2001年09月30日(日) |
JavaScript |
短い日記を小さなウィンドウに表示できる機能がJavaScriptにあるというのでサンプルからソースをコピーしたがうまく行かない。JavaScriptのスクリプトは複雑怪奇だから読み切れない。そこで掲示板に質問を書き込んだのだがなかなか回答の書き込みがない。「訳の分からない質問をするバカなやつだ」といわれているようで首をすくめている。
長嶋辞任のニュース(テレ朝)で街頭インタビューに応じた40代のサラリーマン風の男が語っているうちに感極まって泣き出してしまった場面があったが長嶋監督の存在が日本人にとってどういうものであったかを象徴的に示していた。理論家というよりもカンピューターと揶揄されるような感覚派で結果的に必ずしも監督としての実績は見るべきものはなかったが戦後の日本を代表した人物が舞台を去る。
オノ・ヨーコ女史がニューヨークタイムスに載せた全面広告が話題になった。ビートルズの「イマジン」の一節が一行だけのユニークなもの。その一節は「Imagine all the people living life in peace.(想像しよう、すべての人々が平和に暮らすことを。)」というもの。もちろんテロ報復を反対する意見広告。ブッシュの支持率が90%をこえるアメリカでこういう主張をするにはなかなか勇気がいると思われるが大新聞がこの時期に掲載するのも自由を標榜する国ならではか。おりしも日本でも国会で自衛隊派兵の新法の審議がはじまった。小泉さんの鼻息におされて一気呵成に成立しそうな情勢だが憲法が「戦争放棄」を謳っていることが形骸化されることがないようにわれわれも監視を怠らないようにしなければならない。
近鉄チームはことしの二月サンマリンスタジアム(宮崎)での巨人との対戦で見たことがある。キャンプの打ち上げの練習試合ということだったが公式ゲームなみのレギュラーメンバーで(ローズは出なかった)ことしの戦力をうらなう本格試合だった。このゲームでは江藤や高橋にホームランが出て巨人圧勝だったので近鉄はことしもダメかと思わせたが結果は周知のとおり。代打逆転満塁サヨナラ優勝ホームランというマンガチックなゲームが現実にあるんだなとちょっぴり昨夜は興奮した。
野球の結末はラジオに頼ることになるのだが昨夜の巨人ヤクルト戦は地元の民間ラジオが中継しなかったので仕方なしにインターネット放送で桑田がヤクルトにとどめをさしたことを知って寝る。4、5月のころは8月に優勝決定かといわれていたが変われば変わるものだ。
2001年09月24日(月) |
ジュリアーニのスピーチ |
「ニューヨークはもうもとには戻らないだろうという人がいる。その通りだ。ニューヨークはもっと良い町に変わるのだから」。ジュリアーニ・ニューヨーク市長の追悼集会でのスピーチ。英語の文体の特徴なのだろうか。大向こうをうならせる役者のことばだ。日本語にはこういうレトリックがない。
2001年09月23日(日) |
Show the flag. |
アーミテージ国務長官が日本に「Show the flag」といったのを小泉さんは「日の丸を見せろ」と直訳してあわてて自衛隊法を改正したり海外派兵の新法を作ろうとしたりアメリカのご機嫌うかがいに懸命だがあれは慣用句で「立場を明確にせよ」という程度の意味らしい。高校生が使う英和辞典にもちゃんと載っている。
「Nimda」の別名は「W32/Nimda」。逆から読むと「Admin to 3rd war」となって「第三次世界大戦の政府(管理者)」という意味らしい? いままでウィルスのことなど気に掛けていなかったがテロ騒ぎもあったことだしで心配になってIESP2をあわててインストール。ビジー状態で途中で中断したりしながら20分もかかって再インストールに成功。これでサイバーテロにも安心だ。
「猛牛、レオ3タテ」、「ペタ決めた、ヤM10」(20日)。スポーツ紙なみの朝日の見出し。クォリティペーパーとは思われない。しかし今朝マリナーズの地区優勝を伝える見出しは「目標高く、哀悼深く」。格調の高いところを見せた。たまたまテレビで優勝の瞬間を見たがピッチャープレートを囲んで片膝をついて全員で黙祷を捧げることで喜びを押さえた。小見出しは「抑制する選手たち」。日本の場合もこのような洗練された見出しを考えてほしい。
2001年09月20日(木) |
ああ、憲法が壊れる! |
昨夜につづいて今未明の緊急記者会見で小泉さんの気持ちの高ぶりがいかんなく読みとれた。いよいよ自衛隊の海外派遣を決断した。「憲法の枠内で」という枕詞はあるが実質は憲法無視の「参戦」だ。かくして平和憲法として世界に誇った日本国憲法は見るも無惨にホゴにされようとしている。
黒沢映画に「夢」というのがあった。さまざまな夢がオムニバス形式で幻想的に描かれていたが、記憶に残るのが「水車のある村」。自然に恵まれた水車のある村で暮らす老人と村びと達、笠智衆のひょうひょうとした老人がおとぎ話しの世界のような雰囲気を醸し出していた。私の夢。新聞にJRが小田急の古い車両を譲り受けて宮崎始発の電車に利用するという記事があった。そばにいた駅員に確かめると「そうだ」という。何時に出るのかと聞くと「駅長に聞いてくれ」というところでノンレム睡眠にはいってその夢はそこで終わりだった。わたしは小田急電車に乗ったこともなければ小田急に親戚がつとめているわけでもない。なぜこんな夢を見るのだろうか。痴呆の前期症状か?
