★ 夏海の日記 ★

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2001年11月04日(日) 思い出したこと 3

父について思い出した繋がりです。
今(おお!もう12月4日だよ!あらら〜1ヶ月前の『日記』を書いているわ。私ったら ^^;)この『思い出したこと』の過去と戦っています。

トラウマ
これって、とっても残酷です。過去の出来ごとなのに、今も苦しまなくっちゃいけない。そしてその傷を付けた本人は、のほほんと昔の出来事などなかったかのように私に笑い掛け、私の好意を信じている。私には鳥肌が立つ程 近寄られるのさえが嫌なのに。

思い出したこと。それは、父のセクハラ?
少し前に『過去にあった親子の近親相姦』の本を、そうとは思わず読み始めた。私は近親相姦などなかったのに、なぜか吐き気がするほど気分が悪くなった。ちゃんと思い出そうとした。昔を考えた。確かに、私は近親相姦などなかった。
じゃぁ、なぜ?
それ以上その本が読めなくて、その後忘れていたの。

そして、前回のPTSD繋がりで思い出しました。

私が実の両親を心から信用していないことは、以前話した通りです。鬱の軌跡でも書いてるよね。それを前提に話を進めます。
切れると怖い父がいて、(実際何かされた訳ではないのですが)そんな父に愛情など感じていませんでした。

どれが最初か分からないのですが...。

昔住んでいた家は狭くて、両親の寝ている部屋と子供の寝ている父部屋には、壁などの仕切りがありませんでした。そして、私は実際を見てはいないのだけれども、『その気配』を感じて目が覚めて、『その声』を何度も聞きました。夫婦仲がとっても悪くてケンカばかりしていた父母が、男女としてそこにいる。もともと信用していない父母だったので、その時から父母は私にとって、『同居している男と女』でしかなくなったような気がします。

 その『男』の父に、中学生の時にこう言われて嫌な思いをしたことがあります。
『トランジスタ グラマー』
大きなラジオの時代が終わって、小型ラジオが市場に出始めた時代(何て昔の話なんでしょう)『小型の』という形容詞の替わりに、『トランジスタ〜』という言葉が流行りました。その中でも『トランジスタ グラマー』は、背が低いグラマラスなタレントに形容される、当時の流行の言葉だったんです。
その言葉を、背が小さくて、胸が大きくなり始めた娘に言ったんです。
そういう目で私を見ているんだ
私は気持ち悪く、怖くなったことを 最近思い出しました。

また、父は昔から『鼻の頭を舐めること』が好きで、「鼻を舐めさせて」と よく子供(自分の子供やイトコたち)にお願いしていました。ある日、『父が可愛がっていないイトコ』にお願いしているところを、私がけっこう大きくなってから見かけたんです。その子に対する愛情表現では ない ことは、日頃のイトコに対する父の態度で判っています。そのスケベそうな父に寒気がし、小さい頃に鼻の頭を舐められていた私は、愛情表現だったのか?それとも男としての欲求からだったのか?
吐き気がする程気持ち悪くなりました。

一緒に暮らしている男が、父親ではなくて ただの男だった。
その男は、信用できない相手だった。

私は昔から軟派されるのが嫌いで、仲良しでもないのに猥談をする人も 気持ち悪くて嫌いだったの。
そして、電車に乗ると頻繁にチカンに遭ったり、公衆トイレに入ると高い確率で覗かれる過去もあって、年上の男の人に対して最初は猜疑心から入って、仲良しになるまで信用できなかった。別にスケベな人が私の近くに多かった訳でもなかったんだけど。

あのね、白状してしまうと、義父も信用していないの。
夫が仕事先の人と親睦旅行に出掛けた時には、寝室の入り口にイスでバリケードを築いたくらい。これって異常だよね?
台所など同じ空間に義父と2人っきりでいるのも気持ち悪い。
誰もいない家で、2人っきりでいるって思うのも、身の危険を感じる。
それは、昔やんちゃしていた(浮気性の)義父のせいだと思っていたんだけど、この異常な『身の危険』な感じは、実は父のせいだったってことを、最近思い出した。
だって、実の父親でさえ信用できないのに、他人の男と同居してるのに、身の危険を感じずにいられると思います?
ずーっと『同居していること』が、私のストレスだったんだよね。
そのことに、やっと気が付いたの。

今朝も お茶を取りに台所へ入って来た義父のことが 怖くて、気持ち悪かった。
何の下心もなく、ただ お茶を取りに来ただけなのに。


1週間ほど前に、最近パソコンを始めた父に1時間ほど付き合って ハガキ作成ソフトの講習をしてあげた。
その時の私は、インストの資格を取った時の練習を思い出し、教師モードに入ったらしくて、母や妹が「よく付き合ったなぁ」って言うほど、懇切丁寧に付き合ってしまった。
それから1週間が過ぎた。
まだ、嫌な感じが抜けない。
気持ち悪い父への嫌悪感と
そんな重荷を背負わせて平然と『良い父親だった』と思っている父への怒り

今、私は過去と戦っています。


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