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幸福は作家をダメにするか?
2001年10月30日(火)
某雑誌に、乙一が短編を書いていたので立ち読み。…しようと思ったけど、暗黒系の話らしかったのでやめといた(笑) でも、最後にあとがきみたいなエッセイだかなんだかが載っていたのでそれだけ読んできた。
彼は大学を卒業して専業作家になり、穏やかな生活を送っているらしい。そして、そうなったら「せつなくてちょっといい話」を書きたい気持ちがなくなっているらしい。で、人間関係の摩擦を感じないとダメなのかなーみたいなことを書いていた。

なんか、そういう気持ちも、ちょっとわかる…。書くことって、自己救済の面が大きいから。書かないでも満たされてる時って、ある。(満たされすぎて溢れそうで書きたいということもあるけど)
特に彼の話は、まわりと上手くやっていけない人間が救いを見つける、という話だから。彼がそういうものを求める状況だったからああいうものが書けたっていうのはあるんだろうし。
栗本薫が「小説道場」で、小説書かずに生きられるならその方がしあわせだ、なんてことを言っていたっけ。この言葉、よく思い出すんだ。

それから、田村由美の漫画を思い出した。金持ちのお坊ちゃんが作家になるんだけど、僕は不幸にならなくちゃいけないんだ〜、じゃないといい作品が書けない!と、どたばたするお話ね。
最後に、不幸になろうとしなくたって、君は人をしあわせにできるようなお話が書けるじゃない、と言われるんだよ。

なんだかね。別に不幸になることはない。あ、別に不幸にならなくちゃ、なんて書いてあったわけじゃないんだけど、そう読めてしまったから。自分の欲求が求められてることと違うと感じてるんだろうな。
私は「ちょっとせつないいいお話」(笑)が好きだけど、そういう話を書かなくちゃと思って書くものではないしね。あざとく思えるような展開でも、素直にしみる話になっていたのは、義務感で書いたわけじゃないからだと思う。
人はいつもないものねだりだから。暗黒系が書きたいならそれでもいいと思う。書きたいものを書けばいい。それからまた違うものが書きたくなるかもしれないし。
これまで書かれた数点、それを彼が書いて、私が読めたから。
道はまた続いていく。同じじゃなくても、続いているから。
出会うこと、選択すること
2001年10月27日(土)
私が好きなことはたくさんあるけど、今現在の二本柱(笑)としては、「音楽」と「本」が挙げられる。
音楽が好き。演る方じゃなくて専ら見る聴く方だけど。音源聴くのも好きだし、ライブに行くのはもっと好き。ライブ行くのは、お金のかかる趣味だわね。
本が好き。小説も漫画も好き。これも、今は専ら読む方なんだけど。

好きな音楽にも、好きな本にも、いろんな出会い方がある。友だちに薦められてとか、好きな人が好きだと言っていたとか、たまたま入ったお店で偶然とか、雑誌でレビューを読んで興味を惹かれてとか。

音楽の場合、私は人の言うことはあまりあてにしていない。音楽って、ほんとに人それぞれ感じる部分って違うから。同じバンドを好きでも、好きな曲は全然違ったりするし。だから追っかけてる人の以外は、レビューとか読まない。
世間で流行ってる音楽を聴いても、どこがいいのかわからない時も多い。世間で支持されてる音楽がすべてじゃない。
音楽は、自分で実際に触れてみないとわからないものだと思う。タイミングがすごく大事だし。

でも本って、多くの人が支持してるものって、大抵おもしろいんだよね。もちろん、なんにでも例外は存在するけど。それでも、世間的な評価というのは、ある程度信用できるの。そんなに好みでもないけど、こういう部分は確かにおもしろいなあと思ったりとか。
だから、私は書評をよく読む。漫画雑誌のあおりや新連載の予告のあらすじなんかを読むのも好き。どんな話かなって想像して楽しめる。(実際に想像と合っていたことはない。笑)
書評は楽しい。これ、私好きそうだなーと思う。こんな話だったらすごく好きだろうなーと思うときもある。
実際にそれを読んでみる。なるほどおもしろい、と思う。
もちろん、いまいちだったというときもある。そういうときは世界が違うんだろうと思う。もしくは、書評を書いた人ががんばりすぎちゃったんだろうと思う(笑)
本は、自分で開拓していく世界。でも山のようにある本の中から自分の好みに合うのを探すのは至難の業だから、人の意見はとても参考になる。まだまだ、私が出会っていないおもしろい本はたくさんあるんだろうなあと思う。目の前にある山の中から、自分で選択していくんだ。

