矛盾スルニモ程ガアル
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2014年11月30日(日) 美味しいって飲めるか否か問題。

朝っぱらから下劣な話題で申し訳ございません。



ということは、タイトルの「飲み物」が何か、皆様お察しの通りでございますが。




そもそもアレは飲み物じゃねえ!(いきなりキレる)




発端は朝の電話でした。私の友達がアレを飲んだことがない、って言ってたと話題にしたら、

「いや普通飲むでしょ」

と彼。

「でも、その子は飲んだことないし、飲まないよそんなのーみたいな感じだったよ?」

と言うと、


「いやいやいや。その会話の時から時間経ってるし、そろそろ飲んでるって。俺の、○○の子(彼が婚約中に二股かけていた相手)は自分から喜んで飲んでくれてたよ。美味しいって言ってたし」


と例の現地妻の話を持ち出しました。


ちなみに私は、


「あれはまずい。世界で一番まずい。飲んで欲しいなら頑張って飲むけど、この頑張りを分かって欲しい。AVとかで美味しいとかって飲んでるのは幻想だから」



とありのままを伝え、一人でも多くの男性の勘違いを解こうとするタイプです。


ちなみに私のこの演説を聞いて、彼は「え……美味しいんだと思ってた……」とか言うからAVの罪は深いです。


美味しいと思うならいっぺんお前が飲んでみろや(怒)


飲み干してみろや(怒)




しかし世の中には、本当に美味しいと思っているか、そうでなければ男性の幻想を壊すまいとする女性もいるのですね……。



うーん……確かに昔は私もお世辞で「美味しい」とか言ってたかもなあ……。

大学ぐらいのときは、まだアレを飲むこと自体が珍しかったし……(遠い目)



いつの間にこういう風になったか分かりませんが、これを主張していたとしても、元彼は「ええ、そうなんだ」と普通に受け止めてくれていたし、Aさんなんてまずいこと分かった上で飲ませるし、正直Bさんがこんなに不満を持つとは思っていませんでした。



でもそうだった、相手には従順でいて欲しい人だった、と思い出し。




現地妻は従順で尽くす子だったよ、と言っていたのを思い出し。





そこから私のネガティブモード全開ですよね。



そもそも、現地妻と比べて自分が出来てないのをずっと気にしていて、「昔のことを気にし過ぎ。今ラブラブなんだからそれでいいでしょ」って言ってくれたのは彼なのに。


折角気にしなくなってたのに、こうやって思い出さされるんじゃ。



もしかして、結婚しても「昔の彼女はこうしてくれた」とかいちいち言われるんじゃ、と思って。


それってもうつまり、私と彼が合ってないってことじゃないかなって思って。




見ないふりしていた一番の不安が、ここにきて露呈。





彼が求めるように私はなれない。きっと。





元彼はそんな風に比べたりしなかった……とか思いましたが、よく考えたらあれこれ比べられてました。料理を率先してするかしないかとか。


何か結局、男って自分の本当の理想を選ぶんですよね。


今燃え上ってるだけで、彼の理想はもっと違うところにあるんじゃないかなって。

彼も自分を誤魔化してて、うまく行くって思ってるかも知れないけれど、彼は自分の理想への追求をやめないから、結局全部私に「こうなって」ってしわ寄せが来るのかなって。


そんなの、ありのままの私じゃ、ダメだって言われてるみたいで。


じゃあやっぱり私たち、うまくいかないんじゃないかなって思えてしまって。




だけどそんな一つのことで、うまくいかないって放り出してしまえる程、彼への気持ちが薄い訳じゃなくて。



でもやっぱり、これは根幹に関わる問題じゃないかなって思う訳で。



アレが飲めるかどうかっていうより、私が彼の理想になれるかどうかの問題。

もっと言えば、私は努力はするし今でも充分従順になるよう気をつけているところはあるけれど、「できればそうする」っていうレベルであって。

絶対服従なんて無理。



そもそも、私が尽くしたいと思う男は、尽くされたいとか思ってない男だし。


尽くして欲しいならそれに見合うだけの男なんだろうなお前は? って思ってしまうタイプだし。(男前)




彼のことは大好きだけど、ここを彼が妥協できないなら、致命的かも知れない、と冷静な私が思う。




結婚生活、事あるごとに私はダメ出しされたいか?


答えはNOだ。




ただでさえ田舎に同居って条件で、今更やっていけるか不安になってたとこなのに。


彼に沢山愛されるって思えるからこそ、頑張ろうって思えるのに。



不満は不満として、伝えて欲しいって気持ちと。


私は昔の女じゃないから、って思いが交錯する。





「じゃあこれからは美味しいって飲むようにするね」

って私は譲歩したつもりが、彼には

「そんなのいいし。もう聞いちゃった後だし。嫌なら無理に飲まれても楽しくないし」

と通じませんでした。












じゃあどうしろと









私が楽しく飲めないのが悪いって責められてるとしか思えませんが、それを責められてもどうしようもない訳で。

ましてや、今後の態度を改善するって言っても、嫌だとか言われたんじゃ、こちらとしてはもう手段はない訳で。




今割と凄い冷静な気持ちになっています。



ここを彼が譲らないなら、無理かなって。




でももしかしたら彼も「やっぱ無理かも」って思ってるかなあ。




私は譲歩し合いたいけど。




でもきっと彼にとっても、譲れないポイントなんでしょうし。







まさかこんな下ネタから、別れ話に発展するとは……(私の中で)





