気まぐれ日記
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2004年03月31日(水) 教科書改訂

 の記事を新聞で読んだ。中島みゆきの「地上の星」が音楽の教科書に載るとか。でも、目に付いたのは小学6の音楽の教科書にファイナルファンタジー4 愛のテーマが取り上げられた、と。今の小学6年生、�犬話里蕕覆い鵑鵑犬磴覆い�?(あ、でもPS版でてるんだっけ)

 俺は、のっそりと立ち上がった。そろそろ息抜きは終わりだ。グオンに見つかったら大目玉を食らうことになる。
 「それじゃ、さよなら」
 「え、帰るんですか?」
 「ああ、早く帰らないとならないからな」
 俺はその少女をチラッと見て、家に向かった。
 「あ、待って」
 「何?」
 「私は、ナエスタ。あなたは?」
 「……名乗られたら、名乗り返さないとならないよな。べグゼッド……ここの王子様とおんなじ名前だ」
 「そう、べグゼッドっていうの。ありがと」
 「礼を言われるほどのことはしてないよ。じゃ」
 やや早歩きをして城に帰ってきた。こっそりと部屋に戻り、あとはそ知らぬふりでメイドを呼ぶ。
 「だいぶよくなりました」
 「よかったですね」
 「ええ、少し、おなかがすいたのですけど……何か飲み物をお願いします」
 「分かりました」
 メイドが去り、入れ違いにグオンが入ってきた。
 「グオン、無駄だ。やめよう」
 「私もそれを言いに来た。今夜発つ振りをする。準備は出来ている」
 「わかった。あーあ、でも本当、無駄だった」
 「陛下もそう申していた。それと、日に日にご子息が変な道に走るんではないかと冷や冷やなさっていた」
 「だったら部屋に閉じ込めるなってーの」
 ノックがする。メイドが戻ってきたのだ。
 「べネスチア様、美肌効果のあるビタミンたっぷりの果物ジュースです」
 「あら、ありがとう」
 ジュースを受け取る。グオンはグオンで、これはラステ嬢、この間は楽しかった。またお誘いしても良いですか(以下略)などと話している。
 「べネスチア様、グオン様いらっしゃったのですね」
 「ええ、彼のお話はとても面白くて……。国への良いお土産になります」
 「そうですか」
 たぶん、このメイド(ラステって名前のようだ)はちょっと俺に嫉妬したのかもしれない。まあ、そんなことはどうでも良いが。ともかく、べネスチアとも今夜でおさらばである。
 


2004年03月30日(火) 迷宮百年の睡魔

 新書版を発見して即購入してしまった。前回の作品の「女王の百年密室」は青春アドベンチャーで聞いてそれで読んだのがきっかけ。

 久しぶりに外に出た。表向き「亡くなった王妃の妹の娘が尋ねてきた」となっている。だから、なんだと思うが、フォーランズではそんなことはどうでも良いらしく、護衛をつけた少女が歩くのをじろじろと見る。
 外に出た気がしない。気分がすっきりしなかった。こうなったら……。

 その次の日、俺は作戦に出た。メイドには、気分が良くないから一日部屋にいると伝えて、外に出る準備をした。どうせ、この国の民は王子の顔など思えてはいまい。更に今は不在中である。こうして、城を抜け出した。
 昨日より肌寒いが構うことはない。城で女装している時より数倍楽だ。中央の広場でベンチに座り、ぼうっとする。これがしたかった。この間見た人だかりはなく、看板も取り外されている。シルバーが捕まったという情報もないが。
 「隣、いいですか?」
 「どうぞ」
 反射的に返事をしたが、あいているベンチは他にもある。まあ、ここが一番日当たりが良いのだが。そして、初めて隣を見た。同じくらいの歳の少女だった。
 「悪いわね、ここが日当たり良くて」
 少女は俺に向かっていった。ちょうど、彼女の顔を見たときである。
 「散歩ですか?」
 「うん、まあね。ちょっと一休みってとこかな」
 「そうですか。あなたはこの国の人?」
 「ああ、そうだけど?」
 「私、この国に初めて入ったんだけど、王様に会えるのかな?」
 観光客か、と思いつつ答える。
 「用もないのに、国王は会っちゃくれないだろうよ」
 「あ、そうなの? やっぱり駄目よねえ」
 当たり前だろうが。ビアソーイダだって城は開放的だが、島王に会うことはなかなかできない。
 


2004年03月29日(月) 酒辞典

 レモンハートで紹介されたお酒の本。ブックオフで購入。まだ読んでない。それと、伯母に頼まれていた「足寄より 松山千春」をゲット。もう、三年位前から言われてたのに、なかなか見つからなかったのよね。

 女として振舞うこと三日。飽きた。
 「ベネスチア様、もう、よろしいですか」
 「ええ、ありがとう」
 紅茶のお代わりを断り、俺は席を立った。目の前に親父がいるのにこちらからは話しかけることが出来ない。それが、女性としてのマナーであるので。一応、全部のマナーは心得ている。こちも、王族育ちのたまものだろう。まさか、こんなところで役に立つとは思わなかったが。
 べネスチア。かろうじて頭文字はそのままな名前だ。即興にグオンが名づけた。そのグオンはそ知らぬふりで紅茶を飲んでいる。時折、俺に優しく話しかけるのは、超女性至上主義だからだ。それが周知されているため、俺に優しく接しないと、怪しまれる。グオンは平気でそれをこなすが(心中は察し出来るが怖い)俺は調子が狂うばかりだった。なれないグオンの笑顔が俺に向けられているからだ。
 「べネスチア嬢、お部屋に?」
 「ええ、少し休んできます」
 メイドに案内され、城内を歩く。変な気分だ。ここでは、来客の身である。我慢するしかない。
 だけど、飽きた。
 そろそろ、充電が必要になってきた。
 「外に出たい? まあ、いいが……」
 「いいの?」
 「そのままで、出るんだ」
 グオンは、そう言い放った。
 「べグゼッド王子は現在、国には不在。と、なっているんだからな」
 まだまだ女装から開放されない。本当に部屋で引っ込んでいる方が、無難だったかもしれない。


2004年03月28日(日) われながら情けない

 解説しなければ分からない文章ばかり書いてます。はい。
 
 今回のは、べグゼッドの一人称形式。しかも、十七、八歳ということです。バルクたちがいる時代の千年ほど前になります。
 だけど、年数まで考えてないんで、細かいことはなんとも言えません。そのへんもどうにかしたいんだけど、過去やら未来やらなにかと年が関係のない奴らもいるし、細かくすると後々支障をきたしそうで……この辺、私の甘いところです。すいません。
 キャラ日記の延長版ということで、一人称です。べグゼッドが寝てたり見てなかったりいなかったりすると、話は主人公の知らないところで進んでます。気長に読んでください。あまり長いのにはしないつもりです。
 余談。べグゼッドの話を一番最初書いた時(プロットというべきなんでしょうが、それほどのものでもないのです)、彼はそのときから女装してます。草のキャラ、3割ほどはやってることなんであんまり気にしないでください。(笑)別に、意識してやってることでないんですが、変装といえば女装ですよね。(笑)

 鋼の錬金術師「迷走の輪舞曲」……まず、カートリッジを差し込んでスイッチを入れると、あの曲が掛かります。次に、超省略リオールの町編を体験できます。このとき、買って損した気持ちになりましたが……あれま、練成が面白いではありませんか。さくさくっと手軽に練成(等価交換はやっぱり無視)して、盗賊やら悪党やらキメラをやっつけていきます。で、毎度おなじみ列車ジャック(二回も体験できます)、偽者騒動、キメラ騒動も起こります。(PS版でもキメラ退治だったような……)
 心のよりどころは、大佐、少佐、中尉(階級順)が仲間になってくれること。ゲームオリジナルキャラも良いこと。マーティンス中佐は漫画の方でも活躍してもらいたいくらいです。(笑)あとは、すべての練成技パターンを手帳に記して完成させる、というようなゲーム魂をくすぐるシステムと、アルの猫集め。ストーリーはまあまあ楽しめるくらいでしょうか? とにかく、クリアしたら一報します。


2004年03月27日(土) また鋼の錬金術師

 ゲームボーイアドバンス版「迷走の輪舞曲」。ヤマダさんに引き取りに行った。近所にあるヤマダさんははっきり言って手際が悪いといしか言えない。ゲームについては、明日にでも。
 ところで、ドラクエ�后▲筌泪世気鵑任鷲弊擇貍�態で、次回の予約まで受け付けていた。すっげー。(やりたいけど金はないので中古狙い。もち、SFC版はクリア済み)