そう、本って、そんな風につづいていく世界があるんだけど、音楽ってなんていうか、一夫一妻制っていうか(笑) 音楽は恋人、本は友だちっていう感じ。
本は、一生好きで読んでいるんだろうと思うけど、音楽はいつまで好きでいられるかわからない。
本は、いろんなものを同時に好きになれる。あれも読んでこれも読んで。でも音楽ってそうじゃない。別に、相手に俺だけを好きになれとか求められてるわけじゃないんだけど(笑)、私の方が、他のもの目に入らなくなっちゃうのね。「○○モード」なんていう言い方をするけど、そのモードの時は、他の人の音楽聴いても、心が動かないんだよ。それに、ライブの問題もあるしね。本は、いつどれをどんな順番で読んでもかまわないけど、ライブは日時を指定されるから(笑) ひとつだけを選ばなきゃいけない時っていうのが時々やって来たりするから。

ちなみにネットだと、私は主に音楽派。自分で本の日記書いてるけど、あんまり他の書評サイトとか見に行ってない。本はキリがないし。
文章の癖
2001年10月25日(木)
最近、自分の文章の癖について考える。
それはやっぱり、Web日記を書き始めたことが大きいなあと思う。自分の文章を人にさらす(しかも不特定多数の人に)、という行為。また、不特定多数(しかもみんな素人)の人の文章を読む、という行為。
そうした中にいると、自分はどう他の人と違うんだろう、どう同じなんだろう、といったことを考えたりする機会が増える。

わかりやすいところで言うと、ひらがなが多い。人にも言われたことがあるし自分でもそう思う。
最初、私は「ひらがなが好きだから」と答えていた。
確かにひらがなは好きだ。好きなバンドのメンバーを私はいまだにひらがなで書くのが好きだ。
でも、この間BBSに書き込みをしようと下書きを書いていて、それだけではないことに気付いた。ぱっと見、とてもひらがなが多いように見えたので、もうちょっと漢字増やそうかな、と思った。でも、それ以上増やしたら不自然に思えるくらいの漢字変換率(何それ)だったのだ。
私はちょっと考えた。そして、熟語が少ないのかなあと思った。「読了」と書けるところを、「読み終わった」と書く。「本当」は「ほんと」と話し言葉に近くなる。「だなあ」とか、語尾も話し言葉に近くなる。などなど。

それから、私の文章というのは文脈がだらだらとわかりにくくつながってしまう。
それは、そこに至るまでの思考を逐一過程としてあらわそうとしてしまうからなんだと思った。頭の中では、接続詞だの語尾だのは、明確に思い浮かべなくても進んでいくものでしょう? それをそのまま書こうとするのがいけないんだな、と思った。
思考の過程はそうでも、人に理解してもらうには、それを入れ替えたりして文章を組み立てることが必要なんだな、と。
…って、そんなことは当たり前なのでしょうか。今更そんなことを思ってる私はよっぽど頭が混線してるんでしょうか。

作家でたまに、ずっと止まらないで書き続ける、とかいう人がいるけど(栗本薫とか)、そういうの信じられない。
なんでかなあ。そういうことが自然にできてるなんて羨ましい。私の頭はそんなに理路整然とした文章でなんか構成されていない。そういえば、筒井康隆の「家族八景」は、他人の思考ってこんななってるんだ?とびっくりしたことを憶えている。言葉じゃなくて絵で思考する画家とか出てきて、新しい世界を覗いた気がした。