速攻話し合いたいのですが、彼が最近、仕事の帰りが遅くて。



ただでさえ疲れているときに、こんな話したくないなあって気持ちと。


でも今なら嫁に話をする前だから、私と別れることになれば彼はそれもふまえて嫁と話をするか決められる、という気持ちと。



嫁に話しました、離婚することになりました、でも私とも別れましたじゃ申し訳ないというか。


それもタイミングというか、彼の選択かなあとは思うのですが。
(そもそも離婚は、私とは関係なく行われるべきであって)



そこまでこっちが先回りして考えてあげなくてもいいのかなあとか。




でももし、彼が平穏な暮らしを望むのであれば、従順だっていう今の嫁と暮らした方が幸せになるんじゃないのかなとか。



それなら早く彼にその私の不安なり不満なりを伝えて、私は変わる努力はするけど完全に理想通りにはいかない、だけど昔の女といちいち比べられていちいち注意されるのは嫌だ、って言ってみて、それで彼が別れたいならそれで結論出した方がいいんじゃないのかなとか。




そんな感じで考えています。





この恋愛、何でいっつもこんなに急上昇したかと思えば急下降なんだろう……。


2度の別れ話を乗り越えてきましたが。


今度はちょっと根幹に触れる話なので。



もしかしたらダメかも知れない、ぐらいの覚悟で臨まなければ。



分かってくれることを期待していますが。



彼が変わりたくないと思えばそれまでなので。



ああ。



怖いです。




手を放されてしまうのが。




いらない、って言われたらやっぱり、ものすごくショックなんだろうな。



何せ、私には前回のトラウマがありますので。


結局は自分の理想を求めるんだって、知っておりますので。




ダメになるものは結局ダメになるから。


それなら、早い方がいいとか思っちゃうのです。



ああ、やっぱり思考が男っぽい……。



2014年11月27日(木) 期待は膨らむ。

じっと、じーっと待っている。急かさないように。プレッシャーを与えて、嫌になってしまわないように。





12月が終わるのを。(気が早い)






「12月はこっちに来ないの? 19日なら、ちょうど会社の飲み会が中止になるかも知れなくて、時間作れそうなんだけど」

と彼が言う。


「その時には、嫁への話は、終わってる?」

と恐る恐る聞く私。


「終わってると思うよ」

とあっさり彼が言う。



迷う、って言ってた彼を思い起こして。迷うってことは、嫁を選ぶかも知れないってことで。


無理して会いに行きました、「ごめん俺嫁と再構築するんだ」とか言われました、じゃホントに死ねる。



そういう恐怖と、単純にお金がないので。



「お金がないから無理ー」



と、答える私。


彼「そか、分かった」

私「ごめんね」

彼「いいよ、どうせ毎日会えるようになるんでしょ」

私「!? ……うん」



冗談、なのか分からなくて、私はまごまごする。


「会えるのは年明けかあ」

と私が言うと、彼が聞きにくそうに聞いてきた。



「年明けても、会ってくれるの……? ほら、12月までに決めなきゃどうのこうのってやつ」


「ああ、うん。嫁とやり直すって言われたら会わない」


「そっか。それなら会えるね。心配ない」


「……意味分かってる?」


「分かってるよ」



そういう、会話。




迷ってる、んじゃなかったの??

こんなに期待させるような台詞を言っちゃっていいの??



私はちょっと混乱中。




まるで私に決めたから、っていうような言葉たち。






それでもいつ逆転があるかも知れないって、私は身構えてる。





まずは彼が嫁に話をしないとだし。


そしてその話が、ちゃんと離婚という形に収まらないとだし。


「離婚して1年後ぐらいに結婚かあ」とか彼が言っていたところをみると、離婚後もすぐにはどうこうならなさそうだし。



本当は、離婚も再婚も私の年齢考えたらのんびりしていられねえんだよって首根っこつかまえてゆさゆさ揺さぶりたい衝動に駆られる時もあるけど、それをやると間違いなく逃げちゃうタイプの人だから、必死に抑えている。



出来婚もダメって言われちゃったしな……。



でも、世間体を気にするって自分で言ってたぐらいだし、私が待てる範囲なら、待とう、と思う。


例え他の人への可能性がそれで手遅れになったとしても。



自分が、待ちたいって思って待つんだから、きっといいんだ。



その時は、離婚してでも一緒になりたいって思ってくれた彼の気持ちを、出来るだけ尊重していたい。





そしてその「待つ」の第一歩が今。



12月に話をしようと思う、って言ってくれた彼を、いつ話をするつもりなのって問い詰めることもせず。


彼が、話をしたよって言ってくれるのを待とうって決めてる。




だから早く年末が来て欲しい。


笑っているか、泣いているか。



分からないけれどあれこれ考え過ぎて、疲れたから。



とにかくその日が、過ぎ去って欲しい。




そんな今日この頃。



2014年11月23日(日) バースデーサプライズ。

実は本日、彼の誕生日で。



そばにいられないけれど、せめてメールだけは日付が変わった時に送ろうって思っていた。
実際は、メールではなくてSNSのメッセージだけども。

一応、メールは夜の11時以降は送らないってことになってるし。



来年は隣で過ごせてるといいな、とか書きそうになって、いやいや重いし、と思い直し。


お誕生日おめでとう
これで○歳差だね(笑)

いつも幸せをありがとう
素敵なお誕生日を


この4行に留めた。



そわそわしながら日付が変わるのを待っていたら、今日は飲みに行くと言っていた彼からメール。


「12時過ぎに電話できる?」


って。勿論、と答えて待つこと30分。(メッセージは日付変わった直後に送った)




かかってきた電話で、きっと私が今年の誕生日初の「おめでとう」を言えた。



「ありがとう」と彼は答えて。



私の、「何か欲しいものある?」の問いに、「何もないよ」と。



いつもしてくれるから、何か贈りたいんだけどなあ、と思いつつ、でも物であっても食べ物であっても困らせるかなあと思って結局当日まで何も出来てなかったのは私なので。


とりあえずもう一度、聞いてみた。ら。



彼「じゃあ、ぼむのいやらしい写メが欲しい」


私「うー……。分かった。他には?」


彼「他にはないよ。……とりあえず、俺のそばにずっといてくれれば」






ここで私の思考回路が停止。




とりあえず以降、なんつった?