 カシスが紙に書いたものをかき集めるのに一時間くらいかかった。城中を奔走してくれたようだった。
 「全く、お前は手間かかるよな」
 カシスほどではないが、と思うが口には出さない。とりあえず、礼を言った。
 「本当にやるんだな」
 「ああ、グオンは怖いけど。ここにいて体がなまるよりマシだ」
 「なら、そのろくに手入れもしない紙からだな」
 「……頼むよ」
 カシスは自分のことについてはいい加減だが、他人のことについては口出しする。口出しするだけに、意外にもファッションセンスはよいし、どうやって教わったのか、化粧のしかたまで知っている。更に髪を結い上げるのも、どういうわけかうまい。
 小一時間、じっとしていたためかすぐに終わった。
 「おし、どう見ても女だ」
 「信じられん、これ、俺の顔?」
 「城の奴らもお前だってわかんねえんじゃねえか?」
 「グオンには分かりそうだが……」
 姉上のドレスを借り、メイドからいらない化粧品をかき集めたおかげで、こうして返信することは出来た。かなり、不本意だが。
 「入るぞ、カシス、お前はまた何を……」
 ノック一回で入ってきたグオン、動きが止まった。
 「おっす、グオン。どうだ、これ」
 「……何をしている?」
 「怪盗が俺狙いなら、俺でなくなればいい。そうしたらこうなった」
 グオンが、深いため息をついた。彼の癖であるし特徴でもある。怒ると思ったが、あきれたようだ。
 「どうりで、メイドたちが変な質問をすると思った」
 「変な質問?」
 「カシスが化粧品を集めているから、お前の気が変になったんじゃないかってな。閉じ込めている影響だとも言っていた」
 グオンは、超女性主義者だから、女装するなど言語道断な話である。よって、今俺がやっていることは許せないことだろう。しかしいつくるかわからない怪盗を待っている間、俺をここに閉じ込めておくわけにも行かない。だから、しかたがないだろう、と俺は勝手に解釈する。
 「たしかに、その格好ならば怪盗は来ないだろうな。しかし、お前がここにいるのも不自然だ。しばらく客人としていろ」
 「……客?」
 「そうだ、王子は不在。で、お前はどこの貴族でもいい、どこかの令嬢として振舞え」
 もしかして、部屋に閉じこもっていた方が、楽だったのか?
 「わかった、そうする」
 「このことは陛下にだけ報告しておく」
 と、言ってグオンは出て行った。
 「なあ、べグゼッド。部屋にいた方が楽じゃないのか?」
 カシスも同じことを思っているらしい。
 「そうだな。でもな、もう後に引けないだろ」
 「それもそうだ。ま、がんばれよ」
 他人事のように言った。本当に他人のことなのだが。


2004年03月26日(金) はた迷惑な話

 職場でパートの人が、5日ほど、何の連絡もなく無断欠勤。今日、やっと連絡が来たかと思えば、うつ状態で、連絡すら出来なかったとのこと。うつという病気の状態は分かりませんが、それほど大変な病なんですね。
 迷惑な話だと言ったら怒られそうだけど、本当に連絡がないというだけで、何かあったんだろうか、とか、入院でもしたんだろうか、とか、こちらもいろいろ心配だったんだよ。長ければ長いほど、悪い方に考えてしまうし。
 うつで悩んでいる皆様、そんなときでも仕事場にはちゃんと連絡しましょう。

 カシスは、いつもの通りの挨拶をして入ってきた。
 「よう、怪盗に狙われてるんだってな」
 「……カシス、お前、髪は?」
 「切った。夏だから。お前の髪は長いし厚いしで暑苦しいな」
 「言うな。すっげー、うらやましい」
 カシスとの付き合いは、四年くらいになる。四年前はカシスも、今の俺くらいの長さの金髪であったが、最近は短い。何故か、両肩の一房だけは長く残している。彼なりのこだわりなので、特に言わない。
 「お前が監禁されているって聞いたから、なんか悪いことでもしたかと思った」
 「するか、お前じゃあるまいし」
 「ああ、そうだな。まさか、怪盗に狙われるとはなあ」
 「俺も、まさかとは思っていたけど……」
 カシスに、その昔のお婆様の話をしたら、大いに笑ってくれた。
 「でさ、カシス。頼みがあるんだけど……」
 俺は紙に必要なものを書きとめ、カシスに渡した。
 「……お前、何するつもりだよ」
 「怪盗が狙うのは俺だ。じゃあ、俺じゃなけりゃいい話だ」
 カシスはあきれたような顔をした。


2004年03月25日(木) ちなみに

 7巻は、P116〜118までのエドの台詞が素敵過ぎて、某女魔導師を思い出します。台詞は総取りしてます。(笑)

 シルバーに関する記事はすぐに集まった。それは俺の爺さんが好きだったからだ。それもあるが、事件の資料としてまとまって保存されているのを、グオンが借りてきてくれた。そして、真新しい紙の新聞も。
 まずは今日の新聞を手に取る。まだ読んでいなかった。今朝は人が少なかったから城から抜け出したのだ。そんな暇なかったのである。
 特に、気になる内容はなかった。今度は、シルバーに関しての記事……。
 「あっ……」
 シルバーに関しては、パターン化されている。まず、予告、そして、その通り盗み、返す。その繰り返し。ただし、はっきりとした日時は、必ずといっていいほどない。そして、五十年前一番最初の犯行で一つだけ返せないもの、それが先代女王にあたる……まったく覚えていないが、婆様のキスだった。『そのうち、美しき女王の唇をいただきます。怪盗・シルバー』と、いうような予告状を出して、国中が騒ぎ、この事件の結果は闇に葬ったらしい。……結局婆様にキスしていったんだろうなあ。
 「キザすぎる……」
 まさか、今のシルバーは俺のキスじゃないだろうなあ……。グオンに確認を取ってみる。
 「グオン、いるか?」
 「いえ、グオン殿は仕事に戻られました。何か、御用ですか?」
 兵士、スラグの声だった。
 「スラグ、シルバーからの予告状に何書いていたんだ?」
 「いいえ、私には何も」
 多分ウソだろうが、ここで突っ込んだことも聞けないし、がんとして口は割らないだろう。
 「すまないけど、メイドが通ったら飲み物を持ってきてもらうよう、頼んでくれ」
 ものすごく、良いことを思いついた。
 「はあ、でも、まもなく来ると思いますよ」
 「はあ?」
 「カシス王子がお見えになります」
 いつも、気になる。何故、カシスはタイミングよく現れるのか? 
 「そうか、わかった。ここに来るんだな」
 「はい、怪盗シルバーでなければ」
 「?」
 「ご存知ないですか? シルバーは変装の名人でもあるんですよ」
 「ふーん、まさか、スラグ。お前ってことはないだろ?」
 「ご冗談はよしてください。あ、カシス様、どうぞお入りください」


2004年03月24日(水) 鋼の錬金術師7巻

 ああ、前にタイトルで使ったな……しかも6巻の時。ちゃんと予約限定の手帳付きで。(誰か、男泥な表紙にして使ってください)7巻見どころ一杯ですね。しかも、気になるとこで終わるし。ガンガンはおまけ付いてない時は買ってないけど、鋼は立ち読みしてます。
 では、続きをどうぞ。

 「で、父上。何故、城で?」
 俺は、親父に聞いた。会うなり、率直に。率直過ぎて自分でも何を言っているのかわからなかったっが、親父には言っていることが分かったようだ。
 「どこで聞いたのか、わからんが……べグゼッド」
 「なんですか?」
 「お前はしばらく、監禁」
 「監禁?」
 「兵士が常に一人付く。部屋から一歩も出るな。暇すぎて死ぬな」
 「分かるように、説明してくだ……」
 「ならん。以上。誰かいるか?」
 「父う……」
 「お呼びですか、陛下」
 「グオンか。べグゼッドを」
 「はい」
 「ちょっ、グオン!」
 何がなんだか分からないうちに、俺は部屋に放り込まれ、鍵をかけられた。
 「……おい、グオン。まだ、そこにいるな」
 返事はないが、気配はある。常に兵士が付く、というくらいだからいるだろう。
 「シルバーの狙いは、俺だな」
 ドア越しに聞いた。
 「そういうことになる」
 声が帰ってきた。いることにはいる。
 「わからんが、俺を盗んで、どうなる? その昔のシルバーの話を聞くと、盗んで金儲けをするわけない。義賊のように貧しいやつらに金を配るわけでない。盗むことが楽しくて盗んだ後は返すって……」
 「だが、仮にも一国の王となる身をやすやすと盗まれては困る。どちらにしろ、お前はしばらく監禁状態だ。読みたい本があれば取り寄せてやろう」
 そうなれば、ほとぼりが冷めるのを待つしかなかった。グオンに、シルバーの記事が載っている古い新聞と、毎日新聞を持ってきてくれるように頼んだ。

 


2004年03月23日(火) 後半部分は飽きていた

 読み返すと、なんだこれって感じ。それでもサ・ガの一階部分が終わったので、ちょっとの間、別なことします。

 キャラ日記(本来このためにこの日記書いてたんだよ)の長編を。

 まだ話し決まってないから、どうなるか分かりません。(いつものことながら自分の作品に無責任)

 風が吹く。長い赤い髪が顔を覆う。即位まで切るなと言われたので、もうしばらくこのままだと思うと、うっとうしい。それでも、まだ気分はいい。久しぶりに城を抜け出し、こうやって町を歩いているのだから。
 「これ、もらうよ」
 銅貨を渡して菓子を取る。露店の商人は、どうも、と言って次の客の相手をする。中央広場のベンチで買った菓子を食べる。買い食いはみっともないがうまい。菓子を食べている時は気づかなかったが、中央広場には、人だかりが出来ていた。
 「城からの依頼書だ」
 「珍しい」
 ざわめきを聞き取るとこのような内容だった。確かに珍しい。しかも自分には一切そんな知らせはきてない。
 その、依頼書を見ようと人だかりの中に入っていった。
 『怪盗・シルバーの身柄の拘束、引渡しを依頼する。詳しくは王国警備隊まで』
 「……なんだこれは」
 
