2003年04月21日(月) |
無神経な番組編成に憤り |
「どうぞ、お楽しみに」 この言葉の使い方には、充分に気を使って欲しい、と心から思った。 実は、夫婦でテレビを見ていて、この台詞に憤りを感じたからである。 視聴者の情報や透視などの超能力を頼りに、難事件に取り組み、 少しでも解決していく番組を、 家族の悲痛なる叫びとともに祈る想いで見続けた。 そして番組終了後、次の番組に移る前に、翌日の番組予告が流れたが、 私たち夫婦は、ほぼ同時に顔を見合わせた。 まだ、先ほどの番組の余韻を引きずっていたからかもしれないが、 画面いっぱいに映し出された「悪魔の連続殺人鬼の恐怖」の文字と 「どうぞ、お楽しみに」というお決まりのフレーズに耳を疑ったからだ。 確かに、番組としては独立しているが、 前の番組の関係者や視聴者を意識していれば、 こんな無神経な言葉を繋げることはなかったはずである。 番組審議会なるものが存在するのであれば、 ひとつひとつの番組の内容にメスを入れる前に、 一日を一本の長い番組として捉え、 その繋ぎの部分に気を使って欲しい。 視聴者の私たちにとっては、流れ続ける画面を見ている。 生活者の視点にたった番組編成とは、そういうことなのだと思う。
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