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『消費社会から格差社会へ[中流団塊と下流ジュニアの未来]』三浦展・上野千鶴子
2010年08月30日(月)
対談をまとめたもの。
あまり、おお、と思った話はなかったかなあ…。
『ママとニャンコと3きょうだい』なぎさ/『ルリカ発進! 1』ひらのあゆ/『もも日和 0・1・2歳 私が描いた娘の絵日記』松井文子
2010年08月28日(土)
『ママとニャンコと3きょうだい』なぎさ
猫漫画兼育児漫画。
絵はあんまりうまくないけど、読みやすくて割とおもしろかった。


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『ルリカ発進! 1』ひらのあゆ
スーパー派遣社員ルリカの会社生活を描いた4コマ漫画。
2001年発行なのでちょっと古いかなと思う部分もありますが、会社勤めをしていたらそうそうあるある、と言いたくなる内容だと思います。それぞれの会社でいろいろ違う部分があっても、そうそうと思える部分をうまく描いてるんだろうなー。

個人的にそうそう!!と思ったのが、仕事は早くやっても早く帰れるわけじゃない、どんどん仕事が増えていくだけ、だから本気を出すのは年3回!ってやつですね(笑)
そうか、年3回にしとかなきゃいけなかったんだなー…と思いました(笑)


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『もも日和 0・1・2歳 私が描いた娘の絵日記』松井文子
タイトルどおり、漫画というよりは絵日記のような雰囲気の本ですね。
色鉛筆で柔らかく色づけされた絵が、愛情たっぷりです。
『小説家という職業』森博嗣
2010年08月27日(金)
ご自分の小説家としての経験などを記したもの。
ほんとなら、「小説家のなり方」みたいな内容になるんでしょうが、この人のだと普通の人は参考にならないですよね(笑)
まあ、おもしろかったです。興味深いという意味ね。
『訪問者』恩田陸
2010年08月25日(水)
「訪問者に気をつけろ」そんな一通の手紙が届いた屋敷を訪れたのは、雑誌記者とカメラマンと名乗る男たちだった。
数年前に亡くなった女性経営者の兄弟たちが住む屋敷。最近亡くなった映画監督に縁のある屋敷である。亡くなった映画監督についての取材のはずだったのだが…。
次々に訪れる訪問者たちに、事態は次々と様相を変えていく。

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恩田陸らしいなーと思った一冊。
いろんな人たちが集まってあれこれ語り合うというのがね。事件(?)が、見方によってどんどん姿を変えていくというのも、らしいですよね。
でも終わり方は、割としっかりわかる形でした。

私としては、ちょっと物足りなかったかなあ…。もっとこの人のは重いものが読みたい。
★★★
『収穫祭』西澤保彦
2010年08月23日(月)
ある台風の夜、橋でのみつながった小さな村で、住人のほとんどが鎌で首をかき切られて殺されるという事件が起きた。生き残ったのは、三人の中学生と一人の男性教諭。
犯人とされたのは外国人の英会話教師だったのだが…。
数年後、その犯人とされた男の家族の依頼で、生き残った少女のもとへライターが訪ねて来た。そして、再びあの時と同じように鎌で一家皆殺しという事件が起き始める…。

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いやー、どろどろで怖かったー。殺し方がまあ怖いこと…。
まず、中学生の少年の視点で事件の夜が語られるのですが、その臨場感。なにが起きるかわからない恐ろしさ。
時間が飛んで数年後、生き残った少女が過去の記憶に悩まされるのも怖い。
すごくおもしろかったです。読み応えあって、久しぶりに読むのを中断したくないと思った本でした。こういうどろどろした話好きなんです(笑)

途中で、なんだハリウッド映画か?みたいな展開になったのはちょっと残念でしたが。つっこみを入れたくなるような点も何箇所か…。(一度に複数人を鎌で殺害ってできる? 防空壕そのままにしておくのはおかしくない?)
でも、絶対有り得なさそうで、実はあってもおかしくないんじゃないか(最初の事件としては)、と思うような迫力のある一冊でした。
★★★★☆
「身代わり」西澤保彦
2010年08月19日(木)
一人の女子高生が自宅で殺された。その遺体の横には、警察官の遺体も。しかし、死亡推定時刻には4時間もの差があった。犯人はなぜ警察官を殺したのか?
その事件の数日前には、公園で夜中に女性を襲った男が、間違って自ら持っていた刃物で命を落とすという事件があったのだが…。

