のづ随想録 〜風をあつめて〜
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【のづ写日記 ADVANCE】

2003年01月29日(水)  決心

 寒い。

 只今の外気温はマイナス3℃。冬になるとたとえ気温が上がろうが下がろうが『毎日が最低気温』の俺が、マイナス3℃という世界で生きていけるはずがない。
 営業車を停めておく駐車場から俺が今住んでいるマンションからまで歩いて5分弱くらいあるのだが、帰宅して夜10時、外気温マイナス3℃の今日などはマンションにたどり着く途中で俺は確実に遭難しそうになった。部屋のエアコンはかなりへなちょこなので、ウンウン唸っているだけ部屋が暖まるわけでもなくまったく用を成さない。熱々で淹れたインスタントコーヒーもあっという間に冷めてしまう。かろうじて追加で調達した電気ストーブを体から30センチくらいのところに置いて、なんとか寒さをしのいでいる、といった状況だ。
 当然、部屋にあるのは狭いユニットバス。夏ならシャワーでさささっと済ませる――ということもあろうが、この極寒の地でシャワーを浴びるだけ、というのはもはや自殺行為。

 会社帰りに立ち寄った本屋で立ち読みをしているとき、ふと手に取ったのが滋賀県の旅行ガイド。『るるぶ』的な雑誌がずらり並んでいるコーナーがあって、それをぱらぱらとやっていると、ふと俺は思い立った。
『――そうだ、温泉に行こう』
 先週の土曜日も仕事中に目星をつけてあったスーパー銭湯に足を運んだ。体の芯までしっかり温まり、慣れない土地での仕事の疲れも癒され、実に心地よい時間を過ごすことが出来た。
 折角見知らぬ土地に来ているのだ。近くには琵琶湖があり、多少の観光も出来る。『るるぶ』を見れば、日帰りで楽しめる温泉やスーパー銭湯がたくさん紹介されているではないか。
 行くぞ、温泉に。通うぞ、スーパー銭湯に。
 仕事の内容はなかなかシリアスで、今日も会議の中で少しずつプレッシャーを感じてきている。特に序盤戦は土日もないような状態になるかもしれない。
 まあそれでも、ちょっと時間を見つけて、そんな“体の芯まで温まる時間”を作ろうと思っている。

 それにしても、今日は、寒い。


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