イブの流した涙
▼▼▼今回の一言▼▼▼
財布の中身(レシートとかカードの類ではない)がみるみる減っていく

○そのうちに、2003年12月27日(土)「注文をとらない料理店」を完成させる予定

http://d.hatena.ne.jp/Da-Z/
↑というページができました
感想専門の日記です

▼▼▼森博嗣▼▼▼
☆「大学の話をしましょうか」が中央公論新社から発行!
☆「τになるまで待って」が講談社ノベルスより発行!
Gシリーズ第3弾
☆「朽ちる散る落ちる」が講談社文庫から発行!
Vシリーズ第9話
☆「森博嗣の浮遊研究室5 望郷編」がメディアファクトリーから発行!
完結編だそうです
☆「ダウン・ツ・ヘヴン」が中央公論新社より発行!
スカイ・クロラシリーズ第3作
文庫になったらよもうおかな(「ナ・バ・テア」も未読)
☆「君の夢 僕の思考」がPHP文庫より発行!
☆「迷宮百年の睡魔」(スズキユカ画)が幻冬舎コミックスより発行!
◎オススメは「MATEKI−魔的−」(詩集、PHPより発行)です
というより僕が好きなだけ

宝生出演の舞台観ました!(7/26)
詳しいことは月曜の日記にて
・・・と思ったけど
やっぱり水曜の日記分に書きます
と言ってて、未だに書いていない
そのうち書きます
それにしても、もうすぐ一週間経つのか
・・・もうすぐ三週間か
・・・もうすぐ四週間か
・・・一ヶ月越えたな
・・・それどころか二ヶ月経ったな
・・・もうすぐで三ヶ月だよ
・・・経ったな、三ヶ月
そして四ヶ月が過ぎ・・・
半年が過ぎ・・・
七ヶ月が過ぎ・・・
そして八ヶ月(一年の2/3)が過ぎ・・・
驚いたことに十ヶ月が過ぎ・・・
もうとっくに一年経ち・・・
一年と二ヶ月が経ち・・・
二年と二ヶ月が経ち…

2004年02月29日(日) 箇条書きの乱れ打ちショー

・お笑いのジャンルにモノマネというのが定着しているが、大抵は似ているというだけでちっとも面白くないんだ。
間違いない!

・0.000030000000000000902回記念

・アバンギャルドベア

・少し見えてくる輪郭

・食べられる絵画

・大したことなどない

・沈殿ボート

・そう言って奴は自らが食欲に満ちていることを身をもって皆に知らしめた

・40日と40夜

・皮肉とユーモア

・制服の主機能

・遠ざかっていく風景

・不覚症

・幽霊を追いかける僕たち

・ハッピーハッピーサマーバケーション

・巣立ちのコンフェッション

・服をしまうという概念がない

・ガムを胸ポケットに入れると、ソレを胸ポケットに入れたことを忘れてしまう僕です。ちなみにソレとはガムのことではありません。

・虚抱

・同じ音しか出ないピアノ

・両手の世界

・気持ちいい胃

・グレープフルーツの刺身

・物気人

・リアリティ制作部

・猿の剥製

・それが面白いかどうかなんて僕にわかるわけがない

・その差がわからない

・隙間が埋まるのだぁ

・暖かい浮遊事項

・フロントランナー

・興味の矢印

・あがり鍋

・着色人間

・健康と保養

・形る

・湯気爺

・USED MEN

・2/27(金)、名古屋市美術館「シャガール傑作版画展」を観に行った

・マイクロマジック

・爪は大切だ

・脳の演奏

・記憶たちの反乱

・このドラマはノンフィクションですか?
いいえこのドラマはフィクションです
という例文

・が、2点

・着席はあせらず

・知らない人はいない店

・起動音

・閉じ込められたものたち

・その空間における物体X

・崩れていくデザイン

・人間ドリル

・角消し

・ホームシック船長

・どんなに半分になり続けようともそれは永久に無にはならない

・決まっていない話

・俺が消えた夜

・鈍くなれ!

・鋭利

・村田製作所

・待ち時間

・はみ出た世界

・夢に出る女

・無意識の願望

・着ぐるみピエロ

・17:00〜24:00(3〜5時間程)、週3〜5、土日祝できる方で長期お願いできる
方。時給700円〜(土日720円〜)

・崩したい

・永遠に食べ終えることができません

・車のようなパーク

・甘い辛い苦い臭い

・思い出はいつの日もカレー

・どこかにはいる人たち

・知らないという強さ

・狂えない

・アウトォォォォ!!