そんなことを考え、最近わかりやすい文章を書くように心がけている次第です。
(わかりやすい内容かどうかはいいのです。私は書きたいことしか書かない。)
雑誌の読み方
2001年10月24日(水)
友だちが、雑誌の読み方で人との付き合い方がわかるんだって、と言っていた。雑誌を好きな所だけ読む人は、人ともそういう付き合い方をするんだって。
なるほど、確かに私は雑誌も人も、好きなところだけつまみ食い。
…でも、そういう分析結果を突きつけられると、非難されてる気がするのは私の被害妄想ですか(笑)(あ、突きつけているのは世間であって、その話をした私の友だちではないです)

そんなわけで雑誌。漫画雑誌。私は好きな漫画しか読まない。絵が好きじゃない人とおもしろくないと思ってる人と読んでたけどつまんなくて辞めたのは読まない。ちなみに新人は読んでみることにしてる。おもしろいかもしれないから。読んでない人の漫画も、一応は読んでみたことある。その上で読まないのよ。
時間がない時は、最初から順番にじゃなくて読みたいのから読んでったりする。
せっかく買ったんだからもったいないと言う人がよくいるけど、私は音楽雑誌でそういうことに慣れてるからなあ。私は、1ページのためだけに高い音楽雑誌を何冊も買ってしまう人だから。私にとっては1ページが何百円分の価値があるから。漫画雑誌なら8割は読んでるから十分元取ってるよ。
その、私が買った漫画雑誌の感想も書こうかと思ったけど、特に書くことがないのでパス。

今日は某漫画雑誌をなんとなく気が向いて立ち読み。
緑川ゆきの「花の跡」を読んだ。なかなかよかった。この人って、絵はそんなにかわいい感じじゃないんだけど、景色が目の前に広がるようなシーンを描ける人だと思う。話はちょっとミステリアスでネタが変わってて、淡々としてるようでしみるお話だし、割と好き。「あかく咲く声」もなかなか好きだったし。
「花の跡」も、センシティブで花のイメージが綺麗なお話。そういえばこの人の漫画、花が出てくる話しか読んだことない気がするわ(笑)
コミックスになったら買おう。その時に感想も書こうかと思ったけど、人生一寸先は闇なので、感想は思ったときに書くことにした。
名探偵が多すぎる
2001年10月23日(火)
御手洗さんの新作長編が出たんだよね。新聞広告で見たので、今日本屋でチェックしてきた。新作長編はなんと8年ぶりとか書いてあった気がする。あ、パロサイは出てたけど。あれは、ねえ…。御手洗ものじゃないよね(笑) 石岡くんが探偵だし。
新作(タイトル長くて憶えられなかった)は、装幀なかなかかっこよかった。そんなに汚れなそうだったし。
でも、買わないけど。前作のアトポスは、買ったんだよなあ。そんなに好きだったのね(笑) でももう、収納に困るし(笑) 凶器になるし(笑) 1,600円もするんだよー。(と思ったけど、新書2冊買ったらそれくらいになっちゃうんだよね)

ふらふら見て回っていたら、「わが愛しの名探偵」だったか「わたしの名探偵」だったか、とにかくそんなタイトルの単行本が出ていた。(※「私が愛した名探偵」でした) 女優やタレントや作家といった各界の著名人が、それぞれ思い入れのある名探偵について語っている。
目次を見てみたけど、知ってる名前が少なかったような…。私が嬉しかったのはやっぱり御手洗さんかな。MASTERキートンとかいうのもあって嬉しかったけど、名探偵ですかい?(笑) 銭形警部なんてのもあったな。それは別に嬉しくないです(笑)

というわけで、私の好きな名探偵について語ってみよう。
私が一番最初に「私のヒーローだわ!」(笑)と思ったのは、ルパンだった。三世じゃなくてアルセーヌの方ね。いや、この人も怪盗なんだけどね(笑) でも、探偵みたいなこともやってたんで。とにかくかっこよくて大好きだった。紳士で優しくて颯爽としてて頭が良くて。
小学校の図書館で、ルパンシリーズを読破した。創元文庫からも出てるんだけど、それは「リュパン」だったのでひどくがっかりした(笑)(発音的にはそれが正しいらしい)

