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「海賊とウェディング・ベル クラッシュ・ブレイズ」茅田砂胡
2009年07月28日(火)
一人の少女に「パパを助けて」と頼まれたジャスミン。海賊に人質にされているというのだ。ジャスミンはその惑星に乗り込むが、跳躍したとたんに何者かに狙撃されてしまい…。

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相変わらず男女差に関してが、えらく古いなあ…と思います。
まあ、異世界でこんなに発達している文明でも、女性差別というのはなくならないもんなのかもしれませんが。
「竹田くんの恋人」桜庭一樹
2009年07月27日(月)
美少女とのシミュレーションゲーム「ワールズエンドフェアリーテイル」のキャラクターである水菜。世界の果てにある電話で呼ばれて、同じくキャラクターである天使のキラシャンドラと共に、現実世界にやってきた。キラシャンドラの思い人である竹田くんを探すためだ。

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桜庭一樹読破中なのですよ。
うーん、ライトでした。ライトノベルでした。

戸籍がない人はいろいろと暮らしていくのに大変じゃないんだろうか…と、そんな現実的なことが気になって仕方のない私。
あと、あの大家さんがよくわからなかったなー。
「キス&ネバークライ 6」小川彌生
2009年07月22日(水)
晶さんが、「ほんとはこうして欲しかったんだよな」っていうシーン、よかったですねー。晶さんすごいな、誉めてあげたい(笑)

両思いなのにうだうだしてるみちると礼音だけど、このうだうだ感は好きだーって、前の巻の感想でも書いたっけ?(笑)
「日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で」水村美苗
2009年07月21日(火)
「英語」が全世界を席巻する今日。日本語の未来を憂いた著者が、日本語について語った一冊。
中盤の、日本語の成り立ちなどを丁寧に追っていった部分は、すごくおもしろかったです。地理的、歴史的に育まれていった日本語の特異さ。
私は、その日本語を母国語とし、自由に扱える身であることを、しあわせだと思います。

そう、8割は、おもしろかったんですよ。
でも最後のまとめはなんなんでしょうか。なぜいきなり、日本語は亡びるのなんのとそういう結論になるのかさっぱりわからなかった。なぜ、「叡智を求める人」は日本語で小説を書かなくなるんでしょうか?
「今や、変人か老人でもない限り、必死で英語を覚えようとしている」? ええー、うちがよっぽど田舎なんでしょうか、そんな人ほとんどいませんけど。英語しゃべれたらいいねーと言いつつ、まるっきりしゃべれないし行動もしない、のが日本人かと思ってましたが…。
なんていうか、世界をまたにかけて活動をする人は違うんですね、と思いました。
私は、「おせんべい片手に、娯楽小説を読む」人にしか過ぎないです。だから「叡智を求める人」の考えることはよくわかりません…。
「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎/「レーガの13 3」やまざき貴子
2009年07月20日(月)
「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
仙台で行われた凱旋パレードの最中、爆弾によって金田首相が暗殺された。
首相暗殺の容疑をかけられた青柳は、わけもわからぬままに逃げ出すしかなかった…。

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あれ、なんかBILLY BATと同じ展開ですね(笑)
首相暗殺とかいうので、「魔王」のような雰囲気を想像していたんですが、もっとストレートに逃亡者って感じでしたね。展開は、伊坂幸太郎の本領発揮とでもいうべきの伏線が回収されていく快感、ですね。特にラストの鮮やかさ。あの習字の話はなんか泣けましたね…。こういうところが、うまいんだよなあ。
★★★☆

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「レーガの13 3」やまざき貴子
アルフォンシーナが暮らす尼僧院の怪しい噂を耳にしたレガーレは、尼僧院に潜入するのだが…。

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ようやく話がわかりやすくなってきた、ような?
レガーレ、そしてアルフォンシーナの運命やいかに?
私としてはアルフォンシーナが気になります!
「言ノ葉は呪縛する 破妖の剣外伝」前田珠子
2009年07月19日(日)
言の葉姫に守られてきたマヤフの王都クタハが猛火に包まれ、陥落した。それは一人の妖貴の仕業だった……。

