白月亭通信別記
老い先短い残照の日々、
おりふしの所懐を、
とりとめもなく書き留めて…

2005年04月27日(水) 歌を忘れたカナリヤ

 歌を忘れたカナリヤみたいにホームランを忘れてしまったのが松井秀喜。ここ16試合快音が聞かれない。オープン戦や開幕序盤の好調はいずこへやら。かろうじて四球で出塁する以外にチームに貢献できていない。その松井に四番の座を奪われて悔しいAロッドが一試合三発という快挙で松井を見返した(以上、きょうの戦評)



2005年04月26日(火) メモリ増設

 「ギャオ」の正式放送開始でタダで見られる映像がいっぱいだ。しかも長編映画もカットなしで見られるとあってパソコンのスペックを高めないといけない。メモリが64MBではクラッシュが起こりやすいので128MBをたして192MBに増設した。取り付け料こみで9500円。「これで十分でしょう」とたしかめたら「250はほしいですな」といわれたとおりやっぱり見たいソフトでは固まってしまった。



2005年04月25日(月) 民意

 きのう日比谷公会堂でおこなわれた拉致被害者家族会による「小泉首相の決断を求める国民大集会」には6000人ものひとが詰めかけ会場に入れなかった人々であふれかえったという(朝日新聞が1行も報じていないのはナゼだ?!)。ところが同日行われた衆議院補選の投票率は46%(福岡の場合)。しかも自民党が勝った。ポマードで頭を固めて脂ぎった顔をほころばせている山拓のよろこびの表情を新聞は大きく載せている。小泉の消極的な姿勢を糾弾する民意と性欲オヤジを支持する民意との整合性をどう理解すればいいのかわからなくなってきた。



2005年04月24日(日) 春寒

 10度はあるのに何となく寒いのでコタツに入ってストーブまでつけている。カミさんが風邪気味で「寒い寒い」と嘆きながら不機嫌そうな顔をしているからなんでもおっしゃるとおりにしたほうが無難だと学習したから逆らわないようにしている。法事がすむまでは緊張していなければならないようなので苛立つこともあるようだ。まだまだあると思っていたがとうとうもう一週間前となった。準備はOKですか? 子どもたちが一年経ってどう成長したかを見るのがたのしみだ。



2005年04月22日(金) 長い夜

 寝付きはよいのだが夜中に目が覚めるとあとは眠れないのでつらい。「輾転反側(てんてんはんそく)」ということばがあるが「寝返りばかりうってねむれないこと」である。2時か3時ころ目が覚めてしまう。思い切って起き出して本でも読むと好いのかも知れないが半分は睡眠状態だからあまり知的作業はできない。ついつい来し方行く末に思いをめぐらすことになるのだがロクなことにはならない。かくして昨夜も長い夜となったのであった。年はとりたくない。



2005年04月20日(水) 老人

 N響定演(指揮 A・リツトン)のプロが「皇帝」(ピアノ U・フェルツマン)とあったので早めに晩飯を食い開演を待ってコタツにはいっていたが始まったとたん眠ったらしく気がついたときには次の曲の演奏の前だった。ベートーベーンを横になって聞こうという横着な態度を神が怒られたのかもしれない。年はとりたくない。



2005年04月18日(月) 無感動

 プロ野球や大リーグ中継をほとんど見なくなった。十年前野茂投手がドジャースに入団した時から大リーグ中継がはじまって「これぞ本物の野球」と興奮したがいまは全然関心がない。日本のプロ野球も清原がホームランを打とうが桑田がめった打ちされようがどうでもいいことのように思える。つまり感激や興奮というものがなくなった。本をよまなくなったのもこのことと関係あるのかも知れない。年はとりたくない。



2005年04月17日(日) 倒産

 宮崎県一円で日用雑貨のスーパーとして有名だった「ビッグバン」(東京のドン・キホーテのような店)が突然倒産即刻店舗閉鎖となって市民は驚いた。重ねてびっくりしたのはこの店の商品を一切合切買い占めたのがドン・キホーテだったから市民は二度驚いた。そこで倒産品の投げ売りと言うことになって死体にたかるハイエナのように市民がむらがった。その中に当然私もいた。自尊心もプライドもない我にあきれたね。



2005年04月15日(金) 税金の味

 大阪市と同じように都城でも市職員の福利厚生に多額の税金が投入され市職員はその恩恵にぬくぬくとしいるらしい、そこでいま地域住民の目で地方自治体の行政監察をするといういわゆるオンブズマン制度の設置にむけて愚考を地元ネットの掲示板に書き込んで運動を起こそうとしているが、市役所の職員食堂で安い価格で昼食が食べられるらしいらしいと聞いたので、ここでも税金投入かとキッとなったがここは一般市民にも開放されていて職員専用ではないらしいとわかったのでものはためしと食べにいった。日替わり定食450円。いわゆるワンコインメニューだが味は値段がたのものだった。つまり税金のあじはしなかった。



2005年04月13日(水) 芝のある風景

 冬は寒さで春になったら風邪をひいて外に出る機会がなかったので恐ろしい勢いで雑草が伸びて見るも無惨な庭になっていた。お客さんを迎えるにはあまり殺風景だからきょうは思い切って芝刈りローラーをいれて雑草のあたまだけを刈り取ったらまあまあの庭になった。これに高温になったら除草剤をまくと美しい緑の絨毯になるはず。みんなが帰ってくるときは見違えるようにしよう。