その後、兄がミステリ好きだったので影響を受けてよくミステリを読んでいた。兄がカーを好きだったので私もカーが好きだった。
カーの探偵ではフェル博士が好き。HM卿も好きだしよく似てるけど、HM卿はちょっと悪ふざけが過ぎる印象があるので。
クイーンやクリスティなんかも読んだけど、探偵は特に好きじゃなかったな。
あ、ペリイ・メイスンが好きだった。弁護士なのね。ダンディで頭がよくてかっこよかった。そして、秘書とちょっといい感じのシーンが一作にワンシーンくらいあるのよ。それがさらに乙女心をくすぐった気がします(笑) シリーズを読破しようと思ったんだけど、できなかったな。

御手洗さんも、兄のオススメだった。これは、兄の影響が薄れてからも自分で買って読み続けた。御手洗さんねえ、どこがいいのかね(笑) 近くにいたらイヤだよねえ(笑)

私が中学生の頃、兄が大学生で下宿を始めたので影響が薄れてきて。でも、兄の蔵書がいっぱいあったのでいろいろ読んではいたのね。ある日、伊集院大介を読んで、最初はなんとも思わなかったんだけど、「天狼星」読んではまった。もう、理想の人、と思った(笑) こういう飄々とした人、大好きなのね。
しかし、名探偵は歳を取らないという法則(そんなものあるのか?)に反して、彼は年老いた(笑) いや、年老いても伊集院さんは変わらないけど。でも若い方がよかったわ…。大学生くらいがいちばん好きよ…。
同じ作者の嵐夢之丞なんかも好きでした。

最近は犀川教授のシリーズを読んでる、というか、ちょうど半分読んだところで止まってしまってる状態ですが。好きというほどでもないけど、まあおもしろい。
そういえば、最近メルカトル鮎を読んでみたいと思ってる。この作者は数年前に「翼ある闇」を読んだことあるだけなので。この作品を読んだことある人はわかると思うけど、これってデビュー作だったにも関わらずメルカトル鮎最後の事件なのよね(笑) 最後じゃないのを読んでみたいかな、と最近思う。

こんなところでしょうか。
ちなみに、今日のタイトルにした西村京太郎の名探偵シリーズは好きだった。こういうちょっとユーモアのあるの好きだったりする。島田荘司の「漱石と倫敦ミイラ館」(だっけ?)好きだし。

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1,600円もするーとか言っておきながら、1,600円の本を買ってきてしまった(笑)
「迷宮から出発(たびだち)へ 回復への交換メール」(ピーター/うさき)という本。パソコン通信の会議室でのやりとりをまとめたものらしい。帯の文句に顔文字を使ってたので、インチキくさいなあと思いながらも中をちょっと読んでみたらおもしろかったので。なんというか、今、ちょっとめげてるので、こういうものを求めてしまうのね。
かりそめエマノン/梶尾真治
2001年10月22日(月)
昨日の夜、「かりそめエマノン」を読んだ。
土曜日に本屋に行ったら、新刊が出てたので大喜びで買ってきたのよ。書き下ろし中編なんだそうで。
今回の話はエマノンのお兄さんの話。
なんでも、今回のスローガンは「『A.I』にずっこけた人も必ず泣かす」だったらしいんだけど(笑) いやあ、私は泣けなかったわ(笑) まあ私は『A.I』は観てないんで較べられないんだけど。でも、それにしてもぐっと来なかった。いつもは泣きすぎってくらいなんだけどな。
「使命」に対する想いの違いかも。
生まれてきたことにあらかじめ意味がある。それは、悲しいことなのかもね。それに縛られること。
もしかしてほんとうにそんな使命があったら、それを果たした時は、しあわせだと思うのかもしれないんだけど…。そんなものがあるようには思えない私には、それは枷にしか思えない。私はしたいことをして生きていきたいよ。
そんなわけで、今回はいまいちでした。残念。

同時ラインナップに、新井素子の「くますけと一緒に」も発見。これは私は単行本で持ってます。ええ、その頃大好きだったもので。
この人はちゃんとあとがきを書き直してくれるので、あとがきだけ立ち読み(笑)
相変わらずぬいぐるみへの愛情溢れたあとがきでございました。
そういえばこの間立ち読みした小説すばるにエッセイが載ってたんだけど、ファージ(猫)がまだちゃんと生きていたことに少々驚きました(笑)

