「競馬に絶対はない」という格言をあざ笑うかのように絶対的人気のディープインパクトは後続馬をブッチ切ってゴールを駆け抜けた。一年に一度の最大のお祭りダービーだからと思い切って三連単に挑戦したが惜しいところで勝ち馬馬券とならなかったのはJRA出身の小川直也の御託宣(日刊スポーツ)を真に受けたから。購入馬券は(5)(3)(1)、(5)(6)(1)、(5)(6)(7)の三通り。勝ったら外食だったがいつもの通りの晩飯となった。
ヤフードームの3倍という広さで九州一の規模をほこるイオン宮崎ショッピングセンターが宮崎市にオープンした。何はともあれ行ってみないでは気が済まない二人はオープン直後の混雑を避けてきょう買い物がてら視察にでかけた。ジャスコのほかに150店におよぶ衣食住にかかわる専門店がはいっていて驚くほどリッパな出来映えである。封切り映画がシニア料金1000円でみられるシネコン(9スクリーン)も併設されているのでこれから宮崎通いが多くなりそうだ。
iPodが先鞭をつけたテジタルオーディオプレーヤーは各社妍を競っているが、安売り店のチラシに7500円という廉価商品が載った。ブランドはSOUNDLOOK(小泉成器)。スペックは256MB、ボイスレコーダー、FM受信機能付き。早速見に行ったが厳重に梱包された上鍵付きのショーケースに納められているので細かな機能がよくわからない。帰ってインターネットで検索したがまだ記載されていない。気になるのでしつこく会社に電話したら新製品のためまだ紹介ページができていないという返事。宣伝よりも一刻も早く売りたいのか。初期不良などが心配される。
きのう雨のために出来なかったカイズカの剪定作業を実施。涼しいうちにと思ったから早朝5時半から開始。「早くからゴソゴソするから眠れやしない」と起き出してきた不機嫌なカミさんとの共同作業で昼前に完了。昼からは芝生に除草剤をまいてきょうの予定終了。夏のくらしは園芸業者なみだ。
都会人は冷たく田舎の人は情に厚いというがあてにならなくなってきた。こんな話だ。右前に住んでいた人が急に引っ越した。ところが誰も行方を知らない。引っ越しの挨拶がなかったからだ。二十年来住んで町内会の会長も務めたほどのひとがだ。長年保健所に勤務し定年退職したばかりの人がこの程度社会常識だ。左前には最近郵便局を定年になった老夫婦が引っ越してきた。ところが向こう三軒両隣りへの挨拶がないのでどう処遇したらいいか困っている。いつも引きこもっているし出かけるときは車だから身の上話など交わしたこともない。右隣の借家へは若い夫婦(こども二人)が引っ越してきたがいつの間にか男の姿を見かけなくなくなった。旅行や出稼ぎで留守しているという雰囲気でもない。もうこんな環境の町には住みたくない。
我が家の旧字名は並木。しかしこの名は並木公民館に残るだけで市の地名からは消えてしまった。またしかしこの部落の真ん中を貫く新道の街路樹としてヤマボウシが植裁されて二十年たってようやく並木らしく育っていま白い花をつけて通りに潤いを与えている。
盛岡や仙台は7度。東京も14度しかなく寒い寒いとラジオが盛んに報じている。北海道ではまだ流氷があるという。宮沢賢治が歌った「サムサノナツハオロオロアルキ」の「寒さの夏」とはこういうことをいうのではありますまいか。おかげで九州もギラギラと夏の太陽が輝いているがカラッとした空気で暑く感じない。朝から芝刈りをして三面一挙に刈り上げた。しゃがむのが難儀だから芝の上に座り込んでの仕事でした。
問題事件が起こるたびにカミさんは「あなたならどうする?」としつこく聞く。「あなたならボーリング大会に出た?」「あなたなら飲み会に招待されたら出る?」「あなたなら一億円の小切手をポケットにしまう?」という具合にだ。そのたびに「う〜ん」と考え込むが本心ではやっぱりおれもそうするだろうなと思う。わたしにはその場に居合わせなかっただけである。そのような立場や地位や権力を持たなかったにすぎない。うそをついたりだましたりごまかしたりするのが人間だ。
「子どもに贈りたいこの一曲」というテーマでクラシックの名曲をリクエストで決めようという特番がきのうNHK-FMで10時間にわたって放送された。世の中には奇特な人も多いとみえて(わたしもそのひとり)全国から多数のメッセージやリクエストがよせられたみたい。午後10時すぎからベスト3が発表されたがそれによると、第1位アイネクライネナハトムジーク(モーツァルト)、第2位威風堂々(エルガー)、第3位交響曲第九番第二楽章(ドボルザーク)であった。子どもたちに聞かせてみよう。
静岡県警のヘリコプター事故の真相は全員が死亡したから永遠にわからないだろうが世間ではいろいろな推理がなされている。舌鋒鋭く世相に切り込む勝谷誠彦さんは「県警幹部の富士山見物の帰りだろう」などと失礼な想像をしているが=http://www.diary.ne.jp/user/31174/、我が家の辛口評論家は「おしゃべりに夢中になっていて操縦を誤ったのよ」と分析をしていらっしゃる。
五月は好い月、花の月、 芽の月、香の月、色の月、 女の服のかろがろと 薄くなる月、恋の月、 何やら物に誘(そそ)られる、 官能の月、肉の月(与謝野晶子「五月礼賛」)
じつはこの詩は2002年5月1日にも「一口エッセイ」で引用したのだけれど抜き書きで正確ではない。この詩の全文を紹介したブログを発見したので再掲しました。「声に出して読みたい日本語」のひとつと激賞しています。 http://diarynote.jp/d/50317/_0_350.html
1時間に1本の電車が上下するようなのんびりしたローカル線沿線に住んでいるわれわれにとって数分間隔で行き交う交通過密の都市電車に事故は避けられないものだと思う。痛ましいのはこの事故にともなう人的犠牲者だ。JR事故で殺された107人の個人別調査を朝日が掲載しているがテレビが扱う犠牲者に関する報道も涙なしには見られない。即死者が多いというけれど死に至るまでの苦しみを思うとたまらないと思うのだ。
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