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言の葉
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2004年08月29日(日) 止まった時間-16


彼女と別れて何が不自由というか
一番気になっていたかっていうと
高校の同窓会に出られないっていうこと
べつに気にしなければいいじゃないかっていう
言葉をかけられたりもしたんだけど
彼女の性格を誰よりも熟知していたボクとしては
安易に納得できない友人の言葉だった




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その知らせは高校から浪人時代に
よく付き合っていた友人からもたらされた

彼は地方の国立大学にいってしまって
あまり会うことなど無くなっていたんだけど
その時はたまたま実家に戻っていたようだった



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この言葉には少なからずショックを覚えた
そういわれてしまえば
そうかもしれないんだけど
あくまでお互いに納得して最後は別れたつもりでいたんだ
少なくともボクだけは…

話少々込み入ってしまうけど
高校時代に彼に惚れていた女の子がいて
その惚れていた子は実は彼女の親友であって
その子から聞いたらしいんだ



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その言葉は時の勢いであって
大げさにいってるに違いない
なんて考えていたボクは
やっぱり世間知らずだったんだろうか…

もう少しだけ後日談は続きます






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2004年08月27日(金) 止まった時間-15




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疲れ果ててドロのように眠るボクを
毎日起きるまで鳴り続ける電話の呼び出し音
留守番電話になっていると
出るまで何度もかけなおしてきた



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だんだん疲れてきたボクは
寝る前に電話線を抜くようになっていた

そんな日々を過ごしながら
ある日彼女に直接いった

ボクたちはもう別れたこと

いつまでも電話していたらその依存心は消えないこと

ボクのような人にかかわっていたら新たな出会いなど訪れないこと…

彼女はやっと納得して
もう電話しないって誓った

そして平穏な日々が戻ってきた



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それはボクも忘れていた
友人からもたらされたんだ



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2004年08月26日(木) 止まった時間-14


半徹夜続きで
やっと仕事が一段落した週末
惰眠をむさぼっていたボクは
けたたましい電話の音で目が覚めた
誰だろうって考える間も無く
ごく自然に電話にでていたんだ




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「あっ、いたんだ」
なかば期待していなかったのか
彼女は少し驚いたようだった

それから彼女はポツリポツリと
別れてからの事を話はじめた



なぜ電話に出てくれなかったのか?

もう電話に出たくないほど嫌われてしまったのか?

別れて数日後から原因不明の湿しんが全身にできて
入院したこと

その原因は病理検査では明らかにならなかったこと

これは全てアナタというかけがえのない人間を失うような
行為ししてしまった自分への天罰であること

見舞いにこいとはいわないがせめて電話で声だけでも聞きたいということ



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そんなボクはやっぱり
間違っていたんだろうか
何かを…



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2004年08月22日(日) 止まった時間-13


彼女からの電話だった




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今みたいに携帯電話なんで
みんなもってなかったから
連絡をとるためには
家の電話にかけるしかなくて
彼女はボクに電話してきたんだろう

お互い地方から上京してきた身だから
近くに家族などもいないし
心細かったんだろう
そう思って
彼女の電話にでれなかったことを
少し後悔していた

ある意味でそれは正しく
またある意味でそれは正しくなかった



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普通に会社勤めをしていたら
朝家を出て帰宅は夜になる
まして当時のボクは午前中に出社して
また翌日午前様で帰宅するとい生活をしていた
病院の自由時間に自宅にいるはずがない
そんなボクの行動を知りつつ
彼女は病院内の公衆電話からボクの家に電話をいれ
いつも愚痴ならぬ「どうして自分がこんな目にあうのか?」という
誰にも答えられない質問を残していたんだ

ボクはだんだん家に帰るのが
恐くなってしまった
でも
これもみんなボクのした事に起因するのなら
全てを受け入れなくてはならない

そう自分にいいきかせていたんだ



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2004年08月21日(土) 止まった時間-12


別れを決心した時には
あんなにイヤに感じた彼女だったのに
一人になって思い出すのは
楽しかったことばかり
これまでの自分が
どれだけ彼女と一緒に
歩いていたかを痛感させられる

