような気持ちなって力が抜けた。 奈落へ突き落としたのは、弟だった。
奈落から引き上げたのは、妖精主だった。
俺が死ぬことで、あいつらはなにも得しない。だから、自己犠牲とは違う。 そうだ。なんで、死のうとしたんだっけ? 「そうだよ、ただたんに、世の中についていけねえだけじゃねえか」 「なんだ、いきなり?」 おっさんが聞いてきたが、俺は笑ってしまった。 「いや、なんでもねえ」 「久しぶりに会ったかと思えば、黙りこんでそうかと思えば、笑い出してよ」 「いや、なんでもねえ」 「まったく。会うなり酒おごれとは何だ」 と、言いながら注いでくれる。その辺このおっさんのいいところだ。多分、飲み相手が欲しいのだろう。 「まあ、消えていなくなってしまっていたかと思ったけどな。元気でなによりだ」 「ああ、あれから消えようと思ってもねえぜ。案外、楽しくやってる。魔族として」 あの時は、弟でも乗り移ったかとも思ったが違う。人間である俺が死んだのかもしれない。それは、ちょっとさびしい気もするけど。
の、創刊号入手! 地元では、一週間もしないうちに売り切れたようで、増版待ちだったんですが、ついに手に入れました。二号からはおいてあるんですけどね。三号まででやめときます。 今日は、バルクの日記。ただし、若かれしころのバルクですが。(笑)
兄弟の中で一番、身体の弱かった俺が旅に出る時、親父は止めに入った。だが、ビアソーイダ王族には無駄だった。何しろ、そういう血筋である。 「大丈夫だって。体の方は……もう五年も風邪一つ引いてないぜ」 「うむう……」 親父は苦い顔をして見送った。で、手紙を預けた。 「それを、フォーランズのグオン殿に渡せ。いいものを貸してくれるだろう」 「いいもの?」 フォーランズは悪いところではないが、グオンはいけ好かない奴だ。なぜなら、女性至上(すぎる)主義で、男なんぞどうでもいい扱いをしてくる。そんな奴がいいものを果たして貸してくれるんだろうか。 「ヒーガルか? 珍しい。ついにビアソーイダの血が動いたのか?」 「ああ、まあな。お前の言うとおりだ。お前だけだぜ、病弱な俺にもいつか旅に出たきりになるって」 グオンは親父の手紙に目を通して渋い顔を作った。 「少し待ってろ」 グオンが部屋を出て行った。それからどのくらい経っただろうか? 一振りの剣を渡した。 「なんだよ、これ?」 「ティママンの剣。信じる信じないは別だ」 ティママン……伝説の英雄とも言われるその剣は、普通の剣にも見えるほど、シンプルだった。ただ、柄に宝石が一つついているだけの剣。 「まさか……」 「本物だ。試してみろ」 確か、思ったものだけが斬れるんだよな。 グオンにその剣を振るった。グオンの後ろにあった花瓶が予想通り二つにきれいに割れる。グオンは、全くの無傷だ。 「この花瓶は女王のものなのだが……」 「俺から誤っておくぜ」 「やはり使うことが出来るか」 「どういうことだ?」 「言わん方がいいだろう。さて、用は済んだ。どこへでも言ってしまえ」 「相変わらずだよな。一晩くらい泊めれ」 次の日、それまで知らなかった世界に身を投じることになる俺に、グオンは旅に必要なものを書き留めてくれた。 「お前がこんなことするとは思っても見なかった」 「そうだ。自分でやって気分が悪い。さっさといけ」 「ああ、じゃあな。グオン」 グオンは振り向きもせずに奥へ引っ込んでいった。
| 2004年04月13日(火) |
最近の日記は面白みに欠けるわ |