・画で組み立てられた世界

・言葉を失う Lost Of Language

・ひっかかりのある街

・毒を残す

・現在、運転中の携帯電話の使用は禁止されています。

・メッセージはありません

・箱の定義

・崩れる

・似ているダイナマイツ

・更新予定

・とび箱依存症

・名前のみ

・それを成長と言うのだろうか。いや、鈍くなっただけだろう。

・影追い

・とっておきの隠し場所

・姉がバラバラ

・50音の融合

・携帯君主社会

・慣れると壊す

・トイレの頭

・いらない情報はいらない

・僕のアニメーション

・可愛い敵の恵理

・子供らしさ

・鍋物語

・ヒーローはキラー

・あの番組は最近企画がマンネリしていると言いながらも見ているあなた。マンネリが決して悪いものだとは言えないんじゃないの?

・キッボーン

・夜明けの前に

・黒い集団

・数字の陰謀

・便利・利便・んんべ

・悩みの遍在

・ラストコメディー

・小さいから見えない

・魔女の話が出てくる

・魔法使いの出てくる話

・借りたDVDがどうしようもなくつまらなく、即席のカレーうどんを作ろうとしたらお湯を入れる前に中身をぶちまけ、散々な気分になりながらも観ようと思っていた録画していた映画を観ているが

・似顔字

・細胞の一角としての家族

・心の衝動

・掃除

・破壊衝動は死の予行練習を行おうとするものである

・元ちとせ→モト冬樹→はじめちゃん

・人は区別する。形で、色で、あらゆる性質で。

・魔女は困る

・信じられないことは全て夢なの

・魔女顔

・声死

・同じ言葉を二度と言うな

・赤い点滅

・ノーベル賞をもらった田中さん的心意気

・着るまで気づかない

・以上現場からお送りしました

・殺人ショウ

・イメージの限界

・意味が消えたとき(今までの「意味」は何だったのか)

・菜食主義をやめた日

・システムキッチン

・お化け屋敷でお化け退治を

・言うな

・起きているうちに起きなければ

・マンネリ怒

・幻覚取締官

・怠け心も金次第

・似ている亡霊

・シュミレーションとして

・今からの脱走

・毛をむしりとられたようなもの

・冗談を置くテーブル

・お前の鼻毛以上

・一面の問題

・褒められているの?

・腰が痛い

・眠たい

・前の人が聴き覚えのある歌を歌う

・追う気ないライオン

・集団睡眠

・似ているものはつながります

・若さ故

・ヒーローは遅れた頃に

・[昼]は昼寝の略ですか?

・「あなたはコウノトリの夫婦から産まれたのよ」「うそ!?」

・一位について

・もしも馬の鳴き声が貧ならば

・JAWSの意は顎だ

・そのスイッチを押せと言われてもそれがどこにあるのかわかりません

・あのー、なんとなく飛んでいればいいんではないでしょうか、夏は

・蚯蚓腫れ(みみずばれ)

・そこに山があった?バカ!!

・キャイ〜ンの漫才は面白いよ

・まぁヤフーオークションを利用する人が増えて・・・ところで腹が痛い

・破かれた野原

・胸からエイリアン

・それがあるならそれはある

・みんな他人なのにその集合体はまるで一家のように見えた

―END―



2004年02月28日(土) 浅い川底

ある川で男が溺れ、現在意識不明だという。
原因はわからない。
その男が川の中へ入っていったという目撃情報はない。
どうやら事件に巻き込まれたか、それとも自分で川の中へ入っていったのだろう。
その男が発見されたのは午後一時十七分で、状態から判断して溺れたのはその直前であるらしい。
その現場の川底は20cmと浅く、流れも事件発生前後はゆるやかであったという。
そして男が溺れた付近だけ急な流れになっていたり川底が深くなっていたということは考えにくいという。
なぜそんな川でしかも真っ昼間にその男は溺れたのだろうか。

× × ×

例の川で溺れた男が目を覚ましたというので俺はその男が入院している病院へと出向き、直接本人に話を聞いてみた。
どうやら川の中へは自分から入っていったらしい。
「ではどうしてあんな浅瀬であなたは溺れたのですか?」
「えー私もまさかあんな浅い川で溺れるとは思ってもみませんでした、はい。それがいけなかったのか私はその川があまりにも浅いことに腹がたちましてね、ズボンを脱いで膝立ちをしたんです。すると先程よりも川の中にいるなあという感じがして川の醍醐味がわかったような気がしたんです。それからしばらくすると足が疲れてきましてね。急にその場にしゃがみ込みたくなってきたんです。そしてしゃがみこんだ途端私はあまりの川のせせらぎの心地よさについに体を横にして眠りについたのです。そうしたら眠りについたのもつかの間」