もう一度言って欲しくて、



「……とりあえず?」



と促すと、「とりあえずってどういう意味だよテメエ」のとりあえずだと思ったらしい彼が、



「とりあえずって言うか。来年、再来年は楽しみにしてるよ。ずっと俺のそばにいてくれたらいい」



と。





え、つい先ほど悲観的な日記を書きなぐったばかりだというのに、これは一体……と私はプチ混乱。



だってお前、迷うって言ってたじゃねえかよ。



なのに彼は重ねて、




「近くにいてくれたらいい。……会いたい」




って。







そしてやたらと「ありがとう」って言ってくる彼に、もうこっちがありがとうっていうかどうしたんですかっていうかちょっと事態を受け止めきれない私。





……酔ってたからか!!(今気付いた)





でも酔ってたんだとしても私を期待させるに充分なことを彼はやらかしていると思う。



私が、あれ以降、彼の着ていたパジャマをぎゅーって抱きしめてしまう、というメールを写真付きで送ったことに触れて。



「お子ちゃまだもんね(笑) 可愛い。可愛い。……可愛い」



って、何度も言う。



否定すると怒られるので、私は「……うん」って小さく同意する。




いやこっちはもう振られることを想定して食欲まで無くなってて何なら今胃が痛いんですが。





何だろう、このアツアツっぷり。





信じていいのかな。




っていうか、これだけ言われて信じるなって方が無理。



100%ではないにしろ、私と一緒にいたいって思ってくれてるって、思っていいのかな。



3週間を過ごして、ますます離れがたくなったのは私だけじゃないって、思っていいのかな。




まさかのバースデーに、今まだ信じられない気持ちでいる。



本当は泣いちゃうぐらい嬉しい言葉なのに、あまりに振られる方向を予測していたせいで、構えちゃって多分言葉半分ぐらいにしか聞けなかった。



来年も再来年も、ずっと祝えたら。



本当に、嬉しい。



2014年11月22日(土) 彼の昔の浮気相手の、結婚。

4年前、彼が婚約中に。


「2番目でもいいから」と縋ってきた女がいたそう。



4ヶ月ほど、ほぼ毎日会って、毎日セックスして。(彼は婚約者と遠距離恋愛中だった)

その女の人は1回のセックスで最低5回はいってた、とか。

相性は凄く良かったし、尽くす子だった、とか。

浮気相手、って私が言ったら、「2番目の彼女だったよね」と訂正されたりとか。



結局は、その子が「このままじゃ自分がダメになる」って電話で彼を振ったらしいのだけど。



その子が来月、結婚するという。


割とイケメンの彼氏と。



んで、同じ職場仲間として、皆でお祝いメッセージの動画を今急いで撮っていて、彼もその企画に参加するという。







シュール。








そういうのって、女の人の立場からだとどういう気持ちなのかな。


勝ち誇ったっていうか、してやったりって感じなのかな。


私、幸せになったわよ、みたいな。


考えてみれば、元彼もこの女の人と同じ立場に近いな。


前の人に、未練とかないのかな。(元彼は絶対無いだろうけど)





そんなことをぼんやりと考えて。





私もその彼女みたいに、彼に振られてもまた、幸せな結婚が出来るのかなあと思う。




すっごい辛かったろうに、立ち直って幸せになってるんだもんな。凄いな。



でも彼女はまだ若いからなあ……。尽くす人だっていうし、いい子なんだろうなあ。






それにしても。





子供を作ることが出来れば、今の嫁と続けるかも知れないと聞いて。




私はもう振られる方向にいると自分では感じていたりする。




だって、子供がいないからこそ、別れやすいのに。


そこを、今から、作ろうっていうんだよ!?(誰に問う)




何か、私って結局いらないんじゃないのかなって気がして。


確かに彼がくれたものは多いはずなのに、私の悪い癖で、何も信じられない。






その4年前の彼女の時と、私。


2度も嫁を裏切っているから、きっと彼の中での嫁の価値はそんなに高くないんだろうと、正直思っていた。


壊れているものの上に立っていると思っていたから、罪悪感なんて無かった。



でも、彼の本当の願いは、嫁と向き合って暮らしていくことなのであれば。




今までが、なんて茶番。




ああでもそうかも知れない。結局は嫁と向き合えないから逃げていただけなのかも。

向き合っていくなら嫁が良くて、そこに私の入る余地はないんだろう。

「子供も作れてエッチもするって言われても、ぼむを選ぶかも知れないって思ってる自分にびっくりする」とは言ってくれたけれど、かも知れない程度の思いであって。




またか。




また、「君が気付かせてくれた」パターンか。




結局私は蚊帳の外で、変に感謝されて終わるっていう。




違うの。私は選ばれたいのに。




だけど、この「選ばれたい」がいけないんだろうな。



結局私も、自分の価値を確かめたがってるだけだから。



きっと、元彼の今の彼女も、彼の嫁も、彼の幸せを一番に考えてあげられるんだろうな。



私はどうかな。考えてあげられてるのかな。



彼の幸せを壊してまで、彼を奪いたいとは思わないから、奥さんにばらすとかは全然考えられないけど。(それをして誰が幸せになるというのだ)