高校時代の学校からの帰り道
途中でよった喫茶店でのバカな会話

東京にでてきて彼女と初めていった喫茶店
初めての夜を迎えた彼女のの部屋

二人でいったいろんな映画
そしてコンサート

夜淋しくなって
なんとなく電話して徹夜した日

喪った時は二度と戻らないんだ
そんなことは重々わかっていたんだけど
でもどうしてもボクは
違う場所へ歩いていかなければならないって
感じてしまったんだ

正直いって
自分の中のこれほどの部分を
彼女が占めていたとは気づいていなかったんだ

別れて1週間ほどした夜中




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終わりは終わりじゃないって
この時初めて知ったんだ



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2004年08月20日(金) 止まった時間-11


翌日彼女がやってきた
別れの電話の時に約束していた
彼女のモノを持ち帰るために

ボクは全部送るっていったんだけど
自分で持って帰りたいって
彼女はいいはったんだ

なんとも気が重い

彼女は約束の時間にボクの家にやってきた

なんとなくぎこちなく挨拶をし
部屋に招き入れる




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すでに泣いているようだ
涙と鼻水で途端にぐしゃぐしゃになった顔をゆがめ
「本当にもうだめなの?」と
部屋で叫ぶ

ボクは一生懸命手で肩を押しながら
覚めた眼で彼女をみていたような気がする



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こういうのを修羅場っていうんだろうか?
そんな事も考えていたんだ



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それはどう転んでも無理な話だよ
そういう風にしたら
この間から話していたことが
全て無駄になる

それよりも
ボク自身つきあってない人を抱く趣味は無いんだ

遠回しな言葉を選んで
彼女にそう告げる
苦しいまでの沈黙の時間が
ボクを締め付ける

そして3時間ほどたち
彼女はボクの部屋を出ていった

彼女が去った後
ボクは彼女の座っていたアタリを
呆然と眺めていた

彼女と別れたんだ
その現実が迫ってきた

自分から切り出した別れなのに
戻ろうと思えば
そのチャンスはいくらでもあったのに
そうしなかったボクは
彼女との6年に及ぶ時を
幾つも幾つも思い出して
いつのまにか膝を抱えて泣いていたんだ

そしてボクは
ひとりぼっちになってしまった





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2004年08月19日(木) 止まった時間-10


その週末
ボクはどうしてもしなけりゃいけない電話をした
それは彼女にではなく
親への電話

結婚を約束し
親を連れて相手の家に挨拶に行き
結婚式場を予約し
その予約を半年延ばし
それからほんの1、2か月で
結婚自体をやめてしまった事
それを親に報告しなければならない
気が重い事に違いはなかったけど
それを真正面から受け止めることが
ボクが唯一できることだったから

ボクはボソボソと事情を説明し
結婚がだめになったことを告げた




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結婚がダメになったことは
もうすでに会社とか友人に話をし
さまざまな対応に慣れてきてはいたけど
さすがにこれが一番こたえた

母は「何で決心する前に相談してくれなかったの」と
ボクを問いつめたけど
ボクは相談することによって
心がグラつくのが怖かったんだ

電話は何時間にもおよび
ボクが親に対して
子供のころから抱いていた思いとか不満とか
全てをうち明けていた

「そう、じゃあ仕方ないね」と
ボクを100%受け入れてくれる親を
これほど素晴らしい人だと感じたことは
それまでなかった

次男として育てられたボクは
それまでずっと兄と比較して
疎外感を抱き続けていたから…

それもこれも
この機会にすべて話し合ってしまうと
ボクはなんとも親を身近な存在に感じていたんだ



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親への報告をなんとかすましたボクは
翌日彼女を部屋に迎えることになっていたんだ…。



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2004年08月15日(日) 止まった時間-9


「えっ?」
一瞬絶句する彼女
ボクが突然何をいったのか
解らなかったみたいだった

ボクはもう一度繰り返した
「もうダメだ。キミと一緒に人生を歩いていく自信がなくなった」

突然すすり泣き
ただ「別れたくない」を繰り返す彼女



気にいらないんなら、いくらでも謝るから
そんなこと言わないで

これまでの6年間は何だったの?

私の一番いい時を返して!

