だだの日記
「一緒に写真撮ってください」
さっきからその女の子の僕への視線が気になっていたが、 案の定、こういう展開になってしまった。
断る理由もないので、笑顔で要求に応えてしまうのだが、 相手の子はこんなんでよかったのかなといつも思う。
ここに来るとなぜかもてる。 ここは本当に非日常だ。異空間だ。 日常とのギャップには笑うしかない。
性別を問わず初対面の人に対する人当たりはいいほうだと自分でも思う。 それが年下であるならばなおさら倍増する。 もともと、人に気をつかうのが好きなタイプだ。 自分が気をつかうことで相手に居心地よく感じてもらえると本当に嬉しい。 相手は年上の僕に対して恐縮しているわけだから、 僕の態度次第で楽しくもつまらなくもなる可能性がある。 だからついついがんばってしまうのだと思う。 (年上相手だとそういうのがないのでちょっと苦手。 相手の出かたをうかがってしまいがちになる)
写真の件。 僕にとっては多数の一人に過ぎないのだが、 相手にとっては一つの思い出。 あっさり記憶から飛んでしまうこともあるかもだけど、 それはそれでいいと思う。
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『オニビシ』(久間十義、講談社、★★★★★) ・シロカニ月の季節に ・APRES LE DELUGE ・心臓が二つある河 ・トミサンベツ夜想曲 ・北のエルドラド ・姉妹ー『カンナカムイの翼』異聞 ・富産別源氏 ・オニビシーエピローグにかえて
この人がどういう小説を書くのか全然予備知識がなく、 読み始めは手探りな感じだったのだが、思いのほかおもしろくてびっくりした。 今までの100冊本のなかで一番の掘り出し物だった。 100冊に入ってなかったら絶対に読まなかっただろうと思う。
アイヌの狩猟人オニビシの周りで起こる不思議な物語。 一章ごとに設定が異なる連作短編集。
とにかく、こういう作品は好きです。大好き!もろツボ。 現実と幻想の境界線がわからなくて、物語の幅がどこまでも広がる感じだった。 舞台となった「富産別町」が実際に存在するのかと思って、 何度も何度も地図帳を取り出した。 史実との区別がつかず、最後まで事実だと信じ込ませるフィクション。 こういうのをマジック・リアリズムというのでしょうか。 なんか、その魅力がやっとわかったような気がします。
一番好きな章は「心臓が二つある河」 こういうのが最後まで続いたらなおよかった。 (ちょっと後半は物足りなかった。それでもかなりよかった)
この本ではいくつかのアイヌ語が登場する。 その多くを日本語訳を見なくてもわかってしまう自分に気付いて 思わず笑ってしまった。 (こういうのも「100冊」の効用の一つなんですね☆ さて、お次は…(^^;))
【200時間ヒアリングマラソン】 ・エクテン講座 (180min) エクテンの3時間は密度が濃い。 その間ずっと集中力を保つのは思いのほかきつく、終わった時はへとへとになる。 でも、そのぶん身についてるのが分かるし、かなりの充実度が得られて楽しい。 土曜日はリーディングの時間。 リスニングの時は周りの英会話能力に圧倒されたが、 文法に関してはそこそこついていけそうだ。 さすが前期まじめにがんばりつづけただけのことはある。 ミニテストとかやってもクラスのなかでは真ん中の位置ぐらいかも。 僕の正答率のよさに、留学経験豊富な友人はびっくりしていた。 「だだに負けんようにがんばるわ」 まさか留学経験者(英語ペラペラ)にそんなこと言われるとは思わなかった。 たぶん彼のほうが基礎学力があるので、少し勉強したらすぐに追い抜かれると思う。 だからといってそうやすやすと負けるわけにもいかず、僕もがんばるのみ。 文法力は努力次第でどうにでもなる。
今日、先生が興味深いことを言っていた。 英検準一級で英語が話せない人は多いけど、 TOEICで900点以上の人で話せない人はいない、と。 TOEICはコミュニケーション能力が問われているとはよく言われるが、 問題慣れしていればそれなりに点数は伸びる。 だから、その点に関して疑問に思ってた。
でも、先生が言うには、アメリカ文化の知識やら背景などに関する トータルの英語能力がなければ満点に近い点は取れないと言う。 今まで何人もの生徒を見てきたわけだから、なるほどそうなのかもしれない。 そういうことを思ったことがなかったので興味深かった。 (TOEIC対策以外のアプローチも重要という意味か) Today 3.0h Total/Target 17.6/20.0h (-2.4h)
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