 急いで、城に戻った。グオンの部屋のドアを開ける。ノックなし。
 「ああ、帰ったか」
 「グオン……、あれは一体なんなんだ?」
 「そのまんまだ。怪盗シルバーの身柄拘束と引渡しの依頼」
 「なんでまた? 第一シルバーは三十年前から現れてないんだろ?」
 「さあてな。孫でも子でもいるのでは」
 「なんで、城で、そんな依頼するんだ?」
 「それは、直接陛下に聞くことだ。その代わり遊びに行っていたことがばれる」
 そういえば最初に、帰ったのか、なんて言ってたな……。
 「グオン……俺が、外に出ていったっていつ分かった?」
 「今、自分で言った」
 しまった。はったりかまされた。自分で墓穴を掘った。
 「残念だな、べグゼッド」
 「……いい、直接親父に聞く」
 「ほう、そんなに知りたいのか?」
 「ああ、だって、こんな面白そうな依頼、なんで出したか気になる」
 グオンは少し笑ったようだが、すぐに呆れ顔になった。反応はあいまいだが、止めはしないので、部屋を出て行った。


2004年03月22日(月) 映画を久しぶりに見た。

 ちまたで騒いでいる「イノセンス」を。たぶん、物語の半分は理解できた、と思う。ただただバセットハウンド、めちゃかわいいって思ってました。しぐさが細かいのよ。うちのわんこも耳長だから耳を上げてあげるんだよ。ごはんとかくっついちゃうから。
 いつものことだが映画の予告だけで腹いっぱいになる。爆笑ものは忍者ハットリ君。やはり、あのほっぺの渦巻きは欠かせないのか。
 昨日の、最後の部分。「あっけに取られた……あっけに取られた」なんじゃこりゃ? 直しました。(笑)

 英雄の像の装具がすべてそろった。またその場にいた老人がうれしそうにしている。
 「さあ、これで封印が解ける」
 英雄の像が動いた。像が立っていたところがくぼみになっていて、そこに黒い球がある。
 「黒のクリスタル……ね」
 タジュトが拾い上げようとした瞬間、それは黒く光り、光は老人へ向かった。老人の身体は大きく変化する。
 「よくぞ、このわしを起こしてくれたな、人間!」
 黒光りする甲羅を持つ、巨大な亀……。
 「わしは、玄武。クリスタルを求めるものよ、われを倒すが良い」
 「玄武、古代の北方を守るといわれる神よ……でも、何故」
 と、シルア。
 「考えてる場合じゃない。いくわよ」
 タジュトがデリンジャーを放った。が、甲羅は硬く、ダメージがない。ダノの剣も効果は薄い。
 「どうしよう、お兄ちゃん」
 「ああ、このままだと、町が……」
 「ブリザドの本よ」
 「あ、さっき、買ったわよね」
 タジュトが荷物から本を取り出した。しかし、玄武が起こした地震で取り落とす。
 「タジュトさん!」
 シルアが本と取ろうとするが、地割の中に消えていった。
 「うそ……」
 「来るぞ!」
 ダノが玄武の攻撃から二人をかばう。
 「ごめんなさい」
 「いいってことよ」
 「お兄ちゃん、もう……」
 「ああ、俺はそろそろ駄目だ」
 ダノの脇腹からかなりの血が流れていた。
 「私、がんばる……」
 「え、シルア……」
 「我が手に、冷酷なる精霊よ!」
 シルアが吹雪を起こす。玄武にまとわりつき……玄武が一瞬で凍りついた。静けさが続く。凍っていた玄武が消えていった。
 そして、黒いクリスタルだけが、そこに転がっていた。

 「やるぜ」
 「うん」
 塔の町は、今緊張の中にある。誰もが静かに見守っていた。男たちの叫びやら、女の悲しい声がしない日は、この十年なかったことだった。
 ダノは、黒クリスタルを塔の扉で掲げた。
 扉が光ったと同時に雷のような轟音がなった。皆が目をつぶった。再び、静けさが戻ると皆、恐る恐る目を開ける。
 塔の扉は、開いていた。
 「うあわうぉー! いやったぜー」
 町に歓声が沸き起こった。
 「おい、兄ちゃん、記念すべき第一歩だ!」
 「おう、行ってくるぜ」
 「じゃ、みんな、元気でね」
 「さよなら、皆さん」
 三人は塔へと入っていった。




 


2004年03月21日(日) 今日は

 ばあちゃんのお見舞いに行って、それから枕を買い、犬の散歩に行って、夕飯食べた。そんな、休日。

 南の城の王に剣を預かり、再び英雄の町へ。前にいた老人がまた像を眺めている。
 「そ、それは、剣ではないか……」
 「ああ、そうだ、じいさん」
 「おお、また、像が見違えるようになる」
 ダノは英雄の像に剣を持たせた。
 「あとは、盾だな」
 「前にこっそりと入ったけど、西の王様は、知らんの一点張りだったわよね」
 「ともかく、行ってみるか」

 西の城は相変わらず兵士がうろうろしている。見つかるとすぐ追い出されるので静かに、見つからないよう王の間へと行く。
 「ここがそうだよな」
 「そうっと開けるわよ」
 王の間の扉を、ゆっくり開けた。
 「はっ、駄目……」
 シルアが急に止めようとしたが、遅い。
 その光景は、おぞましい。玉座から崩れ落ちた王は、どす黒くなり事切れている。
 「これって……」
 「長い間、毒を飲まされていたのね」
 シルアは王を見て言った。
 「やあ、いいところに来た」
 「あんたは?」
 「私はこの城の大臣を勤めてました。本日を持ってこの城の王となります。あなた方には王を殺した罪を着せます、いいですね」
 大臣と名乗る男は、手を上げた。とたんにガイコツと侍が襲い掛かってくる。すぐにタジュトがデリンジャーで応戦する。シルアも魔法を使ったのですぐに片付いた。
 「くっ、強い。ここはひとまず退散」
 大臣は玉座裏の部屋に消える。追いかけて部屋に入ったが、そこには何もない部屋だった。
 「どこにいったんだ?」
 「待って……」
 タジュトが、壁をこんこんと叩いて、その感触を確かめるように調べ始めた。
 「ここね!」
 タジュトが壁の一部を押すと、その部分がへこんだ。そして、隠し扉が開く。
 「ひい、た、助けてくれ。ほんの出来心だったんだ。ほ、ほ欲しいものはなんだ? 金か、名誉か……」
 「黙れ、出来心で殺された王はいい迷惑だ」
 大臣を縛り上げ、盾のありかを聞いた。盾はすんなり手に入る。
 「さーて、元大臣。あんたは王殺しの真犯人だ」
 「な、何をするんだ?」
 兵士をかき集めて、ダノは縛り上げた大臣を転がした。
 「お前ら、よく、聞け。この大臣はお前らの王を殺した。煮るなり焼くなり好きにしろ」
 「……」
 兵士たちはあっけに取られていた。しいんと静まり返った。その間にダノたちは城を出て行った。その後、なんともいえない騒ぎが城中に響いた。

  


2004年03月20日(土) とりあえず、一階の話が終わったらやめようか、と

 あんまり続けると、あきちゃうので。読んでる人には申し訳ないんだけど。

 王の剣を避けるのでダノは手一杯だった。
 「どうした? 小僧。そんなんでは塔に入った瞬間、やられてしまうぞ!」
 「くそっ!」
 何度か王の剣を受けているうちにダノのロングソードが砕けた。すかさず、王の剣の柄がダノの胸を突いた。
 「あっ!」
 「これも、運のつきだな」
 王の剣が動けなくなったダノに振り下ろされる。
 ダン!
 「やめて!」
 タジュトがデリンジャーを放った。弾丸は王の剣を弾き飛ばした。
 「タジュト! それ、どっから持ってきたんだ!」
 「そんなの、どうでもいいでしょ! 王様、もうやめて。お兄ちゃんを殺さないで」
 「ふん、お前たちは勝手に余の城に入ってきたのだ。殺されても文句はない」
 王が懐から短剣を出す。それをタジュトに投げつけた。
 「きゃあっ!」
 その短剣が彼女の肩を貫く。
 「タジュト……」
 「次は、小僧だ!」
 「待って!」
 シルアが立ちはだかる。
 「なんだ、小娘」
 「さあ、やってみなさい!」
 「いい度胸だ、小娘!」
 振り下ろされた剣はシルアの目の前ではじかれる。
 「サイコバリアーよ。そして、こっちは……」
 シルアの手のひらから炎が生まれ、王を取り巻いた。
 「ぐあああ……!」
 「ファイア、炎の魔法よ」
 シルアはタジュトの元に駆けつけた。
 「大丈夫?」
 「痛いよ……」
 「ヒーリングするから、動かないで。大丈夫だから」
 シルアが放つ暖かな光が、タジュトの肩の怪我をみるみるふさいで行く。
 「シルア? それ……」
 ダノが起き上がった。彼には目立った怪我はない。
 「言ったでしょ、私たちの力は不安定なの。急に使えるようになったの」
 「すっげー……」
 ダノが感心する。
 「治ったあ、ありがと、シルア。もう痛くないし、動かせる」
 タジュトが元気に言う。
 「くくく、はーっはっはっはっはっはっ!」
 その身は業火で焼かれたはずだが、王は起き上がった。
 「久々に楽しかったぞ」
 「王、大丈夫か?」
 「いやはや、心配するほどではない。余は少し人間と違う。小僧、お前は運が良いな。運も実力のうちというくらいだ。この剣を預けよう」
 王は手にした剣を放り投げる。
 「英雄の像の剣……」
 「もっていくがいい。そして、一つ忠告だ。塔は危険だ。心して行け」
 「ありがとよ、王」

