だだ争論

だだの日記

2007年03月30日(金) 「人の悪口を言わないのはおやじとの約束」

新書ブームと言われて久しいが、
僕も数年ぶりに新書を買ってみた。
後輩に勧められた「不動心」。
ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手が書いた本だ。

感情を露にしないなど、前々から彼の優等生的な言動が
気になってた。
まだ全部は読んでないけど、そういった話題にも触れられていて、
意外と感心することが多い。


そういえば、半年ほど前に、
松井選手の父親の記事が読売新聞に載っていた。

 甲子園での5連続敬遠の時、スタンドで観戦していた父親は
 敬遠そのものより、松井選手の
 試合後のインタビューが気になって仕方がなかったとか。

 『相手のことは分かりません』
 松井選手は、敬遠の感想を求められても、誰も責めなかった。
 それを聞いた父親は、胸をなで下ろしたそうだが、
 本当にうれしかったのは、相手を非難しなかった理由だった。

 『人の悪口を言わないのはおやじとの約束』

 「私にとっては思い出すのに時間がかかったぐらい、
 遠い日の約束でした。
 でも、彼の中で、私の言葉が確かに生きていた。
 それは心がつながっているからだと思うんです」


当時、高校3年生なのに、精神的にすごく大人だよね。
それに、小さい頃交わした約束を大事にしているって…。

松井選手の、今につながる原点を見たような気がした。


子供にとって父親の存在って大きいし、
なにげないことが、影響を与えることがあるだろうけど、
自分もいつか、こんな親子関係を築けたらいいなと思った。

まぁ、僕が結婚するなんてまだまだ先だけどね(←ちょっと弱気)


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