野球シーズンが終わってからの夜の楽しみはFM。昨夜は梯剛之ピアノリサイタル。ハイドンやリスト、ショパンなどを弾いた。なかに大好きなシューベルトのイ長調のソナタ(D664)もあって楽しめた。しかしデッキがこわれていて叩いてショックをあたえないと右のスピーカーから音がでない状態なので困っている。「新しいのを買いなよ」と息子から資金援助を受けているのだがとりどりのコンポがあって機種を決めかねている。
一ヶ月足らずのスピードでテロ対策法が参院を通過し成立した。反対票が40%にもなったことに良識の府としての参院が生きていることを感じさせるとともに野中議員(衆院)が「イージス艦をインド洋にというが、情報収集をして、それを米軍に渡す。それで戦争と一体化していないといっても、相手に通じるはずがない」(asahi.com)と内部からきびしく批判していることに憲法を守ろうとする精神があることにほっとする。「自衛隊派遣ありき」で与党や国民を煽動してきた小泉さんの危険な体質をしっかり見据えないといけない。
隣家との境に植えてあるカイヅカの剪定をする。庭師業も上達してまるでカミソリで剃り上げたように刈り込めた。剪定作業はさほど苦にはならないが切り落とした葉クズを拾い集めたり(ビニールのゴミ袋で5俵)市営の焼却場に運んだりする仕事が大変である。緑の維持管理も自分でやると手がかかる。
2001年10月28日(日) |
ウインドウズが終了できない! |
フリーソフトで遊んでいたらダウンロードしたデジタル時計の設定ミスでアラームが作動しないばかりか「ウインドウズの終了」ができなくなって大アワテ。おまけに削除しようとしても「削除できません」という無情のメッセージが出る。リカバリを覚悟してイチかバチで強制終了させたら消えていたのでホッと胸をなでおろす。因果関係がよくわからない。
今週号の週刊現代のトップ記事「ブッシュの陰謀」は驚愕すべき内容だ。テロ撲滅のための正義の戦争だと説明されているがアメリカが第二次大戦後もさまざまな戦争にかかわってきたがこれは「アメリカは、戦争をしなければ立ち行かない国だ」と定義し「その背景には、兵器が消費されなければ成り立たない、アメリカの巨大な「軍産複合体」の存在がある」と分析する。つまり戦争によって特需を創出し景気のてこ入れをするという政策。正義を仮面にしてそういう資本家の論理が働いているというのである。
球団創設以来半世紀が経ってもまだ日本一になったことがない近鉄、下馬評では有利といわれていたので期待していたがヤクルトに圧倒されてチャンピオンになれず残念だった。「なんで近鉄(のファン)なの?」とカミさんに問いただされたが「判官びいきさ」。近鉄のあとはアフガンの難民たちを応援しなきゃ。
国会の論戦を見たいけれど日中は他用もあるのでテレビばかり見ているわけにはいかない。きのは夕方になって田嶋陽子センセイの初陣を見た。威勢のいい女性だが馬のように歯をむき出しにして大笑いするのがはしたなくてキライだ。さてきのうはテロ対策新法を「ポチ法案」と名付けてアメリカのご機嫌とりばかりしている犬だとこきおろしていたが小泉さんには軽く笑い飛ばされていた。田嶋陽子、歯を食いしばってガンバレ!!。
今月分の水道料金に1万円を請求されたと聞いてびっくり仰天(平常は6千円)。念のためメーターの鉄蓋を開いてみると使ってもいないのにダイヤモンドの形をしたパイロットが回転しているではありませんか。「漏水だぁ」と水道組合に電話すると近日中にうかがいますという返事。修理にどれくらいかかるのか見当もつかないので不安な思いでいたがきのう漏水箇所も簡単に見つかりしめて8800円の修理代で済んだのはラッキーというべきか。それにしても無駄な出費だなあ。
古代中国では季節を色であらわした。春は「青」。青春はこれからできたことば。夏は「朱」。昔、東大に朱牟田夏雄という英文学の先生がいた(関係ないか)。秋は「白」。北原白秋の号はこれによる。さて、ここで問題です。冬は何色だったでしょう? 「○冬」という熟語で答えてください。ヒント、この語を社名にした出版社があります。正解を知りたい人にはメールで教えます。
週末は雨だったので一日中ひたすらパソコンの前に座ってJavaのScriptやAppletのサンプルタグを拾い集めホームページのIndexに取り込んだら動きが派手すぎてなにやら新宿歌舞伎町のネオンみたいになってしまった。
六回イチローを敬遠したばかりにヤンキースはこの回大量点を奪われ先制したにもかかわらず三連勝とならなかった。テレビはこのイチローの敬遠を「Intenational Walk」と表した。テロップで流れたがアナウンサーは気づかずにこのことばには一言もふれなかった。
JAVAアプレットで時計を表示するサンプルタグをネットで見つけたのだが画像の取り込みがうまくいかず昨夜からああでもないこうでもないと苦心している。ところで時計はどうして「ジケイ」と読まないのかというと、もともと時計は「土圭」(盛り土の影の長さを測って時間を調べる日時計)が語源だという(「漢字」なるほど雑学事典・PHP文庫)。
通販カタログに健康器具の歩行器(商品名コンパクトウォーカー)が2900円(送料税共で4620円)であるので注文。名前と値段の通り機能を簡略にしてあるがメーターは走行距離や速度も計測してくれるのでまあナットクできる商品。中国製。蹴るように歩かないと歩行ベルトがうまく回らないのでまだよちよち歩きの状態だ。健康維持にもいろいろ気遣いがいる。
Windows XPの発売が近づいてパソコン業界の動きがあわただしい。新しい物には乗り遅れるなでバージョンアップをしたいけれど旧型機種にうまく適合するかどうか疑問でメーカーの情報でも対応はまだバラバラだ。わがS社は旧機種でのバージョンアップについてサポートはしないし動作保証もしないとはやばやと宣言している。XPがほしいなら搭載機種に買い換えなさいといわんばかりの姿勢である。XPはパソコン不況を救えるだろうか?
