だだの日記
2006年05月06日(土) |
集えパスハンターたちよ! 南信州の地へ pt3 |
3日目も快晴。 ひとまず水のある場所でご飯を食べようと、 次の集落まで向かう。 その前にとある商店で買物をしたが、 やはりというか、こんなとこなので賞味期限切れの商品が多かった。 「おばあちゃん、これ期限が過ぎてるから半額でいい?」などと アカツは聞いていたが、彼は強いねー。 牛乳とか3、4日過ぎてたら、僕は怖くて飲めやしないよ。
しかも、冷凍庫を見るとアイスがすごく柔らかく, 「夜中に電気切ってたでしょ?」とおばあちゃんに突っ込みたくなるほど。 うーん。
都会で生活していると、 こういった自然がいっぱいある田舎っていいなーて思うけど、 それはやっぱり、これが非日常だから? 都会に再び戻ることを前提にしているからそう思うのかな。 田舎が日常になってしまったら、 自然が豊かなのも楽しくなくなってしまうんだろうか? 都会では気付くことがないが、自然は本来厳しいものだから? うーん。
さて、今日の目的地であるしらびそ峠までは、 基本的に上りオンリー。 少しずつであったが、着実に歩みを進める。
朝から上り始め、地蔵峠で昼食。 ひたすら上り続けてついに、標高1833mのしらびそ峠に辿り着いた! 達成感に浸る間もなく、峠からの景色を見て驚いた。 赤石岳を中心に南アルプスが目の前にずらーっとそびえているのだ。 その光景は圧巻の一言。しばし見惚れてしまうほどであった。 今年の夏は赤石に行こうと、心の中で決意する。
また、車で来た観光客の方からも「えぇ!? 自転車で来たの? すごいねー」と言われ、ちょっと照れながらも心地よい。 その中に「フンダモーターで上ったのか?」と聞いてくる静岡在住の人がいて、 「静岡では自転車をフンダモーターって言うんですか?」と ヒキタ氏に突っ込まれた。 そんな事実は知らん!と一蹴したが、後で調べると、そう呼ぶ地域もあるのかも…。 情報を求む!!
しばらくこの峠で休んだ後、キャンプ場に移動。 1サイト3500円という値段にびっくりした。一人旅じゃなくてよかったよ。 また、今回の旅で初めて明るいうちにテントを張ることができた。いやはや。 キャンプ場はもちろんそうだが、 宿泊施設内のお風呂からも南アルプスが一望。 このナイスロケーションを存分に楽しませてもらった。
夜、食事を終えて語らっていた時のこと。 ヒキタ氏の「雲海がきれいですよ」との声に振り向けば、 雲海がお月様に照らされ、とても幻想的な雰囲気を醸し出していた。 「おー、すごい」。
ていうか、しばらく見ていると、 徐々に雲海の範囲が広がってきて、こっちに迫って来てるじゃん。 そのうち飲み込まれるんじゃないかと思いながら床に着いたが、 果たして、夜半、雨がテントを打つ音で目覚めた。 まどろみの中で「明日は雨かぁ」と思いながら、もう一度眠りに落ちた。
|