だだ争論

だだの日記

2007年03月31日(土) デブリーフィング

国に潜入したスパイが戻って来た時、
しつこくインタビューを行うことを
軍隊用語で「デブリーフィング」という。

見たこと、聞いたこと、体験したことを
洗いざらい話させることで、
本人は意識してなかった重要な情報を得る作業。


日記強化月間と位置づけた今月は、
まさに自分自身の「デブリーフィング」だった。

何かできごとがあった時に日記を書くのはわけもない。
だけど、取り立てて何もない日にもあえて書くことで
自分では気に留めてなかった事柄が、
本当は意義のあることだと感じることは少なくない。


実は、ある人のワークショップのエピソードとして
似たような話を聞いたことがある。

最初に参加者全員で自己紹介を行った。
趣味とか仕事とか当たり障りのないことを話す人もいるが、
その自己紹介を、3巡目、4巡目と続けて繰り返していくと、
次第にどうでもいいような話題が増えて
非常におもしろかったという。
でも、そのどうでもいい話こそ、その人の人柄や性格を表していて
とてもいい自己紹介になったのだとか。


毎日書くことで、一見すると
どうでもいいような話題もあったかもしれない。
しかし、そういう日ほど、
意外と自分の本質が表れたのではないか。

…なんてね。


まぁ、今回ひと月続けて書くことで、
自分自身、一定の成果は得られたのではないかと思う。
大きなムーブメントがあったのも事実だし。

日記とは、日記という対話者と会話しながら
頭の中を整理していく作業だ。
書いていくうちに、自分自身が何を言いたかったのかが
分かってくることもある。


これからも、月1、2回と
のんびりしたペースに落とすものの、
最良の対話者と、楽しく日記を書いていこうと思う。

では、またその時まで。


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