「ソレ行ケ、ドンドン」というわけで小泉新法(テロ対策特措法)が成立しようとしている。反対する野党も絶対数がたりないしマスコミや国民からも強力な声があがらない。このままでいいのしらと思っていたらけさの新聞に「フォーラム平和・人権・環境」と名乗る市民団体が「STOP! 戦争を支援する新法の成立」というスローガンで行動を起こそうと呼びかけている。集会の名称は「10.18 巨大デモで国会を取り囲むDAY!」。18日午後6:30から日比谷公園で集会を開いたあと国会へデモをかけようという内容。これに呼応して全国各地でも反戦の集会が組織されないものだろうか。
捕手は敬遠気味に外に構えたがボールは逆玉で内角に入ったのをイチローは見逃さずに一二塁間を抜いて逆転打になった。六回までコロンに押さえられプレーオフもここまでかと思われたがラッキーセブンが文字通りに幸運を呼んでマリナーズは首の皮がつながった。イチローはこの試合も三安打で打率はなんと五割六分三厘。
妻子ある身で教え子と心中事件をおこして高校教師を辞めた高原(中村嘉葎雄)はボケてしまった妻(藤村志保)の最期を看取ったあと遺言にしたがって埋葬するために長良川の上流にある故郷に向かう。夫としっくりいかない長女(坂井真紀)が同行するなかで心中事件のすべてを告白する。 新旧二世代にわたってくりかえされる愛憎のさがが親と子のわだかまりを解いてゆくのだった。 芸術祭参加作品と銘打った昨夜のドラマ(NHK「長良川巡礼」)のストーリー。 秋の夜長はこんな話を聞くのももいいか。
おもしろいなどといっては不謹慎だがテロ対策法案審議の特別委員会がおもしろい。実質的に憲法改正が実現しそうな情勢だから質問する議員も答える関係大臣もハッスルしてなかなか聞き応えのある問答がつづく。質問しない他の委員たちも与野党野次り合って会議をにぎやかにしている。野次は不規則発言といわれるだけに正確に聞き取れないけれど今川正美委員(社民)が新法を批判すると「おまえはテロリストか」とか「赤軍派か」などと低級なヤジを飛ばす与党のチンピラたちをいさめていたが国際貢献を大義にする小泉新法は日の目を見ようとしている。
実は、誰に教えられるともなく、最近、小森の学童たちは、上級生は上級生なりに、下級生は下級生なりに、”もう、今までとは違うのだ!”とその身体で受け止めていた。だからこれまでのように、何かと口実をもうけて学校をなまけるような卑怯なまねは出来ないし、また、そんな卑怯なまねをする必要もなくなったのだ。なぜなら、もし嘲られ、はずかしめられたような場合は、従来のようにこっそり一人で泣くことをやめて、ありのままを小森の人たちに伝えればいいのだ。そうすれば小森の人たちは、そのような嘲りや罵りが、どんなに深い傷を人の心に負わせるになるかということをわ、徹底的に相手方にわからせるために、何をおいても話し合いにでかけてくれるのだ。(「橋のない川」第五部)
だまって居りゃええことに、つまらぬ屁理屈をならべやがって、人間平等が聞いて呆れラ。いったい味噌、糞いっしょで、国や社会の秩序がたつとでも思うているのか。きさまもちょっとは教育受けたらしいから知っているやろに? この人間社会ではな、貴賤上下を明らかにして、これを守るのが道徳なんや。それを差別などとごねくさり,衆をたのんで押し掛けて来やがって、それが脅迫でなくて何だというんだ。それともきさまらの社会では衆をたのんで難癖をつけに押し掛けても、それは日常茶飯事で、脅迫にはならぬと吐かすのか。(「橋のない川」第五部)
発足当時の支持率90パーセントを誇った小泉内閣はニセモノと敢然と反旗をひるがえし参院選に立候補当選した大橋巨泉がきょうの予算委に質問者として初登場。舌鋒鋭く小泉さんに迫るかと期待したが意外とおとなしい質問で肩すかし気味。午前の部は聞き漏らしたが二世議員の問題や環境問題に加えて自衛隊派遣の新法反対など15分間の質問では初陣の名のりていどでもりあがりに欠けた。巨泉氏は私と同年だから動向が気になるのだ。
検索エンジンに翻訳機能がついて和訳を簡単に表示してくれるのはありがたいが翻訳された日本語がなんともすさまじい。衛星の外国ニュースが時折自動翻訳になることがあるが比較的に日本語としてこなれた翻訳力をもっているのにくらべると翻訳ソフトはまだまだ発展途上だ。 攻撃開始を論評するワシントンポストの第一社説の冒頭を日本語にすると以下のようになった。これでは頭がいたくなってしまう。語学力のないのがくやしい。