土曜日に、いつも行くのと違う本屋にも出かけたので、やっと「密の眠り」を立ち読みすることにも成功。女性作家のアンソロジーだった。漫画家が数名混じっていたことに驚く。漫画家にも、小説書きませんかーなんていうオファーが行くのね。
で、私の目当ては恩田陸。彼女の短編は理瀬のお話だった。そう、「麦の海に沈む果実」の。流し読みして筋がわかったので、もういい(笑)<速読のススメ? いや、速読してもおもしろくないよね…(笑)
親指Pの修業時代(上・下)/松浦理英子
2001年10月21日(日)
女の子の右足の親指が、男性器になってしまうというすごい話。
旅先で本屋をうろうろしているときに、ふと目に付いたので買ってみた本。確か、徹ちゃんがこの人の本をよく読んでるって言ってた気がしたので。(もしかしたら名前の似てる別の人だった気もするけど)
とてもおもしろかった。すごい話なんだけど。妙に理知的に感情とかを分析してるので。なんていうか、物語の中に入り込んでおもしろいと思うと言うよりは、登場人物の思考や行動に、へーと思ったり思わなかったり。とても、興味深かった。
主人公の女性は、鈍感というか淡泊というか、人に対してあまり強い感情を抱けない性質で、そのために友だちや恋人から、想いが薄いって責められたりする。
私は…責める方の人かもね(苦笑)
醜いってよく思うけど、選ばないことなんて考えられない。私は選ぶ。辛くても、選ばなくてはいられない。

私は誰かのことを特別に想う。
私は誰かに特別に想われたい。
人はたくさんいるけど、なかなかそんな人はいない。
私はどこへ行けばいいんだろう。
大切なものはひとつだけ?
ダ・ヴィンチ
2001年10月17日(水)
今日は雨で気温が低めだった。ちょっと嬉しい。布の温もりが好きだから。これくらいの気温が一番いいな。
秋の夜長。…そんなに長くもないんだけど(笑)、お風呂上がりにダ・ヴィンチを読む。読みながら随時感想を書いていこう。

有栖川有栖の電話エッセイ。ちょっとほのぼのしていていい感じ。
浅野忠信のインタビュー。ぱらっと目を通したらなかなかおもしろかった。映画で暴力を見せることについて話してたりして。鶏を一羽ちゃんと殺して料理してみたいっていうのがすごい。あと、岡本太郎の本を読んでみたくなった(笑)
内田也哉子のインタビュー。彼女が訳したという「たいせつなこと」という絵本、すごく読んでみたい。彼女のエッセイも、独特の文体らしいのでちょっと読んでみたい。
第32回星雲賞の短編に梶尾真治「あしびきデイドリーム」が選ばれたそうだ。嬉しい。でも、エマノンの話だっていうのはわかるんだけどどの話だったか思い出せない…。

「白い犬とワルツを」(テリー・ケイ)
町の書店の手書きの推薦文からベストセラーになったって有名な本。おもしろそう。読んでみたい。あらすじ読むと、乙一の「はじめ」を思い出すんだけど…。
「体は全部知っている」(吉本ばなな)
この作家はあまり読んだことがない。確かキッチンを読んだんだけど、いまいちピンこなかったので。あらすじ読むとおもしろそう。もう一度挑戦してみようかな。
「ターン」(北村薫)
最近、この人の名前をあちこちで見る。あらすじはすごく興味深いので一度読んでみたい。

夜も深まってきたので、今日はここまで。う、1/4も進んでないぞ…(笑)
今後これを続けるかは謎。ヒマだったら。
死にぞこないの青/乙一
2001年10月13日(土)
旅というほど旅でもなかったので、今日は何を持っていこうかちょっと迷った。グインにしようか迷ったんだけど、やっぱりこっちを読みたかったので。薄めだったから行きの電車で読み終わっちゃった。やはりもうちょっと厚いのを持っていくべきだったか。
それに、読み終わってちょっとせつなくなっちゃって…(笑)
なんというか、身につまされます。でも、こういう感情を感じない人間の方が、多いんじゃないのかな?