 
 


2004年03月19日(金) 行けない事になっていた

 やっぱり強行突破しようと、仕事終わったら即空港(実は仕事場から空港が近い)へ行ってキャンセル待ちしようとした朝、主任から電話。「○○さん、この間転んで骨に傷が出来たんだって。(略)休むから、遅番やってくれるかい?」「……はい」(本日9時間労働・オーバーワーク)
 すいません、医学知識乏しいので教えてください。骨にひびが入るのと、傷ができるのは、どう違うんですか?(笑)

 英雄の町、人々はそれなりに暮らしている。この町の自慢は、町の真ん中の広場にある英雄の像だった。
 しかし、みすぼらしい像だった。老人が眺めてはため息をついていた。
 「昔は……立派だった」
 「もしかして、これか?」
 北西の城の王にもらった鎧を包みから出した。
 「おお、それは……! しかしそれだけでは……」
 「あと、盾と剣が必要なんだよね、おじいちゃん」
 老人はうなずくだけだった。とりあえず、ダノは像に鎧を着せた。町で少し宿を取り休憩、買出しをする。そして、南の城へと向かった。

 道のりは長い。途中モンスターが多く出たがそれは苦にならなかった。城に着くと、門番が前をふさぐ。
 「ここは通さん」
 「通るというなら、俺ら倒していけ!」
 城の中も兵士がうろうろして。ダノたちの姿を見つけては襲い掛かってくる。
 「なんつう城だ」
 「疲れちゃったよ」
 「少し休みましょ」
 城の物置部屋と思われる部屋でシルアが買ったポーションを飲んで、一息ついた。ポーションは一種の栄養剤のようなもので、そのうちの安価なものである。
 「はちみつあめにビーフジャーキー、乾パン」
 タジュトが鞄からいろいろな食料を出した。
 「今のうちに体力つけなきゃな」
 「たぶん、強いわ。ここの王様」
 シルアがつぶやいた。
 「知っているの?」
 「そんな予感がするだけ。気をつけてください」
 「ああ、やるさ」
 王のもとに着くまで階段の上り下り、兵士との戦いで彼らはかなり体力を消費した。
 王は玉座に座りながらも、隙がない。鋭いまなざしでこちらを見ていた。
 「余に何用だ?」
 「剣が欲しい。もちろんあんたが英雄から奪った剣だ」
 「ほう、塔へ入ってどうする?」
 「こんなばかな王どもの世界から出たいからに決まってるからだろ!」
 「……そうか、ならば余を倒してみよ!」
 王が剣を構え、ダノたちに襲い掛かった。


2004年03月18日(木) いいもんねー

 最終日大阪公演の行くもんねー。じゃるパックで安く行くもんねー。ふん、役人なんか、でぇいっきれーだ! (おわび・もうこの件で愚痴りません。お見苦しいものを見せました。それと、決して役人が悪いのではなく、最初から言わないうちの職場が悪いのです。あしからず)

 北西の城に再び訪れた。まだ王様の恋煩いは治っていないらしく、従者があわただしくしている。
 「おお、これはダノ様」
 あの時の従者だった。ダノたちの姿を見て、忙しい顔を崩して喜んだ。
 「お待ちしてました。早速王様の下へ」
 「ああ、そのつもりだ」
 従者は王の間にダノを案内する。
 「王、これを娘さんから預かったぜ」
 手紙を差し出した。王はいそいそとそれを開き、黙って読んだ。だんだん王の顔がほころぶ。
 「いやったー!」
 手紙を放り投げ、王は両手を上げた。
 「おめでとう、王様」
 「よかったですね」
 と、タジュトとシルアは拍手を送る。
 「君たちには世話になった。望みのものを与えよう」
 「そんな、王様……」
 「……鎧」
 ダノがつぶやいた。
 「お兄ちゃん?」
 「鎧、あれのことか?」
 ダノは、わけもわからずうなずいた。あのときの、占い師の言葉がよみがえったのだ。
 「おい、例の鎧を出せ」
 「しかし、王様……」
 従者が渋るが、王は首を振った。
 「あんなものより、私はすばらしいものを手に入れた。だから、よいのだ」
 「はっ」
 しばらくして、従者が持ってきたのは黄金の鎧だった。しかし、どう見ても飾りで着ることはできない。
 「これ、英雄の像のものね」
 シルアが鎧に手を当てて言う。
 「そうだ。私の城と、他の城の王が争っているのは知っているね」
 「ああ、そのせいで塔は閉ざされている」
 「塔の町は怒りと悲しみの声で埋まっているって言われてもう、十年たつかな」
 「この鎧を英雄の町の像につけるといい。私の父は塔へ入る権利が欲しくてこの鎧を持ち去ったんだ。しかし、他の王はそれを見逃さず、南の王は剣を東の王は盾を持ち去ったんだ」
 「ふん、それで、塔は閉じちったのか?」
 「英雄の像にはものを封じる力がある。それを解く鍵となるのが、鎧、剣、盾なのだ。あの像の中にクリスタルが封じてある」
 「そして、それが塔の扉を開ける鍵なのね」
 「そうだ」
 「サンキュー、これで道が開けるわけだ」
 「くれぐれも、南の王にだけは気をつけてくれ。かなり剣の使い手だそうだ」
 「ありがと、王様。おしあわせにね」
 「ああ、挙式には君たちも呼ぶよ」
 「まだ、この世界にいたらな」
 ダノたちは城を跡にした。向かうのは、英雄の町。前に寄ったことはあるが、よく見てはいない。そんな像があることも彼らは知らなかった。ただ、シルアは盗賊に捕まる前、そこに滞在していたことがあったらしく、少しは詳しい。


2004年03月17日(水) あきらめた

 19日諦めることに。飛行機満席だし、行っても半分しかきけないし。でも、そこまでして行くと、半分しか聞けないけど、宿代と飛行機代がかかるし。それなら、5500円仕事のために投げ捨てたって、どうってことは……くっ、監査なんかくそっくらえだ! 5500円弁償しろっ!

 ダノとタジュトは勢いよく乗り込んでいった。その後をおずおずとシルアがついてくる。
 どくがえるは、周りに宝石やモンスター(多分、メスと思われる)をはべらせていた。長い下で、酒をなめている。
 「なんだ、お前らは?」
 「話がある。あの大目玉のお嬢さんから手を引け」
 どくがえるは酒の入ったうつわを投げつけた。
 「それは聞けねえ、話だ!」
 飛び上がって、ダノに噛み付いてくる。彼はロングソードを抜いてかかってきたどくがえるを弾き飛ばした。
 「かえるのくせに生意気なんだよ!」
 「お兄ちゃん、さっきも言ったけど、それを言っちゃ……」
 「おりゃっ!」
 ダノは地面にへばりついたどくがえるをふんずけた。どくがえるは絶命した。
 「……あっけねえな」
 「毒があるから食べられないよね、これ」
 「終わりましたね」
 シルアが気分悪そうにどくがえるの死体から目をそむけた。

 「ありがとう、これで王様のプロポーズを受けることが出来ます」
 大目玉が恥ずかしそうにして言った。(あくまでタジュトの証言)
 「よかったね」
 「はい、あの盗賊団は村の作物も持っていっていたので、村の人たちも助かりました」
 「よかったな」
 「この手紙を王様にお願いします。王様はきっとお礼してくださるはずです」
 ダノたちは大目玉から手紙を受け取り、北東の城へと向かった。

 


2004年03月16日(火) あわよくても、半分聞けるくらい

 19日lコンサートの日、監査のため出勤することに。最初、休んでもいいと言われたからチケット買ったのに。第一、なんで去年まで何もすることなかったのにでなけりゃならんわけさ。決して行けなくなったからではなく、そういうことを早く言わないことに腹を立ててます。いや、ホントに。