それらは、昨日テレビ・スクリーン上の光のフラッシュを染色しました、米国の率いる力がアフガニスタンで暗さに隠れて空気キャンペーンを始めたとともに、よく知られている光景でした。(infoseekによる)
家庭でパン焼きは生地づくりに手間と時間がかかるので敬遠されがちだが、みのもんたの「おもいッきりテレビ」が電子レンジを使って発酵させれば30分足らずで焼き上がるという簡単パン焼き法を紹介していた。ものぐさなカミさんも「やってみようかしら」と挑戦したら、まあ食べられるロールパンができあがった。レシピは日テレのホームページにありますよ。
ナイナイとか爆笑問題などの若手のお笑い芸人たちが4万5千円もする中華料理をバカ食いしている番組を見た。名誉のために断って置くとカミさんが見ていたのをのぞき見しただけなのだが笑うというよりハラがたつだけだった。飽食ニッポンといってもいちどきに5万円もする食事を見せものにするというテレビ番組の企画に寒気を覚えたのだった。カレーライスやラーメンを何杯もお代わりするという大食い番組もあるようだがこういう番組をゲラゲラ笑ってみている日本人と飢餓に苦しむアフガン難民が同じ地球に共存していることを実感することはなかなかむずかしい。
Windowsを終了させるのに「スタート」からの操作がまだるっこいなと思っていたらデスクトップにおいたアイコンから一発で終了できるウラワザを発見。設定の方法は以下の通り。 まず、デスクトップの何もないところで右クリックして、「新規作成」から「ショートカット」を選ぶ。「ショートカットの作成」の画面で、コマンドラインに「rundll.exe user.exe,exitwindows」と入力、「次へ」を押す。最後に、このファイルに適当な名前を付ければ完成である。なお、user.exeとexitwindowsの間は、コンマ(,)である点に注意(ASAhIパソコン・10/15号)。 これでデスクトップにウインドウズのアイコンができるのでこれをダブルクリックすればよいのであります。
今週号の小泉メルマガの話題は映画「真昼の決闘」。ゲーリー・クーパーが悪漢をやっつける話と今度の事件を重ねあわせて、「テロリズムに対する毅然とした態度は、自由と平和と民主主義を守ろうとする米国の精神そのものだ」という。だが待てよ、タリバンは西部劇と同じかなと一瞬ためらってしまう。大衆にはわかりやすいかも知れないがビンラディンを成敗するのは単なる勧善懲悪じゃないのではないのか。もっと宗教的哲学的に解き明かされなければならない論理が抜けているような気がする。
行きつけの本屋のカウンターにはいつも無料提供のパンフレットなどがおいてあるので習慣でそこに置いてある文庫本大の本を何気なく持ち帰ってよくみたら新潮文庫の「白い犬とワルツを」だった。れっきとした商品だった。手に取った時店員も見ていて黙っていたのでタダなのだろうと勘違いしてしまった。しかし返しそびれてまだ手許にあるのだが中身はなかなか読ませる。「マディソン郡の橋」と同時期の発表でテレビドラマにもなって日本でも放映されたらしいが無学で知らなかった。愛妻に先立たれた老人が思い出に生きながらガンで往生する話。しみじみと心を打つ。滂沱の涙をながした場面もある。こんなアメリカ人ならテロに報復することなど考えないだろうと思ったりしながらドロボーで手に入れた本を読んでいる。
雨の日曜日はテレビ漬け。与野党党首の政局討論や石原慎太郎の政治哲学を聞いた(サンデープロジェクト)あと、イチローの新記録を見たりローズがボール攻めにいらだって凡退を繰り返すのを見たり長嶋監督の引退セレモニーを見たり。その間にQちちゃんの快走があったのだが最高記録樹立のかげではガードランナーと称するペースメーカーが伴走したり給水係が場所場所で飲み物を手渡したりして高橋選手には特別な環境が与えられているのは少し不公平じゃないかと思ったりいろいろあった一日だった。
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