だけど嫁と一緒にいることが彼の幸せだって、納得できるかなあ。


私といる方が幸せになるのにって、まだどっかで思ってるな。


鳴り続ける電話のコールに「しつっこい」って舌打ちしていた彼の表情をまだ、覚えているから。

あんな表情をする相手より、私の方が幸せになるって。


だけどそれは、私のひとりよがりだったのかな。


ああいう表情をしたとしても、彼は嫁のことが実は大好きだったりするのかな。


そうなのかも知れないな。迷うってことは。



でも私だって、元彼の時は旦那と別れるなんてほとんど考えてなかったし。

「旦那とは別れるから、私を選んで」って元彼に迫った時も、どこかで「私、ホントに旦那と別れるのかな?」って思ってた。

だけどAさんと関係が始まって、私結婚してるのってAさんにカミングアウトした翌月には、旦那に離婚を切り出していたから。

その時に迷いも後悔も無かったから。



彼の位置は今どこなんだろうって、思ったりする。



迷うってことがどういうことなのか、私には計りかねている。


私だってすぐに決断できなかったんだから、まだ選ばれてないって結論を出すには早急なんじゃない、って心と。

Aさんが現れてからは私は迷わなかったんだから、彼が迷っているって言うのは、結局は私じゃないってことなんじゃない、って心が。




ゆらゆら振り子のように揺れる。




でも直感で、迷われてるってことは選ばれてないってことだ、って気が、している。




でもこういう心でいて、彼へのある意味での不信感が伝わって、彼が「信頼されていない」と無意識で感じて嫁を選ばれたら元も子もないなとかも思う。






ああ本当は。





「ぼむを選ぶかも知れないって思ってる自分にびっくりしてる」って言葉を信じていたい。






3週間があっという間過ぎた割に、とても私の中では2人でいたことが自然で。幸せで。



今彼が隣にいないことが、とても寂しく思えてしまって。



寂しさをおおっぴらに出してしまっていいのかも分からない。


出したら重たいかな?

それとも、寂しがらない方が可愛げないから、ちょっとぐらい寂しがってもいいかな?


程度が分からん。





あー、最初は彼は「嫁と別れる気なんてないし」って言っていたし。


私もそう、言い聞かせていたのに。




欲が出るなあ。




もう一度、初心を思い出した方がいいのかな。


「別れる気なんてない」って言っていた人が、迷ってくれるだけ有難いって思えばいいのかな。




迷われてないときは、迷われるだけで満足って思い。


迷われたら、今度は選ばれたくなる。





だめだなあ。





結局は、彼と嫁との話し合いの結果を待つしかないのだけど。



嫁が子供いらないって言えば全て解決するのにって思う一方で。



それで選ばれて嬉しい? 価値あるの? って思う自分がいるし。



そもそも嫁、専業主婦で、彼と別れる方向に話を持っていくはずないじゃん? って冷静な私が突っ込む。





友達もW不倫をしていて、相手の男に結婚を迫ったけれど、結局子供が大事だから離婚は出来ないって言われたと聞いて。


あんなに魅力的な友達ですら、全て捨てて彼女を選ぶ男ばっかりじゃない、って思いつつも。


子供の存在はでかいわけで、その子供がいないのに迷われてる訳で。



ああでも、普通に考えて7年一緒にいる彼女と半年経過したぐらいの私と、迷われてるのが凄いことなのに。


迷ってることを責める気持ちは、きっと伝わってしまうのに。





世間体とか気にせず、彼が、自分がこの人といて幸せになるって人を選んで欲しい。




それだけは何とか、私の本心として、あるから。




嫁といたら可もなく不可もなく、現状維持でいけるんだよって彼の言葉を思い出して、それであんたはホントに幸せなのって思う私。



だけどもし、彼がそれでも嫁を選ぶのなら。



一発逆転で賭けるよりも、手堅い幸せを選ぶ、そういう人だったってだけで。



それも含めて彼なんだからと、今は思う。




思うけれど、やっぱりそうなったら、悲しい。



2014年11月21日(金) 好きなら手放したくないって思う訳で、そうじゃないのはつまり。

嫌な想像ばっかりしている。




こうなったらもう、あなたを失いたくない、とかって泣けばいいのかな、とか思う。




最近読んだ略奪の本で、たった一つ役に立ったのは、普通の恋愛では「私を捕まえないと他の男に取られちゃうわよ」っていう蝶々みたいな感じが有効だけど、略奪においては「あなたじゃないとダメなの」って泣きつく方が効果的だということ。

あと、自分から「会いたい」って言わないようにすること。(ネット情報)



前者はどうしてもあざとい感じがして出来ない。(今更何を)

後者はずっと守ってきた。




何ていうか、「あなたじゃないとダメなの」って言って奪える男なんて、「あなたじゃないとダメなの」ってまた次の女に泣かれたら、そっちに行っちゃうんじゃないのかなって思ってしまって。