心はアナタの事を忘れても
体は忘れられない



彼女の言葉に
何度も何度も
やっぱり「別れ」るのをやめようかって
心がグラついた
でも、その度に浮かんでくるのは
あの一言だったんだ

そして電話で話すこと3時間
彼女もボクも精魂尽き果て
彼女はやっと納得した




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これはきっと仕方のないこと
でも
その約束は間違いだったと
後で痛切に思ったんだ




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2004年08月14日(土) 病は進むよどこまでも


やったー
夏休みに突入です

13日は会社のお偉いさんもいないし
サッカーの男子予選が夜中にあったってことで
昼前に出社(笑)

とりたててすることも無いんで
部屋の片づけとかして暮らしました
そいで終業時間と同時に飛び出して帰宅
深夜の運転に備えて寝たりして

そして夜中に起き出し
東名を飛ばしたんですけど
さすがにお盆
夜中の2時過ぎでも
車がうろうろ
サービスエリアは渋滞
といことでなんとか実家に帰ってきました


おかげで眠り病
寝ても寝ても寝たりない感じ
寝てばかりもつまらないから
昼頃起き出して
修理にだしておいたデジカメを受け取りに

どうせ出掛けるならって
東海一の品揃えを誇る(プラモのね(笑)
上新電機によって
またしても買い込み買い込み




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でも



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いつになったら
落ち着くんでしょう

まあいつか落ち着くに違いない(遠い目)

明日からはちょっと関西方面に出掛けてくるです









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2004年08月12日(木) 止まった時間-8


その夏は兄から譲り受けた
初めての自分の車に彼女を乗せて帰省した
その時はまさか
それが彼女を車に乗せる
最初で最後の機会だとは思っていなかったんだ

夏が過ぎ秋をむかえ
冬の匂いを感じはじめた11月の末
ボクは彼女と冬休みの予定を
電話で語りあっていた

その時どんな話の流れで
その言葉がでてきたのかは
正直覚えていないんだけど




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ボクはその時
彼女は何をいっているんだろうって
一瞬ボーっとしてしまった
そしてその意味を理解すると
なんとも言えない悲しみがこみ上げてきて
涙があふれてきた

確かに最初の予定では
ボクたちはこの冬はもう結婚していて
二人で過ごしていただろう

でも
でも
ボクは夏のボーナスに一銭も手をつけず
結婚した後の資金とするべく貯金していたし
またこの冬のボーナスも同じ運命になるはずだった
彼女はそれを知っているはずなのに
なぜそんな事をいうんだろう

正直いって就職二年目のボクにとって
ボーナスが一銭も使えないっていうのは
すごく切りつめた生活をしいられる事だった
彼女は自分の部屋代は親に負担してもらっていて
もらう給料は全て自分のために使っていたっていうのに…

その時ボクの脳裏には
突然20年後か30年後の自分がいた

こんなにがんばっているのに
やっぱり彼女はボクの努力や意志を
無にするような言葉を投げかけてくるんじゃないか
そんな想像がアタマに浮かんできたんだ

正直な話
自分の人生でこんなにうんざりと感じたことは無かった



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自分でも
何でこんなセリフを
突然いっているんだろうって
不思議でしかたなかったんだ





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2004年08月11日(水) 止まった時間-7


ボクの本当の悩みは
その時から始まったんだ
現実として減る収入
一方確実に増える生活費
どうしたら解決できるんだろうって
毎日仕事をしながらも
それがアタマから離れることはなかった




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貯金が全く無かったボクは
もちろん結婚を決意してから
貯蓄を意識して生活していた
でも毎月の給料から貯金できる金額なんて
たかがしれたものだったから
そうすることによって
ボーナス1回分がまるまる残る計算になる

なんとかそれを頼りに生活していく算段だったんだ



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どうしたいんだろう
ボクと結婚したいんじゃないんだろうか
働きたくもなく
自分でお金を出すつもりないんだったら
ボクが稼ぐ金しかないんだから
どうしようもないだろう
ってしたくもない説得を何時間しただろう

やっと納得した彼女は
今度はこんな事恥ずかしくて
親にいえないという
一瞬きれそうになったけど
ボクが話そうかって提案すると
彼女は「それは自分でする」って
とぎれとぎれ答えた