爆破テロの指導者がビンラディンであることは間違いなさそうだが彼はまだ犯行声明を出していない。アメリカの報復を恐れているからにほかならない。そればかりか実行犯が特定されているのにイスラムの大義に殉じた彼らの行動を讃える声明さえも出すことができないのはテロルに大義などないということだ。
行方不明者が4972人になったという(16日現在)。親や子供、恋人や友人の行方を捜す手作りのビラが事故現場近くの街頭にベタベタ張られている映像があった。無差別テロは4972の悲劇を創り出したということなのだろう。
65歳から国の行政区分では高齢者つまり老人だ。だから67歳の私はりっぱな老人なのだが、きょう行われた地区の公民館主催の敬老会には招待されなかった。実は65歳以上を老人にすると公民館に入りきれないということで敬老会は75歳以上を対象とするという規約改正が先年行われたからである。ことほど左様にわが町もご多聞にもれず老人ばかりになっている。町内会の班長も輪番制だが70歳を過ぎるとお役ご免となっているので若い人たちに不満が渦巻いている。67歳は貴重な班長資格者なのだ。
へそくりをドル建てにして預金していたが景気低迷に加えてテロ事件でドル安が一気に加速、元本割れ必至の情勢になってきた。「欲張りには天罰覿面よ」とカミさんに冷やかされているがブッシュさん報復より景気を優先してね。
asahi.com(13日、19時18分更新版)でマンハッタン島の写真を去年8月とおなじ角度で撮している。きょうのマンハッタンの風景からワールド・トレード・センターがきれいに消えている。当然のことだがこれは魔術師がイリュージョンで消したのではなく現実にテロリストたちが消したのである。おとどしアメリカを10日間で駆け回ったカミさんは2日ばかりのニューヨーク滞在でまるで第二の故郷呼ばわりだがエンパイアステートビルで撮った記念写真に写っているツィンビルを眺めながら「もう二度と見られないのね」と嘆いている。
停滞して動かなくなった台風16号の強烈な暴風雨に4日間もさらされている沖縄のことが気になって5時に目が覚めると同時にテレビをつけたらとんでもない事件が起こっていることを知った。近未来を描くSF映画のような光景。大型旅客ジェット機が高層ビルに吸い込まれるように激突炎上する、100階以上もあるビルから救けをもとめて飛び降り人間がいる、解体工事さながらに崩落する世界貿易センター。目を疑うような白昼夢の世界だ。ブッシュ大統領は「自由へのひきょうな挑戦。断固報復する」とひるまない姿勢を見せるが、ニューヨーク・タイムスは「薄暗いブッシュはテロリズムが普及しているかもしれなくない」(Excite翻訳)という声明も載せているがブッシュの力の支配に対するテロであったかも知れないと考えたりする。
初期の台風15号の進路は九州に向いていたので覚悟していたがいま東京直撃という事態になっているようで風雨にさらされている地方の方々にお見舞いを申し上げたい。台風が九州に上陸する場合はまだ台風の勢力が衰えない最大勢力を持っているので風速40〜50米に達することもしばしばだが関東上陸のコースになると多くの場合台風は勢力の衰退期になり風速もそれほどではない。15号も最大風速25米程度だ。テレビで「木が根こそぎ倒される」と言っていたが25米の風はそんな力はない。台風に鍛えられている九州人のわれわれにとってはそよ風である。
けさ(日本時間)のセーフコ・フィールドは「CAL」一色だ。試合開始に先立ってCALがスピーチをし、二塁後方にはCALのロゴが描かれ、ウェイティング・サークルには8の文字がはいっている。CALはいうまでもなく、カル・リプケンのこと。輝かしい球歴を刻んだ名選手でことし限りで現役を退く。所属はオリオールズ。マリナーズにとっては敵なのだがその栄光を讃えて引退セレモニーが演出された。アメリカ人の野球を愛する心とフトコロの深さを感じさせる。東京ドームで阪神選手の引退ゲームなど考えないのが日本人。
Shickの二枚刃の替え刃が店から姿を消した。別のスーパーも二三店回ってみたが見つからない。しかたがないので新型(3D DIA)をホルダーごと買い換えたが家に帰ってあわせてみると新刃も旧刃も同じサイズであった。それにしても家庭用かみそりはShickやGilletteなどが主流で国産を見つけることがむずかしい。我が家も舶来品はこのかみそりだけだ。