―END―



2004年02月27日(金) ゼブラーマン、観ました

久々ではないのですが、映画館へ行ってきました。
9:00以降は1000円一律なので10:00からの回の「ゼブラーマン」を観ました。
帰りパンフレットを飼おうとしましたが売り切れでした。
入荷も未定らしいです。
ヤフーオークションでは軒並み1000円以上でパンフ(定価700円)が出品されていました。
ゼブラーマンのパンフが飛ぶように売れているのかそれとも売り手の人々がこれほど売れるとは思ってもみなかったのか。
ちなみに僕の観た回のシアターの席は満席でした。
明日か土曜だからでしょうか。
邦画話題作の威力を体感しました。
席は一番前で首が疲れ登場人物が巨人のように見えました。

―END―



2004年02月26日(木) 2000億年前の地球などない

ある近所のコンビニの一つのゴミ箱には<燃やせるゴミ>と書かれている。
今時ならば普通<燃えるゴミ>の箱にはプラスチック性のものは入れない。
ただ、<燃やせるゴミ>という新しい語感には、<プラスチックだって燃えるんだぜ>というニュアンスが含まれているような気がするんだ。
間違いない!

まるで人間は癌細胞のようである。
癌は末期になれば体中に転移するが、今の地球に住みついている我々は果たして末期癌のような存在なのでしょうか?
まだ初期症状ならいいんですけれどね。

―END―



2004年02月25日(水) 表紙が中谷だったから

「婦人公論」(「婦人口論」だったら嫌だな)を立ち読みする時は心がズンズンものである。

―END―

ついしん
中谷とは中谷美紀のことである。



2004年02月24日(火) 頼まれもしないのにやることに意義がある

【前置き】
以下の日付け毎のコメントはある友人のウェブ日記を読んだ感想で、彼に送ったメールの文章です。
感想だけでは何のこっちゃ?となるので日記用に補足の文章もつけました。

2/14:「蹴りたい背中」、「蛇にピアス」は芥川賞受賞作だよ(勘違いしてなかったらごめん)
まあそれにしても僕の予想では大抵直木賞をとる作品の方が面白いと思う
僕は前に「パークライフ」っていう芥川賞受賞のやつを読んだけど、これが空気のように軽くてつまんない
ちなみに以前直木賞(第123回)をとった「GO」は読んでないけど映画化された作品は面白かったよ
「GO」はタイトルに<!>がついていないのが良いと誰かが言っていたけどまさにその通りだと思ったよ
あぁ冒頭の窪塚演じる主人公の度胸試しの一連のシーンの興奮といったら思い出しただけでも・・・素適な映画でした

【補足】
蹴りたい背中」、「蛇にピアス」は彼が言うには<感想は・・・う〜ん。後に何かが残るような感じはありませんでした。>(<>内は彼の日記より抜粋)

2/10:<朦朧>っていう字はいかにも朦朧っぽいね
ただもし朦朧の意をもつ外来語が<ワーケシェルダンステナテナティックアヌータヌタナータリラリーテダダダダダテー>とかだったらそれを思い出す途中で朦朧とするだろうね

【補足】
どうやらインフルエンザにかかりこの頃朦朧としていたようです

1/27:<その中の一人の女の子が俺の友人のことを「長靴みたいだよね」などとワケの分からない表現をしていたり>は笑ったよ
安眠マクラでが流行って<安眠マクラで起きられなくなる人続出!>ってなったら面白いな

【補足】
中学の同級生が多く出演した夢を見たそうで、その中の女の子がそう言ったそうです

1/25:夢の中に出てくる見知らぬ女性はアニマ(自分の中の女性的なものの具現化)であるらしいよ

【補足】
夢の中で知らない女性にキスをされ、罪悪感を感じたようです(たぶん現実の彼女に対して悪いなあと思ったのでしょう)
ただ、彼は自分自身の女性的なものにキスをされたことになるので、推測するに彼は自分を愛するあまり、夢の中で自分の中の女性的なものを具現化させ、自分へキスをしたのではないのでしょうか

1/12:何ていう漫画?

