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『花族ワルツ 1』碧也ぴんく/『LEGAの13 5』やまざき貴子/『びっくり妊娠 なんとか出産』細川貂々
2011年08月27日(土)
『花族ワルツ 1』碧也ぴんく
大正時代、みどりは華族の家に、次女の家庭教師として下宿を始める。みどりには、目的があった。誰かの子を身ごもりつつこの世を去った親友のやよいの恋人を捜すためなのだ。

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時代ものを多く描いてきていた人ですが、近代というのは初めてだそうで。ああ、そういえばそうなのか。
親友の恋人は誰だったのか?というミステリ要素がありますが、あまりそういう描き方はしてないですね。みどりの奮闘ぶりと、この時代ならではの生活なんかが見どころかと思います。
二人のお兄さんは、どちらも素敵だと思います!
全2巻だそうです。


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『LEGAの13 5』やまざき貴子
細かいことはよくわからないが、せつない展開なのはわかるお話があれこれと…。
まあ、ありがちといえばありがちだけど。


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『びっくり妊娠 なんとか出産』細川貂々
数々の、妊娠漫画、出産漫画を読んでいる私です(笑)
うーーん、すごくあっさりしてるなぁ…。これ、という見どころがあまりないような…。
まあ、多くの人が体験していることを、おもしろく描くのって難しいんだよなあってことですよね。


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『うちの3姉妹 13』松本ぷりっつ
うーん、相変わらず3姉妹とぼけすぎてて、かわいく思えない(笑)
『GANTZ 32』奥浩哉/『死と彼女とぼく めぐる 5』川口まどか
2011年08月26日(金)
『GANTZ 32』奥浩哉
ううーーん…一体どうなっていくのか…。

昔は、天変地異とか起きるはずがないというか、現実味がないと思っていたけど、最近はほんとに、目の前に戦闘機が何機も落ちてくるとか、山が爆発するとか、見渡す限り人が死んでるとか、そういうのも起きないとは限らない…起きてもおかしくない、そんな気がしてきています。
と言いつつ、その日その日なんとなくで生きているんですけどね。


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『死と彼女とぼく めぐる 5』川口まどか
あの子が料理を作ると洗い物がたくさんで…のセリフがものすごく気になって(笑)
朝食であんなに鍋とかフライパンとか皿が積み重なってるって、いったい何を作ったんだと(笑)
というものすごく筋とは関係のないことを思いつつ…。
次の巻でめぐるも終わりかー。そしたらまたゆかりに戻るのでしょうか。
『ゆきずりエマノン』梶尾真治
2011年08月24日(水)
4本の短編を収録。

「おもいでレガシー」
あー、なんかいい話でしたねー。
思うツボって感じだけど、最後はほろりときてしまった。

「ぬばたまガーディアン」
ちょっと意外な感じの展開でした。
なんていうか、こういう話を書くのって、難しいんじゃないかなと思います。

「いにしえウィアム」
これも意外な展開。でもちょっといい話ー。
ちょっと韓国の観光ガイド的な話にもなっております。

「あさやけエクソダス」
これは、終わり方がええーーでした。そんな終わり方するか?
まあ、他の3編がいい話過ぎたので、バランスを取ったのでしょうか…。
シビアだなあ。

うーん、短編はそれなりにおもしろいのだけど、時々その表現、日本語としてどうなんだろう?と微妙に思うような箇所があったりして。話もどれも焼き直し的だし。どうにも最近劣化している気がしてなりません。
★★★
『オー!ファーザー』伊坂幸太郎
2011年08月23日(火)
由紀夫には、父親が4人いる。個性的な4人の父親、それに我が道を行く同級生たちに振り回されて、由紀夫の毎日は騒がしい。
普通の高校生活が送りたいだけなのに…。そんな由紀夫の気持ちなどおかまいなしに、いくつもの謎の事件に巻き込まれていくのだった。

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単行本の発行は2010年ですが、新聞連載されていたのは2006年から2007年ということで、あとがきに書かれているように、初期のテイストが強い作品になっています。(あとがきには、『ゴールデンスランバー』以降が第二期と呼べるかもと書かれています)
いくつもの事件が絡み合って絡み合って…というスタイルや、登場人物の飄々とした会話など、なるほどこれぞ第一期の伊坂幸太郎だなあ、と思いますね。
こんな会話する人たちいないと思うけど(笑)、私は好きですねー。こういう会話。
楽しかったです。

あ、伊坂作品では、母子より、父子の絆が描かれることの方が多い気がしますね。
★★★☆
『海街diary4 帰れないふたり』吉田秋生
2011年08月10日(水)
長姉・幸が不倫相手と一緒にいるところを目撃してしまったすずと風太。すずと風太の仲は少しずつ近くなっていく…。

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微妙な感情を、大げさすぎない描き方で描けるというのが、いいなあと思ってしみじみと読みました。
『愛しのローカルごはん旅 もう一杯!』たかぎなおこ/『オンナの病気をお話ししましょ。』井上きみどり
2011年08月07日(日)
『愛しのローカルごはん旅 もう一杯!』たかぎなおこ
旅というよりは食べ歩きの部分が大きいコミックエッセイ。
ああ、いいなあ。私も旅に出たい! ひとり旅じゃなくて友だちと!
しろくま、カツオ、すごいおいしいらしいですよ…。あああ、旅に出たい!


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『オンナの病気をお話ししましょ。』井上きみどり
子宮筋腫や更年期障害、乳がんなど、婦人科の病気について、それぞれの体験談を漫画でわかりやすく描いています。予備知識として読んでおくにはいいかもしれません。

未だに大病をしたことのない私なのですが、ここに描かれている病気のどれもこれも、他人事ではないのかもしれないんですよね。罹患率の高さを見ると…。最近、周りの人でも手術を受ける人が多くて。
自分も気をつけなければと思いつつ、自分は大丈夫という思いもあるわけですが…。
『シズコさん』佐野洋子
2011年08月06日(土)
母親が嫌いだった著者が、母との思い出、母への思いをつづったエッセイ。
愛してなかったから、高額な金を払って老人ホームへ母を捨てたのだ、と自責の念を抱え続けること。ボケが進んで娘のこともわからなくなって、初めて同じベッドに横になり、涙を流す…。

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母親に対して複雑な思いを抱える娘は、きっと多いのではないでしょうか。
そういう人はこの本を読んだら、胸に迫るものがあるはず。
様々な場面の母親の姿を思い出して、泣けてくるという気持ちがわかって、私もつい何度も泣きそうになりました。

何度も同じような回想、同じような言い回しがあるなあと思っていたら、雑誌に連載されていたものなんですね。
だから、時系列に進んでいかないのかーと納得。でもそれも味になっていたのではないかと思います。想い出は、その人にとっては時系列ではないんですよね。そして、強く思うことは何度も何度も思い出される。
『HUNTER×HUNTER 29』冨樫義博
2011年08月04日(木)
なんだか展開が早くなったような。
しかし、どんどん戻れなくなっていく感が強くなっていくなあ…。
あの成長はびっくりしました。どう思えばいいのやら…。


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