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「ひとりぐらしも9年め」たかぎなおこ
2009年05月25日(月)
そもそもエッセイコミックというジャンルが好きなのですが、その中でも私が好きなもののひとつが「ひとりぐらし」です。
ひとりぐらしねえ、したことないんですよー。だから余計憧れるのでしょうか。
私は、結構ひとりぐらし向いてると思うんだけどね。

「ひとりぐらしも9年め」ということで、かなり熟練の域でしょうか?
夜のスーパーで割り引きのかつおを買うとか、あぁいいなあ(笑) 私もひとりぐらしとかになったらやってそうです。

楽しかったー。
「風の邦、星の渚【レーズスフェント興亡記】」小川一水
2009年05月24日(日)
14世紀。神聖ローマ帝国の時代、騎士のルドガーは父に疎まれ、辺境の町に荘司として遣わされる。そこで出会った泉の精とも言うべき、レーズという女性。彼女は、異星よりの宇宙生命体であった。
レーズの望むことは、この場所に町を作って欲しいということ。ルドガーは、数々の困難を切り抜け、レーズスフェントという町を育てることに力を注ぐのだった。

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月に町を作ったり、星を育てたり…という物語を書いてきた小川一水。今回は中世ヨーロッパを舞台に町を育てる話です。
多少、駆け足かなーと思いました。いや、私の普段読んでる本が進まなすぎなんでしょうが…。

うまくできてるけど、なんだか物足りないなーと思うのが、人間の心情の描き方が割りとあっさりとしている(ように感じる)せいかなあ。
★★★
「ヤーンの選択 グイン・サーガ125」栗本薫
2009年05月13日(水)
スカールと共にヤガへ向かうことになったヨナ。
一方、イシュトヴァーンはカメロンに告げずにパロへ旅立とうとしていた。

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ヨナとスカールの、おさらい長いよ!
今まで読んできてるんだから、おさらないしなくて大丈夫だから!

そして、ラストにちょっとイシュトヴァーンのカメロンが出てきましたが…。何をやってるんでしょうか、この人たちは。
カメロンが悲しい色やねんになっていた。大阪人か!
なんかもうね〜……。
「チキタ★GUGU 全8巻」TONO
2009年05月05日(火)
グーグー家はまじないや占いやお祓いを請け負う一族。そのグーグー家の生き残りチキタは、ものすごく"不味かった"。チキタが生き残ったのは、チキタが人食い妖怪にとって、とても不味かったからなのだ。
そんな不味い人間を百年育てると、とても美味しくなる…そんな言い伝えを信じて、ラー・ラム・デラルはチキタを育てることに決めた。脆い人間を百年育てるには、肉体のケアから精神のケアまで大変だ…。

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かわいい絵柄に似合わず、ものすごいシュールでエグイ話なんですよ!
「おまえを食うのは俺だ」とか言いながら人間を守ってやる妖怪の話というのは、たとえばうしおととらとか夏目とかあるじゃないですか。でも、それらの漫画は、妖怪退治(?)がストーリーの主軸ですよね。
これもパターンとしては同じなんですが、この漫画のストーリーの主軸は、家族のように親しい間柄での捕食関係は成り立つのか?ということなんですよ…。
しかも、持ち込まれる事件の凄惨なことといったら…シリアスな絵柄だったらと思うと怖ろしいです。いや、この絵柄だからここまで描くんでしょうけど。めちゃめちゃスプラッタなのに明るく描かれてます。私は、明るいのにブラックっていうの、ほんとは嫌いなんだけど、これは許せてしまうなあ。(犬童医院はダメだったんだけど)

で、そんなシュールでエグイ話なのに、なぜか感動的。
美味しく食べるために、百年家族のように育ててやるんだーって、バカでしょ!? 一緒に過ごしてる方もどう考えてもバカじゃないですか。一緒にいるから人間食べるのやめるって、そんなの続くの?と思うでしょ。「俺のこと食えよ」って、食えるかー!とつっこみたくなるでしょ(笑) もうほんとにバカだから、泣けてしまう。
しかも、百年をすでに過ごしたペアが現れる。彼らがまた、あっさり描かれてるけど、すごい怖ろしい存在であり、怖ろしいことしでかすんですよ。なのに、オルグったらあんなこと言うし…。泣かすなよー。
それに、人食い妖怪であったはずのラーが、あの言葉で元の姿に戻ってしまうっていうのが、ものすごいせつなくて泣いてしまった。

ラストは、私の中では、あの前で終わってるんだよなー…。だから、泣けて泣けてしょうがなかったんだけど。
でも、あれでいいんでしょう。きっと。

ふう。なんだか思い出すだけでじわっときます。
★★★★
「最初の、ひとくち」益田ミリ
2009年05月03日(日)
コーラやとんがりコーン、カラムーチョなど…食べ物や飲み物を最初に口にした時のことを書いたエッセイ集。
よくこんなに憶えているなあと驚きました。私、全然憶えてないよ! 食べ物にあまり執着がないせいでしょうか?
そのせいかなんなのか、あまり共感できないというか、ふーん…という感じです。

そして読み進めるうちに、だんだん嫌な気持ちになってきてしまいました…。
その初めて食べた時のエピソードなどが書かれているんですが、お母さんに食べさせてあげるの忘れてたとか、親がなかなか食べさせてくれなかったとか、オトナはそれ見たことかみたいな顔をしてたとか…そういう、ちょっとほろ苦い(?)記憶なんですよ。
状況などは違っても、私も子ども時代の嫌な記憶というのはたくさんあるわけで、普段忘れているそれらを刺激されて、具体的にどんなことだったかは思い出せないのに、どんよりした気持ちになりました…。
しあわせなこともいっぱいあったはずなのに、そういう記憶より、悲しかったり悔しかった記憶ばかりが残っているのはなぜなんだろう?
「青い花 2」志村貴子
2009年05月02日(土)
1巻からだいぶ間を空けて読んだら、最初の方、人物関係がつかめなかった…。というか、顔がみんな似ているので、この人は誰(どういう立ち位置の人)だっけ…とちょっと考えてしまいました。
んんーー…イマイチ、萌えどころがなくて、この先読もうか悩みます。絵は好きなんだけどねえ。
「青年のための読書クラブ 1」タカハシマコ・桜庭一樹
2009年05月01日(金)
「烏丸紅子恋愛事件」と「奇妙な旅人」の2本を収録。
早速、漫画の方も読んでみました。
絵がかわいくて雰囲気もいい、好きです。

ただ、原作知らない人が読んでも、楽しめるかなあ…。
いきなり女の子の一人称が「ぼく」だと、なんで?って思いませんかね。
うまくまとめてるとは思うけども。
原作よりも、女って怖い…と思ってしまいました。なぜか。


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