【補足】
彼の気にいっているマンガの作者が叩かれているらしい

1/11:子供の頃から今までの時間ならかなりのものを洗い流してくれるだろうけど今後はどうなることやらね

【補足】
小学校の同窓会(同年会)で昔仲が悪かった人とも垣根なく自然に話せたらしい
そのことに対して彼は、時間というのは昔の感情を洗い連れ去ってくれるんだなあという感想を持ったらしい

1/5:<堪能>より<たんの〜う>の方が堪能らしいね

【補足】
その日、お腹いっぱい競馬をたんの〜うしたらしい

―END―



2004年02月23日(月) 人と自然と不自然と

同じ凝ったデザインの建物がその通りには並んで建てられていた。
それはなぜか同じ顔をした人間が一直線に並んでいる様子を思わせた。
当たり前だがその建物は人間が建てたものである。
私はその通りを眺めて何か不自然な印象を受けたがそれもそのはず人間のやることはいつだって不自然だ。
直方体に近い箱のような建物を一面に敷き詰めつこともそうだが、ガウディの建てた、いや過去の遺産か未来に完成する建築物というべき有機的なデザインのそれも、人工的な街中にあるという意味では不自然だ。
しかし人間というのは進化の過程で自然に発生した生き物である。
なのに人は自らがやること成すことを不自然であるという。
まるで自らを自然から引き離すかのように。
人間も自然の一部なら、人間が好き勝手にやることさえ自然な行為なのではないか?
それにしても人間ほど行動的にも精神的にも多種多様な生き物はきっといない。
そういう多種多様な人間にとっては、同じ凝ったデザインの建物が通りに並んでいる様は不自然であるように映るのだろうが本当はそう思うのは錯覚なのだろう。

―END―



2004年02月22日(日) <発行>と打ちたいのに変換すると真っ先に<薄幸>と出たので少し驚いた

「めちゃイケ」という番組内の<笑わず嫌い王決定戦>という企画が先日とその前の放送で二夜に渡って放送されていた。
そこでは10組の芸人のネタが披露されたのだが、一番インパクトがあったのはキムキム兄やんこと木村祐一氏のネタで、それは気になる街の風景を写真で切り取ったものに説明を加えて面白くするというものだった。
こういうネタがテレビで披露されることがほとんどないということもあってインパクトがあるのだが、それ以上に木村氏がその写真を説明をしている際に怒り気味に演じている様に説得力があることがインパクトを更に強めているのだと思う。
そういえば人が何かに怒っている様を客観的に見ることは身近にあっても面白い。
ただ僕にはそういう場合、怒られているその対象が面白いのかその怒っている人が面白いのかがわからない。

―END―



2004年02月21日(土) 祝!森田監督

昨日の日本アカデミー賞授与式を観た。
パーティー会場の「踊る・・・」チームのテーブルの上にあった、裏番組の番宣が凄いなと思った。

―END―

ついしん
その授与式は日テレ系列にて放映され、「踊る・・・」はスポンサーがフジである。



2004年02月20日(金) 不動人

彼がずっと同じポーズを取っていると、ある時そのポーズが固まってしまった。
彼を今まで動かしていた何かが、彼の存在に気がつかなくなってしまったからだ。
そこにいるだけで存在感のある人というのはいるものだが、彼はどちらかというと今までは文字どおり行動的な人間だったので、そのギャップもあって余計気がつきにくくなっていた。
次第に固くなっていく彼。
ついにカチンコチンになった彼は飼い猫が跳びかかってきた拍子に床に崩れ落ちた。
その時、彼を今まで動かしていた何かが、彼の存在に気がついた。

―END―



2004年02月19日(木) 居眠り停止機能

そのビデオには居眠り停止機能がついていた。
見ている人間を居眠りさせないようにする機能ではない。
見ている人間が眠ると自動的に再生画像を止める機能がついているのだ。
どうやら両瞼が一定時間閉じていると止まるシステムになっているらしい。

ある男がその装置のついたビデオデッキで睡眠を促進させるという内容のビデオを再生させていた。
彼はそれを見ていたが、ちっとも眠くなどならなかった。
そう強く思うほど、ますます頭が冴える一方だった。
だがそれでも次第にそのビデオの内容に飽きてきた男は、予定より遅くなったもののなんとか眠りについた。
その途端・・・
ビデオ画像が停止した。
・・・・・・
「あぁぁっ!!」
彼は急に訪れた静けさに驚き飛び起きた。

