のづ随想録 〜風をあつめて〜
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【のづ写日記 ADVANCE】

2002年12月29日(日)  聖夜

 世の中はあっという間に年末モードだ。今年、クリスマスは本当に訪れたのだろうか――そんな気になるほどのこの“クリスマスらしさ”の無さはどうだ。皆さんはどのようなクリスマスを過ごされたのだろうか。
 クリスマスイヴの夜、会社から帰ってくるときに通り掛かるサンシャイン通りの一本裏手の路次で、アルバイトらしい若者がサンタクロースの衣装を身にまとって走ってきた。
「ああ、彼もこんな夜に仕事かあ……」
 などと考えていたのだが、よく見ると、そのサンタは“くわえ煙草”だった。
「……」
 ふと、いつもの見かける易者は、こんなクリスマスの夜もいつもの通りいつもの場所に陣取っていた。さすがに易者に占ってもらっている人はいない。
 易者が大あくびをした。
「……」
 ――くわえ煙草のサンタクロース。大あくびの易者。
 どちらも、なんか、いや。


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