何か、面白いネタはないのかしら? 今日は、うちのばあちゃんの見舞いに行った。前よりはだいぶ元気そう。病院の食事がなっぱ(生野菜)が多いのがいやだとうのは分かるよ、ばあちゃん。(哀)年寄りにはちょっときついよな。 今日は、最強の「姉」、バネッタの日記。 べグゼッドの姉さんで、女キャラ(人間)では最強を誇り、やはし最強な男と結婚します。そんな、お姉さまのお話。 これほどつまらないと感じたことがない。地面には大の大男がダース単位で倒れている。私一人相手でこの様では、本当に情けない。 「……つまらん」 まだ、剣すら抜いてない。一部始終を見ていた弟がため息をついている。まるで、父上がそこにいるかのように。父上ならば、こう続けるだろう。お前をもらってくれる者がいるだろうか、と。弟は何も言わない。 「口ほどにもない。これで懲りたら二度と人の女に手を出そうとするな」 「聞いてないよ、姉上」 弟の言うとおり、男たちは地面に伏せって気絶している。 最初は、二人くらいの男が女に言い寄っていた。それを私が止めて、一人を伸した。ところが、その後、二人三人と男は増えた。そして、周りの地面を覆うほどにも騒ぎは広がった。 私たちはたまたま通りかかっただけだった。 「姉上……」 べグゼッドが手を引いて、走り出す。先ほどいた場所に騒ぎを聞いて兵士駆けつけた。なるほど、これは、まずい。べグゼッドの判断は正しい。この場合、逃げる方がいい。 しかし、世の中はうまくいかないものだ。父上に呼び出された。 「全く、お前ときたら……少しはおとなしくしていろ」 「しかし、誰かが止めに入らなければ、あの女性は……」 「お前のやることではない」 「……確かに、そうだな」 「……」 父上がグオンに似たため息をついた。あれは、弟にも移っている。父上が黙ったので、退出することにした。 「どうだった?」 「ああ、あまり落ちなかった」 「姉上は悪いことはしてないから、親父も怒れないんだよ、きっと」 弟の言葉に噴き出した。確かにそうだ。私がやったことはわるいことではない。 しかし、もしあの女がその気であったなら邪魔したことになるし、もし女の連れがとんでもない詐欺しであったならあの大男どもは女を助けたことになったかもしれない。 もっとも、そんな深読みなぞする前に、かたをつけてしまったが。
かなり前に、ナエスタの日記がありました。(爆)
今日は、とある旅人の日記。
崖から落ちた。 一瞬目の前が真っ白になり、そして、暗転する。もう、死ぬかもしれないと思った。気がついても、死の寸前でか細い声で唸って間近になる死を待つのだ。多分。 しかし、目が覚めたのはふんわりとした感触の上だった。運良く病院に運ばれたのか、と思った。 「気づきましたよ」 涼やかな声が言った。痛いだろうと思った体は予想外にも痛くない。 「大丈夫ですか?」 ぼくはうなずいた。それしか出来ない。目を開くと、すけるような肌の美しい女の人が心配そうな顔で覗き込んでいたのだ。 「よかった。運良くあなたはここに落ちてきたんですよ。妖精主は助けるようにって」 「……」 妖精主……伝説に過ぎないはずだった。いくら妖精の地であり、それが色濃く残っているからと言って……。 「よかったな、あんた。ここじゃなかったら間違いなく死んでる」 男の声だった。 ぼくは妖精主というものを頭で描いたとき、美しい妖精を思い浮かべていた。それが、一気に崩れた。 「もう、大丈夫だろ。身体の方も傷は治っているし。外まで送っとく」 「そうですね」 気づいたら、崖の下にいた。 「大丈夫か!?」 仲間が降りてきたのだ。無傷のぼくを見て驚いていた。 「よく無事だったな」 「よかったよかった」 「うん、まあ」 まさか、妖精主(男)に助けられたとは、言っても信じないだろう。
| 2004年04月11日(日) |
キャラ日記 即興でやるぞ編 |
仕事で大失敗してしまいました。釜を開けるとご飯が出来ていないどころか、空でした。(驚) 「ライスロボ」という、計量、洗米、ザル上げ、炊飯、むらしをやってくれる機械があるんですが、人間がしっかりしないと駄目だっていう、話。 今週は、一日日記で行きます。なお、今週末は旅行をするので、携帯から穴埋めさせていただきます。
カシスの日記(先々週のべグゼッドの話から少し経ったころ)
