彼に逢いに行く前 チャイルドシートを外すのに苦労してたら 「なぜ私はこんなことをしてるんだろう」 と思った
待ち合わせ場所へ向かいながらも 同じことを思った これって熱が冷めたってこと? 迎えに来てほしかったというわがままから出たこと?
よくわからなかった こんな考えのままで逢ったって楽しくなんかないよね
気持ちを切り替えるわたし
しし座流星群の初めの方を 彼と見ることが出来た 一番見られる時間帯にはまだ早いから 無理だと思ったのに
ちょうど雲で覆われてしまったので そこで帰り支度をはじめる彼 いつものように「また逢おうね」のキス
この前 「次いつ逢えるか不安」とは考えずに 「今日は楽しかったね」で別れようと決めたはず 前回のデートではそれが出来た でも今夜は一度は離れても泣きたくなるくらいつらかった
「次があるから」 囁く彼 そうだね 逢えないわけじゃないもんね わかっていてもつらい
久々に キスの魔法にかかった気がした
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