翌日ボクは実家に電話をして
考えたことの結論を親に告げた
「結論を出す前に、相談したらよかったのに」と
ボクの親はいったけれど
結婚する以上親の世話にはなれないっていう
ボクの意見に異論ははさまなかった

その夜彼女へ電話をして
親への説明の結果を聞くと



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こうしてボクたちは
なんとかうまくやっていけるハズだったんだ
この時ボクはまだそう信じていた
彼女を
そして自分のことも


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2004年08月10日(火) 止まった時間-6


そう
発端はボクの会社の事情だったんだ

入社して働き始めた頃って
残業代が青天井っていって
働いただけついてた
入社二ヶ月目には手取りで30万円を超えていた

これなら二人で暮らすのも
なんとかなるだろうなって思って
「まだ早いかも」って考えていた
結婚を決意したんだ

入社した年の年末
驚くべき制度が導入されることになった
賃金カット
こう書くと正確じゃないかな
つまり残業代の上額規制が導入されることになった

翌年の4月から100時間、80時間って
半年ずつの試行期間を経て
最後は50時間でカット
となると

結婚しても生活していけるっていう
ボクの設計は水泡に帰した
予定通り推移すると
ボクの給料は結婚の時点で
手取りで25万を切ってしまう計算になり
その半年後には
20万円くらいになってしまう

その事実に気づいた時
実は結婚することで
その年明けにすでに彼女の両親の元に
挨拶にいっていたんだ
自分の親を連れて

その挨拶から1週間もしないうちに
今度は式場の予約がとれたって
親から連絡が来た

ボクは正直あせりを感じてきていた
それは結婚してもボクの稼ぎだけでは
生活していくのもキビシイんじゃないかっていう現実が
すぐ目の前に見えてきていたから

結婚したら住む場所は
彼女の親の所有するマンションになるはずだった
その家賃と管理費で10万円ほどの
出費が予定されていたんだ
すると生活費は二人で10万円

学生時代
親からの仕送りとバイトで
月に25万円くらいの収入で暮らしていたボクは
目の前が真っ暗になったんだ

そして考えに考えて




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そういう答えがくるだろうって
正直予想してなかったボクは



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この時からすでに始まっていたんだ
今考えるとそうとしか思えない



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2004年08月09日(月) 無謀遊技


はい
今日は少々懺悔の時間です

先週のアタマに出張にいって
早く精算しないとお叱りがくるって思って
精算を始めて
そういえばこないだの米国出張も精算してなかったよなーって思って
精算したら結構な金額が戻ってくるってわかって

思わず散在しちゃいました

まずはネットで模型屋みてたら
70000円以上かったら50%オフってーのを見つけて
隣に座った同行の士とあわせて買い物三昧
これでもかってくらい模型を買ったんだけど…

休みの日に近所の模型屋にいったら
やっぱり魂を奪われて
またもや模型購入
いいかげん未製作の模型が100個を越えました(笑)

それだけじゃありません
年初から欲しくて欲しくてたまなかった
エアー・コンプレッサーなるものを購入
これもネットでつい注文しちゃいました

さて
よくよく考えると
先週1週間で模型に7万円も使ってます
あぁぁぁぁぁっ
反省




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悪銭身に付かずとはいいますが
先に使いまくってたら
溜まるヒマなど無いですよねえ

いや



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笑い事じゃないか(笑)



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2004年08月07日(土) 止まった時間-5


入社してからひと落ち着きした
7月だったと思う
ボクは彼女との結婚を決め
そして結婚を求める彼女にそう告げた
彼女はとても嬉しそうにその言葉を受け止めていたんだ

結婚することに異存は無かったけど
まず最初に考えたのはお金のこと




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少しだけ驚いたけど
女性っていうのはそういうものなのかって思って
そんなに気にもしなかった

そうなるとボクの収入だけで
生活しなければならない
ボクが入社した頃って
世の中の景気もほどほどよくて
残業代が全てでていた

忙しいのが代名詞になっていて
過労死しちゃう人も年に何人か出るっていわれるこの業界
さすがに給料はよくって
初任給の倍くらいの手取りがあった
そりゃそうだよね
月に150〜200時間くらい残業してたもの
今から考えると信じられない生活してたものだ

