竜の爺の戯言日記
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2005年05月12日(木) 見るテレビ大声指して審判す 交流試合判定不服

見るテレビ大声指して審判す 交流試合判定不服

巨人が交流試合に入ったとたん連勝して、巨人不安のもやもやした気持ちを救っている。とはいえ、表向きは巨人勝利を喜んでいる広報を出しているが、巨人の営業サイトからすると連勝した相手がパリーグのお荷物球団と巨人サイトが断定した近鉄球団を基礎にした相手だから、勝って当たり前で大喜びする気持ちにもなれないのだろうか、事務方としては胸を張れないでいる。そのひとつが、ふたを開けた2005年の巨人が持つ放映権を民間放送のテレビキー局がほしがらなくなったことだ。一時は奪い合いだったと言う巨人対抗試合の放映権の価格の値下がり減少が起きている。

テレビ局の「ドル箱」といわれたプロ野球・巨人戦の視聴率が、今年は開幕早々から低迷している。7日のナイターの横浜戦が8.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同じ)。CMセールスも苦戦しているという。4月7日TBS
プロ野球巨人戦ナイターの4月の平均視聴率(関東地区)が、89年の調査開始以来、最低の12.9%だったと発表した。4月の視聴率は97年の24%から毎年下がり続けている。昨年は15%だった。今シーズンの巨人は、1日現在で最下位と低迷している。5月2日ビデオリサーチ

竜の爺などは中日があいて出なければ、ケーブルテレビを中継して中日を中心に好試合と予想される試合中継をセリーグパリーグの区別なくチャンネルを切り替え観ているし、緩慢プレー続出の巨人選手の動きを思わず指摘してしまうという、試合見物よりも嘲笑しなければならなくなる現象を抑えられないから、本当は中日対戦相手であっても見たくない気持ちが強いのだ。こうしたことが、竜の爺だけの感情かと思っていたら、地区の母親たちの集まりで、巨人の試合を見なくなった父親が子供の会話に参加するようになった、と言う報告があって、つい、立ち入って質問してみた。

現在、子供の進路を決定するのは母親の役らしい。父親は生活費獲得のために働いていて、中流と言う生活様式を維持するためには現在不足しがちな労働条件の中で一生懸命だから、帰宅しても食事が一家団欒と言うわけには行かない。さらに、母親のほうとしても、家事を受け持っていても、不足しがちな収入を支えるために短時間のパートへ出向いているから、夕食に時間をかけられない。子供は田園を抱えるこうした町の中でもカギっ子になってきて、学校から帰宅すれば、自分で冷蔵庫をあけて食事を済まし、塾へ直行し、さらには母親の大忙しの夕食を掻きこみ、自分の部屋に閉じこもる、という生活様式だ、と言う。多くの母親庭がこうした生活様式を肯定していて、昔は母親が働きに出るということを知られまいとしたが、働きに出ることが当たり前のように語られる意識の変化にも驚いたが、何よりも驚いたのは、子供と接する父親の持ち時間がほとんどゼロに近いという現状報告だ。

歩いて数分のところにあの「常総学園」があるので、竜の爺のすんでいる町内会にも子供の球団が有る。近くの中学校の野球部を経て常総学園に入って甲子園に出場した選手もいる。野球選手になりたいというほのかな、こうした夢を抱いて参加する、小学6年生までの子供たちの面倒を見ている町内会の野球指導者と体制を支えているのは、父親ではなく、殆どが母親で、毎日曜日の練習試合、対抗試合も母親の協力がなければ成り立っていかないほどだ。そして、一時期はあふれるほどだった野球部員も、近郷市町村のクラブ同様、町内会所在児童の減少に苦慮している。今後3年経って、存続するかどうかの岐路に立つ。

親権という権利がある。子供を生んだ母親と生ませた父親がこの親権を保有している。この親権の取り扱いを母親父親が細部にわたって取り決めたことがあるか、と尋ねると、大抵の人は首を振る。では、子供に毎日何を食べさせるか、と言う質問に父親は、それは母親の役だと言う。では、実際に母親と父親が相談し、母親が責任を持って果たす役として負かせ、あるいは受けたのか、と言う段になると曖昧で、阿吽の呼吸みたいな感じになってくる。突き詰めていくと子供対する親権などという法律的細分化の意味合いよりも、母性感情の意識の強弱で子供を守っている生活様式の差が出てくるように思える。父親はこうした母性感情の意識の中に入り込むことが出来ないため、勢い、子供の生活様式に対する家庭での親権を放棄してしまう、というのが、大方の傾向であったが、意識を難しくする必要はないのであって、つまり、父親は忙しいから子供の面倒は母親に任せてある、という事なのだ、簡単に言うと・・・(笑)

で、ん? 巨人? あはーーー、竜の爺も巨人の話題はどっちでもいい。巨人は今、パリーグ相手で勝ち進んでいるようだが、相手が相手だから(笑)それにしても野球選手というのは何か特権でもあるのか、と思うような中日・ウッズ選手の暴行事件。多くの観客の前での、この愚行に対し、プロ野球機構は「追放」という厳罰を持って対処すべきだ。曖昧でいい加減な権限の表示はプロ野球機構の権威を落とす。さらには同じ愚行が繰り返されるだろう。中日不安としても、この件については、こんな曖昧でいい加減な制裁で終わりとする処理に胸を張れない。危険球とも言えない内角の変化球でそれを怒っての暴行行為は断じて許されるものではないはずだ。それにしてもウッズにしても、巨人の清原にしても、バットを振り回すだけの選手はピッチャーの投げる内角の速球には付いていけないと言うか、球が見えないのか、野球選手として一流と評価できない側面がある。

え? 清原、怒りの・・・・その清原選手が、延長11回にも山口に頭部死球を食らって、すぐに起き上がり、ヘルメットをたたきつけて、マウンドに向かって敢然と歩き出した出来事を朝の4チャンネルが幾度も放映していたが、バッターボックスで飛んでくる球に対応できない、瞬間反射で避ける柔らかい体質を持っていないのか、ロボットのように微動もしなかったが、あれって、球に当たりにいくという表現がぴったりの情景だった。まぁ、相手がパ・リーグの剛速球王・山口選手の投球だから打てない、と踏んでの一芝居のようにも見えたし、たたきつけて塗料が剥がれたヘルメットを見た審判が、即座に山口選手を危険球退場と宣告する処置としてしまったが、このヘルメットの塗料、はがれたのは清原選手が自分でスプレー塗装したペラペラ部分だと言うことを審判が見抜けないお粗末な宣告だった。投手の投球が打者の顔面、頭部、ヘルメット等に直接当たり、審判員がその投球を危険球と判断したとき、その投手は試合から除かれる。というアグリーメント第39条の定義に沿っての判定でも、飛んでくる投手の球が危険球として避ける判断と行動を示さない野球選手のデッドボールはデッドボールと判定しない定義があってもいいはずだと思う。死球記録の多い清原選手のこの芝居で、山口選手は危険球退場となり、急遽当番の投手は堀田選手に同点適時打を打たれてしまってオリックスはこの試合引き分けにされてしまった。え? ドン尻争いにめくじら立てるなって・・・(笑) いや、そういう話じゃないんだ、審判の威厳、親の威厳について今日は・・・(笑)


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