はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2012年02月13日(月) 改めて・・・

 昨日は入園者説明会でした。

前の日の土曜日。
私は、どんな風に保護者の皆様にお話したら良いのか
ずーと考えていました。

幼稚園のこと、
子ども達のこと
入園にあたって
お話しておきたいことは何か。

毎年、お話していますが
その年のこともありますし
私も、子どもを育てながら
『やっぱり大事だな」と思うことが
はっきりしてきました。

そして、昨日。

どうでしたでしょうか?
思いは伝わったかな?
幼稚園が子ども達にとって
大切だと思っていること。
保護者の皆様と
取り組みたいこと。

 帰り際
「今日のお話を聞いて
本当によかったです」といってくださった方がいました。
一度には伝えきれないけど

子育て期の大切さを
一つでも多く伝えたいし
百石幼稚園の思いを
一つでも多く伝えたいです。

皆様にお伝えすることを考えながら
改めて
理事長、園長たちが大切にしてきたこと。
これまでの先輩先生方が培ってきたこと
私達が引き継いでいくべきことも
見えてきました。

それは、とっても
当たり前のことだけど
でも、とても大事なことで
意外と地味で
「こんな特別なことをやっています!!」とはいえませんが
でも、
地味なことを
ず〜っと続けることも
一つの「特徴」になるのかも。

形のないものを
わかっていただくように伝えるって
難しいです。

年長さんの話

玄関に張り出してある
活動の写真を見ながら
お話していたMちゃん。
視点がおもしろくて
お話していて、飽きません。

豆まきのときの鬼の話をしていました。
Mちゃん「赤鬼は別として青鬼はお父様達だと思うんだよね」
先生『どうして?」
Mちゃん「だって、スリッパはいてるんだもん」
先生「(よく見てるね・・・)Mちゃんは泣いた?」
Mちゃん「うん、泣いたよ。あとね、赤鬼は○○先生っぽいんだよね〜」
先生「(大当たり〜)そうなんだ。」

その表現の仕方が、なんとも言えず味があります。

家庭でのほのぼのとした様子が
伝わってきます。

Mちゃんのすごいところは
とってもよく観察してるところ。
そして、不思議を言葉にして、話せるところ。

背景に、子どもの言葉をしっかり受け止めて
聞いてあげている家庭の姿が見えてきます。
大切にされているんだね。

子どもへの愛が
子どもの中で
他者への愛にかわり
人間を大切にする心になります。

Mちゃんは、人の欠点も見えていますが
決してそれを本人にはっきり言うことはありません。
「思っていても言わないほうが良いこともある」と
わきまえているところ。
それがますますすごいです。

クラスのムードメーカーMちゃん。

大きくなってまた
お話をしてみたいな。

松橋も、「また、話をしてみたいな」と思われる人になりたい。
まだまだ子どもから学ぶことの多い

副園長 松橋でした。


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