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懐かしい! 破妖の剣シリーズ、数年ぶりに外伝で再開だそうです。(本編も雑誌で連載中?)
高校生の頃読んでたんですけどねー……。でも、読みますよ、出版されればね。
この人の本自体久しぶりに読んだのですが、地の文なのにテンション高いなーとか思いながら読みました。それすらも懐かしい(笑)
数年止まってた割には、前までの展開を憶えてる方だと思います…。
「天下一!! 1」碧也ぴんく
2009年07月16日(木)
古武道の道場の娘である虎は、高校生の中では浮いた存在だった。しかし、不思議なうさぎに出会った次の瞬間、虎は戦国時代にタイムスリップしていた。
元の世界に戻るためには、本能寺の変をなかったことにし、信長の命を救うこと。
虎は信長の小姓として仕えることに……。

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うさぎの顔が、ものすごくシュールで怖いです(笑)
まあ、それはともかく…。
信長の美少年お小姓軍団(?)が見所ですかね。蘭丸が虎が女性だということを知ってしまったので、そこらへんの絡みが気になるところ。
虎のキャラは、そんなに嫌いということもないけど、好きというわけでもなく…(笑)
まあ、主人公の女の子をどう描くかは難しいところですよね。
「BILLY BAT 1」浦沢直樹
2009年07月13日(月)
1949年(昭和24年)。「ビリーバット」という漫画を連載する日系人の漫画家ケヴィンは、自身の描いたコウモリのキャラクターを盗作だと言われるが、身に覚えがない。元の絵を日本で見たと聞き、日本にやってきた。そして、「下山事件」に巻き込まれていくのだった……。

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浦沢直樹の新連載。
下山事件。…私、世事に疎いものですから知らなかったんですが、「戦後最大の闇」と言われる事件だそうで。国鉄の下山総裁が轢死体となって発見されるが、果たして自殺か他殺か?というものだそうです。
巨大な組織の陰謀になすすべもなく逃げ回る男が主人公。謎の漫画家の正体が気になりますねー。
「デアマンテ 3」碧也ぴんく
2009年07月12日(日)
長崎奉行である兄の隠密として動く金剛太夫。太夫の禿(かむろ)として奉公するかな。
太夫は唐人屋敷での密貿易を暴こうとしていた…。

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おお、おもしろくなってきました!
男装の唐人が登場したりして。(髪型ヘンだけど)
そしてそして、二人を引き裂こうとする奉行…いいですね、もえますねー。
かなはちょっと考えなしなタイプなので、ちょっとなあと思いつつ、太夫がそんなかなを思っているのがちらりちらりと垣間見えるのがいいです。
これから茨の道なんだろうと思うと、わくわくしますね!(笑)
「ファミリーポートレイト」桜庭一樹
2009年07月11日(土)
ママの名前は、マコ。マコの娘はコマコ。
母娘は、逃げ続ける……。

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第一部は、逃げ続ける母娘の生活を、第二部は一人になった娘がどう生きていくのか、を描いています。
と書くと、どうしても思い出してしまうのが「八日目の蝉」。テーマも、リアリティーを追求しているかどうかも、全然違うんですけどね。
このファミリーポートレイトは、リアリティーは求めていなくて、幻想的と言える…のかな。世界観は、結構好きなんですよ。
でも、私としては、ちょっと物足りなかった。もっと堕ちていって欲しかった。いや、堕ちていたことは間違いないけど、あまり入りきれなかったので。私には、リアルに感じられなかった。エピソードの必然性がわからないものもいっぱいあったし。高校時代とか、まったくぴんとこなくてねぇ…。

第二部の後半は、自身の体験を元にした自伝的なないようになってますね。それも、どうかと思ったんだよなー…。テーマが摩り替わってしまった気がして。

一気に読んでしまうくらい、おもしろかったですが、手放しではおススメできないかなー。
★★★
「エイキエイキのぶっちゃけ隊!!」影木栄貴
2009年07月10日(金)
祖父のこと、弟のことなどを語ったエッセイコミック。
自慢ではないですが、影木栄貴もDAIGOも、有名になる前から知っていましたとも。だって、漫画も音楽もちょっとマイナーな世界まで足を踏み入れていたから!(ほんとに自慢にならん…)