全く、べグゼッドも突然何を言い出すのか。どういう風の吹き回しなのか? フォーランズの城下町の外れに小さな店がある。そこに来いと手紙が来た。だから、行くことにした。何しろ、後で何を言われるか分かったもんじゃない。城に行けば小うるさいグオンもいるので、それよりはいいかもしれない。 フォーランズは寂れてはいないが、にぎやかではない。静かだ。まあ、ビアソーイダに比べれば、他の四国は静かなのだが。 「いらっしゃい」 目的の店に入ると主人が挨拶する。 「オレンジジュース」 俺は、適当に注文をしてべグゼッドを探す。赤い髪は目立つ。だからすぐに見つかった。 「よう」 べグゼッドは笑って俺を迎えた。 「何のようだよ? こんなところで」 「うん、実は、あのシルバーが今度は城のやかん全部を盗むって予告がきたんだ……」 声を潜めて、どうでもいい相談事を持ちかけたべグゼッドと俺の間に店の店主が四角い鞄を、どかりと置いた。 「オレンジジュースです」 と言って、鞄を開ける。そこには暗殺用具が各種取り揃えてあった。 「……」 「……」 「お決まりになりましたらカウンターまで」 店主はすっと離れる。 「お前、店に入るなり、オレンジジュースって注文したのか?」 べグゼッドは蒼白な顔で聞いた。 「ああ、うん」 「……ここはな、入るなり、オレンジジュースを頼むと暗殺用具を見せてくれるんだ」 「なんで、んな紛らわしいことすんだよ」 「ああ、最初は複雑な手順を踏んでいたんだ。でも、マスターも相手も覚えられなかったんだ。で、一番注文率の少ないオレンジジュースを即注文する、ということでその暗号が成立してしまったんだ」 「……なあ、べグゼッド。なんでそんなこと知ってんだ?」 「それが、昔ここに入ってすぐ、アイスココアって言ったらマスターが全部教えてくれたんだ」 「ただたんにおしゃべりなだけじゃねえのか?」 「……だろうね」 結局、その日は鞄を返して、本物のオレンジジュースをすすりながら、どうでもいいシルバーへの対策をべグゼッドと話して終わった。
| 2004年04月10日(土) |
迷走の輪舞曲 その2 |
SaGaはひとまずお休み。今日は、ゲーム話。
昨日、言ったネットゲーム。どうもついてこれなさそうなんで、無料体験終わったら消滅するつもりです。
「迷走の〜」
証、全部手に入れました。最初、気づかなかったし。(アイテム欄でみることに)そして、練成パターンも100%になりました〜。 それなりに楽しめるゲームでした。と、思う。(自信なし) でも、「大佐、無能になる」とか「大佐、猫ひげになる」とか、「ハボック少尉、隠し子か?!」とか「幻の機械鎧を作る」とかクリア後のお楽しみがあります。面白さがそこに凝縮されています。そこまでされると本編で、×××××だったのは、なんだったんだろうと、ちょっと悲しくなります。 でも、ホークアイ中尉や大佐を操作キャラに出来るあたり、製作者側のこだわりが見えてきます。 ところで、アルの猫、どこにいるんですか? 噂では三十匹いるらしいですがまだ23,4匹……。
| 2004年04月09日(金) |
ネットゲームに挑戦しようかと思う。 |
無料体験も出来るみたいだし、レットライ!(笑)
塔 五階
五階は広々としたロビーのようだった。中央に扉があり、封印が施されてあった。力では開かない。 とにかく、ここで一休みすることになった。 「タジュト、あんまり離れるなよ」 「うん」 立ち上がってきょろきょろするタジュトにダノはそう言ったが深入りはしない。タジュトも女の子だから、込み入ったことを聞いたらかわいそうだ、と思ったからだ。 タジュトが、きょろきょろとしていると、若い女がいた。 こんなところに……! 「あなたは?」 若い女はにこりとした。 「まずは、おじいさんを探して。そして、青龍のもつ赤い宝玉を手に入れなさい」 若い女はそういって指を刺す。そこには、大きな扉があった。 今まであったっけ……? タジュトは、若い女がいた方を見る。しかし、そこには誰もいない。 「お兄ちゃん、あそこ!」 「扉だ。これ、あったっけ?」 「女の人がいたんだけど……」 「どんな感じの人?」 と、シルア。 「うーん、あれ?」 タジュトには、何も思い出せなかった。確かに女の人だった。しかし、その女の特徴など全く思い出せない。ただ、言葉のみがよみがえる。 「おじいちゃんを探して、青龍の赤い宝玉を手にいれるんだって」 「ともかく、入るぞ」 「うん」 その扉を開けると、潮の香りが風に乗って来た。回り一面海のような世界。ぽちらぽちらと島々がたくさんあった。