 西の洞窟のようなところにそれはあった。盗賊のアジト。さんしょううおやらガイコツやらがうろうろしている。
 「お兄ちゃん、さんしょううおって……」
 「なんだ?」
 「おいしそうだよね」
 「はあ、そうだな……」
 適当な奴をふんじばって、親分の元へ案内させた。
 「モンスターのくせに盗賊団とはな」
 「お兄ちゃん、差別は良くないよ」
 「だけどよー」
 「じゃないと、あの大目玉な娘さんだってモンスターなんだからさ」
 「……そうだよな。ほれ、さっさと歩け」
 捕まえたさんしょううはひたひたと歩く。案内された途中、牢屋を見つけた。中には白い肌の美女がいた。
 「あれ、エスパーだよ、お兄ちゃん」
 「なんだって、エスパー種族?」
 よく見ると、長い耳をしていて、顔に青いラインが入っている。それが生まれつきの肌であり、エスパー能力を持つものの間では一般的である。
 「ストップ、助けるぞ」
 「や、やめてくれ、そんなことしたらおやびんに……」
 「うるせー。タジュト、あれやってくれ」
 「うん」
 タジュトはヘアピンを鍵穴に差込み、ねじったりまげたりするこ。しばらくすると、かちりと子気味良い音がして牢が開いた。
 「おーい、エスパーのお姉さん。助けに来たぜ」
 「……」
 エスパーの女は何も言わないが起き上がった。ふらふらしている。
 「エスパーなら、ちょちょっいって出られなかったわけ?」
 「……エスパーっていうのは人間が思うよりかなり不便なもなの。私の今の能力は、これくらいしかできない」
 すっと手をダノの額に当てた。
 「……そう、ここの親分を倒しに来たの。娘さんのために」
 「読んだのか?」
 「テレパシーね。お兄ちゃん、この人も連れて行こうよ」
 「そうだな、ここにおいとくわけには行かないし」
 「いいの? 足手まといになるかもしれないのに」
 「大丈夫大丈夫、お兄ちゃんこうみえても強いんだから」
 それをいうならお前だろタジュト、とおいうのを飲み込んでダノはさんしょううおの道案内を再開した。
 「俺はダノ、こっちが妹のタジュト。あんたは?」
 「シルアっていいます。あの、ありがとうございます。助けていただいて」
 「いいってことよ。で、さ、あんたこの世界の出身じゃねえな」
 「ええ、そう。でもなんで?」
 「この世界には、エスパー種族はいない。みんな、塔から来るんだ」
 「そう、ここには私の種族はいないのね」
 「ねえねえ、エスパーってこう、強いんじゃないの?」
 と、タジュト。
 「私たちの力は、とても不安定なの。それまで使えなかった能力が突然使えたり、またはその反対で使えなくなったりってね」
 「ふーん。大変なんだね」
 「でも、本を使えるんだよな」
 シリアがうなずいた。
 「あ、知ってる。魔法の本。でも、結構値がはるんだよね」
 「まあ、どっちにしろ、人間が使えるもんじゃねえ。使ったとしても、武器を扱ったほうが強い」
 しゃべっているうちに、さんしょううおの足が止まった。
 「ここで、ございます。お、お許しをうおー!」
 縄を放すとさんしょううおは逃げていった。


2004年03月15日(月) 休みって

 どうして無駄になっちゃうのでしょうねえ……。

 南の村は、畑が広がるのどかな村だった……ただし、大目玉族の村であるが。
 「みんな、一つ目だよ。お兄ちゃん」
 タジュトは驚いていたが、怖がっているようではなかった。むしろ、ダノの方が参っているようだった。
 「モンスターの村かよ……」
 「でも、どの娘が美人なのかなあ?」
 「俺には全部おんなじに見える」
 「あの人に聞いてみよ」
 と、道を歩いていた大目玉に聞いてみる。
 「すいませーん、この村で一番の美人さんって誰ですか?」
 「ああ、それなら村の奥の池の前にいるよ」
 「どうもありがと」
 タジュトとその池の前まで言ってみると、大目玉がいる。ダノにはやっぱり区別はつかない。しかし、タジュトは、きれいな目をしている、と言って放しかけた。
 「あなたが、村一番の美人さんなのね?」
 「ええ、みんな、そう言ってくれます」
 「お兄ちゃん、やっぱりこの娘みたいだよ」
 「俺にはやっぱりわからんが……あのさ、どうして北東の王様のプロポーズ断ったわけ?」
 大目玉は少し悲しそうな顔をして(あくまでタジュトの主張だが)訳を言い始めた。
 「実は、ここから少し西に行ったところに盗賊のアジトがありまして……そこの親分から、結婚しないとこの村をつぶすって脅されているんです。この村には私の両親も兄弟もいます。見捨てるわけには行きません」
 「じゃあ、別に王様が嫌いなわけじゃないのね」
 「もちろんです! ご即位される前からすてきな方と思っていました。身分違いな上にモンスターである私に、結婚を申し込んでくださったのはとてもうれしかったんです」
 「なーんだ、じゃあ次は盗賊親分のとこだね。お兄ちゃん。相思相愛のカップルを引き裂くなんて許せないじゃない」
 「うーん、まあ、そうだよな」
 人にはそれぞれの人生がある。モンスターと結婚するのもまた、その人の人生である、とお経のように唱え彼は納得しようとした。


2004年03月14日(日) うちのジュニちゃんが……i

 嘔吐と血便で動物病院に行きました。(私は仕事のため、妹と母で)
 風邪の菌などの悪い菌は見られず、「原因は不明」と、いうことなんですが、この間の風の強い日と黄砂でストレスを起こしたのでは、ということでした。ここ4、5日、同じような病状の患畜さんが多いそうです。
 悪い病気ではないということで、下痢止めの注射などの処置をしてくれました。
 よかったよ、大したことなくて……。

 さて、SAGAですが……知っている方は、なんだこれ?って感じですよね。いいじゃないですか。兄妹にしたって。ギルドでなかまを集めるっていうのも良かったんですけど、ね。知らない人は誤解を受けそうだね。大人になると余計なことを付け足したがるのですよ。
 まだ、次のがおぼろげなんでしばらく続けますけど、よろしくお願いします。


2004年03月13日(土) ああ、これずるずる続きそう

 今日もまた、続きをお楽しみください。

 北東にある城へは塔のある町から徒歩で一週間ほどだ。北東は山に阻まれているため、一旦南に向かってから北に進まなければならない。このあたりにでるモンスターは二人で十分、いやダノ一人でも十二分相手に出来た。
 「ゴブリンよ」
 タジュトがレイピアで心臓を一突きして絶命させる。
 この世界は、それで成り立っていた。ゴブリンを解体して肉を切り分ける。今夜のおかずになった。後で肉や牙を町で売っても金になる。人間はいつでも生態系の頂点であるらしい。
 「ごめんね、でも私たちはこうして暮らしているの。だから、恨まないでね」
 タジュトはお祈りして、肉を焼き始めた。食べる直前にも祈る。妹の懸命な祈りがあってダノは気兼ねなくゴブリンを食べることが出来た。
 
 北東の城に入ることはすんなりとできた。南の城に寄った時はすぐに追い返されたのだが。城の中の者たちはそわそわとしている。
 「おお、お前たちは町から来たのか?」
 一人の従者が話しかけてきた。
 「どうしたんだ。なんだかあわただしいな」
 と、ダノ。
 「先日、先王がなくなりまして、王子が継ぎました。ところが、その王子……いや、王が病気になりまして。いろいろ手を尽くしたんですが……」
 「で、その王様、どんな具合なの?」
 タジュトが何か思いついたらしい。
 「え、ええ、なにかそわそわしていると思ったらため息ばかりついて、何も手がつけられず食欲もなくて……薬草もあまり効果がなくて……」
 「ふーん、なるほどねえ」
 「なるほどって、お前、治せるのか?」
 ダノは半信半疑で妹に聞いた。
 「もちろんよ、それも効果てきめんよ」
 「てきめんってな……」
 わが妹ながらボキャブラリーがちょっと変だと思いながら、ダノは従者に王との謁見を頼んだ。病が治せるのであればと、従者は彼らを王の間へ案内した。
 「王は、謁見を許すとのことです。どうぞ、お入りください」
 王は若かった。まだ子供っぽさを残していた青年だった。
 「君たちは、町の者だね」
 「ああ、そうさ」
 ダノは相手がどんなものでも態度を変えない。それが彼のライフスタイルでもある。
 「そうか、なんで来たのか知らないけど……」
 「それより、王様。王様、恋していらっしゃるのでしょ?」
 と、タジュト。
 「おいおい、タジュト。お前、大丈夫か?」
 「お兄ちゃんこそ、鈍いの! 症状を聞いたら、恋煩いだってすぐ分かるじゃない」
 「分からんわい!」
 「おお、君はわかってくれるのかい」
 と、若き王。
 「マジかよ!」
 「ええ、実は先日、父がなくなって王位を継承した時に儀式を南の村の近くで行ったんだ。あの村は我が領地で、農作地帯なんだ。そこに農作の神を祭っていてまあ、神に今度私が王になりました、という報告の儀式なんだが……その村に住む一番美人の娘に一目ぼれしてしまったんだ」
 「一番美人の娘に」
 「一目ぼれ? 王様、さっすが、お目が高いのね」
 「しかし、この思いを打ち明けても、あの娘は首を縦に振らないのだ……」
 「王、それふられっいってー!」
 タジュトがダノの足を踏んづけた。
 「お兄ちゃんは黙ってて! 王様、私たちが人肌脱ぎます! きっといい返事をくれるわ!」
 「お、おい、タジュト……」
 「行くわよ、お兄ちゃん。今度は南の村よ」

 