彼が納得して、選んでくれないと、意味無い。



「やっぱりあの時嫁を選んでおけば良かった」って、後悔されても嫌だし。





だけど今、それでつかの間でも彼が手に入るならそうしてしまいたいって衝動に駆られる。


似たような台詞はちょいちょい吐いてる。「あなたじゃなきゃ、東京を離れようなんて思わない」とか。


だけどどうしても、「あなたじゃないとダメなの」とは言えない。






だって実際ダメじゃないし





きっと私は物凄く傷ついて、そこからまた恋愛するし。




……って思ってきたけど、すぐに盲目になってしまう私は、やっぱり彼がいいとか思ってしまう。



6:4だって言われようが7:3って言われようが、どんでん返しはある訳で。


離婚届が役所に提出されるその日まで、私は気を抜けない。


気を抜けないっていうか、彼はまだ選んですら無い訳で。





選ばれるのなら問題ない。問題は選ばれなかった時。

その時の私のダメージが計り知れない。



彼も、ダメージを受けてくれるのだとは思うけれど。

思うけれど、彼を思いやってる余裕なんてないぐらい私はメタメタにやられてしまうと思う。





「結婚するのを、もうちょっと待てば良かったかなって、最近思う」


と彼が話してくれた。



「ちょっと後悔してる」


って。






「嫁もいい年だし、と思って結婚したけど、そんなに早くしなくて良かったんじゃないかって思う」



って。




うーん、でも、あなたが初婚だったら私は相手にされてないかも知れないなあ、とか思う訳で。



だって全然女らしくないから。



お嫁さんには、女らしい人、自分に従ってくれる人を選んだって彼は言ってた。(その割に恐妻家なのが謎)


元彼と同じで、3歩下がってついてきてくれる人がいいらしい。





今私が嫁と同じ土俵に立ててるのは、嫁がセックスを拒んでいるっていう事実があってこそだと思ってる。




だから私みたいなのにも、目を向けてるんだと。




だから、彼が言った、嫁が「子供は産んでもエッチはしない」という条件でも嫁か私か迷う、というのは私にとって衝撃だった。



セックスがある分、私が有利だと正直思っていたのに。



あれだけエロいくせに、彼にとってはセックスは絶対ではないらしい。




私は絶対ですけども。





もう迷われた時点で、私は選ばれないって気がしている。



私は彼にとって、「どうしても手放せない人」じゃないんだなって。



そうなれなかった自分が悲しい。





ああ、これで2連続敗退。




何かの呪いか。





いや違うな、選ばれた彼女たちにあって私には無いもの、容姿の点を除けばそれは、「従順さ」だ。



常日頃「男に従うのは無理」とか言ってるからこういうことになるのだなあ。


でも父親の男尊女卑を見て育ってきているから、男に従えって言われるの、超抵抗があるんだよね……。




多分、Aさんぐらいしか、私のこの性格を認めてくれないだろう。
いや、Aさんも「男が上だろう、当たり前だろ」って言ってるんだけども。




くっそ、日本の男って小さい。(暴言)




いやしかし、これって世界共通なのかな……。男ってやっぱり女より上でいたいものなのかな……。



きっと、全部じゃないにしろ大多数はそうなんだろうな……。





Aさんはつまり、「この人は私より上」って、私が見てるんだよな……Aさんのことを……。そういうのって、口に出さなくても伝わるのかも知れないなあ。


元彼の時は正直、自分より上だとは思ってなかったもんなあ。勿論、自分よりも優れている部分は沢山あるとは思っていたけど、何ていうかその、全体として、人間的に。(偉そう)


Bさんはどうかな。Aさんと元彼の間ぐらいかなあ。でも、絶対的にではないけれど、きっと私はBさんのことも、「自分より上」って見てる気がするんだけどなあ。
あ、多分、元彼とは逆に、全体としては上に見てて、ところどころ未熟な部分があるって感じかなあ。(偉そう)





……上とか下とかめんどくせーな……。(自分から言い出した癖に投げた)





っていう、この思考がまたいけないような気がする。


でも治らない。



彼に、「私の女子力ってどこ?」って聞いてみた。


「可愛いところ」


と答えられて、返事に詰まる。



それって女子力?? っていう疑問と、それお前にしか通用してないだろっていう突っ込みが。





こんなに私のことを、可愛い可愛い言ってくれる人は初めてだったなあ……(遠い目)



可愛いって言われて照れて、またそれを可愛いって言われて。



幸せだったなあ……(もう本気で振られるモード)。



ああもう、また泣けてくる。



振られる前からこれじゃ、振られたときが思いやられるな。






「元彼はね、結局自分一人じゃ生きていけないような子を選んだんだよ。(まあそれが演技だとしても、その演技を見抜けないなら元彼にとっても幸せなことであって) 私と違って」


って、彼にぼそって言ったら。


「あなたも一人で生きていけてないでしょ。強がっちゃって」


って、言われた。


「強がってる訳じゃないんだよ。本気で自分一人で生きていけるってそう思ってたんだけど、どうやら私、ちょっと打たれ弱いみたい」


って、彼の前では素直に言えて。




ああ、そんな女を放っておけないって、彼が選んでくれたらいいのに。




だけどそうやって選ばれそうになったら、「大丈夫だよ、私一人でも生きていけるから!」って言っちゃうタイプだからな、私。


ああ、元彼の今の彼女みたいに、「あなたじゃないとダメなの」って感じを、ずっとぷんぷんさせてるような女だったらなあ。




もうこの際同情でもなんでもいいから手に入れてしまいたい。



だけど、そんなんで手に入れられるとも思わない。





それにきっと、私の中で「同情から選ばれたんだ」って、卑屈になってしまうから。



私を見て、私を丸ごと理解して、それで私と一緒に生きたいって思って欲しいから。



そんなの出来る人が、いないんだとしても。




どうしてもまだ、期待してしまう。



2014年11月20日(木) 会い過ぎた。

彼が出張に来て3週間。


一日も、離れることは無かった。




彼が飲み会で遅くなったり、私が酔っ払ったりした日以外は、毎日抱かれた。

正常位がいいかと思えばバックがめちゃめちゃ良かったりして、とにかく言えるのは全ての体位が気持ちいいこと。


それでも中イキが出来なくて、申し訳ない気持ちになったのだけど。

彼はいかせることにこだわらず、二人で気持ち良くなることをメインにしてくれた。


同じホテルで、夜中まで行為を楽しんで、終わったらシャワーを浴びて眠り、朝行ってらっしゃいと言って送り出し、夜帰るよコールがあったら駅までお迎えにいって一緒にご飯を食べて帰る。