トリビアのこととか、いろいろな裏話が読めて楽しかったです。
お祖父さん(竹下登元首相)との話は、ほろりとさせられましたね。首相時代、日本中が敵になったような感じがしていたとのこと。
「人気のある総理大臣ではありませんでした」と書かれていますが、人気のあった総理大臣て、最近では小泉さんくらいですよね。後の人は、それは体調も崩すだろう…というような猛烈なバッシング。野党の仕事は与党の悪口を言うことか?と言いたくなる。
なんですかねえ…。不満もそれはあるでしょうが、不満を言うことが楽しい人も多いんじゃないのかなあ。なんて思ったり。
「遠いうねり グイン・サーガ127」栗本薫
2009年07月08日(水)
ヤガへ旅立つことをヴァレリウスに告げるイシュトヴァーン。
一方、ヤガに到着したヨナとスカールだったが、思いがけない街の様子に戸惑うのだった…。

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ようやくヤガでの冒険が始まった…というところで終わってしまいましたが。あと2冊くらいでどこまで進むのかなー…。
あとがきも、たぶんこれが最後なんですよね。いろんな意味で、なんともせつないです。
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2009年07月07日(火)
12歳の少年コンラッドは、魔法の渦巻くストーラリー館に奉公に行くことになる。魔術師である叔父から、「おまえは悪い業を背負っている。とある人物を倒さないと、おまえの命は長くない」と言われたからだ。
共に従僕として雇われた、ちょっと年上のクリストファーも、なにか違う目的をもって館にやってきたようなのだが…?

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クレストマンシーシリーズの新刊です!
楽しかったー…けど、相変わらず主人公の少年はひどい境遇ですなー。クレストマンシーの主役を張るには、こういう不幸な境遇に陥らないといかんのか。
クリストファーの子ども時代が読めるのは楽しかったですね。ミリーのこと大好きなんだねーって微笑ましい。そんなミリーにさんざん悪口言われてるのも微笑ましかったです(笑)

「可能性の糸を引く」という表現とか、異世界の不思議な塔とか、独特の世界観が、ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしくて、ワクワクする一冊になっています!
★★★☆
「夏目友人帳 8」緑川ゆき/「とめはねっ! 5」河合克敏/「ファンタジウム 4」杉本亜未
2009年07月05日(日)
「夏目友人帳 8」緑川ゆき
夏目と人間の同級生との交友が描かれているあたりが新しいかな?
幸せなんだって夜に泣いている夏目と、それを見守るにゃんこ先生の姿にきゅんときます。


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「とめはねっ! 5」河合克敏
文化祭での書道パフォーマンスがやっぱり楽しい。希望の轍の歌詞を4人で書いているという設定なのですが、実際は一人の人が書いたものなんだそうです。書き分けが素晴らしい! …って、漫画の感想じゃなくなってますね(笑) いや、漫画自体も楽しいです。書道の世界をこんな風に見せてくれるなんて、すごいと思う。


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「ファンタジウム 4」杉本亜未
大手芸能プロダクションに所属することを決めた良。パワフルなマネージャーがつき、これからの仕事を考えていくことになるが…。

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「難読症の子は小学生の頃からずっと挫折と敗北を味わってるんです!! 彼らを普通の学園ドラマの主人公みたいに努力すれば必ず困難を克服できるとは考えないで下さいよ!!」
この言葉は、そうだよそうだよ!って思いました。
世の中には成功譚があふれているけど、それは成功した人が書いているんだから。成功しない人はその何倍何十倍もいるんだって! …あ、違う話になってきましたか(笑)
ディスレクシアに関しては、興味があるので関連書籍を読んでみたいです。
「PLUTO 8」浦沢直樹×手塚治虫
2009年07月04日(土)
目覚めたアトムは、最後の戦いに挑む…。

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あ、ああ……最終巻なのですね。
これは、最初から読み返さないいけないと思いました…。

ゲジヒトが主人公として登場したように見えて、途中で退場してしまうのかーと思ってましたが、こうしてみると主人公として最後まで描かれているなーということに、感心しました。


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