―END―



2004年02月17日(火) 深い風呂

あー疲れたあぁ今日も疲れたあぁぁ(ザバン)ふぅぅぅぅぅ〜気持ちいいなぁぁぁぁひやあぁぁぁぁぁぁふうぅぅぅぅほおぉぉぉぉんんんんんんんあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ温かいなあぁ天国だ天国だいい湯だないい湯だなひいぃぃぃぃひいぃぃぃぃんんんんんんんんんんんんんんはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ気持ちいいなあぁぁ温かいなあぁぁ天国だ天国だふうぅぅぅぅひいぃぃぃぃはあぁぁぁぁほおぉぉぉぉんんんんんんんあぁぁぁぁぁぁぁいやあぁぁぁぁ眠いなあぁぁぁぁこのままぁ眠ってしまいたあぁぁぁいなあぁぁぁぁ・・・・・・・あれれれれこの風呂底が深いなあこんなに深かったっけえあぁぁどんどん沈んでいくどんどん沈んでいくぅ景色は変わらないけれど沈んでいくぅ

―END―



2004年02月16日(月) 短い時間

y=8/xのグラフの、xもyも正の領域の部分の軌跡を思い浮かべて欲しい。
それが我々の感じる一年の時間の長さである。
1を10代、2を20代とすると10代のときは1年を8と感じることになる。
20代は4、30代は8/3、40代は2、50代は8/5、60代は4/3、70代は8/7、80代は1、90代は8/9、100代は4/5・・・となる。
あながち間違っていない数字だと思う。(そもそもこの数字が間違っているという確証たるものがない)

なぜそう感じるのか?
ずばり子供にはまだ見知らぬ世界が待っていて、あらゆる種類の刺激を受けるからである。
大人はその反対である。
平穏な日常が毎日繰り返されると、まるで動きのない画面を圧縮してデータがスリムになるようになっている防犯カメラの画像記録のように体感時間が短くなっていくのだと思う。
だから生に執着する人間ほど大人になってもあらゆる刺激をうけようとするのだと思う。
さてあなたは最近の体感時間をどのように感じていますか?
補足しておくと刺激を受けている最中はそれを短いと感じるが、それは後で振り返ってみた時、他の時に受けた刺激と伴って全体的に長く感じるのである。
そして反対に退屈な時間が流れ早く時間が過ぎていかないかなあと思っている間の時間ほど、後で振りかえった時に短く感じるのである。

―END―



2004年02月15日(日) 有限の脱線の不可能

それが脱線だというのか
そこにも線があるじゃないか
君が歩いた跡いう線が
脱線などできない
どう行こうとも
僕が僕であるという錯覚を持ち続けられる限り

―END―



2004年02月14日(土) 高い海面

男がテトラポットの近くまで泳いで行くと突然体が突き上げられるように空中に投げ出された。
ある程度の高さまで行くと当然落ちていったが男の体は周りの海面から突き出た直径1m高さ1.8m程の海面の上にお寿司のご飯の上に乗ったネタのように落ちた。
驚く暇もなく次第に高さが増していくそれに男は突き上げられていく。
鳥のように空を飛びたいなどと人はよく言うが男はこの時冗談じゃないと思った。
海面づたいとはいえ普段より高い位置にいる彼は急に元の高さの海面もしくは地上が恋しくなった。
俺はいつまでこんな不安定なものに突き上げられなくてはいけないのだろうと泣きたい気持になった。
いかに人間の体が空中に浮かんだり飛ぶのに向いてないか男は思い知った。
重たくてその上鳥の翼のような空気抵抗の度合いが著しいものがない俺の体は浮いているよりもいっそ沈んでいくことに向いているだろう。
男がそう思った瞬間、その男を支えていた高い海面は崩れるように低くなっていき、その男の体は海の中にもの凄い勢いで沈んでいった。

―END―



2004年02月13日(金) 前日

「ダーZのアルバイト日記」
僕はあるスーパーでチェッカー(レジ)の仕事をしているのですが、今日はバレンタインデーの前日ということで手作りチョコを作る為の材料の購入者が目立ちました。
特に多かったのがバターを買う人でした。
驚いたのは僕は休憩時間やもろもろの時間を除き四時間近くレジに立っていたのですが、それだけの間にバターだけを買う人も数人いたことです。
ということは手作りチョコを作るにはバターが重要なのでしょうか。
バターと板チョコをセットで買う人のことも踏まえると、どうやらそういうことなのでしょう。
それもバターだけを買う人がいることは、それはどちらかというと必要というより絶対必要な類であると思われます。
手作りチョコにバターが必要だと知った今日、僕はバターの存在が自分から一段と遠く離れていくような気がしました。
だってパンが主食ではない僕はバレンタインのチョコなんて毎年貰わないから。

―END―



2004年02月12日(木) 人間型ロボット

先日僕は美女ロボットを買った。
噂通り本当に人間にそっくりで驚いた。
近所でも美女ロボットを持っている人はいるが、そう教えてもらうまでは人間かロボットかの区別はつかなかったし、今でもふと見かける分にはその人・・・いや、それがロボットであるとは思えないほどである。