蜜月、だった。間違いなく。


昼間は私はすることがなくてぷらぷらしていたので、ホテルの人からはさぞ怪しいカップルだったと思う。(一般的には夫婦と見られていたかも)


ホテルの外に出かけて戻ってくるとき、フロントで鍵の番号を言うと、「はい、○○様」と彼の名字を言って鍵を渡される度に、照れた。

本当は違うんだけどって悲しみと、いつかそうなれたらって期待が交錯する。


彼の出張の最終日は、私の家に泊まってから飛行機で地元へ向かう予定だった。
だけどこれで終わりじゃなくて、彼は地元に帰ったその足で、試験があるからと私の地元へ向かい、一泊してくれる。(元々はこの一泊を予定していた)


その最終の金曜日。私は病院へ行って、休職延長の診断を出された。
今飲んでいる薬の効き目が出るまでは、職場へは戻らない方がいいでしょうという、新しい医師の判断で。


飲み屋さんでそのことを話したときには、彼は「うん、しょうがない」ってあっさりした反応で。
けど、そういう風に言うけれど、彼はちゃんと受け止めていてくれることをもう知っている私は。

「うん。だよねー。ちゃんと治さないとってことだよね」

と凹みつつ返す。


それから家に帰った時に。
ふとしたきっかけで、

「私、嫁になれるかなあ?」

って、聞いた。そしたら、

「まずは身体を治してからだね。待ってるから。焦らなくていいからね、大丈夫だから」


と。


私、いきなり涙腺崩壊。私の不安とか、がっかりした気持ちとか、情けなさとか、そういうのを受け止めてくれるこの人は本当に優しい。

特に、「待ってるから」ってなんだ。

12月で終わる可能性もある訳で、待ってるっていうのは……?? と、私は期待と不安でぐるぐる。



そして空港で一旦別れて、私の地元で、小さい方の実家に彼が泊まる日が来た。

自分の生家に、彼が来ているというくすぐったさ。


そして、前の結婚の時のダブルベッドの上で、話をした。


「結局は、私のことは関係なくて、今の嫁とこれからもやっていってBさん(彼)が幸せかどうかなんだよ」

と私が言うと、

「あー、そうなんだよ……。そこなんだよ」

と。

そして、


「それが俺の人生にとって重要なポイントだよね。そして、それに気付かせてくれたのが、ぼむ」


と嬉しいお言葉。


まあきっと彼の場合、薄々気づいていたけど見ない振りしていただけ、というのが正解なのだと思うけれど。



「12月には、嫁にどう思っているか話をしようと思う」


と、言う。


私「嫁が子供いらないって言ったら?」

彼「それは離婚する」

私「嫁が子作りには協力するけど、それ以外のエッチは拒むって言ったら?」

彼「それは……迷う」

私「嫁が離婚なんて嫌だから、子供も作るし普段のエッチにも応じますって言ったら?」

彼「それも迷う」




え、結構迷うんじゃねえかよと心の中で思う私。


嫁に話をしてみる、というのも私にとっては意外だった。

彼の中で結論を出して、その結果を伝えてくれるものだと思っていた。


考えてみれば、話し合いをするというのは当たり前のことで……当たり前なんだけど、話し合いという行為自体が前向き、なものだから。

私の中で、自分は今劣勢なのだと、認めたくない現実が忍び寄ってくる。


彼「簡単に放せるなら、この数年間は何だったのみたいな気持ちもあるし……。嫁も、最初の半年間は普通だったんだ。色んな事したし。手を縛ったりとか、目隠しとか、スパンキングとか、言葉責めとか……。向こうからしたいって言われたことはないけど。だから、ぼむが同じになっちゃったらどうしようって不安はある。 嫁は遠距離になってから変わった。結婚して一緒に暮らし始めてからはセックスの回数は増えたけど、最初だけだったし。セックスも毎回同じことの繰り返しで、正常位しかしないし、舐めて、いかせて、入れて、終わりって感じ」

私「え……それって楽しいの……?」

彼「楽しくないよ。でもその分、一人でする楽しみはあるよね。映像見て、こういうことするんだーとか勉強して、その分ぼむに活かす(笑)」

私「それって二股ありきの話じゃない!?」

彼「いや、だからそれが一つになるかも知れないって話だよ」

私「うん……」



彼が、嫁と向き合う気になってくれたのは本当に嬉しい。

だけどそれって、嫁が心を入れ替えるってなっちゃえば、私なんていらないって話じゃない!?

と、私の心は絶望に蝕まれる。


彼は、「嫁が変わるって言ってくれても、ぼむを選ぶかもしれない自分がいてびっくりしてる」とか言ってはくれた。けれど、この不安症の私にそんな言葉じゃ弱い訳で。

いや多分、それまでは「今のこの平穏な生活変える気なんて更々無いし」って思っていた彼にしたら、凄い自分の変化なんだとは思う、けれど……。




生ぬるい




こうやって半年過ごした時点で、「ぼむがいなきゃ生きられない!」ぐらいになってないなら、略奪なんて無理じゃね? と冷静な私が腕組みをして私に言う。


現状維持、可もなく不可もなく、って唱えていた彼がどれだけの成長だろうが。



結局嫁を選ばれたら意味なんてない。





彼には本当に幸せになって欲しいけれど。


やっぱり出来れば、彼を幸せにするのは私でありたい。




奥さんじゃなくて。




でも、家のこともちゃんとしてくれて、優しくて、趣味も合って、そんな奥さんのこと簡単に捨てろなんて言えない、でも結局私が言ってるのはそういうことで。でもこの調子じゃ、きっと捨てられるのは奥さんじゃ、ない。



私が「今、悪い方にしか考えられない。っていうか、悪い方の想像をして覚悟しようとしてる」

と言うと、彼が突然泣きだした。


え、これは、「ぼむ、ごめんな……」の涙なのかと益々悪く考えていると、彼が「ごめん……」と言い出した。


彼「ぼむは、そうやって覚悟もしてるのに……。俺は全然、決められなくて。自分が情けない」


と。


いや、私も覚悟してるとか口だけですけどね?