2004年03月12日(金) ゲーム、さくさくと

 さて、はじめますか。て、ゆうか、「何この主人公の名前は?」って感じです。多分適当につけたと思われます。

 ダノは塔の周りに集まる連中を眺めていた。
 「なんでだー! この野郎!」
 「あけろー!」
 「くっそ、あのバカ王どもめ!」
 口が良いと言えないその連中は塔の大きな扉の前で罵声を放つ。
 『この塔の頂上には、楽園がある』
 ダノにはいまいちピンと来なかった。子供の時からこの塔は当たり前のようにあったし、彼にとって世界とはこの世界しかなかった。子供の時は三人の王が仲良く協力し合ってこの世界を守っていた。そして、楽園を目指し夢見るものたちはこの塔を登っていった。今まで入るものはたくさんいたが、戻ってくるものは誰一人いなかった。
 いつしか、王たちがいさかいを起こし始め関係が崩れると、王たちは塔の扉を封印してしまった。それが、現在も続いている。
 「あけて、お願い! あの人が帰って来るかもしれないのに……」
 少し年を取った女が叫んでいる。いつもと同じ光景だった。多分恋人がこの塔を登っていったのだろう。彼女の痛ましい声はこの塔の町の名物にもなっている。
 「北西の城の王……鎧の王の所に行きなさい」
 ダノが振り向いた。すっぽりとローブに包まれた占い師。
 「なんだい、金はねえぜ?」
 「あなたも、塔の中に行くのでしょう? ならば鎧の王に会いなさい」
 「鎧の王? たしかに北西には城はあるけど……」
 「お兄ちゃん?」
 少女がダノに声を掛ける。気丈そうで、少し幼い少女だった。
 「タジュト? なんだ?」
 「なんだ、じゃないよ。誰と話していたの?」
 「ああ、変な占い師と……」
 「いないよ」
 占い師は消えていた。目を離した一瞬でいなくなっていた。
 「あれ? 変だなあ?」
 「それより、またここにきていたの? 塔に入るために? 無駄だって言ったじゃない」
 「いいじゃねえかよ。いつ入れるのかわかんねえし」
 「そーよ。でも、なんでお兄ちゃんは入りたいわけ?」
 タジュトが物心ついてから毎日のように兄に聞いている言葉だった。ダノは一度も答えなかった。ただ妹には、「楽園には興味ない」と言い続けていた。だから、毎日のように聞いていた。「楽園が興味ないのになんで塔に入りたいのか」と。
 「なんでだろうかなあ。そうだ、タジュト。北西の城に行ってみるか?」
 「? なんで?」
 「こうなったら困った時の頼み……もとい占い頼りってな」
  


2004年03月11日(木) とんでもないことやっちゃったような……

 最初は軽い冗談のつもり、でもどこかに本気な私がいる。でもって、ゲームはまだ進まない。てなわけで最初は、オリジーな(注・造語オリジナルの意)プロローグからどうぞ。

 また一つ、駒が消えた。そして、そばにあった駒も光を失い次々に消えていく。四つが消えて砕け散った。
 彼はそれを見てから、それを見上げた。
 それとは、積み木で積み上げたような塔だった。小さなものだが彼の身長を軽く越している。実際、そんな塔があるのなら天も貫くだろう。その塔はところどころに光がともっていた。そして、一番下に黒い光、その少し上に青い光、そのまた少し上に白い光、またまたその少し上に赤い光。そして、ところどころにちいさな駒がおいてあって、ひかりを発している。
 「惜しい、全く惜しい……。それもあのおろかな王どもが封印などしたからだ」  
 彼は黒い光を放つ一番下を見下ろしてつぶやいた。そこには無数の光る駒が集まっている。
 「何故、誰も王どもを諫め、封印をとこうとしない!」
 いっそ、蹴り倒そうかともした……しかし、彼は思いとどまった。
 「しょせん、待っているだけの存在ならさっきのようになるだけか……」
 ため息をついたとき、彼は目に入ったのだ。強い輝きを放つ大きな駒が。
 「ほう、これはこれは……」
 ようやく彼は笑んだ。
 「少し、助言すれば、もしかして」
 彼は、その場を離れた。


2004年03月10日(水) 何をやろうか検討中

 なんか、やることないかと今検討中。困ったことに思いつかない。何をやろうかな……。
 そういえば、昔ゲームボーイソフト・魔界塔士SAGAが好きでたまらず小説書こうと思ったことあったっけ(書かなかったけど)。あれ、ここでやっても大丈夫だよね。SEに怒られませんよね。
 でも、細かい内容忘れたからやり直そう。しかも、ワンダースワンで。しかも、友人の弟から無断拝借した攻略本(GB版)もあることだし。

 まずは、SAGAを語ることから。
 草がまだ小学生のころ、当時持っていたハードはゲームボーイのみだったのでこのソフトが自動的に存在していた。
 で、まあこれ、三部作だったりして三部目の「時空の覇者」からやりました。難なくすぐにクリア。その後、980円(小学生の私には大金)でこれを購入。難しい、なんだこれは……が最初の感想。だって、経験値つんでレベルアップするのしかやったことないもん、当時。しかも、なぜか弱くなったりするし(エスパー)……。しかも海洋世界でつまる。渦巻きに入るのが分からなかったし。(クラスの男子に聞いて解決)
 でも、塔の何階だかに、泣けるエピソードがあったりプレイヤーを怒らせることがあったりと、未だ私の心から離れないゲームなのは確かです。では、明日当たりから気が向いた時にこれやるので、よろしく。(決して毎日やるつもりはない。次回作のつなぎだし)


2004年03月09日(火) ネタばらしというか、なんというか

 ちょっと、キャラクターたちについての話です。なんというか、裏話ですね。(でも、特に裏がないんですが)

 カルミアの父に化けてた魔族……あれ、どうなったんだっけ? 逃げたんだっけ? もはや覚えてないです。とんでもない作者です。何しろ、「この言い回しいいじゃん!」とか思っても昔書いた小説にしっかりその台詞書いてあったりしてるから。
 
 セアレについて……セアレ、登場時には名前なかった。セエレという名前にしようかとも思ったけれど、そんな悪魔の名前があるのでセアレになった。オフィーリスやティママンとは古い仲。べグゼッドやカシスに面識があったりする(昔書いたころ、始終、支給人で通っていた。つまりそのころから人間界でバイトにいそしんでいた)好物は人間の感情で、人畜無害極まりない魔族。(そのくせ強い)

 ティママンについて……ティママンって変な名前だといわれます。(友人に)でも、ちゃんと意味があったりします。ティママンカシスというビールがあるのでそれから取ってます。(だからカシス=ティママンという構造が出来た)ビアソーイダ王族は(ヘネシー以外は)みなビールなどの名前をもじっています。ちなみにフレクアはフレッシュクアー……生しぼり……発泡酒からです。(いい加減すぎ)

 魔王が左手……右手が回復遅れているから、ということで「無事な左手で魔王を作ったら、ちょっとだけ性格が違っちゃった。まっいいか、緊急時だしいつまでもセアレに任せておくのも心配だから」ってな感じで。のちのち、ちゃんと作り変える予定なんで、そんな深い意味はないです。(暴走しそうだけど、しないです)

 バカ丸出しですいません。(泣) 


2004年03月08日(月) 休みなんで早くやっちゃお!

 では、ウォンテッダー終了記念、座談会形式『宴』をどうぞお楽しみください。(ああ、また馬鹿をさらけ出すのね)

