言の葉
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さて 突然の結婚宣言からわずか1ヶ月ほど後 今度は別れたという先輩 いったい何が起きたというのでしょう
彼の言葉によれば 「もう、どうしようもない嘘つきでさ。ホント参ったよ。 そもそも全然子供のこと気にしないで生活してるし、 つわりなんかも全くないから、 変だと思って問い詰めたら、 レイプされて妊娠したって話は全くの嘘だったんだよね。 おまけにストーカー話もまたでたらめだっていうから 『もうオマエとはやってけない』ってホテルのラウンジで席をたったんだよ。 そうしたらさ、あの一階の人が大勢いる場所で、 寝転がって足首にしがみついて 『捨てないで』って泣き叫ぶんだよ。 ドラマじゃあるまいし、 実際に自分がそんな立場に立つことになるとは思わなかったよ」 だそうです
さりげなく彼女を避けて生きていたワタクシの知らないところで ドラマが起こっていたんですねえ(笑)
さて その別れからしばらくして またしても運命は彼女を 大きな渦に巻き込んだようで ある日彼女が編集長にこんな申し出をしました
「誠に勝手なお願いで申し訳ありませんが、一週間ほど休ませてください」
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さて とんでもない事件(自称)から 生涯の伴侶まで見つけてしまった彼女 全くすごい人だなーって思ってました
それから1ヶ月くらいして ふと耳にしたのが なんと彼女 会社から徒歩15分くらいの場所に住んでいるのに なぜか電車で15分かかる池袋のホテルに滞在してるそうです
えー なんで?って みんな思って尋ねてみると なんか同じマンションに変な男がいて つけ回されているってことでした いまでは珍しくもなんともないですが いわゆるストーカーがいたようです
それを聞いた彼が 彼女の身の危険を感じ そのホテルに避難するように手配したそうです もちろん彼のお金で・・・
そんな話を聞いて10日ほどたったある日
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えええええー
またしても急展開! いったいなにがあったというのか
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もうこの頃から (コイツなんか変、関わったらとんでないないことが起きそう) って心の中で思っていたワタクシは 彼女の呼びかけも無視して その飲み会にいきませんでした
さて そこで彼女が語った内容とは・・・
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と いうものです
どう考えてもエェェェェェって内容なんですけど その場に居合わせた面々 かなり極楽トンボらしく 彼女の涙語りに洗脳されて帰ってきました
彼女の告白を聞いたワタクシは 「そんな事ありえない! そんな著名人がマスコミ相手にそんなことしてたら 事件になっちゃうでしょー だいたいまだ1か月もたってないのに 子供ができたとかいうのも変だし まだわかるわけないし」と
その話をワタクシに教えてくれた女の子に正直に伝えると
「アナタはなんて人なの? こうして女性は被害者になっていくのよ! 人でなし!鬼!」と 散々罵倒しました
そしてなんと驚くことに その話を聞いて ↑ 押すと言葉がかわる投票釦
なんだか話はとんでもない方向へ進みはじめたようです・・・
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入社以来 編集会議でことあるごとに彼女が言っていたのが 「私は劇団五期の阿佐田さんにコネがありますから いつでもインタビューとれます」ってこと
当時飛ぶ鳥を落とす勢いの劇団五期の阿佐田さんの話だったら いつでも掲載したいって編集長もいっていて 毎月の編集会議のたびに 「阿佐田さんどうなった?」っていっていました
さて 入社して数ヶ月経った頃 彼女がいきなり 「阿佐田さんとれましたー」と勢い込んで発表しました あーそれはよかったね ってみんなで褒め称えて 取材はいつ?って話になった時 なにやら不思議な事をいいだしました
「来週の日曜日です」 「おぉ、休みの日にお疲れ様」※以下相手は編集長です 「いえ、それはなんともないんですけど・・・」 「カメラは誰にする?」 「それが私一人で来いっていってるんです」 「それはまずいんじゃないか?」 「でもそれが条件ですから」 「じゃあ写真はどうするんだよ」 「それは後日新たにセッティングします」
なんて会話がありました これは取材としてはかなり普通じゃない事だったので みんなどうしたのかなーって思っていたんですけど・・・
さて 無事取材も終了し 本になった翌日 彼女が同じフロアの若手(20代)の面々を集めて 突然飲み会を催しました
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さて 恐怖の電話を残して切れてしまった 彼女からの連絡 ワタクシたち会社に残されたモノ達は どうなってしまったのかと 緊張のまま彼女の帰りを待ってました
翌日の午後2時頃 編集部の扉を開けて 彼女が帰ってきました
なぜか手には大きなブランドの紙袋を二つさげ ご機嫌の様子
前日の様子からは想像もできない展開に 編集部一同唖然です
「おぉ、無事戻ってきたかー 大丈夫だった? あんな電話があったから心配してたんだよ」 「え? 何の事ですか?」 と彼女は不思議そうな顔 「いや、だって昨日の電話では・・・」 「あぁ、あれですか?なんでもないんです?」 「なんでもないはないだろー 叫んでたじゃないか」 「えっ?そんなことしてないですよー いやだなー」
と 全く煙に巻かれた編集長 真実はどこにあるのでしょうか?
