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漫画あれこれ
2002年05月29日(水)
日曜日あたりから、ちょこちょこたまってた漫画を読み始めてます。
あんまりどどーんと感想を書きたくなるものはなかったので、さらりと感想を。

「夢と奇妙とチャンス」(川口まどか)
自選初期短編集。すごい絵が古い…。ブラックなお話が多い。「やさしい悪魔」につながるお話が入ってた。

「ひみつの階段 1」(紺野キタ)
寄宿舎のお話。絵もお話もほんわりとかわいい。ほっとする。
最後のお話に、「叶(かの)ちゃん」という女の子が出てきた。こうしてみると、かわいい名前かな?と思った(笑) でもやっぱりフリガナないとわかってもらえないよね…。

「こどもの体温」(よしながふみ)
人間ドラマですね。おもしろかったです。

「ぼのぼの 20」(いがらしみきお)
最近あんまりおもしろくない。

「海よりも深く 10」(吉村明美)
最終巻。なのに、こんなのでいいのかね。ご都合主義は、私は嫌いじゃない。でも、こんな終わらせるためって感じのみえすいた展開でいいの? 最初はおもしろかったのに。
偽善者ぽいセリフが、時々鼻につく。途中の口論のところとか。セリフで説明したら漫画の意味がないじゃない。それを物語で説得してほしいよ。
おもしろい話描けるから、もったいない。

「秘密の花園 前編」(高河ゆん)
これは、立ち読み(笑)
意外に、おもしろかったです(笑) いやほんとに。後編も期待。(…すると、ダメなんだよね)


新聞で見たけれど、手塚治虫賞が決まったようですね。「バガボンド」に。
それぞれの選評がけっこうおもしろかったです。私は、あの中のを全部読んでるわけじゃないけど、5点入れられるものはなかったなあ。。「バガボンド」も、おもしろいけど、5点は入れられない。私の求めるものが何か足りない。感情移入できないからかな?
ブラッドタイプの相違?
2002年05月19日(日)
最近、某バンドにかまけているので、全然本を読んでいない。

この間、本を貸した友だちと会って、本を返してもらって新しくまた本を貸した。
軽く感想を聞いたら、彼女は金蓮花が気に入ったというので、「水の都の物語」の続編と、銀葉亭茶話の続編を貸してあげた。
恩田陸は、もともと図書館で読んで知っていたらしい。「三月は深き紅の淵を」が大好きだと言っていた。やっぱり本好きはこの本好きだよね〜。
私のイチ押しだった乙一は、読むと悲しくなると言って受け入れられなかった(笑) 「石ノ目」は帯にホラーって書いてあったから読んでないって言うし…。
あと、「ターン」と「この闇と光」も読んでないという。「この闇と光」おもしろいのに…って言ったら、じゃあ読む、ということでもう一度持っていった(笑)
あと、今回は「猫の地球儀」と「眠れるラプンツェル」を貸してあげたんだけど。どうかな。あんまり彼女の趣味ではない気がする(笑) 彼女なら「竜の眠る海」も好きなのかなあ。私はこのシリーズがどうにも受け付けなくて、読むのが中断してしまってるんだけど…。
返ってきた恩田陸と乙一と金蓮花は、一緒にいたもう一人の友だちにそのまま貸してあげた。彼女には、漫画雑誌も読みたいと言うので貸してあげた。

ところで、漫画雑誌。私は、続き物が好きなのね。でも、友だちは読み切りの方がいいって言っていて驚いた。いいところで終わるのがイライラする、一ヶ月も待つのがイヤだ、って。もう一人の友だちもそれに同意していた。それがいいんじゃ〜んと私は思うんだけど…。どうなの。それは血液型の相違なの?(笑)(彼女たちはA型、私はO型)
一ヶ月待つのってイヤ? 私はもう慣れちゃったよ。友だちは、ドラマみたいに一週間くらいならいいけど、って言ってたんだけど、私は一日とか一週間くらいの方が半端でイライラするよ。そんなことないですか? 私は続き物の方がいろいろ醍醐味あって好きだなんだよな〜。
マチビト 鬼外カルテ其ノ八/碧也ぴんく(新書館・WINGS COMICS)
2002年05月09日(木)
また泣かされた!
おもしろかった。このシリーズは、ほんとおもしろい。

今回はテングの話。二百年前、人間の女性と駆け落ちする前に、自分のくちばしを切り落として死にかけたテングの話。今も顔の半分はひどい傷跡で、普段はお面をつけている。
待ち合わせの場所に行けなかったテング。そのテングが、人待ち顔の少女と巡り会う。彼女は、自傷癖がある、母親を待ち続ける少女。

物語には、展開が仕掛けになっていて、驚かして楽しませてくれるものと、筋なんかわかっていても、読むことで説得される物語とあると思うんだけど。この話は、後者だと思う。
ああ…なんか、こう…。ここのセリフがとか、ここのシーンがとか…言いたいけど言いたくない。おもしろかった時に、言葉を尽くしてどれだけおもしろかったか言いたい時と、何も言葉にしたくない時と、あると思いませんか。それが、私の触れられないようなカタチの場合、私が余計なことなんか言うべきじゃないなと思う。
泣ける話が好きな人はどうぞ。
Land Land Land 旅するAtoZ/岡尾美代子(ギャップ出版)
2002年05月07日(火)
本屋をぶらぶらしていたら見つけて、一目惚れ。ちょっと高かったんだけど買ってしまった。お洒落な写真満載で、旅の魅力のキーワードをAからZまで順に紹介。著者は女性誌で人気のスタイリストらしい。
写真自体も雰囲気があるんだけど、載せ方がすごくかっこいい。文章もお洒落な感じ。
旅に出たくなりますねえ。しょっちゅう遠出はしてるんだけども(笑) そういうんじゃなくて、お洒落な「空想旅行」に出たいの!(笑)
マジック☆マイスター/山口美由紀(白泉社・花とゆめCOMICS)
2002年05月06日(月)
中編2本を収録。
「印象ローズ」が泣かせる。(タイトルもこっちの方が印象的でよかったのに…)
この人の短編中編は、安易なハッピーエンドにしないところが好きだ。一見悲しいんだよ。でも、暖かくて強いんだよ。
おもしろかったです。


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