 某有名温泉ホテルの宴会会場にて
バルク(以下バ)「中居さん、もっと持ってきてくれ」
アニム(以下ア)「最初から飲みすぎてどうする、バルク」
ルイ(以下ル)「そうよ、今日は打ち上げってことで、はぐはぐ……こうして主要メンバーで、むぎゅむぎゅ……」
ア「飲み込んでから話せ、ルイ」
ル「アニム、このかぶら蒸しおいしいわよ」
ア「わかったわかった。 って!……あれがこの世の魔王かと思うと」
魔王(以下魔)「なにらいいまひら?」
バ「ろれつ回ってねえぞ……大丈夫か?」
魔「へーひへーひ」
ティママン(以下テ)「ああ、大丈夫だ。いつもことだ。こいつここまでしか酔わないから」
ブロード(以下ブ)「なんでも飲みだめするらしいからほっといてくれってことだぜ。しらふの時念を押された」
ル「いやなことが多いのよね、魔界は、むきゅむきゅ……」
魔「そうらんれすよ、ひとがせっかく全力をつくしたのに……にげられちゃったのら」
バ「なんか、絡んできてるぞ。こいつ酒癖悪りいなあ」
テ「半分は覚えているからめったなことを言うんじゃないぞ。そこらへんこいつの恐ろしいとこだからな」
ア「中居さん、すまんが何かお茶、ウーロン茶でも」
セアレ(以下セ)「はい、お待ちくださいませ」
テ「ちょっと、待て」
セ「なんですか、お客さん」
テ「なんですか、じゃねえ! なんでここにいる! 着物まで着やがって!」
セ「バイトです。邪魔しないでください」
テ「ふざけんな! 第一なんで中居の格好なんだ」
セ「男子支給の募集なかったんです。それに中居のパートの方が給料いいですよ」(そういって席を離れウーロン茶を取りに行く)
ブ「魔族って、あんなもんか?」
バ「いろいろじゃねえか? おめえはなんかやりたいことはねえのか?」
ブ「……もう、六百年くらい寝てるかな」
バ「なんか、ねえのか?」
ブ「あ、そうだ。魔界やらなにやらかわいいお姉さんでも探しに行くかな」
バ「あいつらとあんまりかわんねえじゃねえか?」
ブ「あんまり変わったことすると、ああなっちまうかもしれないし」(魔王を指す)
ル「だから、魔王。あたしはね総統も天主もどうでもいいのよ、ぱくぱく」
魔「どうれもいいて、あーたはひきつがなきゃならないれすんよ。いやだいやだいってるばやいじゃありませんって。ルイファーナさんも悲しみますよ」
ル「ううっ!」
ア「どうした、ルイ?」
ル「大丈夫、ちょっと喉つまりしただけ」
魔「あーたの良心がうずいたと思ったんれすが……はあ」
セ「お待たせしました、ウーロン茶です」
ア「あ、どうも」
(刺身が出される)
ル「はわあ、お刺身だあ!」
バ「こりゃ、いいぜ。中居さん日本酒頼むわ」
ル「まぐろっまぐろっ!」
魔「へえ、いいれすねえ、じゃあぼかあ、ひらめ」
テ「なあ、今日って裏話とかじゃねえのか?」
ブ「こんな席なら話にもなんねえじゃねえの?」
テ「…………」
ブ「…………」
テ「とれたー! 見ろよきれいに身が外れたぜ!」(カニが)
ブ「あんた、実はそうとう酔ってんじゃねえ?」
テ「そうゆうお前だってカニほじくってるじゃねえか!」
ブ「うるせーな、俺だってきれいに外れたぜ!」(カニが)
テ「こうなったらどっちはより早くよりきれいにむけるか競争だ!」
ブ「おっしっ! 受けて立つ!」
(ふたり、相当酔っています)
テ「………………………………………」
ブ「……………………………………」
テ「俺の方がリーダ(点々)が多いぜ」
ブ「くっ、俺の負けだ……」
ル「ふたりとも、もぐもぐ、ありがとね、むしゃむしゃ、おかげで、ぱくぱく、むく手間がはぶけたわ」
テ、ブ『食うなあー!』
セ「お客さま、お待たせしました」
バ「お、今度は何でんだ?」
セ「当ホテル自慢の最高質の名古屋コーチンの卵を使用した……」
ア「まさか、温泉卵って言わんだろうなあ」
セ「……アニムさんのイジワル!」
ル「あーあ、温泉卵、食べたかったなあ」
ア「まさか、本当にっ……て! また来た!」
セ「今度こそ、当ホテルの温泉を使用して作った名古屋コーチンの……」
バ「茶碗蒸し!」
ア「カステラ!」
ル「プリン!」
セ「温泉卵をのせた、豚キムチ炒めです」
バ「お、いいじゃねえの中居さん、ビール頼むわ」
ア「ちゃんぽんすると良くないぞ、バルク」
ル「わあ、おいしそう。あたし辛いものもすきなのよね」
セ「……今度は突っ込みなしですか!」
ア「お主、突っ込まれたかったのか!」
バ「そりゃ、悪かった」
(三人顔を見合わせて)
バ「豚キムチいため!?」
ア「なんと、こんなところで!」
ル「まだ、デザートでないの〜!」
セ「……もういいです、皆さん」
(二時間後)
魔「ふしゃ〜〜もう飲めません」
バ「ぐが〜」
ブ「あ〜あ、このおっさん、寝ちまったよ」
ル「う〜デザート、まだあ」
ア「くーくー……うとうと、ふにゃっ!」
テ「そろそろ、お開きか?」
セ「お待たせしました。当ホテルのパチシエが丹精込めて作りました、超デザート、ケーキの盛り合わせです」(24センチケーキワンホール・一人前)
バ「ごがっ!」
ア「なぬっ!」
テ「ゲッ!」
ブ「でっ!」
魔「ううっ!」
ル「うわぁあ……」(目がきらきら)
セ「ああ、五人から地獄の感情とルイからは至福の感情が……合わさってとても美味」(うっとり)
(宿泊宴会サービス……お一人一万円で食べ放題飲み放題(ただし、全食し切れない場合別料金をいただきます)


2004年03月07日(日) 終わったよ、ウォンテッダー

 でも次もまたウォンテッダーだったり。ひとくくりしたってことで。でも、しばらくまた短編やろうかなと。で、明日は座談会形式で打ち上げします。今日はもう体力ありません。

 一つ悲しいお知らせ。うちのわんこと同じ犬種のクッキーちゃん、大家にアパート追い出されます。同じアパートなのですが、うちはまだ公にしていないため、出て行けといわれてません。可愛そうなクッキーちゃんですが、明日はわが身、いつうちも追い出されるか……。
 そんため、ペットOKのアパートをネットで調べてました。結構あるんですね……。

 


2004年03月06日(土) 今日で終わるかな

 今日で最後でもいいかな。でもまた新たに続くよ、『ウォンテッダー』は(笑)

 翌日、アニムはすっかり元気になった。身体をもてあましていた。
 「しっかし、丈夫だよな、お前は」
 「何を言う。鍛え方が違うのだ」
 アニムはそう言うが、バルクは、エルフはもともと丈夫な生き物ではないかと思い始めていた。エルフの生態についてまだ謎の部分が多いからだ。
 「今日は買い出しだな、アニム。どこへ行く?」
 「そうだのう。一応スノムウェインのことは終わったし……せっかくサルディクルディの大陸にいるのだから、この辺をのらりくらりしようではないか?」
 「結局それか。まあいいか?」
 ティママンとブロードはまだ寝ている。それをたたき起こした。
 「いつまで寝ておる」
 「お前たちはどうするんだ?」
 ティママンは、帰ると言った。
 「魔界に帰るよ。いろいろやることもあるし。おい、ブロード。お前も来い」
 「……なんであんたと?」
 「力の使い方、みっちりと教えてやる。そうしたら誰もお前にちょっかいかけなくなるだろうよ。少なくとも、元人間だからってな」
 「……そうだな、魔力抑えるのも微妙に違うらしいし。あんたに任せてみるか」
 「おい、そうと決まれば、びしっばしっとやるぜ」
 「……やっぱりやめとく」
 「もう遅い。キャンセル無効」
 ティママンはがっちりとブロードを羽交い絞めして、じゃあなーと消えていった。ブロードの抗議の声を残して。
 「……行っちまった」
 「静かになったのう」

 その夜、酒場で二人は軽い夕食を取った。昼間は買い出しに明日の準備と忙しくしていた。軽く飲んだらそのまま寝て明日に備える。
 「そういえば、ここでお別れじゃないのか?」
 もともとは別々に旅をしていた二人だった。しかし今回は、二人とも何も言いださない。
 「お主、こんな見知らぬ土地で一人で旅をするのか?」
 「……初めての場所は普通知らねえだろ。それにお前だって一人で……アニム、まさか、お前、さびしいのか?」
 「な、なに何を言うか! わかった。明日、お別れだ。長い間世話になったのう。世話もしたけれど」
 「おいおい、意固地になるなっつーの」
 「なっとらん! またどこかで会えると良いの。次は十年後か二十年後か、だな」
 「アニム……お前って奴は」
 「そうだ、借金今すぐ返してもらおうか?」
 「金ねえのわかってるくせに……」
 「冗談だ。……ルイはどうしているかのう」
 アニムははちみつ酒を一口飲んだ。
 「どこまで冗談なんだか……。さあな、急にだったからな」
 「とにかく、明日はお別れなのは確かだ。やはり、ルイはもう、戻って来れないかもしれんのう」
 昨日の夜、ティママンが言っていた。悪魔界の総統と天界の天主はルイをめぐって争っている、と。唯一の継承者ルイはどちらかにしかなれないので、どちらかが空席となり、継承者以外の適応者の誰かが埋めなくてはならないとなる。それがどちらかで今もめていると。
 「どちらになったとしても忙しくて会えねえか……」
 「そんなこと、ないわよ」
 「そうだと、いいのう……」
 アニムはバルクと顔を見合わせ、後ろを向いた。
 「勝手に決めないでよね。お別れなんて」
 「ルイ! でも、なんで?」
 「まだもめているから、逃げてきちゃった」
 ルイは空いている席に座り、夜のお好みデザートを頼んだ。
 「今度は、どこに行くの?」
 「そうだのう、適当な賞金首がいるところがいいのう」
 「どうせなら、でかいのにしようぜ。どうも暴れたりねえし」
 「それも、言えてる。ならば……」
 アニムがチキンソテーの皿とサラダボールをよけて手配書と地図を広げる。
 「じゃあ、アイスクリームのおいしいとこ!」
 「なんじゃ、そりゃ」
 「まあまあ、ルイらしいではないか」
 夜が深まり、少し酒場が騒がしくなった。それは客足が増えただけじゃなさそうだ。
                            終わり 


2004年03月05日(金) 三月の大雪

 昨日日中で十三センチも積もった。もう雪はたくさんだ! と思うんだけどスキーやる人は喜んでるだろな。私はやらんけど。

 「労働、それは人間の感情を得る絶好の場。さらにお金も入って一石二鳥」
 「お前の感覚はよう分からん」
 仕事とは無縁の魔族にとってこのセアレは理解しがたい。ティママンは黙った。
 「すまんが、精のつく料理を頼む。レバーソテーでも」
 「お、いいじゃねえか。俺はそれに発泡酒をつけてくれ。ブロードは?」
 「え、と。タンシチューでも」
 「かしこまりました。ティママンは?」
 「ああ、俺? 俺も発泡酒でももらうわ」
 ティママンはやっぱりあきれて言った。
 
 北の孤島、アイルマイン島。そこに魔王の住む屋敷がある。その昔三流の魔族が住んでいたとされる屋敷を使っていた。魔王はベッドで深く眠っていた。特に何もすることのないときはいつもそうだった。
 「起きて下さい」
 「何ですか、キキュ」
 キキュと呼ばれた豹のような魔物は前足で魔王を揺り起こしたのだ。
 「何か、来てます」
 「……あの方ですね」
 「ええ、そうです」
 「最期まで手をかけさせるんですね」
 魔王は寝巻きのまま起きて屋敷のホールに向かった。
 姿が薄く、ところどころ欠けているスノムウェインがそこにいる。
 「そんななりでよく来ましたね」
 「……ああ、無論。こ まま は……や にふく……」
 「消えてください」
 スノムウェインは完全に消滅した。
 「あなたらしくないですね」
 と、キキュ。魔王は少し笑って、言った。
 「僕は、左手だからね。利き腕のようにまどろっこしいことはいやなんですよ。早く寝たいし」
 「なるほど。あ、起きたついでに彼にも会ってください」
 「彼?」
 「こんにちは、カルストラさん。いや、初めましてかな」
 「セアレ……あなたがセアレさん?」
 セアレが、酒瓶を持って現れる。
 「一応挨拶をしておきましょうと思って。これはお土産」
 カルストラはきょとんとして受け取った。
 「確か、あなたはバイト好きだと……」
 「ええ、それは労働の結晶です」
 「じゃあ、よく味わって飲ませていただきます」
 酒好きにはたまらない、と魔王はにっこりとする。
 「ああ、もう、最高の感情を得まして僕も大満足です」
 「感情を食う魔族ですもんね」
 「はい、エルフの感情が原始的で野性味あふれる意外なおいしさでした」
 はあ、そうですか、と魔王は生返事をした。ティママンと同じく、わからないといった顔で。


2004年03月04日(木) 何故?