お誕生日。また一つ歳を食いました。ばくり。 しかも、恐れ多くもお釈迦様と同じ誕生日です。無宗教なのに。 毎年いつも、思いますが自分このままで良いのかと思います。でも、結局変わらずに一年を過ごしてしまうんです。 シルアの目に、中年の男が目に入った。 「お父さん!」 「シルア……どうしてこんなところに!」 「お父さんが、天井に上がっていうから……」 「おい、そこ、何をしている!」 「来ないで!」 シルアがサンダーを放った。また能力が変わったらしい。鬼はその場に倒れる。 「さ、もう行こう」 ダノが扉に向かった。 「このままにしておくの、お兄ちゃん」 「……どうやっても、まだ俺たちには何も出来ない気がする」 「……」 シルアの父を連れ、再び三階の世界に戻った。 「お父さん、お母さん。私、ダノさんたちと一緒に行きたい」 「シルア……あなたにはこの世界はつまらないの?」 「違うの……。思ったの。決してこの世界が嫌いじゃない、でもあの世界が隣り合わせにあるのが怖いし、いつかみんなあの世界に連れて行かれるんじゃないかって……私は、あの世界を何とかしたいの。 ダノさんと行けば、何か、分かるんじゃないかって、何か方法があるんじゃないかって思ったの」 「シルア、いつでも、帰っておいでね。私たちはいつでもお前をまっているからね」 「ありがとう、お母さん」 「身体に、気をつけろよ」 「うん、お父さん」 しばらくして、彼らは三階の世界を後にした。
ばかりでごめんなさい。阿呆なことばかり書いて。ところで、「迷宮百年の睡魔」読み終えました。面白かった、と一言で片付けてはよくないですが、内容を書くわけにはいかないので。(もし、読みたいという方がいればの話)もし、続編があるならば、今度は三人で行動なのですよね、きっと。
その日は本当に久しぶりにゆっくりと休んだ。 「天上ってここよりもいいってことよね?」 「さあ、そこまでは……でも、きっと天国みたいなところですよ」 タジュトがシルアの母親とそんな話をしていた。シルアは面白くないのか、すこし浮かない顔をしている。 「胡散臭いんだよな」 ダノは小声でシルアに言った。彼女もうなずいた。翌日、三人はその世界を出て行った。また、塔の内部に入る。
塔 四階
「私は、平和なんかつまらないって思っていたの」 シルアが歩きながら話した。 「だから、攻撃能力がついたとき、思い切って塔に入ったの。家出したって言えばいいわね」 二人から何も聞かずとも、彼女は続ける。 「でも、甘かった。ぼろぼろであの一階の世界にたどり着いたの。そして、すぐ塔の扉は封印されちゃった。私は取り残されて一階の世界を歩きまわったけれど、能力が変わって盗賊に捕まったの。エスパー種族は高く売れるって。それからだった。帰りたいって思ったの。平和っていいなあって思ったは」 話しているうちに四階のちょうど、シルアの世界の真上にたどり着いた。塔の中は方向感覚すら失うが、まだ三階から四階に来ただけなので失うほどではない。 「シルア、ここが多分天国に当たる場所だ」 「うん……」 扉を開ける。おぞましいほどの闇が広がる。 「ここ、なに?」 「天国だとさ」 そこは、暗く冷たい地獄だった。鬼たちが人間たちに鞭を振るい怒鳴りつける。 「おら、働け! 楽した分働け!」 「お前らは一生働くんだよ! 何しろ大王様の城は増築の増築による増築のための城だからな! いつまでたっても出来やしないんだ」 「おら、そこ遅い!」 遠巻きにそれを見たタジュトは、酷いとつぶやき、シルアは父の姿を探した。