小学5年生になって、新しい先生がやってくる。先生は大学を出たばかりの新任。
マサオは内気で人に話しかけるのが苦手。先生はそんなマサオを、クラスのスケープゴートにした。他の子が授業中騒いでも、宿題を忘れても、すべてがマサオのせい。クラスメートまでもが、すべてをマサオのせいにし始めた。そうすることでクラスの平和は保たれていた。
すべての蔑みを受け止めなければいけなかったマサオは、ある日不思議な男の子を目にする。上半身に拘束服、口を紐で縫われ、片耳がなく顔は傷だらけ。そして、肌の色は真っ青。マサオは彼のことをアオと名付けた。アオはマサオにしか見えなかった。

追いつめられていく感じ、目をそむけたくなるような嫌悪感ではなく、なにか研ぎすまされていくような悲しさと孤独感があって、読み終わってやるせなかった。とても、おもしろかった。


あとがきで、今までミステリ的なオチを求められてるんじゃないかとか、ラストで感動させなければとか思っていたと書いてあった。なるほど、今までそんな感じがする。でも、そうじゃなくてもちゃんとおもしろい。これからもがんばってほしい。
あと、顔が青いというの、作者は何かあるんだろうか。以前にも「BLUE」という、青いあまり布で作られたために真っ青な顔色になってしまった人形の話があったから…。
やさしい悪魔の物語/川口まどか
2001年10月11日(木)
今日も本屋に寄ってきた。今日は欲しいものいっぱいあって嬉しかった。

「グイン・サーガ」は、81巻。「グインと私」(笑)のことは読み終わったら書こうかな。
あと、「密の眠り」という今日発売のアンソロジーに恩田陸が書いているというので見たかったんだけど、出版社を覚え間違えていて見つけられず。
でも、文庫新刊のコーナーを見ていたら乙一の新刊「死にぞこないの青」を発見。文庫書き下ろしだって。すごい。「暗黒童話」出たばっかりなのに。でも、こちらはちょっと薄めかな? しかし、幻冬舎の文庫は薄いというイメージがあるなあ(笑) それは「上と外」のせいだろうか…。
それにしても、文庫本って薄くてもけっこう高いよね。そんなことはないのかなあ。安い時代を知ってるせいだろうか。時代と共に物価も上がるだろうしね。
と思ったけど、漫画って私が小さかった頃は360円だったんだよ。今は390円(と消費税)。30円あがっただけだよ?
まあ高くてもほんとに欲しいものは買うけどね。私は物欲強いので、自分のものにしたいの。もしもう二度と読まなくても、自分のものだったらいいの。

その近くに、清涼院流水の「トップランド2001」というのがあって(同じ幻冬舎文庫)、なんとなく手に取ってみた。この人の読んだことないんだけど、これはなんだか変わった小説のようだった。きっと、自分は好きにならないんだろうなあと思うんだけど(笑)、読んでみたい。思わず買いそうになっちゃったもん。
なんていうか、実験的なものって、興味を惹かれるのね。この小説が実験的な試みによるものなのかどうなのかはわからないが。
私は安定を求める人間なので、実験的な料理にも、実験的な音楽にも興味がないけど、実験的な小説は読んでみたくなる。おもしろいとは思わないけど(笑)
昔、筒井康隆が「残像に口紅を」っていう実験小説を書いていて。それは、一章事に使える文字が減っていくというものだったのね。物語としてはそりゃあもうつまらなかったけど(笑)、こういうこと考えるなんて、しかも実際やるなんて、おもしろいなあと思った。
自分のために使える時間もお金も限りがあるから、興味だけでどこまでそういうものに時間やお金を割けるのか、というのはあるんだけど。

そして、今日はダ・ヴィンチを購入。いつも行ってる本屋に、ずっとないなーって思ってたんだけど、私があると思ってた後ろの棚に山積みになってた(笑) でもさー、ダ・ヴィンチは小説誌のところに置くべきよ。
あったのが嬉しかったせいか、なんとなく浪費癖が出たせいか、買ってしまったのよね。ぱらぱら見たけど、おもしろそうな特集ばっかりだったし。

