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言の葉
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2002年11月30日(土) ひとつの階段



人に興味を感じて
いろんなことを知りたくなる

そんな自分に気づいた瞬間
「あぁ、まだ大丈夫なんだな」って
一人納得する

そんな風でもいいじゃない

わずかでも
自分の中の階段を昇れば

 









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2002年11月29日(金) 始まりの理由



別にこれといって
輝く一瞬があったわけでもない

気がつくと
心の中で幾ばくかの位置を占めていたってだけ

自分のいらだちに気づいた瞬間
すでに負けていたってことだと思う


 





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2002年11月28日(木) 終わりの仕方



サッカーにシーズンがあるように
人間関係にも終わりの瞬間がある

そんな風に考え始めてから
なんとなく臆病になった自分がいる

終わりのない人間関係ならば
始まりは到底ない

そんな公式が成り立つのか

どんな終わりが訪れようとも
キミと出会ったことは
忘れはしない
後悔などしない


 





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2002年11月27日(水) おかえりなさい



yellow monkeyがソロになって
活動を再開するというニュースを見た

去年の1月8日
初めて見たライブが
最後のライブだった

一緒に歌っているボクを見て
微笑む姿がつい昨日のよう


気がつけばもう2年もたとうとしている


 








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2002年11月26日(火)



雨の日の記憶は
いつも悲しい

幾度となくキミに会ったのに
憶えているのは雨の記憶

雨音に紛れて
いつしか消える


あたかも最初から
何も無かったかのように
 






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2002年11月25日(月) 目の前にて



週末には
恒例のサッカー観戦のため
実家に帰っていたんです


まずは金曜日の夜中
東名を走っていたら
急に前のトラックがブレーキ踏んだんだけど
(追い越し車線ね)

(何してんの?こんな夜中に)
って疑問を浮かべながら
軽く減速してたら
ほんの少し先にハザードをつけた車が…

(なんで追い越し車線に)
っていう考えが頭をよぎるまもなく
見る見る車に近づいて
よくみると右の鼻と
右のボディに傷跡が…

(あ〜あ、やってもーたのね?)
だいたい走っている車から右の鼻とか
右のボディがみえるのって変でしょ?
そうなんです
その車はお尻から中央分離帯につっこんで
止まっていたんです
中では明かりをつけて
カップルが呆然としとりました
その周りには3台のトラックが…

おそらく事故直後
まだ発煙筒も三角停止板も無かったし
もちろんハイウェイラジオでもいってなかったし
本当に目の前でその瞬間がこなくてよかった
などと心底思ってしまいました
(不謹慎でごめんなさい)

そして本日の帰り
何気なく走っていると
急に5台くらい前の車の窓が開いて
いきなり赤色回転灯を屋根にポコってのせました
そして左前を走っていたトラックを止めてます

(あっ、覆面!)
再びなんか安堵感
(まったく不謹慎ですみません)

新聞で見るような事件って
わりとさりげなく転がっているような気がする


 







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2002年11月22日(金) 求めているのは



ボクの問いかけに
ハッキリと答えてくれるキミ

ボクの不安を
跡形無く吹き飛ばしてくれるキミ

そんなキミに焦がれていることくらい
自分でもわかっちゃいるんだってばさ


 





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2002年11月21日(木) 惑い



たった一日
たった何十時間かの空白

そこに不安を感じてしまう

あぁ
さりげなく傾斜していた自分に気づく







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2002年11月20日(水) うつろ


 
「私は間違った生き方をしてきた」

そうつぶやいた彼女は
静かに涙をこぼした

その光景を
なすすべなく見つめるボクの瞳と
癒されない過去に向けられた
彼女の瞳は

決して交わることはない

そう気づいてしまった瞬間が恨めしい


 






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2002年11月19日(火) 元気



いつも元気をもらってゴメンね


彼女はいう

元気をもらっているのはボクの方

そう伝えるのに
なぜか躊躇する一瞬


風が通り過ぎた






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2002年11月18日(月) 底冷え



キーボードに向かい
文字を紡いでいると
何時の間にか意味不明な言葉が浮かび上がる

冷え切った指先には
自分以外のものの意志が宿るものなのか

そのもどかしさが
なくした恋のうずきをよび
一人膝をかかえたくなる






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2002年11月17日(日) 時はすでに遅し



はっと
気づいた瞬間には
すでに遅い

喪くして初めて気づくって
よく聞くけど
本当の意味がわかってなかった


 








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2002年11月16日(土) 不感症



歳を経るごとに
胸の中のうずきがわずかになり
いつしか何事にも平穏に対応できる自分がいたりして

あぁ
人が歳をとるって
こういうことなんだなあって思っていたけど

突然
憑かれたようになることもある


 





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2002年11月14日(木) 宙ぶらりん



そんな気はさらさらないってわかっていても

ふと
笑顔をみたくなる瞬間

昔にかえったような気分に浸る瞬間

喪くしたものをジッとこらえながら見つめる瞬間


気持ちは簡単ではない


 





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2002年11月10日(日) その関係



二人の会話がスムーズに流れれば流れるほど
突然の別れを
何だったんだろうって今更ながら考える

全ては
気まぐれのなぜる技だったのかもしれない


でも
現実は常に過酷


 





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2002年11月09日(土) さりとての間



去年振られた子と
晩飯を食べた

なんでもわかりあえるような
かといって
ある一線以上は踏み込めない微妙な距離

懐かしさともどかしさの混ざり合った
さりとて離れがたい時間







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2002年11月08日(金) 冷たい風



冷たい風を頬に感じるたびに

あぁ
またこの季節がやってきたんだな
という感慨に引きずりこまれる

出会いがあるなら
別れがあるのは当然だというのに

何度味わってみても
なれるもんではない


 





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2002年11月03日(日) ふと気がつくと。


 
今日は想い出の日だった

一年前の今日
初めてあったんだっけ

そうしてまた新しい一年が始まるんだなあ

いろんな事があった一年だった。

いや
まだ終わってないけど…


 





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