青いくもと白いそら
想い出 † きのう † あした
2004年05月30日(日) |
あなたのいないこの町で |
私を愛してくれたあなたはもういないのに
想い出の場所から遠く遠く離れたこの町で
あなたの瞳-め-のように深く澄んだ青空を見上げても
もう涙は出ない
胸の奥でチリリと何かが焼けるような音が聞こえるだけ
あの頃肩までしかなかった髪は背の中程まで伸びて
私の髪を撫でるのが好きだと言っていたあなたを
いまだ忘れていないのだと唐突に知る
想い出と記憶はどれだけ時が流れようとも鮮明で
気を抜けばあなたを願う心が溢れてしまいそう
あの日あの場所に全てを置いていた筈なのに
渇望が諦めを凌駕する
あなたは私を忘れたのに
私はあなたを想うままで
私を愛してくれたあなたはもういないのに
あなたを愛するわたしはまだここから動けない
「さようなら」
その一言を受け入れることができないまま
ほんとうにほんとうに
辛いことを辛いとは知らないままに
悲しくても泣き方は忘れたままで
空が青いことにさえ気付かずに
日々を過ごして
日付は変わって
それでもまだ あなたは帰らない
Vergessen
そしてあなたは私を忘れた
2004年05月05日(水) |
日常に生じる終わりなきジレンマ |
あぁ
なんかもう唐突に
だけど想いは意外と根深くて
思考が私に死んでしまえと告げる
何が苦しいのかわからない
(苦しみはいつまでも私の胸に居座るのに)
どうして辛いのかわからない
(傷が際限なく血を滲ませているのに)
何処にもいけない私は
しがらみ全てを己に押し込んで
今日もまた意識を閉ざす
2004年05月02日(日) |
please kill me |
どんなに辛くても どれだけ悲しみが尽きなくても
涙は枯れてしまうのだと知りました
流す涙は絶えることのない私の想いを表して いつまでも枯れることはないのだと信じていました
辛い 悲しい 苦しい
皆が嫌な思いをするのは 全部ぜんぶ私の所為で
皆が絶えず怒りを感じているのも 全部ぜんぶ私の所為で
皆が悲しいのも苦しいもの辛いのも 全部ぜんぶ私の所為だから
ねぇ 私が死んだら楽になる? 私が消えたら幸せ? 私がこれからさきずっとずっと此処に戻らなかったなら 皆が笑顔でいられるの?
ねぇ ねぇ ねぇ
私が悪いんでしょう?
私がいなくなればいいんでしょう?
私が逝ってしまえばいいんでしょう?
ねぇ?
例え皆が否定をしてくれたとしても その言葉を信じることはけして出来なくて
例え肯定の返事を受けたとしても きっと私じゃ出来ないだろうから
ねぇ あなた 私を殺してくれる?
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