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「怖い絵 3」中野京子 2010年07月31日(土) シリーズ第三弾。完結編だそうです。あとがきに書かれているように、感性だけで見るのではなく、その描かれた背景を知って見るというのは、大切なことなんだなあと思いました。 どれだけの悲惨な歴史が繰り返されてきたのか…。 ★★★★ |
「インシテミル」米澤穂信 2010年07月18日(日) 一週間の短期アルバイト。時給は11万2千円。内容は人文科学的実験の被験者。法外な値段のバイトに集められたのは12人。 しかし、不思議な形の館に閉じ込められた12人に与えられたのは、各自違う凶器。そして犯罪ボーナス、探偵ボーナス…。 やがて一人の死体が見つかり…。 --------------------- 十角館みたいな話かなーと思いながら読み始めました。 刺激的な内容なので、先が気になってどんどん読み進めてしまいますねー。 結構うまくできている、と思う…。 でも、やや消化不良な面も。動機の面で、そんな状況というのが私には想像できなかったです。物語には必要なかった部分なんでしょうが、説得力がないというか…。うーん。 映画化されるんですよね。ちょっと見てみたい気も。 ★★★ |
「運命の子 グイン・サーガ129」栗本薫 2010年07月09日(金) いつまでも読まないのもどうかと思い、手をつけました。こんな中途半端なところで終わっちゃうかと思うと、ほんとにもう…。 |
「格差社会のサバイバル術−生き残りを賭ける人と企業」三浦展 2010年07月06日(火) 「格差社会」について、様々なジャンルの人たちと対談したもの。日本の未来…というか、自分の未来について考えてしまいます(笑) 日本は再出発を認めない社会になっていると言われますよね。ほんとにそう思う。格差はどうしたら覆るんだろうか? 私にできることはあるんだろうか。 |
「家族トランプ」明野照葉 2010年07月04日(日) 窓子は33歳。都内の会社に正社員として勤めるが、恋人はいない。両親からは「家に置くのは干支三回りが限度」と、結婚をせまられるのだが、窓子には当てがない。給料も都内で一人暮らしをするには少なすぎるし…。そんな時、やり手の女性上司、潮美が窓子に声をかけてくる。47歳の潮美は独身で下町育ち。窓子はどんどん彼女に惹かれていく。 -------------------------- 惹かれていくと言っても、百合ではありません。 はっきりいって、そんな都合のいい話があるかい!と言いたくなりました(笑) 途中から、これってこのままいくとこうなる話…?と思い始めるんですが、まさにそのとおりに終わっちゃうんですよ。 この人の「汝の名」は、もっと予想外の、どろどろというのは違うけど濃厚な話だったので、肩透かしを食らいました。 だいたい、実家住まいで特にお金のかかる趣味でもないなら、もっと貯金あるだろ、一人暮らしくらいできるだろ、と思わずにいられません。それにこんな嫌味な両親の元で育ったら、もっと早く家を出るようにがんばるんじゃないかと思いました。 あ、自分のことを棚にあげてしまいましたが、私も人からそう思われてたらどうしよう(笑) まあ、後味の悪い話よりいいのかなあ。 でも、これでいいのか?と若干もやもや(笑) ★★★ |
「ヴァムピール 5」樹なつみ/「ほしいものはなんですか?」益田ミリ/「ぽっかぽか 18」深見じゅん 2010年07月03日(土) 「ヴァムピール 5」樹なつみリュカの身体を失い、サビーヌと完全同化した「リュカ」。「彼」に対抗すべく、怜は男爵との疑似完全同化を決意するのだが…。 ----------------------------- 最初の頃のつまらなさが嘘のように、最近はおもしろくなってきました。絵にも気合入ってる。 やっぱりこの人は一般人を描こうとしてもダメなんだよ、化け…いや、超越した人たちを描かなくちゃ!(笑) 子どもの身体に入ってしまったために、そのまま大きくなれない…やっぱり吸血鬼ものはこれがないとね! ============================== 「ほしいものはなんですか?」益田ミリ リナのママ、ミナ子は専業主婦。パパの妹、タエ子は独身で一人暮らし。 専業主婦と独身女性、それぞれの思いを描いたもの。 間合いなどはこの人らしい描き方だなーと思いましたが、それぞれの女性の悩みは、すごく一般的…すぎるかな、とも思ってしまいました。うーん、一般的すぎないと大勢の共感を得られないということはわかるんですけどね…。 ============================== 「ぽっかぽか 18」深見じゅん なぜか突然18巻を貸してもらいました(笑) これまでたぶん読んだことないと思うんだけど…なんで入ってたのかな…間違えたのかな。 簡単に書くと、仲のいい夫婦(子ども一人)が、他の夫婦の厄介ごとを解決してまわるお話です。 様々な家庭問題を描いていて、いい…と思うんですが、物語のスタイル上しょうがないとは思うんですが、若干人のことに首をつっこみすぎじゃないか、という感じが否めない。好きな方には申し訳ないけども。 「死と彼女とぼく」も、だんだん、周りの霊たちの悩み事を解決していくスタイルになってしまった。長く続く連載は、しょうがないんでしょうね。 ============================== 「聖なる花嫁の反乱 5」紫堂恭子 エリセがただの能天気な少女じゃなくなってきたのがいいですね。 リオンも緋の貴婦人の手から無事に逃れられるのか気になるし、リオンを助けるヴァンもどうするつもりなのか気になるところ。 |
「ひとり暮らしな日々」たかぎなおこ 2010年07月02日(金) 雑誌「ひとり暮らしをとことん楽しむ!」に連載中のコミックエッセイをまとめたもの。なんでもない話が描かれているんだけど、大好きなんですよねー。絵も語り口もほのぼので。不思議と日々が楽しいような気がしてくるんですよ(笑) お弁当の話が載ってますが、私のお弁当は質素すぎると言われることうけあいです(笑) もずくじゃないけど、めかぶ持っていったことあるし(笑) |
「烏有此譚」円城塔 2010年07月01日(木) あらすじはまったく書けない(笑)注がいっぱい入ってる一冊です(笑) |
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