moonshine  エミ




2003年02月02日(日)  悪しき経験主義?

 環境の力って、あるよなぁと思う。

 うちの会社、女子社員は制服があるので、私服はかなり自由だ。
 会社の人にはあんまりOLらしい格好をしてるとは思われていないはずで(そのことに不満はない)、
 急に上司に食事に誘われた日なんかに、
「なんか、OLって感じやないねぇ」(常務)
「すごい色の靴下やね」(部長。鮮やかな紫の靴下を履いていた・・・)
 などと言われたことがあるし、
「耳あてが似合いそう」(同僚)
「おっ、なんか今日はお姉さんぽい格好しとうやん?」(先輩)
 とか言われることからも、それは明らか。
 でも、いわゆるOLさんではない職業の友だちと会社帰りに会うと、
「いやー、やっぱりOLさんて感じの服だよねー」と言われたりする。
 環境だよねえ。
 いつも自分が置かれている環境が、判断基準になってる。

 価値観や物事を見る視点って、環境につくられる部分が大きいよなあ。 
 それはある意味、とても自然なことだ。

 結局、いろんな価値観を認められる人、たくさんの視点で物事をとらえることができる人というのは、
 それだけイロイロな人と関わりをもち、いろんな環境に身を置いてきた人だとも、いえる。
 経験主義的かんがえかた。
 この理屈で行くと、年を重ねた人のほうが、より多種の価値観に対する理解、より多様な視点をもってることになるわけで、まあこれも、一理ある。

 でも、大学一年生のときに、社会学の授業で先生が言ってた
(なんて言うと、たいそうなお勉強をしたようだが、その第1回目の授業だけしか出ずに、その講義は捨てた。ちなみに捨てたその単位は、結果的に4年の前期でやっと取得・・・)
『悪しき経験主義』という言葉が、今でも鮮明に印象に残っている。

「『悪しき経験主義』に陥ってはいけない。
 経験しないとわからない、なんてことはない。
 経験しなくても推し量ることが出来る、それが人間の能力だ。」
 先生が言ったことのおぼろげな記憶と、『悪しき経験主義』という言葉に対する私の解釈をまぜて言うと、そうなる。 
 どれだけの仮定が思い描けるか。
 そこから、いかに正しいものに近い分析をできるか。
 もちろんこれは、経験の価値を否定する考え方じゃないよ。

 そのようなことと、かぶる部分もちょっとありつつ、
 ひごろ感じる違和感について、ちーちゃんと話した。 
 今日は彼女と天神でランチ、買い物、お茶。
 考えぶかい、ちーちゃん。話してて面白い。
 人の意を汲もうとする話し方をする子だ。意識の部分も、無意識の部分も。
 とてもかわいくて、ユニークで、自意識が強い。こっちが不快感を覚えないような自意識を、時折チラリと見せる。そこが魅力なんだろうなあ。
 自然食料理屋さんの定食を食べた。
 いろんな店を教えてくれて、いつもありがとう、いろんな友だち。
 そのあとのお買い物だけど、いやー、ちーちゃんは決して妥協しない!
 ちーちゃんてこういう子だったよなー、と思い出した。それも決していやな感じじゃない。

 家を出る前に、NHKでどんとの沖縄時代のドキュメンタリーをやってた。
 ああいう顔だったんだ・・・。
 ライブの様子が、もっと見たかったなあ。
 さすがにすごく面白そうなステージだったよ。
 早速、MDウォークマンにボ・ガンボスを入れたもんね。

 さて、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の歌の部分を見て、寝よう。





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