青いくもと白いそら
想い出 † きのう † あした
わざわざ
(そう、あきらかに意図的に)
本人のいる前で
(触れたものをいかにも汚らわしいと言わんばかりに) (あたり一帯を拭って廻って)
存在を否定する必要はないと思うんだ
他人を嫌って憎んで蔑んで
そんなあなたをみて
私が嘆いても心を痛めても
あなたはきっと嘲笑うだけなんだ
「愚か者」って…
「いいえ、またいつでも会えますから…。」
いつでも会える……?
二度と会う気なんてないくせに。
「みんな幸せになれますよね?」
幸せ……?
あの人のいない幸せってなんだっけ。
「いいえ、またいつでも会えますから…。」
「みんな幸せになれますよね?」
嘘吐き。
私の存在なしで幸せになるあの人に
どんな顔して祝言を贈れと言うの……?
嘘吐き。
ずっと一緒だと誓ったくせに……。
想いなんて届くはずのない君が望むのは
叶わなかった未来の果て
君は現在-いま-なんて見ちゃいない
過去だって君にとっては意味をもたない只の塵
愛も夢も希望も
普通は好ましく思えるものは全部全部
君に人間らしい感情を取り戻させることが出来るのは
守りきれなかったことに対する後悔と
失ったものを嘆く悲しみだけ
2004年03月12日(金) |
imitation lovers |
わたしはあなたの恋人
けして愛されることのない恋人
あなたの内のいちばん大切な想いを
あなたはあの日に置いてきてしまったから
この先どれだけふたりが共に在っても
あなたがわたしを愛することはきっとない
わたしは恋人
だけどあなたの想い人は
きっといまでもあの日で微笑んでいる
|