台風13号の影響を受けて気象が不安定で時々強いにわか雨が降ってくる。雲がきれて日が照ってくると日差しが部屋の中まで入ってくるようになって季節の推移を感じさせる。温度も30度前後でさすがに夏の暑さから解放された。ことし3回目の芝刈りも先日終えて庭の管理はひとやすみ。いよいよ9月、こどもたちは新学期への心構えができただろうか。
22日の新聞各紙が一斉に報じたヤフーのミュージックステーション(無料音楽放送)は各ジャンルの新曲名曲が10万曲も聴けるというので早速アクセスしたが不便なのは聞きたい曲聞きたいアーティストが選べないこと。多くの音楽ファンが聴きたいのは特定の数曲だろう。その曲がかかるのは10万分の1回というのはつらい。ヤフーの言い分は「偶然流れ出す音楽とのすてきな出会いを提供する」だって。
スポーツの国際大会で目に付くのは日本企業の広告ボードの多さ。先ほどの世界陸上も例にもれず有名企業が軒並みに広告を並べていた。これでも足りず選手の胸のゼッケンにも日本企業の名がプリントされていた。けさ大リーグ中継(ヤンキースvsデビルレイズ)を見ていたらバックネット下のフェンスに「物件」という漢字があったのでビックリした。フロリダの田舎球場に日本の不動産屋が広告を出す効果というのがよくわからない。
Gyaoのプログラムに終戦記念日特集として「はだしのゲン」がはっいた。日本の現在は「戦争前夜」といわれるだけに平和希求の精神を確固たるものにするためにいささか幼稚すぎると思いながら全編を見る。原爆投下の瞬間や被爆後の悲惨な広島がなかなかの迫力で描かれていて思わず息を呑む。原爆の資料として一級の作品といえよう。
文芸春秋の9月号を本屋で手に取っていたが結局買わなかった。この号には芥川賞受賞作品(「土の中の子供」)が載っているのだが買っても読み通す意欲がわかなかった。若いころなら新時代を切り開く文学作品などに強い興味をおぼえたものだがすっかり年をとってこういうものに関心が薄くなった。謀反・刺客・弔い合戦というようなおどろおどろしい政治状況にも興奮しなくなっている己にいささかイヤケがさしている。
このところ連夜二階の硝子窓に一匹の蜥蜴がはりついて明かりに吸い寄せられる蚊をねらっている。腹側しか見せていないが化石的生物だからあまりよい気持ちはしない。部屋に入り込んで這い回りでもしたら大変だがいまのところは窓にいるだけ。このとかげをむかし「チョカンキー」とよんでいた。語源不詳。いまのこどもたちは使わない死語だが薩摩方言のサイトにはまだ残っている。
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