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登場人物がシリーズものらしいんですよ。話自体は独立してるので問題なく読めますが。
いくつかの謎があって、それらに対しての答えがちゃんとあるというミステリを、久しぶりに読んだ気がします。

筋とはあまり関係ないですが、男性に対しての見解のくだり、納得してしまいました。
★★☆
「わが家の母はビョーキです 2」中村ユキ
2010年08月18日(水)
「わが家の母はビョーキです 2」中村ユキ
統合失調症の母と暮らす漫画家が、結婚してからのことを描いたもの。
1より読みやすくなってると思います。
こういう気遣いとか、普通に人間関係で大切なものだよなあと思ったりしました。
「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」伊藤潤二
2010年08月17日(火)
無意味にホラータッチで描かれる、猫との暮らし(笑)
やー、おもしろかったです。
「LEGAの13 4」やまざき貴子
2010年08月15日(日)
今度は小さい島にある屋敷に閉じ込められたレガーレ。訪れてきた二人の女性は…?

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相変わらず画面の黒い漫画(笑)
登場人物がよくわからなくなりますが…がんばってついていこうと思います。
「やつがれとチビ」「やつがれと甘夏」「くるねこ 5」くるねこ大和
2010年08月14日(土)
ラフな絵で描かれる猫たちのお話。
「やつがれとチビ」は、やつがれが子猫を拾って…というほのぼのせつないお話。「やつがれと甘夏」はやつがれが甘夏太夫に一目ぼれするお話。

かわいい! 鍼の先生もいい味出してます。
★★★
「BILLY BAT 4」浦沢直樹
2010年08月13日(金)
酒場のシーンがかっこいいですなあ。
「大原さんちのオモテウラ」大原由軌子
2010年08月12日(木)
大原さんちのできごとを描いたもの。おお、エッセイコミックじゃなくてコミックになったのですね。
今回もおもしろかったー。
なんでイマドキの保育園児がドカベンのそんな細かいエピソードまで知ってるの(笑)
★★★★
「ミーナの行進」小川洋子
2010年08月09日(月)
父を亡くし、母は生計を立てるために洋裁学校へ通うことになり、朋子は叔母さんの家で少しの間世話になることになった。
芦屋にあり、清涼飲料水の会社を経営する叔母宅は、豪華なお屋敷。
そこで暮らした、叔母の家族との暖かく少し切ない記憶…。

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うちの姉とは11歳離れていて、寒い冬の夜なんかは、姉は私を布団に寝かせて、毛布や衿布で私をむくむくにした。そして、「外は吹雪、家の中には暖かい暖炉が燃えていてスープがくつくつと煮えていて…」なんていう話をしてくれた。
それはもう外国の児童文学や童話に出てくるような憧れの世界だった。ただ、姉の話は暖炉が暖かいところから一歩も進みはしなかった。それでも、あの時のワクワクするような気持ちはまだ憶えている。
「ミーナの行進」は、そんなお話。ああいいなあって、うっとりと想像するような世界。暖かい暖炉は出てこないけど、せつないことも起きるけど。暖かい暖炉のお話のその先を読ませてくれる一冊でした。

この人の、何かの決意を胸に秘めた行動の描写が、好きだなあと思います。心が洗われる(笑)
★★★☆
「紅一点論」斎藤美奈子
2010年08月01日(日)
「アニメ・特撮・伝記のヒロイン像」というサブタイトルがついています。
どれも、子供たちが非常に大きな影響を受ける媒体であり、その世界は多くが「たくさんの男性とすこしの女性」でできているという事実。
ヒロイン像の分析などもあれこれおもしろかった。
なかなか興味深いです。
★★★☆


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