[PR] 外国為替証拠金取引 言の葉
言の葉
DiaryINDEXpastwill


2008年11月21日(金) 嵐を呼ぶオンナ-最終回

「吉井さん、こんな持ち込みがあったんですけど
 ちょっと見てもらえませんか?
 もし有望だったらウチで本書いてもらおうと思って・・・」

前の部下からの突然の電話でした

「オレはもう上司でもなんでもないんだから
 穴ちゃん(新しい彼の上司)と相談すりゃいーじゃん」
「いや、相談したら『吉井さんにみせてこい』っていうんですよ〜」

なんか面倒なことでもあるのかな?って思って




押すと言葉がかわる投票釦



10数年ぶりの再会です
彼女はなんと小説家としてデビューしてました
名字は変わってましたが
写真をみたら迷うことはありません
ますます銀座度に拍車がかかってました(笑)

その強烈な衝撃から立ち直ったボクは元部下にいいました

「悪いことはいわないからヤメとけ
 この人に会社員人生をかけるならわかるが・・・
 さんざんかき回されてポイだぜ(笑)」

それまで名前を聞いたことはなかったので
さして有名ではないと思うのですが
ネットで検索してみると
確かに2冊ほどミステリーを書いてます

あかわらずゆうゆうと人生を泳いでいるんだなぁと感慨にふけると同時に
その周囲で何人の人が巻き込まれ沈んでいったかを思うと

人生とはかくも不思議で面白いもんだなぁと
つくづく考えてしまいました・・・


これでお話はお仕舞いです

しかしとてもいい教訓となったのは
世の中には「虚言癖」を持つ人が存在するというのを
肌で感じたことです
言葉を仕事の種とし
言葉を信じることで生きてきたボクにとって
それは衝撃でもあり
またよりいっそうの面白さを感じさせてくれた経験でした



28630


My追加
2008年11月16日(日) 嵐を呼ぶオンナ-12

さて
彼女の元旦那サマから離婚の報をいただいてから
またしても1年あまりたった頃

ある日編集部で新聞を読んでいた部員が
「あれれれれれ〜?」と
素っ頓狂な声を上げて
ワタクシのところに新聞をもってきました

何事かとおもいきや・・・

その新聞の全五段(下の方3分の1で右から左まで全部)で
なんと彼女が登場してますよっ!
何してんだろ?


読みこんでみると
どうやら彼女
その当時流行ってた
女流経済指南ブームにのって
経済評論家に転身されたみたいで
企業セミナーの案内広告でした

うははははは
彼女はいつそのような専門教育受けたんだろ?

なんて疑問を抱くまでもなく
また誰か彼女にだまされた人がいたんだなーって
思った程度だったんですけどね



そして月日は流れて昨年末







押すと言葉がかわる投票釦





28587


My追加
2008年11月15日(土) 嵐を呼ぶオンナ-11

さて
実家帰省事件から約1か月後
彼女は無事退職いたしました

あーこれで世の中も静かになるなって思ったものでした
実際彼女がいた約半年くらいの間に
実際に編集に関わったのは3号くらいかな
あとは何やってたんでしょ
あの人

退職して先輩と結婚したわけですけど
その先輩も同時に退職してしまって
その後の行方はわからなかったのです



約1年後
ワタクシと中のよいカメラマンの人(いつもの先生のことです)が
ある雑誌の編集部にいったら
その先輩がひょっこり働いていたそうで

「あー、久しぶり
 彼女元気にしてる?」って
声をかけたところ
「あんなの半年で別れましたよ
 本当にウソばっかりで酷いめにあいましたよ」
って吐き捨てるようにいってたようです

やっぱりな〜
なんてみんなで話をしていたもので


さて
今回なぜ突然このような話を書いたかといえば







押すと言葉がかわる投票釦





28547


My追加
2008年11月03日(月) 嵐を呼ぶオンナ-10

さて
末期ガンの手術をして1週間ほどで退院
そしてムスメと散歩に出ることが可能な
スーパーな親父さん疑惑は編集部中で注目の的でした



本人はいたってルンルン
翌週彼と仲良く出社してきました
なんとまあ
彼が実家まで迎えにいっていたそうです
そういえば彼もここ1週間ほど姿見えませんでした

ということで




押すと言葉がかわる投票釦


これって確かに有名なお土産だけど
確か山梨だよね
信玄さんってさ
彼女の出身地は松本だったはず・・・

なんか変だねって
彼女がいなくなってから編集部で話してたら
突然「アレレ」っていう声があがりました
何事かと思って集まると



押すと言葉がかわる投票釦


えええええええええっ

確かに新宿駅に中央線のお土産コーナーってあったような・・・


いったい彼女はどこで何をしていたんでしょうか・・・


28448


My追加
2008年11月01日(土) 嵐を呼ぶオンナ-9

その休職の理由とは・・・

「父が末期ガンで今度手術するんです
 成功率は10%くらいの手術になるそうで
 それまでできるだけ一緒にいてあげたいんです」

そう聞いた編集長
「それは大変だ。すぐに帰ってあげなさい
 仕事の事は心配しなくていいから
 親孝行してきなさい」
「はい、ありがとうございます
 1週間お休みください」

というものでした
それから会社を休んだ彼女
彼女がいない編集部は平穏なもので
何事もなく時が過ぎていきました
1週間
2週間・・・
3週間・・・ん?
休みは1週間じゃなかった?って思ったアナタ
鋭いですねー

彼女が申告した1週間がすぎ
その翌週になった時
当然編集長が電話をしてみました
すると彼女はいなくて
後から編集部に電話が入りました
「手術は無事成功しましたけど
 しばらく父についていたいので
 もう少しお休みさせてください」
まあしょうがないということでお休みを許可しました

そしてその翌週
未だ出社しない彼女の実家に
またも電話を入れてみました
すると電話口にでてきた彼女の母親が
「今、父親と散歩に出ています」
と答えました

ん?




押すと言葉がかわる投票釦





28421


My追加
DiaryINDEXpastwill

My追加
tk |MAIL極ウマ エンピツユニオン