のづ随想録 〜風をあつめて〜
 【お知らせ】いよいよ『のづ随想録』がブログ化! 

【のづ写日記 ADVANCE】

2003年01月02日(木)  衝撃

 一応、ご挨拶ってことで。新年明けましておめでとうございます。
 新年早々、ココを覗きに来て下さってどうもありがとう。この『のづ随想録〜風をあつめて』もいよいよ3年目に突入しました。お気づきでしょうが、ちょいと模様替えもしてみました!
 年末に数えてみたら通算で今回が134回目にあたるようです。すごいすごい! 昨年の後半はかなりペースダウンしてしまって、月に2、3度しか更新しないようなこともありましたが、なんとかモチベーションを保ちつつ今年も懲りずに継続する予定です。妙なプレッシャーは感じずに、ちょびちょびと続けていくつもりですので、どうぞブックマークしてやってください。んでもって、時折はなんらかのリアクションなんぞをいただけるとものすごく喜ばしいので、是非お願いします。
 もしかすると、今年の俺からの年賀状を見て、初めてココにアクセスした――なんていう人もいるかもしれませんね。はは、どうもどうも。ココは、あなたの知っている“のづ”が、まあ、こんな日記みたいな随想録みたいなことを不定期更新しているページなんですよ。

   *   *   *

 今年は新年早々なかなか忙しく動き回っている。
 元旦は昼過ぎに俺の実家へ帰省し、今日はツマの実家へ帰省、それぞれしっかり新年のご挨拶およびおせち料理等々摂取という行事に勤しんだわけだ。
 俺はいつも実家へ帰ると、今はオヤジの寝室になってしまっている元自分の部屋をイロイロ家捜しすることにしている。そこにはまだ俺がその部屋を使っていたころの名残で古い本や資料などが残っていて、久しぶりに読みたくなった本や漫画を見つけると家に持ち帰ったりしているのだ。
 で、そろそろ帰ろうかという時間になって、俺はこっそり元の自分の部屋を訪れた。前回帰省したときとなにも変わっておらず、大切な資料もまだ生き残っている(ウチのオヤジは容赦断りなしになんでも捨ててしまう“捨て魔”なのだ)。ふと、俺が使っていた机がベランダに出されているのが目に入った。胸のところの浅い引き出しにはオヤジの仕事道具などが納められていたが、机の右側の一番下にある最も深い引き出しをそっと覗いてみると、その存在さえすっかり忘れていたノート類が沢山残ったままになっていた。
「……あれえ、こんなところにノートなんかしまっておいたかなあ」
 浪人時代に問題集の解答用に使っていたノートが数冊あり、懐かしい自分の幼稚な文字を目の当たりにする。そしてその奥に、俺はオソロしいものを発見してしまった。
 高校1年から3年まで、とぎれとぎれにつけていた日記帳。これは衝撃だ。
 ぱらぱらとページをめくってみると、そりゃもうココで実名などとても出せないような内容が臆面もなく書かれていて、冷汗モノだった。
 それ以外にも、「こんなところにあったのか!」と予期せぬ再会に胸躍らせるノート類が次々と現れる。俺はそのなかから数冊を家に持ち帰ることにした。
 家に帰って、俺はもっとも気になっていた“日記帳”を風呂に持ち込んで、一時間ほど湯船の中でそいつを読みふけった(――この行動自体もばかだな)。
 そこには、高校時代の自分がそのままに居た。
 弱くて、少しだけ強がりで、言い訳ばかりして、それでもなにか一生懸命になろうとしている自分。楽しかった小さな思い出を引きずりまくっている自分。
 俺は高校時代に殆ど勉強らしい勉強はしていない――と思っていたが、この日記を読むかぎりでは結構努力だけはしていたようである、ということもぼんやりと浮かび上がった。
 今と全く変わっていない――というか、当時から全く成長していないなあ、と痛感する部分が多くて、ちと情けなかったりして。ま、いいやあ、と思いきりざぶんと湯船に頭のてっぺんまで浸かる。

 ――今年もよろしくお願いいたします。


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