それから、今日本屋に寄った目的。「やさしい悪魔の物語」の3巻。ずっと謎だった、弟の救出の話。実は雑誌で途中まで立ち読みしてたので(笑)、感慨は今はないんだけどさ。
最後はちょっとあっけなかった気もするけど…。ナナイロ、気持ちをなくしてしまったなんてさみしいよ。
まったくこの話を知らない人のために一応書いておくと、これは"やさしい悪魔"という名前の悪魔が、人間の願いを金貨と引き替えに叶えてくれる話。やさしい悪魔はほんとにやさしいの(笑) それにかっこいい。この人の絵、けっして上手いとは言えないんだけど、やさしい悪魔は時々どきっとするくらいかっこいい顔をしている。それは私が好きだから?(笑)

「忘れない」ことは、とても残酷なのに、救いでもあるね。
君のいる場所/ジミー
2001年10月10日(水)
「ヒカルの碁」の新刊(14巻)が出てたので購入。
私が会社帰りにいつも(週の半分以上)寄っている本屋さんは、漫画とCDが別館になっているので、ちょっと不便。でも、場所的に寄りやすいのでいつも寄ってる。もう一軒近くにあるんだけど、そこはいつも行く本屋よりちょっと小さい上に、店長がいつもじーっと客を観察しているので怖い(笑)から、捜し物があるとき以外行かない。
そんなわけで、ヒカルの碁。「千年の答」の佐為が、自分の宿命(?)を悟ったところがどどーんときた。運命だとか神の啓示だとか、こういうシーンってぐっとくる。でもこれって、終わりへの予感でもあるんだよね…。
アニメが今日から始まってるんだね。でもうち、テレ東入らん…。そのうちどこかの局でやるかなー。でもあんまり見る気ない(笑)

さらに今日は、衝動買いで絵本を買ってしまった。
「君のいる場所」という、台湾の絵本作家さんの本だ。絵本と言っても、子供向けではなくて大人がほっと一息つけるような。
絵は、ちょっと「ウォーリーを探せ」っぽい感じ?(笑) あれよりもっと、柔らかで繊細な色使いとペンタッチだけど。
本屋で、表紙が秋の絵で好きな雰囲気だったので、ぱらっとめくってみた。ちなみに、表紙には「せつなくて、愛しくて…/悲しくて、恋しくて…/台湾から世界へとブレイクした心にしみるラブ・ストーリー」と書いてある。
お話は、アパートの隣同士に住む男女のすれ違いのラブストーリー。「君の名は」みたいな(笑)(古いか)
彼女は玄関を左へ曲がる癖があり、彼は右に曲がる癖がある。だからずっと出会えない。都会で寂しさを抱えた、どこにでもいるような二人の毎日が、天気や四季と共に1年間描かれる。
でもね、ラブストーリーって感じじゃないかも。あんまり恋い焦がれるって感じじゃないから(笑) それより、ひとりぼっちの寂しさとか同じように繰り返される毎日に感じる満たされなさとか、そういうもの。

つい買ってしまったのは、私も人恋しい季節だからかしら(笑)
そういう満たされない気持ちでも、きれいな言葉や絵でくるんだら、少しは愛しく思える…かな?
漫画いっぱい
2001年10月06日(土)
今日の私は漫画を読みまくったさ!

「Humanize Sequel 下」(すんぢ)
頭が犬と猫の二人が研究所から逃げ出して…っていう。
この人のほんわりした子犬と子猫の絵が好きだったんだけど、これはヒューマンドラマですね(笑) いまいちぴんと来なかった。