眠れないままテレビのチャンネルをいじっていたら高校生のクイズ大会をやっていた(日テレ「高校生クイズ21」・7日)。富山県五箇山に集結した代表校の高校生たちが合掌造りの村の伝統をどう残していくかを写真と俳句で表現するという難問に取り組んでいたがなかなか見応えある作品に仕上げていた。ともすると、今時の高校生はと批判的に見られがちだが末頼もしい若者たちがいることを確認できた。
外務省の公金横領の不祥事は底なし沼の様相を呈して来た。それとともに犯行の悪質さにアゼンとなる。きのう逮捕されて浅川某のモザイクがとれて素顔を見ることができたが風貌といい取材陣に毒づく言葉遣いといいあれはまるでヤクザである。4日の裁判で松尾克俊は「犯行がばれたらしようがない。その時まで突っ走るしかない」と覚悟して6億近い公金をフトコロに入れたと供述していたことが明らかにされたという。日本を代表する外務省の官僚たちの公民意識があの程度かと思うと暗澹としてくる。紀藤弁護士が「日本は近代国家とはいえませんね」とコメントしていたが「役人の子はにぎにぎをよくおぼえ」の江戸川柳がまだ生きている。
CD作成ソフトはHDDなどデータのバックアップをするために購入したが、このソフトの中心の用途は音楽CDの作成にある。今を時めくMP3にすると100曲近くも収録できるというのだから若者には必須のアイテムなのだろうが、ところが私の買ったソフトはこのMP3を焼き込む機能が動作しないことがわかった。テクニカルサポートとFAXを使って問答を繰り返しているうちにインストールソフトのCD-ROMが何らかの障害を受けているという結論になって新品と取り替えてもらうことになった。こんなこともあるものなんだな。この間のサポートの対応は良心的で好感が持てたのは良かった。
「秋茄子は嫁に食わすな」という。カミさんの解釈によれば、秋なすは種が多いので子沢山に通じ、母胎をいたわったことばだという。だが諸説フンプン。わたしは嫁に食わせるために夏場ひとしきり成った枝を落として追肥をした。
もし、あたりまえのお人なら、戦に負けたら負けた責任で天皇さんんをやめはるやろ。だけど日本の天皇さんは、お住持さんの説教によると、あたりまえの人とちごうてうまれつきの神様やというからな。もしそのとおりなら、うまれつきの阿呆は死ぬまでなおらぬみたいに、うまれつきの神様も死ぬまでなおらぬわけや。せやから、たとい日本が戦に負けて、国民が天皇さんに忠義をつくすんやいうてすっきり死んでしもて、天皇さんがたった一人きりにならはっても、やっぱり天皇さんは天皇さんで居るしかあるまいで。──「橋のない川」(第三部)
レイモン・ペイネの複製画が9000円で出ていたが欲しいけれど手が出ないでいたカミさん、半額バーゲンになったことを知ってとうとう買ってしまった。ペイネは結婚する前に私が教えたのだったが長男が成人するとペイネの描く若者に似てきたので一層ペイネに執着するようになった。ペイネが先年亡くなったとき出た作品集は長男の嫁にプレゼントされて愛蔵している。複製画は玄関に飾るのだそうだ。
おくればせながら映画「タイタニック」をテレビで見る。デカプリオ演じる放浪の青年画家ジャックと破産に瀕している金持ちの令嬢ローズ(ケイト・ウィンスレット)との悲しくも激しい恋とタイタニックの悲劇とを描いた大衆小説的映画。船首に立ったふたりが大きく手を広げて未来に希望をいだくシーンがこの映画の名場面として公開(97年)以来くり返して紹介されてきたが、こういう物語だったのかとやっと知ることができた。
日替わり特価品に電波時計があった。2000円の品が798円。大して必要でもないのにオモチャとして購入したが、説明書によるとわが居住地は電波の圏外にある。おそるおそる電池を入れると3分ばかりで受信に成功した。正午のラジオ時報と合わせてみるとピッタリ一致(当たり前だけど)。パソコンの内蔵時計も修正ソフトを使わないと正確でないだけにこれからはJSTをこれで知ることができる。
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