「先生、おはよう!」 4歳の男の子が、朝やってきました。 「先生、今日も雪で遊ぶでしょ!」 「もちろん!!」 すっかり雪遊びの衣装です。 「ちゃんとてぶくろもってきたのね」 「そうだよ、かっこいいやつ!」
昨日の、雪遊びがよほど楽しかったとみえて、 最近ぐずって幼稚園にいきたがらないといっていたのがうそのよう。
「ぼくのも、すてきでしょ」 違う子が、私の顔のまん前に手をつきだします。 「この星のところが、かっこいいでしょ」
うんうん、すごーいすてき!といいながら、こどもって本当に正直で、気が利いていると感心しました。昨日、雪遊びして、幼稚園のてぶくろ借りたんだよ!とおうちで話したのかもしれません。はたまた、今日はてぶくろ持っていかなくちゃ、といったのか?
おまけに、楽しいことがあると、幼稚園に行かなくちゃ!という気になるんですから、先生たちは、毎日ワクワクする環境を設定しなければなりません。 練習が続いたり、ちょっと気が抜けると、子どもはとたんに察知します。 もちろん、幼稚園思い通りになることばかりではないのですが、こどもの目の輝きは、だれよりもするどい保育の評価なんだと思っています。
たくさんのてぶくろにかこまれて、「昨日の保育は合格だったかな」と安心。 明日も、きらきらの眼と、元気な声がきけますように・・・
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