「無頼猫 ,供(高野宮子)
なんでこの漫画手に取ったかというと、本屋で物色してて、棚に並んでるでしょ、で、背表紙のバックがイラストだったのね。(表の絵が裏表紙までずっと続いている) その色合いが淡くてキレイだったので。ぱらぱらっとめくってみたら、好きな感じの絵だった。
猫なんだけど人間の姿(猫耳がついてる)で描かれてる。そして何故か着物着てるんだけど、それがなかなか似合ってる。シロボシかっこいい。
そーいや、昔そういう漫画ありましたね。綿の国星だったっけ?
チビの黒猫が、流れ猫を好きになるっていう話で、すごいかわいい。猫のじゃれ方って、噛んだりするでしょ。かわいいんだよー。けなげなところもかわいい。
チビ猫が大きな猫に、「守るから」って言うのね。そういうセリフに弱いの私(笑)(あ、物語の中だけなんで…)
同時収録の「背中」は、背中に羽根が生えてくる話。
気まぐれで買ってみたわりにヒットです。この人の他のも読みたい。

「彼は花園で夢を見る」(よしながふみ)
架空の国(?)の男爵家の話…? 西洋の童話風のお話ですか。
ぱらっと読んで悲しいお話なのかなと思ったので、最後に読むのはやめようと思ったんだけど、読み終わってみたらけっこうあたたかいお話でした。なかなかよくできたお話で、よかった。
(最後のところで、津田雅美の「夢の城」を思い出した)

「ソルフェージュ」(よしながふみ)
教師と生徒のイケナイ話(笑)
感想はパス(笑)

「吉祥天女 全4巻」(吉田秋生)
恩田陸の「六番目の小夜子」読んでから、読んでみたかったのね。
魔性の女のお話ですね。

「パジャマでごろん」(ささだあすか)
大学生の新婚カップルの話。この人の話っていつもそんな感じだけど、二人ともすごい飄々としてて、のほほんとした話でなごむよね〜って感じ。こんな相手とこんな生活だったら、結婚したっていいよなあ(笑)
「籍を入れても一人」がおもしろかった。

これだけ読んでも、まだ読んでない漫画が…。
でも、それ以上に読んでない文庫と新書が〜!!
海よりも深く/吉村明美
2001年10月05日(金)
「海よりも深く」7,8巻を読む。(杜○琴じゃないのよんー)
これまで、吉村明美は全部友達に借りて読んでいた。でも、しばらく会ってなかったので止まってたのよね。古本屋で見つけたので、購入。
ちょっと前までのヘヴィーな展開が終わったと思ったら、めっちゃラブラブメロメロですわ(笑) なんか、展開が小学館の少女漫画っぽくなってきた気がしないでもないのだが(笑)
8巻がいいところで終わっちゃって、続きが気になります。
漫画、文庫等を購入
2001年10月01日(月)
図書館に本を返すついでに、その上にあるドラッグストアに寄った。いつも寄るお店じゃないところ。会社の帰り道だと、ちょっと遠いからあんまり寄ってないんだけど、そこにしか(かどうかは、そんなに何軒も行ってないのでわからないけど)売ってない、「はちみつ紅茶」ってのがあるのね。要はインスタントコーヒーの紅茶版なんだけどさ。いつもの店にはカフェオレしか売ってないけど、私は紅茶が好きなんだもんー。薄味のミルクティーなんだけど、甘さはあんまりなくて、でもただのレモンティーの粉末より全然おいしい。そりゃちゃんと煎れた紅茶が美味しいけど、会社で飲むんだもんー。

で、そのついでに、そのさらに上にある中古屋に寄った。
と、ここまでは表の日記と同じです。ちょっと手抜きです(笑)
漫画と文庫本と新書を数冊ずつ買う。
一番最初に乙一の「夏と花火と私の死体」の新書版を見つけたので、今日は買い物をすることに決定した。(買おうかどうか迷うものだけを持ってレジに行くのがイヤなので、買いたいものがあるとそれを機に他にもいろいろ買う)
さっきぱらっとめくってみたけど、挿し絵がいやあー(笑) いや、ま、それはおいといて。解説を栗本薫が書いている。相変わらず尊大な、言いたい放題なこと書いてますが(笑) でも、彼はこうして数年経っても作家として残ってるからね。だから許されると思う(笑)

あと他に買った本のことは、読んだらおいおい書いていこうと思う。文庫とか、いつになったら読むのかわからんけどー。私は積ん読派。

…うーん、読んでない本を入れとく棚に入れようとしたら、いっぱいでもう入らない…どーしよ。


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