 とある漫画のタイトルを題名にしたら、ここ三日ばかりそのアクセスが続いてます。多分、その時にここのアドレスが表示されたのでカウントされている、と思うんですけどね。
 うれしいことに、マイエンピツに登録してくれた方がいらっしゃいました。更に、ホームページに来てくれた方もいました。(すいません、チャチなHPで)ありがとうございます。

 「で、そのセアレさんがなんでここに?」
 と、ティママンがイヤミたっぷりで言う。
 「説明に来ました。まず、この方ですが……」
 セアレがブロードの額を平手でぱちんとたたいた。ブロードが目を覚ます。少しぼんやりとしたら勢いよく起き上がった。
 「俺、死んでないのか?」
 「何馬鹿なこと言ってんだよ。自分でスノムウェインを倒したくせに」
 「バルク、ちょっと黙っておれ。お主、自滅しようとしたな?」
 アニムはバルクを黙らせて、ブロードに向けて言った。
 「……」
 黙っている彼をにらんでティママンは言う。
 「ああ? 自滅だあ? 出来るわけねえだろ。スノムのバカの魔力を吸ってお前は十分すぎるほど体力があるはずなんだ」
 「ええ、それに妖精主の力添えもあったので。何故、死ぬつもりだったんですか?」
 「もう、やることはやったからな。でも……」

 「あーあ、自分でもどうして魔族であるあんたを助けのたか分からない。けど、自分も元は人間だったようだから……だからかもしれない」
 夢の中で(もしかしてあの世なのかもしれないが)妖精主は言った。彼には記憶はないが、ブロードの弟である。
 ブロードはぽかんと元は自分の弟である妖精主を眺めた。
 「とにかく、あんたを助けてもなんの文句も飛んでこないところを見ると、いいってことだ」
 それと、と続けて彼は言った。
 「あんたが名づけたエーデルという、雪の妖魔。消えてはいないよ。また冬が来れば、きっとあんたの元に帰ってくる。そう簡単に消えないのが妖魔だよ」

 「でも、もう少し楽しむことにするよ」
 ブロードはベッドから降りた。身体はもうなんともない。
 「そうですよ、案外楽しいもんですよ、魔族って。しかも、あなたは魔族でも最高級の魔族なんですよ。ただ、あなたはまだ人間の感覚が抜けていないんです。出せる力も出せない……力のコントロールができないのです」
 セアレが楽しそうに言う。
 「今度、死ぬ時は一人で死んでくれ」
 と、バルク。
 「ああ、そうする。助けられちゃかなわんからな」
 「さて、話がまとまったところで、おなかすいてませんか? ルームサービスのお部屋でお食事はいかがですか? 今ならドリンク類、一杯無料です」
 セアレがメニュー表を開いた。
 「だから、なんでバイトしてんだ。お前は」
 ティママンが呆れた声で言った。


2004年03月03日(水) そろそろ終わりそう

 長かった『ウォンテッダー』も、そろそろ終了します。長い間ご愛読ありがとうございます。これからもがんばりますよ。

 「俺の勝ちだな」
 スノムウェインは自分の身体を魔力を吸われ、消滅した。断末魔の余韻だけを残して。
 ブロードは力を抜いて、空を仰いだ。
 ティママンはヒューっと口笛を吹く。
 「やったのか?」
 と、バルク。彼はアニムを助け起こしていた。疲労はしているが、魔力消費による昏睡はなさそうだった。
 「やったじゃん」
 ティママンがブロードの近くに寄った。彼は、ふらりと倒れた。

 一番近い町がアルマスの都に一番近い町。最初に来たころはスノムウェインの支配下だったが、今は活気にあふれている。すぐに宿に向かう。バルクはブロードをかついているし、アニムはまだ疲れきっているのでそうせずにはいられない。やや、いぶかしげに見られたが部屋を借りられた。
 「ふう」
 バルクがブロードをベッドに降ろして息をつく。
 「こいつ、どうしちまったんだ?」
 「……」
 「それより」
 部屋のドアがいきなり開く。
 「お客様、ルームサービスなどいかがですか?」
 「セアレ!」
 「お久しぶりです。ティママン」
 「お前、何でここに?」
 「ああ、管理人代理役です」
 「で、それがなんで宿でバイトしてんだよ。なんでさっさとスノムウェインのとこに来なかったんだ」
 「あなたほどの魔族がいれば大丈夫でしょ?」
 「よく言うぜ。俺なんか、身体は人間だぜ。本来の半分も力はねえんだよ」
 「おい、漫才はそんくらいにしてくれ」
 と、バルク。
 「あ、すいません。僕はセアレって言います。以後よろしく」
 セアレは飄々とした態度でお辞儀をした。


2004年03月02日(火) 先週の鋼

 今日ビデオで見た。めちゃくちゃ気になる展開! 初めてアニメ面白いと思った。(ストーリーで)今までのアレはなんだったんだといいたいくらい。でも、この展開だと師匠でてくるのかな……。

 たとえ、世界が破れたからといってスノムウェインが弱くなったというわけではない。いくらティママンが手にしているからといっても人間が打った剣では傷はつかず、アニムの魔術もあまり効果はない。
 「くそっ、駄目だ」
 ティママンの剣を借りたバルクも息を切らす。
 「無駄だ。自分の身は切れんと念じている」
 「なるほどね」
 ブロードはバルクに耳打ちした。
 「そんなこと、できるのか?」
 「さあな。でも何でも切れるんだろ」
 「……やってみようじゃねえか。アニム、ちょっとでいい。足止め頼む。まじめにやれ!」
 「わかった。でも、小生はまじめだ」
 「ああ、そうだよな。全身全霊をかけて足止めしろ」
 アニムはすでに集中してカードを形成する。光が形になりそのカードを手にしてスノムウェインに投げつけた。投げつけてアニムは膝をついた。方で息をしている。
 少しだがスノムウェインの動きが止まる。それをバルクが見逃すはずなく、一気に切りつけた。しかし、スノムウェインは傷一つない。剣が通り過ぎただけだった。
 「無駄だ」
 「そうか?」
 うまくいっていればの話だが。ブロードはスノムウェインの傍によった。
 「私に触れるとお前の魔力はすべて私のものになる」
 「だけど、それが壊れれば、どうだろう?」
 「……」
 「なんでも斬れるティママンの剣、それであんたの魔力を吸収するという身体を斬ったんだ。おっさんの思い込みが弱けりゃ、失敗になるが……」
 「少しでも疑いがあれば、できないはずだ」
 「……あんたはどっちにしろ許さない」
 ブロードはスノムウェインを掴んだ。曇った空の下に断末魔が響いた。


2004年03月01日(月) 太った

 もともと太いんですが、冗談じゃないくらい増えていた。あごのラインが気になっていたけど……ダイエットじゃ! (明日からだけど)

 「空間を壊す。妖精が得意なんだよな」
 と、ブロード。妖精はどんな空間にも自由に出入りし壊すことも可能なものもいる。
 「エーデル」
 「なあに、坊や」
 エーデル、雪の妖魔はなんなく現れた。
 「このアホ魔王の世界を壊してくれ」
 「いいわよ」
 雪の妖魔が消えると闇が崩れた。がらがらと崩れ、曇った空が現れる。
 「妖精使いだったのか、元人間」
 「ああ、大昔にな」
 「やはり、お前からやるべきだった。一番うまい魔力を持っているから楽しみに取っておいたのだが」
 スノムウェインがブロードに向かいつかみかかる。
 「やばいっ!」
 彼に触れられたら終わりだ……。
 「だめ」
 ブロードの前にエーデルが立ちはだかる。
 「エーデル!」
 「いいのよ、坊や。私のことは……」
 「よくない! あんたが消えることはない!」
 勢いでスノムウェインはエーデル触れた。彼女の透けるな体が更に薄くなり、消えていく。
 「……ありがとう、エーデル」
 「さよなら、マスター」
 ブロードは、エーデルが消えるまで見送った。
 「ふん、いい様だな」
 スノムウェインがブロードに言った。
 「結局……」
 彼はカルミアを思い出してしまった。
 


草うららか |MAIL

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