2005年04月12日(火) 木の芽時

 ここ二、三日30度近くになる暑い日が続いてコタツをしまったり短パンを取り出したりしていたがきょうは一転してひんやり18度にしかあがらないのでまた炬燵をとりだして火を入れている。木の芽時(このめどき)は気温の変化があって風邪をひきやすいから要注意だ。楽しい九州旅行が台無しにならないように健康には気をつけようゼ。



2005年04月11日(月) 記念日

 人生にはさまざまな記念日がつきまとう。誕生日、結婚記念日、就職・入社記念日、受賞・受勲記念日(ついにもらえなかったなぁ)、退職記念日(さびしい)その他。今日4月11日は私たちにとって厳粛な記念日のひとつです。さてそれは何記念日でしょう? 正解の方には賞金を贈呈します。子どもたちにも応募をよびかけてください。当選者発表は29日。



2005年04月10日(日) 親戚づきあい

 松山家のレーゾンデートル(存在理由)のひとつは松山病院の存在だが、その当主も5年前になくなって息子が病院をこのほど継いで新院となったが先代の夫人綾子女史がこのほど85歳で死去された。きょうは49日の法事があって呼ばれたので参加。親戚もこういう機会がないと一同に会することがなくなった。日向の法事も親戚が集まるというのもこれが最後かも知れない。



2005年04月09日(土) 精神鑑定

 信号は見落とす、物忘れはひどい、すぐカッとなる、新聞雑誌のたぐいは読まないなど心配な精神状態なのでとうとう精神病院で鑑定を受けた。長谷川式精神鑑定とCTスキャン。結果は「まだ心配はないでしょう」。「まだ」がいつまでか不安だがとりあえずは一安心。脳に腫瘍の痕跡もなく出血らしいものもないという。ただ年齢なみに脳が小さくなっているらしいがそれはしかたのないことで。



2005年04月08日(金) 中山大三郎

 きのう亡くなった作曲家中山大三郎は都城出身(正確には高崎町生まれ。ことし合併して都城市となる)。泉ヶ丘から法政大をへて作曲作詞家として大家をなす。代表作は島倉千代子の「人生いろいろ」。音大などで本格的な勉強はしなかったが演歌の才能を開花させた。

   人生いろいろ 男もいろいろ
   女だっていろいろ 咲き乱れるの(「人生いろいろ」終章)



2005年04月07日(木) GyaO

 GyaOを知っているかい? USEN(有線放送)が6日から放送するようになったタダの映画サイト。新作映画などが無料だから加入しない法はない。今週は「シャルウィーダンス」(リチャード・ギア版)「シカゴ」「ビーン」「MASK2」など。基本はWMP10だが全画面表示もできるけれど画質は劣る。もちろんMacでは見られない。残〜念。



2005年04月06日(水) 結婚記念日

 きのうは41回目の結婚記念日だった。「遙かに遠くも来つるかな」という所感だが41年目となると覚えているのは当人だけで誰からもお祝いが届くわけでもないので二人だけでビールで乾杯して「これからもよろしく」。愛憎をこえて支え合っていかなければ老後を見てくれるひとはいない。



2005年04月05日(火) 松井ホームラン

 忙しくて松井の初戦を見ることができなかったが昼のニュースで大活躍を知った。ところがNHKも民放も動画でニュースを扱わないのでもどかしい思いでいたがヤンキース・コムをみたらハイライトで松井を見せていた。8回のホームランも「サヨナラ」「マツイサーン」とヘンな日本語をまじえて興奮して伝えていた。



2005年04月04日(月) 畑打ち

 ■畑打つや腰の屈まりたる人のごと(白月)
 畠を鍬で耕すと若い人でも年寄りの腰の曲がった人の用に見える。埼玉以来耕作しなかった家庭菜園に野菜を植えることにして固くなった畠に鍬を入れた。まだまだシャキッとしているから腰はまがっていないのだが鍬仕事はどうしても年寄りの格好になる。



2005年04月03日(日) あるある探検隊

 人気お笑いコンビのレギュラーのふたりが足踏みをしながら叫ぶことばは「あるある探検隊」らしいがどう聞いても「アラタケタイ」としか聞こえない。昨夜も注意して聞いてみたがやはりアラタケタイだった。あるある探検隊には荒竹隊という分隊があってかれらはその隊の所属だと説明してくれれば聞き違いを悩まなくていいのだけれど。



2005年04月02日(土) アゴアシ

 カミさん方の先祖に五十年忌を祀らねばならないひとがいるのでこの際一切合切の親戚を呼んで盛大な法事を営もうということになって埼玉に住む子どもたち一家も帰省を命じられることになった。それぞれ二人の子どもがいるのでたとえ一泊でも寝せるべきフトンがない。「なーにコタツに足を突っ込んで寝ればいいさ」と横着にかまえたがカミさんはそうもいかないらしくあちこちに電話をかけまくって公営の保養施設に宿泊を予約した。飛行機代もかかるのだが打ち出の小槌があるわけではないから乏しい年金を節約してアゴアシ代を稼ぎ出さねばならない。



2005年04月01日(金) フレッツスポット

 どこでもインターネットができるというふれ込みの「フレッツスポット」の一ページ広告が新聞に踊った。月800円で使い放題しかも場所を選ばないというのだからまるで夢のような話だ。ところが見ると聞くとでは大違いで近くにインターネットを集客に利用したいという業者がアクセスポイントを設置しないとインターネットの利用はできないといいうシステムだとわかった。しかも我が愛する町ではアクセスポイントの設置を名乗り出た人はひとりもいないという。宮崎では市内を中心に30くらいのアクセスポイントができていいるらしいが都城はまだまだ遅れているナ。


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