moonshine  エミ




2003年02月12日(水)  ときどき笑う

 今、会社では年に一度の業務を中心にやっていて、私は今年初めてそれを担当している。去年までの担当者の人は、夏に県外のグループ会社に転籍してしまった。
 まったく忙しい。朝からバタバタ。大量の書類の読みあわせをして、「ゼロ、ゼロ、ゼロ・・・」とひたすら数字を音読していると、けっこう割舌はいいほうだと自負しているのにさすがに噛み噛みになってしまって、時間に追われて焦りつつもおかしい。
 最近、部署の先輩(というより上司と言っていいかもしれない)が新しい携帯電話を買ったのを機に、メールアドレスを交換して、たまにメールのやりとりをしている。
 昼休みに携帯をチェックすると、外出先のその先輩から『最近、どうも仕事にやる気がなくて、放任しててごめんなさい』うんぬん、などというようなメールが入っていた。
 こちらは「最近、この業務関連で、彼にますます世話をかけてて悪いな〜」なんて思っていたというのに。ちょっと笑って、元気が出た。
 しかし午後も変わらずバタバタ。会社を出たのは9時、食卓についたのは10時前である。いやな感じのストレスだって無きにしもあらず、こんな生活じゃ、ニキビくんたちとは当面、共生だな。仲良くしましょ。くすん。

 帰りの電車で、きのう買った幸田文の『雀の手帖』を読み始める。
 ひとつの話が、それぞれ丁度2ページ(つまり、見開き一面きっかり)のエッセイ集。最近読み返した村上春樹の『村上朝日堂』もそうだったが、こういうコンパクトなエッセイって、巧さがすごくよくわかる。
 この『雀の手帖』、ひとつめの文章が「初日」というのだけれど、のっけから、ものすごくステキな羞恥心が匂いたつ、キリッと引き締まった文章でいっぺんに惚れた。
 ふたつめの「液温計」の謙虚なユーモアもすばらしい。予想以上に、いい本だって掴みがもうバッチリ。疲れた車中で、嬉しさにほくそ笑む。

「文章家の娘」の書く文章、というのは前から読みたいと思っていて、
 幸田露伴の娘、文さんの本も、やっと今回、その好奇心を充たすのだ。
 太宰の娘、津島佑子。鷗外の娘、森茉莉など、これから読んでいこう。
 それから、犬養毅の孫娘?道子さんの本も、すごくいいって聞いたことがあるんだけど、もう絶版が多いみたいなんよね。

 クリスマスイブの抽選会で、ライブハウスJAJAの一年間フリーパスを見事に射止めた連れのしんちゃん、3月にJAJAにやってくる「ジョージパイ」というバンドを見たい!と意気込んでいた。
 すごくかっこいいんだって。ジミ・ヘン+レイヴォーン・・・て感じとか?
 その日の対バンはウーララとボボデリック、こりゃギタリストのための夜ばい!とわくわくだ。こゆいな〜。ほんと、楽しみだな〜。
 しかし、その日は(ジョージパイがメジャーバンドのため)、フリーパスは使えないらしい(笑) 





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