早番から帰ってぐったりしている時。それがママ(バー君とココちゃん(うちのわんこの両親)のお母さん)の入れる濃厚なコーヒーを飲むと、このぐったり感が和らぎます。砂糖・ミルクは不可です。(個人的に)チョコレートか甘い菓子でどうぞ。
「村があるよ」 タジュトが小川の向こうの村というよりは集落というようなところを指差した。小川はさらさらと穏やかに流れている。光ってはねるのは魚だった。モンスターの気配もない。本当に穏やかな世界だった。 集落につくと、簡易な日よけの屋根があるだけの家が並んでいる。店も何もないようだった。 「ポーションないんですか?」 タジュトが家の人に聞いて驚いた。 「ここにはお店なんかないよ。なーんもしなくていいんだ」 「そう、ここは楽園なんだよ。そして、ここで暮らすと更なる幸せが待っているんだ」 「更なる幸せ?」 「そうだよ」 「ふ〜ん」 ダノはそばで聞いていて胡散臭く感じた。シルアを見る。シルアはうろうろとしていた。 「シルア?」 集落の中年のエスパー種族が呼んだ。 「おかあさん……」 「シルアだね? 今までどこに行っていたんだい?」 「お母さん、ごめんなさい」 「お前が無事でよかった。本当に良かった。ああ、あの人もいてくれたら……」 「お父さん? お父さんは?」 「天上にいったんだよ。選ばれたんだ」 「……そう、なんだ」 「お父さん、行く前にお前に会いたいっていたんだよ」 「……」 シルアはダノとタジュトを母親に紹介した。 「シルア、どうして……」 「ちゃんと話すから、今は聞かないで」 「……わかったわ」 タジュトが言いかけたがシルアにとめられた。今日はともかく休もうと、ダノは言った。 「さあ、おあがんなさい。私が作ったパンもあるよ」 果物に、魚を焼いたもの、手作りのパンが並んだ。 「お母さんのパン、久しぶり」 シルアがうれしそうに言った。 「お母さんの味って、こんな感じかな、お兄ちゃん」 タジュトがなんとなく言う。 「ああ、そうだろうなあ」 二人の両親は、二人が幼いころに死んだ。タジュトは本当に小さかった。ふと、ダノは思い出した。
ずっと前、本編をクリアしました。本当はクリア後のおまけみたいのをクリアしてからお知らせしようと思っていたんですが……。詳しくは後ほど。 今日からまたSaGaやります。
塔、三階
塔の中は広い。時間の感覚も失われた。中のモンスターたちはダノたちを見るなり襲いかかる。 「今、まだ三階なんだよな」 もう、何日もいるかもしれない。まだ、三時間もたっていないかもしれない。そんな混乱がダノに襲いかかる。タジュトはやはり元気だった。モンスターは自分の世界よりも手ごわくなったが、それ以上に自分たちも強くなっていた。タジュトはそれに感激し、襲い来るモンスターを倒しまくっていた。 「嫁の貰い手が……」 ないんじゃねえか? ダノはそんな妹を見てため息をつく。もう一人の仲間、シルアはおとなしい。今、彼女の能力は変化し攻撃するすべがないという。幸いタジュトとダノでも十分やれているので構わなかったが、いざという時にだけ、本を使用した。北東の王からのお礼だった。 「お兄ちゃん、扉があるよ」 タジュトが大きな扉を指していった。それは、塔の町の扉より幾分か小さい。 「ああ、ここは……」 シルアが手を伸ばしかけた。すぐに引っ込める。 「どうしたの?」 「うう、なんでもない。ダノさん、開けてください」 「そうね、ここはリーダーでもあるお兄ちゃんが開けるべきよね」 そういわれ、ダノは扉を開けた。 そこは、のどかなで心地よく、暖かな陽が照らす、小さな小さな世界だった。 「一休みするには、ちょうどいいな」 草木が生い茂り、そこにはたくさんの種類の果物がたわわに実っている。楽園と、言ってもおかしくなかった。
| 2004年04月04日(日) |
あーあ、やっちまった |
こんだけ引っ張っておいて尻つぼみ展開。しょせん、キャラ日記だからね。一応、今日で最終回です。明日はまた、SaGaの続きでもやります。