僕は独身だったので、毎晩のように美女ロボットとセックスをした。
感触までもが人間そのもののようであった。
もう本当の人間だろうがロボットであろうがどっちでもいいといった感じである。
もちろん人工頭脳が埋め込まれているので人間並みの行動、思考をすることができるし、会話もスムーズでもはや人間の女性より人間らしいということも言える。

ところで美女ロボットにしろその他の人間型ロボットはあくまでもロボットなので例えばロボットを修理不可能なくらい壊してもそれは殺人にはならない。
まぁ人間ではないのだから殺人にならないのは当たり前なのだが。
なので人間型ロボットを修理不可能なくらい壊したとしても、その行為に対する罪の償いはお金での弁償程度で済むのだ。

ある日僕は人間型ロボットを目の敵にする連中とばったり街で出くわしてしまった。
奴等は明らかに酔っ払っているようだった。
その時僕は美女ロボットを連れていたので彼女が標的にされてしまった。
修理不可能なくらい、ボコボコにされてしまったのである。
え、どうして美女ロボットが人間でないとその連中にわかったかって?
それは法律で人間型ロボットにはお決まりの帽子を被せることになっているからであった。
ちなみにそれは、車で言うナンバープレートの役割もしていて、その帽子を被せておかないと警察に捕まってしまうのだ。
そんなわけで連中にとって彼女がロボットであることは一目瞭然だたわけである。
ボコボコにされ原形を留めていない横たわった彼女を見て、僕はしゃがみ込み、彼女の顔に自分の顔を近づけた。
ああ愛しのマイハニー。
そう思った瞬間、連中は僕をリンチした。
後で聞いた話によると、その時連中には僕もロボットであるように見えたというのだ。
これにはわけがあって、その時僕は、ペアルックのつもりで彼女の被っていた帽子と同じ色の帽子を被っていたのだ。
同じ色といっても彼女のにはナンバープレートよろしく数字が入っていて僕のにはイラストのデザインがプリントされていた。
近くで見たらその違いははっきりとわかるだろう。
しかし相手が悪かった。
相手は酔っ払いだったのだ。
おかげで僕は連中のリンチを受け半殺しの目に合った。

悔しい。
あんなに素晴らしい美女ロボットはもうないだろう。
他の美女ロボットを探す気にもなれない。
ようし復讐してやろう。
ということで僕は殺人ロボットを友人であり大学助教授の男から購入した。
それを造れるのはその男くらいのものだろう。
そもそも人間型ロボットは国が管理しているので個人が勝手に造ることは禁止されている。
だから友人からそのロボットを買ったことは僕とその友人とのヒミツだ。
僕はそのロボットに連中の個人情報をインプットさせ、暗殺する様教え込んだ。

やがて殺人ロボットは目的を果したらしく、新聞に連中がそのロボットに殺された記事が載っていた。
そのロボットは目的を終えると爆発するようになっているので足がつく心配もない。
ハハ、ザマアミロ・・・
ん?何だ!!?
何ぃっ!!!!
さ、殺人マシーンが僕の家の玄関に今来ている!
もしかしてあいつ(助教授の友人)が口封じの為に・・・

―END―



2004年02月11日(水) 狂人に憧れて

狂ってしまう状態は、笑ったり泣いたりする状態の延長線上にあるものだ。
著しい自我の崩壊が訪れた時、人は発狂し、他人に狂人扱いされるのである。
しかし、その狂人にとっては狂っている状態が自然なことに思えている。
少なくとも狂っている間は。
つまり素直に感情を爆発させているのでそれは健康的といえば健康的なのである。
きっと狂った後というのは気持ちがいいのである。
私が今までに狂ったことがあるかどうかは覚えていない。
どれほどの規模の感情爆発をすることによって人は狂人と呼ばれるのか。
実は私は、狂人に憧れている。
しかし他人に自分が狂人になった様を見られるのが怖いばかりに私はそうならないようにしてしまう性癖がある。
それは簡単に言ってしまえばイメージトレーニングである。
あらゆる自我の崩壊に陥れられる状況を想像し、頭の中でシュミレーションさせることにより、私は狂人にはなり得ないのである。
少なくとも今のところは。
ただ、私は密かに自分が狂人になることを夢見ている。
本当に夢で見ることもある。
自分が狂人になった姿を。
夢の中での私は世の中は公害に満ちているからと自宅に篭もりっきりであることが多い。
そうして自宅の自室で日長ヒステリックにキャーキャーとやっているのである。
そんな夢から覚めると私はいつもキャーと一声上げながら起きる。
もしかして夢から覚める前にもキャーキャーとやっているのだろうか。