で ご機嫌の理由は 「昨日の取材先の社長さんに晩ご飯を誘われてさ 『着ていく服がありません』っていったら これ買ってもらっちゃったー あー得した」 だそうです
いや あの それってまともな出版社の社員はしないから・・・
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以下は編集長から聞いた内容で 再構成した事件の概要です
「もしもし、編集長ですか?助けてください!」 「おいおい、どうした?取材は無事終わったのか?」 「はい、取材は終わったんですけど、 そこの社長さんに気にいられてしまって…」 「ん?どういう意味だ?」 「はい、一緒に食事に行こうって誘われまして…」 「うん、まあ食事くらいいいんじゃないか?」 「えっ…。そんなことしなくちゃいけないんですか?」 「いや、まあ、別に取材先と食事に行くことは 普通にあるんじゃないか?」
そこで突然 「いやぁぁぁぁぁっ!やめて〜〜〜〜」 と彼女が電話口で叫び声をあげました 「おい、何があったんだ!」 「いま、その社長が来てドアをガンガン叩いたり、 ドアノブをガチャガチャやってドアを開けようとしています」 「えっ、それは大変だ! なんならホテルの人を呼んだほうがいいんじゃないか?」 「そんな…、いやぁぁ…」
ガチャッ、ツーツーツー
突然電話が切られ、 あわてた編集長は電話をかけなおしますが 電話のベルが鳴るばかりで誰もでません…
いったい彼女の身に何が起こったのでしょうか?
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彼女を気に入った人 それは当時ボクがいた編集部の編集長だった
ある朝 新人もどきのボクと編集長しかいない時 彼は社内の他の部署の人に電話していた
「もしもし。橋やん、今度ウチに来た中途の子見た?」 相手の返事はもちろん聞こえません 「まだ、見てない?ダメだな〜、見にしてよ」 「それがまあ、いいオンナでさー もうふるいつきたくなるような・・・」 「いや、そんな事いわないでさ オレが入社させたんだよ: 「とにかく一回来てよ・・・」
なんか本気でいってんのか?この人って思ってしまった こんな事考えて仕事とかいってんのかね〜って 呆れるばっかし こんな風にのどかにしてたのは彼女が入社して1か月くらいだったかな・・・
事件は彼女が名古屋に出張した際起こった
その日の午後3時頃 名古屋に取材にいった彼女から電話が入った 彼女の声はとても緊迫していた 「もしもし、編集長いますか! すぐ変わって!」 幸い席にいた編集長と電話を替わると
「はい、もしもし」 「えっ!何?どうした!落ち着け」 「うんうん、なんならまずホテルの人を呼んで・・・」
どうやら名古屋で緊急事態が発生したみたいだった
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はるか昔の物語 ボクが会社に入って2年目くらいだっただろうか その時ボクたちの目の前を疾風のごとく 通り過ぎていった一人の女性がいる
彼女の名前は仮に神谷いずもとしておこう
彼女は中途入社でボクのいる部署に入ってきたんだ
当時ボクは男性月刊誌の編集部の2年生 まだ右も左もよくわからない小僧だったんだけど 彼女を初めて見た瞬間抱いたイメージは 後になってやっぱり正しかったんだと 一人納得したんだ・・・
「はじめまして。神谷いずもと申します よろしくお願いします」 編集会議で紹介された彼女の第一印象は
銀座のクラブのねーさん
今となっては珍しくもないけど 茶髪にアップにしたパーマ頭 どぎついまでの化粧 そして花柄のひらひらしたワンピースが なんだか時代を感じさせてくれた
少なくともボクの年代の人間は なかなかしないファッションだったんだ
そんな彼女をいたく気に入った人がいた
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ここのとこ車を運転する機会が多く その際 なんとも気分におちいることしばしば 忘れる前に書いておかなくっちゃ
金曜日の朝6時すぎ レンタルCDを返却するために 近所のTSUTAYAに出かけました
駅近くの道をユルユル走っていると 信号も横断歩道もないところを いきなり人が渡ってますよ
ネクタイはずして 上着を手に持ったリーマン風 朝から張り切って会社いくなーって ボンヤリしながら見ていたら その後ろから真っ赤なものがでてきて 腕を掴んでます
近づいてよくみたら リーマンはヨレヨレ(笑) 真っ赤なのはミニのチャイナドレスをきた いかにもっていうネーサンでしたよ(笑) ありゃま泊まりですか(笑)
という朝からとっても香ばしい光景
なにがあったかわわかりませんが ちょっとストーリー感じて 嬉しくなってしまいましたよ(笑)
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先日知り合いと食事していたら その人が突然語り始めました
「ねえ、秘密知りたい?」
ボクは少しだけ考えてこう答えました
「話したければ話せばいいし、話したく無ければ話さないほうがいい」
するとその人 「いや、話たいんだよね これまでずっと抱えてきた秘密 つきあった人ともう一人にしか話してない」
もちろんボクは彼氏なんかじゃありません
「東京に来てから付き合った人には結局最後まで話せなかった 私は自分を全部知って貰わないと嫌なの 相手の事も全部知りたいの」
そう わかった で 何?
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その秘密を共有した後 ボクはそれまでと変わらない自分でいられただろうか
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