2004年11月23日(火) |
毎度々々の研修センターから |
またまたわが社の研修センターでの軟禁生活が始まった。昨晩から金曜日の夕方まで、俺は中途入社社員研修の事務局および講師として4泊しなければならない。っつーことで、今、研修受講者は全員宿泊部屋に戻ってしまったという無人の研修ルームで俺はばか随想録を更新しているというわけだ。──あ、今、突然、研修ルームの扉が開いて、研修センターのフロントの人が夜間巡回にやってきた。 「あ、お仕事中申し訳ございません」 と、彼は申し訳なさそうに姿を消したが、必要最低限の蛍光灯の下、(ただ片付けていないだけの)資料を散乱させた机の上でノートパソコンをぱちぱちやってるスーツ姿の社員(=俺)を見れば、そりゃ仕事をやっているようにも見えるでしょうよ。すいませんねえ、フロントさん。
ちょいと時期はずれですが、先週、いよいよ解禁となったボジョレー・ヌーボーのお話。 俺は大のワイン好きであるツマのご機嫌を伺うべく、そしてノルマ的社内販売に協力させられる形で、かなり早い時期に3本も予約をしていた。ボジョレーが解禁になったその朝、営業魂に満ち溢れた先輩社員の直接販売攻撃に見事惨敗した俺はさらに1本買わされることとなり、4本のボジョレー・ヌーボーを持って帰宅した。折からの土砂降りに満員の西武池袋線はかなりシンドかったけれど、これもまあツマが喜んでくれれば、というツマ孝行な気持ちで俺は解禁になったばかりのボジョレーを持ち帰ったのだ。 ココ最近はインターネットショッピングで目新しいワインやお得なワインをまとめ買いするようになったツマ。俺の長期出張中にいつのまにか購入していたワインラックに寝そべるワインが少なくなると、 「在庫がなくなってきた…」 と肩を落とす。 この日はたまたまツマのワインラックにはつい数日前インターネットで買い集めた、彼女のお眼鏡にかなったワインがずらり並んでいて、それはワインをあまり飲み慣れない俺にとってはちょっと壮観でもあった。 そして、そこに俺がツマのために買ってきた解禁ボジョレーが4本も加わるのだ。ツマが喜ばないわけがない。 「すごいね、ツマ、かなりワインが在庫されてますなあ」 「そうなの。見ているだけでうれしくなるでしょう」 「全部で何本あるの?」 「ええとね、16+4本」 「すごいね。20本もあるのか」 「んんと、16+4本」 「……なんで俺が買ってきたワインが“足す4本”扱いなんだ」 「我が家では補欠です。だいたいボジョレーって、軽くて私の好みじゃないのよねえ」
ツマ孝行、惨敗。
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