もうじきこの『のづ随想録』も一周年を迎える、ということに最近気がついた。
記念すべき第一回が昨年の9月9日。特に事前の準備をすることもなく、なんとなく思い付きと勢いでスタートさせた日記的随想録公開HPである。 作品、と呼べる内容でないことは俺自身が一番よく分かっているが、折角書き貯めたものでもあるので、第一回からすべての内容は自宅のPCにバックアップを取ってある(以前、不定期に知り合いに送り付けていたメールエッセイ・『のづ○歳時記』はPCのメールソフトの不具合により作品の半分くらいが消失してしまっている。もはや自分でも何回分くらい書いたのかも覚えていないが。そんなことがあってからバックアップはしっかり取るようにしてます)。 久しぶりに『のづ随想録』を始めた9月頃のものを読み返してみた。俺以外の人間には分かるはずはないのだが、妙な気負いのようなものがなくて、いい。裏を返せば今、俺はどんな心持ちでこの“随想録”を書いているのかっつー話だ。
まずは継続すること。たとえ10日間の空白があったとしても、一カ月間の空白があったとしても、まずは継続すること。これは多分、今のところは大丈夫だ。
どんなスタイルを目指しているか。 自分の中には「あーいった作風」「こんな雰囲気」といった明確なイメージはあり、ぼんやりとそのイメージに近付けようと思っている部分はあるのだが、実際、書き上がった随想録を読むと、思い描くイメージとはかなりかけ離れていることが多い。 結局“このカタチ”が俺のスタイルなのかも知れない。良い・悪いは別。
あまり気負わずに継続してゆこう。内容という点では、読み手はまったく面白くもなんともない回も少なくないだろうが、まあいい。とりあえずは数人の方々がココを読んでくれている、と思えるうちは、細々と継続してゆこう。
読み手はどんな感想をもってココを読んでいるのだろうか―― ふと、単純に、そう思った。
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