本当にそう言われたら、私を捨てないでって縋るかもよ?



そんな風に言いながら。私は私で、凄い妄想してるよって、伝える。


私「ぶっちゃけ、ここ最近で風疹の予防接種受けてきたし。それやったとき、あ、自分マジだなって思った。引かれるの嫌だから黙ってたけど、言っちゃった。結婚式は両方の親だけで、あそこでやりたいなとか思ってるよ。婚約指輪はいらないけど、結婚指輪はいるかなーとか。離婚してすぐには結婚できないから、最低半年は無理だろうなとか。来年の忘年会で、皆に、Bさんと結婚するんだって報告できたらいいなあとか。……出来婚は嫌なんだよね?」

彼「嫌」

私「じゃあやっぱり、ちょっと待ってから結婚しないとか。いっぱいホントは、妄想してるよ」

彼「嬉しい」






迷惑じゃないって、彼は言う。


私は私のこの感情が、迷惑をかけている以外の何物でもない気がしてずっと気になっている。






帰り支度をしていた彼が、ふいに「ぼむ、マスクいる?」と未使用のマスクを一枚ぴらっと出した。

「どしたの、それ」

「今日は試験を受けるって家を出てるから、咳をしてたら他の人に迷惑だからって嫁に持たされた」

「あー……」

「だから、持って帰ったらまずいでしょ」


それは、そうなのだけど。


そうやってよく気の付く嫁を騙している切なさと。

「良く気のきく嫁」の物的証拠を置いていかれる切なさが。


私の頭をかき混ぜて。


考えてみれば途中のサービスエリアとかで捨てればいいじゃん、って思うものの。

忘れないように証拠隠滅は確実なところでするのが、彼らしいといえばらしい。




ああ、何で彼のところはレスなんだろう。


どうして嫁は、こんな素敵なセックスをする人と離れてて平気なんだろう。


案外、嫁にも好きな人がいたりして……とも思ってみたりする私は。




それでも、彼が帰ってしまってからは、何度か泣いて。


12月に重たい沈黙の末電話で「……ごめん」って言われるところまで想像したら、何かがキレた。


結局彼は住み慣れた楽な方を選ぶだろう。


そんな気がして。



それならきっぱり別れようと思っていたのに。





彼の思い出が、多すぎて。




無理だと、思った。





彼に、「ごめん、嫁ともう一度やり直してみるよ」って、言われたら。


「分かった。じゃあ、やり直して上手くいかなかったとき、私がまだ独身だったら声かけてね」


って、言おうと思った。





つながりを。




断ち切ってしまうのは無理だ。




糸のように細い嘘みたいな約束でも、欲しい。



漠然としてても構わないから。淡い淡い期待で構わないから。





それぐらいのものがないと、私、壊れる。





はっきり、そう思った。





さて、振られたらどうしようかな。


元彼に泣きつこうかな。


やっぱり安定のAさんかな。


2度も、結婚相手に選ばれなかった私は、何かもう大きな欠陥があるとしか思えないよって泣いていいかな。


Aさんなら、単なる相性だろって、言ってくれるかな。


いい女になれるって、言ってくれたもんな。


元彼のあの衝撃を乗り越えたのだから、大丈夫だと思っていたのに。

案外それ以上の強さで襲われそうで、今から既に怖い。



ああ、6月で終わっておけばこんなことには。

彼が出張に来た間だけの、気まぐれの関係だったと。


それか、9月で終わっていれば。

私よりも嫁が大事なのは当たり前だと、そうやって言い聞かせて終われたかも知れなかったのに。




それでもここまで長引かせたのは自分で。


きっともっと苦しくなるだろうことも分かっていたのに、止める気は無かった。




沢山の幸せを貰ったから。



沢山、気持ちをぶつけあえることが出来たと思うから。





後悔はないって胸を張りたい。




だけどこの話の、エンドが怖くて。



本当に本当に、怖くて。







彼が別な県にまた出張に行って、私にお土産を買い忘れたと言ってくれる。

「何かのときに渡そうと思ってたのに」

って。次に会う約束はしていなくて。ただ、

「出張費が結構浮いた」

って彼が言っていたから、「こっちに来てよ(笑)」って言ったら、「無理、でもぼむがこっちに来るなら、そこから出せるよ」って言われた。


私がお金無いの知ってるからって。

全額負担の申し入れ。


そこまでするぐらい会いたいんだ、って気持ちと。

いや、何でもない女友達に5千円ぐらい平気で奢っちゃう人だから、私が思う程の価値はこの行為にないのかも知れない、って気持ちと。


だけど私は、もう決着が着くまで会いたくなくて、返事をうやむやにした。




「今日のぼむ」を、写真つけてメールで送る。

「ちゃんと送ったでしょ?」って言ったら、「これが、「いつものぼむ」になればいいのに」って言われた。



まだ、私たちの間は続くと思ってるのかな?


