しもさんの「コラムニストを目指して」

2003年04月23日(水) 「匿名」は、言葉の暴力

最近、新聞の投稿でも「匿名」を見かけるが、
私は、ある種の危険性を感じる。
インターネットでも、匿名性を使われ、
ホームページや掲示板を荒らされ困っている人を何人も知っている。
行政に対しても、その匿名性を使って、
住民からの提言という名目で、誹謗中傷に近い表現をした
メッセージが届くことがしばしばある。
詳しい状況を知りたくても、連絡先はわからず、
自分の思うようになるまで「ばかやろう!!」の文字が
繰り返される。
いくら相手が行政であるからと言って、
何を言っても構わないというルールはないはずである。
しかも匿名であろうが、まちづくりに関する意見と捉えて、
最善の対応策を考えている現状を知ろうとせず、
暴言を浴びせ続ける住民がいることはとても悲しい。
そういった意味で「匿名」での誹謗中傷は、
言葉の暴力であると思う。
だからこそ、たとえそれが多くの人に伝えたい、
とても良いことであっても「匿名」を容認することは、
私にはできない。
自分の発言には、自分で責任を持つ。
これが今の私たちに求められている事だと思うのだが・・。
新聞社の投稿欄で見かける「匿名」には、
どういう意味があるのだろうか。是非、教えていただきたい。


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