「どうしてくれるんだ? グオン」 グオンはそ知らぬふりをしている。遅いから寝ろと言って部屋を出た。 「とうとう、きられちまったな」 「しかも身内にね。親父にはしばらく会えないな」 「ははは」 「ところでお前は、今まで何やってたんだ?」 ナエスタがカシスに変装している間、カシスは何をやっていたのだろうか……。 「ああ、それがな……」 急にもじもじとし始める。 「なんか、急に眠くなって……気づいたら寝てた。で、部屋に行ったら、俺がお前と話しているから驚いた」 「ああ、そう」 ため息をついて、思い出した。ナエスタ……シルバーは薬物知識もあるようだ。実際、あまり知られていない薬草を焚いて見張り役を眠らせたりしている。その薬草も結局どこを探しても生息していなかったとも。 「よかったな、すぐ目が覚めて」 「?」 その薬草は一日中効果があったらしく、見張り役を診た医者は大いに慌てたらしい。 「もう、寝る。寝るぞ」 シルバーはまた来るだろうが、考えたくなかった。
翌日、窓を見て力が抜けた。ナエスタが帰り際に貼り付けたのだろう。 『そのうち、あなたのキスと国宝である「女神の涙」をいただきます。楽しみに待っててね』 俺はまだカシスが寝ていることをいいことにそれを剥がして丸めて捨てた。こうなったのもすべて、グオンの責任だ。何かあってもグオンに押し付けよう。 夏が近い。暑苦しい髪がなくなった事にだけ俺は感謝した。
うちの妹が、進学のため都会の学校へ行きます。草も7年前、同じことをしましたが、ね。不肖な妹ですが門出を祝ってやってください。(笑)
「なんでわかったの?」 声色がすぐに変わる。女の声のようだった。 「……カシスはね、足音を立てるんだよ。それに、途中で抜けるってことも出来ないんだ。夜も寝れなくなるらしいからね。だから、帰るなんてありえない。そして、剣がないよ。いつも肌身離さずもっているものだからね」 たぶん、重かったと思われる。 「うまく変装したつもりだったんだろうけど、残念だな」 カシスが、シルバーに剣を向けて立っている。 「ううっ、そんな……」 「ナエスタ、よく知っている人間に変装しても無駄だってわかっただろ」 「……べグゼッド?」 「やっぱり、そうか」 カシスが目を向けたが、無視する。 シルバー……彼女は中央広場で会った、少女だ。 「これで、成功したらおじいちゃんから免除がもらえるのに……」 「免除?」 「怪盗になるための試練なの。ちなみにおじいちゃんはここの女王様のキスが試練。王族がらみの盗みが、怪盗を名乗る免除。これで失敗したらシルバーは二度と名乗れないの」 ナエスタは泣き出してしまった。カシスも俺も途方にくれた。騒がしさにグオンが覗きに来た。それを好都合として、手短に説明した。 「頼んだよ、グオン。なんとか彼女をなだめてくれ」 「わかった」 女性のためならなんでもするグオンは、あっさりとうなずく。そして、俺の髪を引っつかむとナイフでばっさりと切った。 「今宵の星のような若き怪盗に、これを」 「ふぇ?」 「私はあなたに盗まれました」 「はあ?」 「ですが、私はあなたと行くことが出来ません。ですから代わりにこれを」 と、俺の髪を渡した。 「あの……」 「また、きてください。あなたの挑戦はいつでも私が受けてあげますから」 普通ならプライドが許さないであろう。が、グオンにはそれを超越する美貌と(台詞の)臭さがある。 「じゃあ、これはいただいていきます。今度はうまくやりますからね」 「ええ、お待ちしてます」 ナエスタは窓から軽々と出て行った。
| 2004年04月02日(金) |
昨日から、今日にかけてかなり多いアクセス |
みんな! マーティンス中佐が好きなのはよくわかった! いいキャラだよな! あと、猫好きなのも、よ〜く分かった! かわいいよな! そこで、ゲームのことはさっぱり水に流して「マーティンス中佐漫画でも活躍かなり希望」の署名を行いたいと思います……って、ここで言っても意味ないってばよ。だれか私の代わりにやってくれい! いや、本当に「マーティンス中佐」とか「鋼の錬金術師 猫」とか「迷走の輪舞曲 猫」とか多かったんですよ。