それだけ忙しいと
使う時間もそうそうなくて
生活は比較的楽だったけど
人を一人養うとなると
それ相応にお金は必要だなって
心を引き締めたっけ

なにしろ学生から社会人になったばかりで
おまけに最初の暮れのボーナスで
車を買う予定にしてたから
貯金なんて何もなかったし

とりあえず結婚を入社2年目の秋にしようということで
お互いの合意を得たんだ
その合意はあることが原因で
二人の意識のズレが見え隠れしてきた



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2004年08月06日(金) 止まった時間-4


それから大学生活を通じて
つきあったのは彼女一人だった
一年受験留年したから
5年間かけて大学を卒業する頃




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正直いって複雑な気持ちだったんだ
別に彼女と別れるなんて
これっぽっちも考えてなかったけど
大学を卒業して
これから仕事につくボクにとって
未来がどんな風に流れていくのかは
想像もできなかったから

彼女が自分の身を不安に感じるのと同様
ボクは自分の行く末に不安を感じていたんだ

もともとお互いに自分の好きなことをしたい二人は
学生時代も月に1〜2回会うくらいだった
別に仲が悪いわけじゃなくて
今考えてみたら
お互いをその程度にしか必要としていなかったんだろうなって
わかる気がする

会うたびに先に就職した自分の仕事を
ツライといい
早く結婚しようという彼女
ここまで付き合ったから
やっぱり結婚するんだろうなあっていう気持ちは
ボクも当然持っていたから
その時は彼女の気持ちが
別に負担になったりすることはなかった
けれど



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そして二人は最終章まで突っ走ることになるんだ





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2004年08月04日(水) 止まった時間-3


彼女と初めてデートらしいデートをしたのは
大学受験のために東京に出てきた時だった

私立大学最後の受験が終わったら
東京で会おうと約束していたんだ
最後の受験の朝
目覚めると雪景色になっていたのに
本当に驚いた

それまで温暖な気候の街で暮らしていたボクは
東京に出てきて
生まれて初めて雪が積もって
道路を車が走れないというのを目の当たりにした

それまでの18年の人生で
雪が積もったのは2回きり
それもうっすらと1〜2センチ積もった程度で
雪だるまを作ろうとして
雪玉を転がすと
すぐに地面の土が一緒にまざって
黒い斑点がついた
小さな雪だるましか作ったことがなかった

そんなボクが
大事な受験の日に
大雪の中を歩いていくなんて
想像も出来ない事が現実に起こったものだって
妙に落ち着いて考えていた気がする

実際のところ
試験に遅れるんじゃないかって
心配で心配で
予定よりも1時間も早く
姉の下宿を出たけど
会場についたのは
ホントギリギリだった

肝心の試験はというと
それまで受けたどの大学よりも
手応えを感じていたんだ

試験が終わった瞬間
脳裏に浮かんだのは
「さぁ、やっと彼女に会える」っていう考えだった




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そう
あの頃はそんなささいな事で
幸せを感じられていたんだ




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※ほんの数日の間にカウンターがすごくすすんでいて
 少々驚きました。ご愛読ありがとうございます。


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2004年08月01日(日) 竹シーツ


なんとも奇怪なものです

この夏の暑さに耐えかねて
土曜日に百貨店をブラついている時に発見して
思わず衝動買いしてしまいました

いや
竹シールなるものが涼しくてよいって
知り合いから小耳に挟んではいたんですけど
現物見るのは初めてで

夏の暑さしのぎシーツといったら
畳表をベッドサイズにした寝ゴザとかありますよね
最初竹シーツの名を聞いた瞬間
「あぁ、すだれみたいなもんかな?」って
想像してたんですけど
全然違ってました




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一瞬
古代中国の竹でできた鎧?って
思ってしまいました

肝心の寝心地なんですけど
これがまたなんか不思議な感じで
竹ですから確かに固いんですけど
これが微妙にうねったりするわけで

快適に睡眠できているのかよくわかんないんですけど
確かにヒンヤリとした感じで
なんだかよく寝てしまいます
おかげでこの2日は
寝っぱなしの生活だったかも(笑)
でも少し涼しくなったからとも思ったり

さて本日から
2泊3日の予定で
九州方面へでかけてまいります
台風の影響がないといいんですけどねー

とりあえず
しばしの沈黙




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