それとも、会えなくなる可能性を考えないようにしてるだけ?




多分後者なんだろうな。





ただこうなっても分かること。



二股状態でずるずるいくのは、嫌。


特に奥さんとセックス含めやり直すのであれば。



それは自分でも譲らないんだなあ、と自分の限界を知ると同時に。


3週間、毎日会っていたから。




今、会わないのが、とても寂しい。




会い過ぎたな。



おかげで本当に、やっぱり、毎日一緒にいたくなってしまった。




叶わないなら、しばらくは壊れてるしか、ない。



2014年11月13日(木) 酔っ払うと本音が出る。

彼の出張、三週目にして最後の週。



私とAさんとBさん(彼)とで、飲みに行きました。


飲み放題で日本酒とかあったもんだから、私は最初からハイペースで。



結果、酔いまして。




気づいたら、何故か元彼(Cさん)に電話をかけていました。

「おめでとう!!」

を連呼する私。

AさんやBさんにも代わったりしつつ、私が、


「いやー、私が離婚した年に結婚するとはめでたい!!」


って清々しく言ったら、

「おまっ、ちょっ、バカ」

って珍しく焦った様子のAさんに止められました。



酔っ払いの私は、

「何よー、別に離婚がだめなことじゃないでしょ!」

って叫んだら

Bさんに普通に「いやダメだし」

って突っ込まれました。



AさんがCさんに「こいつまだ再婚する気らしいぜ」って告げ口してました。



そんな中、私の終電の時間が迫るにも関わらず、電話を切らない私に、二人が先に店を出て。


あー出て行かれたーとか思いながら、本当の終電(Bさんの泊まってるホテルへの終電)の時間まではゆとりがあったため、Cさんと喋る機会もそうそう無いしと思い、普通にそのまま電話をした私。


私、結構元彼のこと心の中ではdisってたんですよ。

だからもっと、厭味ったらしくなるのかなと思ったら。


「ホントおめでとうー、えへへ」

とかって、何故か温かくお祝いしてて。


「ホントにいいの?」

とか聞くと、

「まあ、分かってたことだしね」

と。


私の「ホントにいいの?」は、「(あんな女で)ホントにいいの?」って意味ですが、多分彼には「(あんまり公に出来ない関係で)ホントにいいの?」って意味に聞こえた筈。


まあ勿論後者の意味も含まれている訳ですが、どっちかっていうと「あんな女で」というニュアンスが強いです、私的には。



そんな会話をしていたら、Bさんがお迎えに。


そこで電話を切って。


Bさんに、「怒ってる?」って聞く私。


B「怒ってないよ。いらっとしてるだけ」

私「ごめんなさい」



んで、Aさんとも合流し、ふわんふわんしている私をBさんが自分と同じホテルに泊めるという話をして(まあ元からその予定な訳ですが)、一緒に移動。


ホテル前にて、怒られる私。


私「嫌いになった?」

B「なってないよ。好きだから怒ってるんだよ。Aさんが凄く心配してたよ。俺に迷惑かけてもいいけど、他の人にかけちゃダメ」

私「ごめんなさい(涙)」

B「もうしない?」

私「うーん……(しないとは約束できないな……と思う私。←酔っ払いのくせに冷静)」


結構怖い顔で、怒るBさん。酔っ払いながら謝る私。




部屋に着いて。

いっきなり、ぶわっと泣き出す私。


私「やっぱり、奥さんがいいんじゃないのかな。奥さんといたほうが幸せなんじゃないのかな」

彼「何それ。頑張ろうとしてるんだから、そういうこと言わないでよ」

私「うん。うん……。だって苦しめてる。私が、どっちかにしてって、言ってるから。苦しめたくないよ。迷惑かけたくないよ。こうなった以上、皆が幸せになる方法はないって分かってる、だけどこんなのやだよ……」

彼「迷惑じゃない。だったらどうして、会社の金使って(※注:不正にではありません)、一緒にホテル泊まるとかするの。迷惑じゃないよ」

私「じゃあ、私、期待してもいいの……?」

彼「もう言ったよね。あれ以上は今は言えない」

私「うん。うん……(号泣)」




きっぱりした調子で言う彼。泣きじゃくる私。



いやホント、人間酔うと本音って出るもんですね。あんなすらすらと。


私、そんなに苦しんでるつもり無かったんですけど、やっぱり彼を困らせてる、苦しめてるんじゃないかってことには凄い心配があったんですね……。



だって、わいわい皆でいる中で。


こっちに来ているお土産を、嫁と、嫁の実家と、嫁の妹家族の分買わなきゃいけない、って話とか。

もし酔っ払って嫁に電話したら凄い冷静に「ふーん」って終わると思う、とか。



ちょいちょい嫁の話が出て。


彼の「家族」であり、彼の「日常」であり、彼の「当たり前」である家庭がそこにはあって。


垣間見えて。




普通にこの人話してるけど、もしかしてそれで幸せなんじゃないのかなって。


思えてしまって。





「しつっこい」って舌打ちした彼のような関係性であるなら、私は壊したんじゃない、最初から壊れてたんだってずっと思ってました。


だけど幸せなら、彼が充分幸せなら、壊す必要なんてないし壊したいとも思わない。


そう、思ったんです。




だけど、彼が言ってくれた、

「頑張ろうとしてるんだから」

って、言葉の、意味を。




私に都合のいい解釈を、して。




なんだかんだ言ってあと1ヶ月半。




ここまできたら、待とうと思います。





……その間に、何も無ければ、の話ですが……。

(何か凄いことして呆れられたりしそうで怖い)


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