「さて、この際、はっきり言ってくれグオン。シルバーの狙いはなんだ?」 帰宅した俺は、まっすぐグオンの部屋に向かった。そして、グオンに尋ねる。グオンはあっけに取られたような顔をしてから、そして渋い顔を作った。 「……お前の髪だそうだ」 「髪?」 即位前まで切ってはならんという、この髪か……。きってもらったほうがさっぱりする。 「お前のことだから喜んで切ってもらうだろうと陛下はおっしゃっていた。だからお前には言わないでおいた」 「なるほど……」 「しかしよ、変なもの盗むよな。婆のキスとか、髪の毛とか」 カシスがあきれたようにいう。 おおよそ、盗んだところで役には立たない代物だ。傾向的にはシルバーらしいが。 「カシス、お前も来たからにはしっかり守れ」 「へいへい」 自分としては、切られて欲しいがそういうわけにもいかない。とにかく、只では切らせはしない。
数日間、ほとんどをカシスと過ごした。これまでの付き合いでほとんどのことはお互い知っているが、今回は細かいことまで分かった気がする。たとえば、夜になるとかならず剣を手入れする。それも、時間は必ず同じだ。それが本人にはまったく気づいていない。食べるものに関しても、必ず飲み物を一口飲んでから食べているなど、特に知ったからといってどうってことないことがわかった。 「おい、べグゼッド」 カシスが部屋に入ってきた。夜、寝る前に顔を合わせるのは珍しくない。もともとカシスは人懐っこいタイプで、人恋しいようだ。俺は自分の家でわざわざ客間に寝ているのも、護衛のためもあればカシスのためでもあるようだ。これが、自分の家になるとそんなこともなく、一人で寝ているようだが。 「何?」 「あのさ、明日一旦ビアソーイダに戻る」 「なんで?」 「急用を思い出したんだよ」 「へえ、お前が休養か。なら仕方ないな」 「で、護衛の方だけど……」 「ああ、それなら俺がビアソーイダについていけば問題ないだろ」 「……すまないな」 「ああ、気にすることないさ」 俺は、ちょっと間をおいた。そして、続けた。 「怪盗、シルバー」
早く帰ってきた。3時間の超過時間分のため。それは、向こうの彼方においといて、最近やたら意味不明なメールが来ると思ったら、やっぱりウィルス入りだった。自分の名前で来るはずないでしょうが、全く。
べネスチアさよなら作戦はこうだ。まず、夜に城を出る。夜行のビアソーイダ行きに乗る。そして、ビアソーイダから王子様ご帰宅っていうわけだ。とりあえず、俺はビアソーイダに訪問中ということになっているので。 「本当に残念ですわ。べグゼッド様に合えなかったのは」 「また、いらしてください。べネスチア嬢」 「ありがとう、グオン様」 そして、馬車に乗り港に向かった。御者に挨拶をしてビアソーイダ行きに乗り、個室に入ると俺はやっと女装から開放された。 「二度とやらん」 ドレスをしまいこんで寝巻きを取り出す。四日目の朝にはビアソーイダに着く予定だ。カシスと会って変装が終わったことを伝えてフォーランズに戻る。俺が行く前にカシスが俺を尋ねてはおかしいから、カシスにはその点をきっちり抑えておいた。 「結局、途中でやめちまったのか」 カシスは人事のように笑う。他人事なのだが。 「もう、やだ。腹はきついし首が疲れる」 コルセットで締め付けられ、髪は結いあげられで、女って生き物は本当に大変だ。姉様が、ドレスを着なかった理由がよく分かった。あれでは剣は触れない。 「でもまあ、お前がやめたということは俺も出歩いていいってことだよな」 「そうなるな」 「じゃあ、今度は俺が着いていってやるよ。シルバーとかいう怪盗をとっ捕まえてやる」 「そのほうが、まだよかったかもな」 カシスの剣の腕は、今更確認することじゃない。最初から、カシスに護衛を頼むべきだった、と思った。
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