青いくもと白いそら
想い出 † きのう † あした
寂しいなら傍にいるから
一人で抱え込まないで
話してくれなくてもいいよ
ただ泣くのを我慢するのは止めて
傍にいるから
利用していいよ
君が君であるために
君が君の『本当』を見つけられるまで
騙されている フリをしてあげる
一人の寂しさを癒してあげる
空(くう)に呟く 言の葉は
構って欲しい心の表れ
人の裾を掴むのは
物足りない 愛が欲しいから
人は笑い 嘲るけれど
私は ただ
与えられる想いに 貪欲なだけ
私を
探して
見つけて下さい
言葉を下さい
壊れてしまえば ラクだったのに
そうすれば
こんなに心が 痛むこともなかったのに
本当に 壊れてしまえば よかったのに
ねぇ じゃぁ
私は 休むことも 許されていないの?
自分で立てたスケジュールに
従うことさえ 許されていないの?
私はアンタの 道具でも 駒でもない
いいかげん
その 蔑むような眼でみるのは止めて
私はアンタの 奴隷でも 従僕でもない
私は 私であるはずなのに
家族が 私を 否定する
自分達が 絶対であるかのように 振舞う
私の心など 構いもせずに
私の存在を 平気で私の前で 否定する
私は 誰?
誰か 私を見つけて
忘くしたんだと 思ってた
ずっと 本当にそう信じてた
でも 違ったんだ
ただ 私が逃げていただけ
怖れているものを 見ないようにしていただけ
それでもよかったんだ 気づかないフリをしているうちは
だけど 気づいてしまったんだ
だから もう一度立ち向かわなきゃいけない
もう 逃げてはいられない
怖いよ ものすごく
だって 一人なんだもの
ここからは 一人で行かなきゃいけないんだ
だから 怖い
助けて とは言えない
だって ここには誰も居ないから
泣いてはいけない 届かないから
自業自得 今まで逃げていたことへのツケ
でも 死ねない
死ぬわけにはいかない まだ終わりじゃないから
私は 生きている
こんな私でも 生きている
何かを 作り出したかった
私無しでは 存在しない
そんな 何か
必要とされたかった 何かに
私が ここに居る意味を
見つけ出したい
それは きっと
私を支える 柱になる
生きてることで
人が失くし 探し求め
そして 安堵する
そんな 少し物悲しくも
暖かい
そんな 何か
答えなんか必要ない
そう思って今まで生きてきたけど
でも
ときどきサ
むしょうに欲しくなるのよ
私がここに在る理由
自分がここに居る答え
誰かの目に映っているということで
必死で心を守ってる
だから
もう少しだけ
甘えさせて
貴方が私を覚えているということで
押し潰されそうな不安に
必死で絶えている
だから
もう少し
私のことを忘れないで
私が正しい答えを見つけるまでは
ひとつ 昔に置いてきた『想い』があります
いま 思い出してもまだ辛い『想い』です
意図的に あの人を心の中から追い出して
でも 時々 こんな風に思い出しては
胸にチクリと刺さるのです
やりきれないさが心の中をよぎるのです
多分 まだ 私の心は逃げている
悲しい過去から 逃げている
そうして結果的に自分を追い詰めて
私はまた 一人 拭われない涙を流すでしょう
哀れだと思います?
可哀想だと思います?
いいえ いいえ 違うんです
私が望むのは あの人の心でもなく
誰かの哀れみでもなく
あっけらかんと笑って
「そんなことで泣くんじゃないよ。」
そう言って叱ってくれる
そんな誰かが欲しいのです
私を救ってくれるのは
ホントにたった一言なのに
『今はただ あなたを忘れるために』
なんの感情も持たないこの関係を
いつまでも続ける寂しさに
いったい何度傷ついたのだろう
それでもあなたの心はあの人のもので
だから私は …………
今はただ あなたを忘れるために
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