× × ×

しばらく経った日のこと。
私は近所で自分に関する噂を小耳に挟んだ。
それは私が夜中中キャーキャーとやっているというものだった。

―END―



2004年02月10日(火) 自立と依存

光は闇の領域を常に侵そうとする
ここで思い出して頂きたいのは、光は闇の中にしか存在しえないことである
また世間ではさも自立が正義であるかのように唱われている
しかし、それは依存の中にしか生まれないものである
それが初めから自立しているなんてことは有り得ない
そしてそれは自立であると同時に依存でもある
自立なんてのは自由というものほど不明瞭不確定極まりない
そんなものの虜になる人間の気が知れない

―END―



2004年02月09日(月) 身近のものは

あまりにも近くにあるものだから、私はそれが自分の手中にいつの日か入りそうな気がしてしまう
いっそ、私の目に触れぬ異国の地中にでも埋まっていてくれたら良かったのに

―END―



2004年02月08日(日) 長い洗脳

占いの話。
占い師というのは世情に敏感なだけだ!
今年の夏に体調が崩れるでしょうがその後良くなるでしょうって、ただの夏風邪じゃないか!!

流行の話。
若者は、肌シャツは年寄りくさいものであるということで<ばばシャツ>などと呼んではいるが、仮に一度ばばシャツが流行でもしたら、きっと澄ました顔をして着るようになるんだ!
迷惑なのは前々から愛用している人間が、流行に乗っている奴などと見られてしまうことだ!!
肌シャツを流行り廃りの渦の中に巻き込むなぁ!!!

近所の話。
いつも行く近所のコンビニの店員の愛想が良くなったと思ったらその近くにライバル店が出来たということなんだ。
間違いない!!

―END―



2004年02月07日(土) 彼と空き地と土管と小猫

彼はその時、空き地にいた小猫を殺した。
頭の上に、漬物石程度の石の固まりを投げつけたのだ。
それを投げつけた彼は動かなくなった猫をボールのように蹴っ飛ばした。
ただ、死んだ小猫はボールの様に弾んだり遠くへ飛んでいったりはしなかった。

生前のその小猫は野良猫だったのだが、毎日自分のテリトリーをつくるのを嫌うかのようにあちらこちらを移動していた。
行動範囲の広さは、今時の子供なんて目じゃないのであった。
しかし今や変わり果てた小猫の姿。

彼は、その小猫のそばにしゃがみこんだ。
そして何を思ったのか、その猫を空き地の土管の中に入れ、自分もそこに入った。そしてその小猫と似たポーズを取り、じっとして目を瞑った。
彼は急にその猫をいとおしく思った。
(僕は今そこにいる猫と同じ)

彼が目を覚ますと、既にとっぷりと日が暮れていた。
猫は、まだそこにいた。
彼は土管の外へ出た。
彼は生きていて、小猫は死んでいた。
そのことをとてもはっきりと彼は意識した。
どう違うかを説明するのは難しいが、少なくとももうその小猫の動く姿を見ることはできないのだなと彼は思った。

彼の体験した小猫との一瞬の一体感は、猫が死んだ後の土管の中でのことだった。
もう、あの一体感は味わえないのかと思うと彼は残念に思った。
きっとあの小猫は今後誰かに発見され、燃やされてしまうのだと彼は思った。
一瞬、僕も燃やされたらもう一度あの一体感が味わえるだろうかと彼は思った。

2日後、彼は学校の校庭で空気の抜けた凹んだサッカーボールを見つけた。
一度蹴ってみるとそれはまるで昨日の死んだ小猫のように動きが鈍かった。
彼は体操器具倉庫へ空気入れを取りに行き、そのボールへ空気を入れようと試みた。
一応サッカーボールは球体に戻ったが、蹴ってみるとやはりどこかから空気が漏れているらしかった。
何度も蹴っているうちに、やがて見つけた時と同様に凹んだ状態になった。
彼はもう一度そのボールに空気を入れるとそれを持ち帰り、あの空き地の土管の中に、下に砂を敷き固定させ置いた。
もう、そこにはあの小猫はいなかった。

