青いくもと白いそら
想い出 † きのう † あした
知っている
私は知っている
後悔することを知っている
失うということを知っている
だから
何かの破壊なんて祈れない
誰かの消滅なんて願えない
だけど
怒りという名の感情が
悔しさという名の激動が
私の内に在るかぎり
私は無感動であり続けるしかないのです
みつけてよ
わたしをみつけて
神隠しの森の木陰に紛れて
逃げてしまいたい私を見つけて
誰にも言えない秘密を抱えて
一人で逝きたい私を見つけて
みつけてよ
わたしをみつけて
あなたの心の隅に少しでも
他人への哀れみがあるならば
人の死を恐れる想いを糧に
黒檀の棺に眠る私の心を見つけてよ
2002年12月29日(日) |
想い出だけは永遠に… |
ただ その些細な想い出を
忘れたくないだけなんだ
胸の奥の小さな宝石箱に
そっと しまっておきたいだけなんだ
君が笑った夏の日も
君が立っていた桜の木の下も
微笑ましいまでに
思い出せば心がポッと暖かくなる
そんな静かな想い出たちよ
いまはおとなしく
眠っておくれ
頬を濡らしてやまないこの雫が
いつか乾く時が来たならば
また君と笑い会える気がするのだから
あなたがいない
私には見えない
繋がっていたい
例えそう願っても
あなたはいない
届かない
一年をこんなにも早く感じるなんて
私も随分大きくなった証だと思う
こんなにも長く生きてしまった戒めだと思う
生きていたいと
大切な人たちのために何かしたいと
切に願う私がいる
死んでしまいたいと
人を傷つけることしか能がない自分など嫌いだと
自らの生を憎む私もいる
どちらも本当
偽りのない私
けじめのつかない私の気持ち
見ない振りして
結論は先送り
私の言葉なんてない
生きるための目標も
夢も気力も
糧もなんもない
そんな気分すらない
だから私に言葉なんてない
誰の助けにもなれやしない
2002年12月23日(月) |
キャンドルに願いをかけて |
窓辺にクリスマスツリー飾って
朝からケーキを焼いて
部屋中がいい香り
ホントは一日早いけど
サンタの奇跡を祈って…
メリークリスマス
嫉妬とか妬みとか
そんなドロドロしたものではなく
孤独がココロの隙間を翔けてゆく
自分の影すらも見えない
眩しい光のなかに
たった一人取り残されたみたいに
虚無が閃光とともに
私の瞳を突き刺すの
強くなりたいんだ
正しいことを
見てみぬフリしなように
強くなるんだ
正しいことを
物怖じしないで生きていたいから
降りつもった雪が
すべてを隠してしまえばいいのに…
昔ながしたあの子の悪口も
彼女にいった暴言も
醜い私を
知られたくないから
笑顔でついたあのウソも
みんなみんな
雪が隠してくれればいのに
そうすれば
また
無垢なこころで笑ってられる
いつも感じるやましさを
それもなしに生きていられる
すれ違う人たち
きっとみんな
目指すものがある
譲れないものがある
私だけが蚊帳の外
大切なもの
それっていったいどんなもの?
遠出しようと
なんとなくあがったプラットホーム
流れゆく刻(とき)を
肌で感じるから
他人(ひと)はキライ
『私だけ置いてゆかれたみたい』
誰もがわき目もふらず
一心不乱に通り過ぎてゆくから
都はキライ
『まるで私だけ仲間外れ』
悲しみと憎しみと
誰かを陥れる策略で
雁字搦めの現実(いま)なんていらない
忙しいッて
何も考えずにすむから
楽だけど
でも ちょっと手の空いたすきに
いったい自分は
何をしているんだろうッて
他にもっと
やらなくちゃいけないことが
あるんじゃないかッて
思えてしまうから
少し恐怖感
帰りの人ごみの中で
自分の存在意義を考えたりして…
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<近況>
短期バイトとサークルのクリスマス公演の関係で
ちょっと忙しくて、まだしばらく手が空きません。
なので、更新が遅くなります。
いつも観てくださっている方、ありがとうございます。
これからもよろしくお付き合いくださいませ。
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