―END―

ついしん
<女体盛り>とは女体に刺し身が盛ってある状態のことを言うのだろうが、僕はどうしても女体が白いご飯に大勢俯けに乗っている状態を思い浮かべてしまう。



2004年02月06日(金) 洗剤

時夫はあるセールスマンに汚れがよく落ちるという洗剤を半ば強引に売りつけられた。断ろうとしたのだが引くに引けなかったのだ。仕方なく時夫はその洗剤を使うことにした。せっかく買ったのだから使わなくては損だという気負いから使わずにはいられなかったようだ。
しばらく経ち、時夫は洗濯機の蓋を開け中を覗いた。すると洗濯物は跡形もなく、どろりとした液体の中に分解したようだった。早速その洗剤を売りつけていったセールスマンからもらった名刺に記された電話番号にかけ文句を言うと、そのセールスマンはこう言った。「いえ、現代人は妙に着飾って本当の自分の姿を見失っているので、まずは目に見える服と言う名の飾りをとっぱらい、心を洗って頂こうかと思い…」

―END―



2004年02月05日(木) 誰もがみんなコメディアン

テレビの中にいるスタンダップコメディアン。
ふと、テレビの中の出来事もまた現実なのだなあと思う。
ピンポーン。
来客のようだ。
<ピンポーン>と<来客のようだ>の間には暫しの間があった。
初め、<ピンポーン>がテレビの中のものなのか現実、つまり家の玄関の呼び出し音が鳴ったのかの区別がつかなかった。
どうやら家の方である、と思ったのをきっかけに僕は身近な現実の世界に感覚を溶かし込んでいった。
玄関に向かう途中、先程のコメディアンのことが脳裏を過ぎった。
彼は毒舌で世間を賑わすコメディアンだ。
僕は階段を降りる。
そう言えばコメディアンって何なのだろう特に毒舌を売りにしている彼の場合はそう、彼は真実の伝道師で世間と現実とのギャップを5分足らずのステージで炙り出していく・・・
そう彼は真実の伝道師。
真実の。
伝道師。
ピン真ポー実ンのぉ・・・
伝ピン道ポー師ンー・・・
僕は階段を降りきって玄関の方を見る。
ガラガラガラガラ。
「どうもこんにちわお元気ですか?」
「いいえちょっと・・・」
「新しい保険に加入する気はございませんか?」
「ええと・・・」
「今度の商品はですね、今までのとは違って」
「ええ」
「ですので万一に備えた」
「・・・」
「ということで」
彼女の口元。
笑み。
「でしょうか」
笑み。
僕も笑む。
面白い。
「あなたは面白い」
「え?」
「まるでコメディアンだ」
「・・・」
ガラガラガラガラ。
これ以上この人と関わっているとせっかくの面白さも台無しになりそうだと思い、僕は玄関の戸を閉めた。

―END―



2004年02月03日(火) Joyfull Restaurantというファミレスは

Joyfull Restaurantというファミレスはおいしくてしかも安いぞ!
間違いない!

ナイナイの岡村はビッグスモールンに惚れている!
間違いない!

<人>という文字は足元が不安定な形をしている。
これは人間もしくは他の二足歩行する動物が二足で歩行することは四足歩行する場合よりも不安定ながらもそれは歴史上偉大な進化でありそれを実践している我々は凄いんだと思い込んでいた奴がつくった文字である!
間違いない!

―END―



2004年02月02日(月) 本能決定理論

僕はギャップがあるものに笑ってしまうので例えばバナナが笑えばこっちも笑うかもしれないがむしろそんな光景を目の当たりにしたら恐怖のあまり泣き叫ぶかもしれないしそうまでしなくても怖いとは思うかもしれないのだが感情が揺さぶられることによって人は泣いたり笑ったりするし感情が揺さぶられるのは個人的には自我の崩壊によるものだと思うのでバナナが笑うという光景はつまり大抵の人にとっては自我を崩壊に向かわせるものなのでありそれ故に笑いそして泣くということをするのである。
一昨日僕はバイト先の職場の仲間が自分がレジを受け持っている時に私服でやってきてそれも二人つまり二人の職場の仲間が私服でやってきたので思わずニヤニヤしてしまったのだがそれはいつも職場で見ている彼女ら二人の制服を纏っている姿との私服で登場した彼女らのギャップが僕に自我の崩壊をもたらしそれ故に僕は笑ってしまったのだ。

―END―



2004年02月01日(日) 間違いない?

綿矢りさは容姿で賞(芥川賞)をとったんだ。間違いない!
と友達は言っていたが厳密に言えばやはりタイトルやテーマがああでなくてはいくら容姿がああでも駄目だろうと思う。
間違いない!

―END―


 < シーラカンス  everyday history  光の射す方へ >


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